何時から変わってしまったんだろう……
私の想いが雄二から彼への想いに変化したのは………
そう………多分…あの時から変化していた……
──────────────────────
『全てはあの子次第ですが、守ってあげて下さい…よろしくお願いしますね……』
『…?……はい…?』
最初はあの人が言っている意味が分からなかった……
しかし…それは暫くして自覚して行く事になった………
それは誰にでも優しく……他人を傷付ける事を嫌い…困っている人に対しては例え自分が傷付くかも知れないのに…それを省みずに他人を助ける………
そして目標に向かう為に直向きに頑張っている彼の姿に惹かれていった………
ある時…彼の紹介で親友になった優子にみんなに内緒にする事を条件に相談した事もあった……すると優子は………
『えっ、えぇぇ~~!!』
『…優子…声が…大きい……』
『ごっ、ごめんなさい、翔子』
『でも以外だよねぇ~♪翔子がねぇ~♪』
『???』
優子は笑ってる…何で……?
『翔子に想い人が二人もいたなんてねぇ~♪』
『…優子!……』
その時、珍しく怒ってたのかも知れない…私の顔を見た優子が…
『ごめん、ごめん、でも確かに彼、雄二君に似てる所が有るからね』
『それに私も彼から助けられから分かるけど、彼の優しさには雄二とは違う優しさ…でも、その優しさは人を甘えさせて彼自身を傷付ける可能性があるから…』
『…!!』
『やっぱりね、翔子、今は彼に惹かれてる…守ってあげたいから気になってる…』
………そうだ…彼は雄二に似ていたからなんだ…でも……雄二が持っていなかった無限の優しさを持っていたから……今なら分かる…だから惹かれていたんだ………
『…優子……ありがとう…気持ち…決まった……』
『そう、良かったわ』
『…優子……』
『何、翔子?』
『…雄二をお願い……』
『ふぇっ///』
──────────────────────
あの時の優子の反応を見て私の決意は更に強い物になった…私と雄二を繋がりを繋ぎ止めてくれた彼、そして新しい親友呼べる友達を引き合わせてくれた恩返しに私も彼の事を想い続け様………
でも、優子の言う通り彼の優しさは時には自身を傷付ける諸刃の剣…誰かが守らないといけない危うさが有るから…だから守らないと……必ず!…彼が傷付かない為に…そして……私自身の為に………
…去年は一緒のクラスにはならなかったけど……
今年は、今の彼の実力なら間違いなく一緒のクラスになれる…私自身、彼と一緒のクラスになる為に努力は怠らなかった……
…大丈夫…きっと……大丈夫…
私はこれから始まる学力生活を彼と一緒のクラスで過ごすせる事と彼を守もる決意を秘め、胸踊らせながら桜舞い散る学園の坂道を登って行った……