私と明久との恋模様   作:私の黒い天使様

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バカテスト

第9問
西暦1853年ペリーは何で日本を訪れたのでしょう。

姫路瑞希の答え
「日米和親条約の締結」

教師のコメント
正解です、この年には正式な調印はされませんでしたが翌年に幕府側との正式な調印がなされ、これを機に日本は開国への道に加速して行く事になります。

吉井明久、霧島翔子、木下優子、坂本雄二、土屋康太、木下秀吉の答え
「黒船」

教師のコメント
……………これは…確かにそうですね、設問が悪かったのでこの解答も正解にします。

島田美波の答え
「船」

教師のコメント
確かに船で訪れたのでしょうが………

Fクラス多数の答え
「泳いで」

教師のコメント
ムリだと思います。


第23問 不穏な陰と学園長の依頼

学園長室前

 

私達は放送で学園長へ呼び出されたので学園長室前に来ていた。

 

『……賞品の……として、隠し………』

 

『……こそ…勝手に……如月グランドパーク………』

 

どうも先客が居たが私達は学園長から呼ばれていた為、ノックをして学園長室に入った。

 

「……失礼します」

 

「失礼します」

 

「邪魔するぞ、ババァ」

 

「何の用ですか、ババァ長」

 

私と優子は入室の断りを言ったが明久と雄二は失礼極まり無いと思う。

 

「やれやれ、取り込み中だというのに……とんだ来客ですね。これでは、話を続けることも出来ない…………あなたの差し金ですか?」

 

中に居た人物は学園長と竹原教頭だった。

教頭は物腰の落ち着いた態度とインテリ的な雰囲気で一部の女子生徒からは人気があるが私は嫌いだ。

私や優子みたいな優等生には普通の教師だが、余り成績の良くない者や明久や雄二等の問題児には見下した高圧的な態度を取るからだ。

 

「バカなことを言わないでおくれ。どうしてこのアタシがこんなセコい手を使わなくちゃいけないのさ? 負い目があるわけでもないのに」

 

「それに貴女は隠し事がお得意ですから、これ以上は話を続ける事も出来ないですし、全く招かざる客が来た物ですよ…」

 

「……私達は学園長からお呼ばれしたので来たまでですが?」

 

私は皮肉を込めて竹原教頭に言った。

 

「そう言う事だよ、アタシからすりゃアンタの方が招かざる客さぁね」

 

「………そうですか、そこまで言われるなら、この場はそういうことにしておきましょう、どの道この場では話など出来ませんからね…」

 

学園長と教頭がそんなやり取りをしている間に室内に入った時に少し違和感を感じていたのでバレ無いように室内を目線で見回していた。

 

「…それでは、失礼しますよ」

 

と教頭は学園長に挨拶をし、部屋を出ていく際に入口付近にあった観葉植物に目線をやるとそのまま学園長室から出て行った。

 

「待たせたね…アンタらに……「…待って下さい」」

 

私は学園長の言葉を遮り、先程の観葉植物の前に行き観葉植物を調べる。

学園長や明久達も何をしているかが理解出来ないみたいだけど………

 

「……あった…」

 

観葉植物から出てきたのは黒の四角い形をした物体だった。

私はそれを学園長達に見せた。

 

「何だい、それは?」

 

「……多分、盗聴器です」

 

「盗聴器!何でそんな物が有るんですか!?」

 

優子達は驚いている様だが、肝心な学園長には心当たりが有るみたいだ…

 

「やれやれ、竹原の奴だろうね…」

 

そう言うと学園長は盗聴器を握り潰した。

 

「何で教頭がババァを盗聴しようとしていたんだ?」

 

「弱みを握ってアタシを学園から追い出そうとしてるんだろうさ、竹原の奴が他校に出入りしていると言う情報も有るしね、それにそんな話をするのにアンタ達を呼んだんじゃ無いよ」

 

学園長は強引に話を終わらせ様としているのが分かるが私は黙って聞く事にした……

 

