私と明久との恋模様   作:私の黒い天使様

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バカテスト

第12問
料理に於ける「さしすせそ」と表す調味料は何でしょう。

吉井明久、坂本雄二、土屋康太、須川亮の答え
「砂糖・塩・酢・醤油・味噌」

教師のコメント
正解です、醤油の「せ」は昔は「せうゆ」と発音していた事から「そ」は「味噌」の語尾の「そ」から表しています。

木下優子、工藤愛子、島田美波の答え
「砂糖・塩・酢・醤油・ソース」

教師のコメント
惜しかったですね、「そ」はソースを表す物ではなく味噌を表しています、男性陣とは違いウチの学園の女性陣料理が苦手なのでしょうか?

姫路瑞希の答え
「酢酸、硝酸、水酸化ナトリウム、苛性ソーダ、酢酸ナトリウム」

教師のコメント
貴女は何の実験を始める気ですか?
解答以前に料理に化学薬品を使ってはいけない事に気付きましょう。


第27問 召喚大会決勝と黒幕最後の日

召喚大会会場 入場ゲート

 

~ 明久 side ~

 

僕と翔子はムッツリーニと一緒に召喚大会の入場ゲートに来ていた。

理由は常夏先輩を説得する材料が揃ったからだ。

先輩達が誘拐事件に関わっていなく先輩達が腐っていなけば必ず、説得に応じてくれる。

 

「翔子は此処で待っていて、ムッツリーニは僕に着いてきて」

 

「「…分かった」」

 

僕は翔子を待たせてムッツリーニと共に常夏先輩の下へ行った。

 

「先輩、少しお話があります」

 

「何だ、観察処分者」

 

「生憎、俺達はお前に話なんざねえよ」

 

そうだよな…ならば…

 

「先日の非礼ならばお詫びします、でも先輩達が()()()に加担していたか確かめたいのです、お願いします」

 

と言って僕は土下座をした。

 

「な、な、何だいきなり…」

 

「そ、そうだ…気持ち悪い…」

 

「すみません、どうしても聞きたい事があるんです」

 

「わ、分かったから…取り敢えず、話は聴いてやるから…なぁ…常村?」

 

「ああ、聴いてやるから顔を上げろ」

 

よし…話を聴いて貰わないと話にならないからね…

 

「ありがとうございます」

 

「礼はいい…ささっと用件とやらを言ったらどうだ」

 

夏川先輩の言葉に僕は続ける。

 

「率直にお訊きしますが先輩方は教頭の計画を知っていますか?」

 

「「なっ!?」」

 

「ご存知何ですね?」

 

「ああ、バレているなら隠していても仕方ないしな」

 

「俺達は教頭からお前達の邪魔をしろと言われた」

 

夏川先輩の言葉に常村先輩に続けて答えてくれた。

 

「ならば、先輩達は誘拐の手引きをしましたか?」

 

「「何っ!?」」

 

「僕には嘘は通用しません、正直に答える事をお薦めしますよ」

 

それは勿論、嘘だ…先輩達が誘拐に関わっている証拠など無い…

もし、先輩達が介入していれば嘘を()()で答える筈…知らなければ良心が働き慌てる…

 

「なっ…何だよそれ……」

 

「お、俺達は邪魔をしろと言われていたが誘拐の話までは訊いてねぇぞ!!」

 

明らかに慌ているね……

 

「それに…教頭が誘拐を指示していたと言う証拠はあるのかよ!!」

 

常村先輩が訊いて来たが、そちらの方の証拠はあるだよね……

 

「ムッツリーニ…」

 

僕はムッツリーニを呼んでムッツリーニに教頭が誘拐事件を起こした証拠の映像を先輩達に見せて僕が撃退したチンピラの音声を聞かせたら先輩達は唖然としていた。

 

「先輩達が誘拐事件に介入していない事は分かりましたが先輩達は何故、僕達の邪魔をする為だけに教頭に協力をしたのですか?」

 

「ああ、内申書の為だ」

 

「面倒臭い受験競争からオサラバ出来るしな…」

 

常村先輩の後に夏川先輩も答える。

 

 

「そうですか…なら教頭の本当の計画を知っていますか?」

 

「「何なんだそれは?」」

 

常村先輩と夏川先輩が逆に訊いて来た。

 

「それは……」

 

僕は先輩達に教頭がこの清涼祭を利用して腕輪の不具合の存在を外部に知らしめて学園を退任に追い込む事……ここまでは先輩達も知っている事だった。

しかし、教頭の本当の計画は失墜した学園には居座る気は無く、学園の召喚システムを手土産に自分だけ皐月学園の校長に就任する事、この学園の生徒を一切助けるつもりも無い事を伝えて僕は続けて言った。

 

「先輩達がこのまま計画が成功したとしても先輩達は切り捨てられます、そうすれば不祥事を起こした学園の生徒を受け入れてくれる学校はそう簡単には現れないでしょう、そしたら先輩達は内申書処か受験自体に響いてくる事になるでしょう……」

 

「「…………」」

 

先輩達は余りにもの事の大きさに何も言えなくなっていた。

 

「そこで僕に提案があります」

 

「「……何だ?」」

 

「僕に協力してくれれば、先輩達が教頭に加担していた事実は変わらないので内申書の査定とまでは出来ないでしょうが先輩達の処分を不問にして貰える様に僕がバ…学園長にお願いをします」

 

「お前にそれが出来るのか?」

 

常村先輩が訊いて来た。

 

「はい、僕は学園長に協力しているので成功報酬として訊いて貰います」

 

「そうか…」

 

夏川先輩はそう言って常村先輩と顔を見合わせていた時に僕は続けて言った。

 

「先輩達が今、Aクラスに居るのはずっと努力をして勝ち取った物だと僕は思っています…それを一事の楽をする為に人生の危機に瀕しているのを僕は黙って見過ごすつもりは有りません……これからは内申書は白紙に戻ってしまいますが今まで努力を続けて来た先輩達なら努力を続けてれば内申書なんかに頼らずに良い大学、若しくは企業に入れると僕は信じています…後は先輩達の決断次第です」

 

僕はそう言ってムッツリーニと別れて翔子の所に戻り決勝戦開始に備える事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

召喚大会会場 ホール会場

 

「さあいよいよ今大会も大詰め、決勝戦を残すのみとなりました、決勝戦に勝ち残ったのは準決勝で盛大な愛の告白を行い、見事カップルとなった2学年首席と次席のコンビ吉井&霧島ペア、準決勝は告白の後には吉井選手一人で姫路&島田ペアを圧倒しての勝利を彼女の霧島選手にプレゼントしました!!」

 

新野さんの選手紹介に僕と翔子は思わず赤面してしまう////

 

「まあ私は何時、吉井君が霧島さんに告白をするのか待っていましたので良かったと思っています。霧島さんは進級当初から吉井君の事を気に掛けてましたからね…教師として喜ばしい限りです♪」

 

こら、そこ!然り気無く恥ずかしい事言わないで////

 

「……////」

 

ほら…翔子も耳まで真っ赤になっちゃってるし……

それに会場の一部からFFF団(バカ共)の殺気がムンムンだし……

 

「さて高橋先生から新たなる事実が暴露された所で吉井&霧島ペアの相手の紹介を………しようと思いましたが準決勝は不戦勝だったので省きま~す♪」

 

「「おい!!」」

 

「何か聞こえた様な気がしましたが、気のせいでしょう…決勝戦は吉井選手が最も得意とする日本史です!!」

 

常夏先輩達はお気の毒に……新野さんは常夏先輩の事を完全に無視して進行してるし………

 

「日本史勝負、承認する!」