「アンタ達を呼んだのは頼みがあるからさ」

 

「頼みって何ですか、学園長?」

 

優子が学園長に聞いている…

 

「清涼祭で召喚大会があるのは知っているね」

 

「はい、それが何か?」

 

「景品に『限界解除の腕輪』と『重力操作の腕輪』に副賞にオリエンテーリングにも出した『如月グランドパークのプレミアムチケット』を出していてね、チケットの方に少し良からぬ噂があるから回収したいんだよ…」

 

「回収?それなら、賞品に出さなければいいじゃないのか?」

 

雄二の言う通り何だけど…

 

「それは出来ればやってるさぁね、これは教頭が如月グループと勝手に決めた事だからね、それに如月グループとの正式な契約である以上、撤回する事は不可能なのさ」

 

学園長は根っからの科学者気質だと聞いた事があるから恐らく教頭に経営を任せっきりだったんだろう、それだとFクラスの設備があそこまで酷い理由にも納得がいく…

 

「契約する前に気付かなかったんですか?」

 

明久が問い詰めるが……

 

「うるさいね……アタシは景品の腕輪に掛かりきりで急がしかったんだ、それにその噂も最近になって分かった事なんだよ……」

 

最近、分かった噂……まさかね………

 

「何ですか、良からぬ噂って?」

 

「つまらない話さ…如月グループは如月グランドパークのウェディング体験を使って、ここで結婚式を挙げたカップルは幸せになれる』っていうジンクスを作ろうとしているのさ」

 

やっぱり…でも、それは明久がお父様に頼んで握り潰して貰っていたはず………多分、別の目的が有るんだろう…

事情を知っている明久も困惑している。

 

「それの何処が悪い噂なんだ?逆に良い噂じゃないのか?」

 

事情の知らない雄二と優子がそう思うのは無理は無いけど…事はそう簡単な物では無いけど…

 

「そのジンクスを作る為にウェディング体験をしたカップルを強引に結婚式までコーディネートする物なのさ」

 

「そんな酷い!」

 

優子の言う通りだけど…これは後から学園長に詳しく聞いてみる必要が有りそうね……

 

「その候補が文月学園って訳さぁね」

 

「クソっ!うちの学校は何故か美人揃いだし、試験召喚システムという話題性もたっぷりだからな、学生から結婚までいけばジンクスとしては申し分ないし、如月グループが目をつけるのも当然ってことか」

 

「流石は腐っても『神童』と呼ばれていただけの事はあるね、そんなワケで、本人の意思を無視して、うちの可愛い生徒の将来を決定しようって計画が気に入らないのさ」

 

「そうよね…私達はまだ学生だし、私達を利用して利益を得ようとするなんて許せないわ!」

 

「そうだな優子、そんな計画は俺達がぶっ潰してやる!」

 

優子と雄二はやる気満々みたいね。

 

「……明久、私達も協力しましょう…(優子達を教室に戻したら学園長に事情を聞きましょう…これには裏があるはずだから……)」

 

「分かりました、僕達も協力します(分かったよ、翔子さん)」

 

私は雄二達に悟られない様に明久に目配せを送り後から学園長から本音を聞く事にした。

 

「アンタ達のどちらかが優勝したらFクラスの改修をしてやるよ」

 

「良いのか?」

 

学園長の提案に雄二が聞く。

 

「こっちの都合を聞いて貰う代わりさ、それにFクラスの設備の悪さは西村先生からも報告が上がって来ているしね。竹原の奴に経営を一手に任していたのは失敗だったさあね」

 

「だったらもう1つ頼みたい事がある」

 

「出来る範囲だったら聞いてやるよ」

 

「召喚大会はタッグマッチで対戦科目は総合科目を除いたランダムで決まる聞いているが対戦カードが決まったら選択権を俺達に選ばせて欲しい」

 

「得点の水増しだったら一蹴していたところだが、そのくらいなら聞いてやるさ、アンタ以外にはメリットが無いしね」

 

「交渉成立だ」

 

話も無事に終わったみたいだし、学園長の真意を聞きたし長い間、清涼祭の指揮者不在は不味いから雄二達には戻って貰おう。

 

「……雄二、優子、先に教室に戻って…清涼祭の準備に長時間の指揮者不在はダメ…」

 

「分かったわ、雄二君、戻りましょう」

 

「おう、じゃあなババァ」

 

「失礼しました、学園長」

 

雄二と優子は学園長に挨拶をすると学園長室から出て行ったのを確認すると学園長が口を開いた。

 

「アンタ達が残っている理由はアタシに聞きたい事がまだ有るからだね」

 

「……はい、プレミアムチケットの件はお父様が潰しています」

 

「だとすれば本当に問題があるのは腕輪の方ですよね?」

 

私の言葉に明久が続けて学園長の真意を突く。

 

「その通りだよ『重力操作の腕輪』の方は問題は無いんだが『限界解除の腕輪』の方に問題が有るのさ」

 

「どんな問題なんですか?」

 

「『限界解除の腕輪』はその名の通り召喚獣の操作性の限界を解除する物なのさ、操作性は飛躍的に上がるが扱いが非常に難しく、よっぽど召喚獣の操作に慣れてる人間にしか使えない代物なのさ」

 

「……現段階で扱えそうな人は…?」

 

「西村先生と観察処分者として操作に慣れてる吉井くらいだろうね」

 

「だから僕達が呼ばれた訳ですね」

 

「……学年首席と次席ならほぼ確実に回収が可能…」

 

「雄二と優子さんが呼ばれた理由としては万が一の為の保険と言う事ですね」

 

「流石は本来の首席と次席だね、その通りさ、でも腕輪にはもう1つ不具合があるのさ」

 

「何ですか?」

 

「召喚獣の操作性を限界まで上げる為に観察処分者と同様にフィードバックを持たせてるがそれに不具合があるのさ、本来なら段階的に上げて調節できるんだが今の腕輪の状態だと強制的に100%のフィードバックが召喚者に反映され召喚獣の受けたダメージ次第で召喚者にも命の危険性があるのさ」

 

「何故、そんな調整不足な物が賞品として出ているんですか?」

 

「竹原の奴が勝手に賞品として出した上にスポンサーや外部に大々的に宣伝してしまってるから回収しょうにも手が出せないのさ…」

 

「……教頭は何故そんな事を…?」

 

「さっきも言った通り、竹原はアタシをこの学園から追い出したいのさ、それを口実に学園を掌握…いや潰して学園の召喚システムを手土産に他の学園に移る事を画策しているのさ」

 

これは…私達だけでは手に負える問題ではなさそう…

 

「……学園長」

 

「何さね?」

 

「……今は私と明久だけで止めて措きますが…場合に撚っては他の人に話しても宜しいでしょうか…?」

 

「ふむぅ……仕方ない…霧島よ、アンタが必要と判断したら必要とする人間だけに話す事を許可するよ」

 

「……ありがとうございます」

 

「これで話は終わりさ、アンタ達もさっさと清涼祭の準備に入りな」

 

「「分かりました」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私と明久は学園長に挨拶をし清涼祭の準備に戻る事にした。

しかし、この時の私達は学園長の預言者通り学園を揺るがす大事件に巻き込まれる事を夢にも思っていなかった………

 

 




現在、活動報告にて『僕と最愛の2人のお嬢様』のアケートを幾つか実施しているのでご協力をお願い致します。
オリジナル腕輪のアイディアを戴いていた物を漸く登場にこぎ着けました『2段目の空き箱』様は如月グランドパーク編にて使用させて戴き、『ちはやふる』様はこれから使用させて戴きます、この場を借りて改めて御礼を申し上げます、本当にありがとうございました。
両作品での感想やご要望、アドバイス等もお待ちしているのでどんどんご投稿下さい、ついでに小説の評価も付けて戴ければ嬉しいです。

では今回もご閲覧戴きありがとうございました。
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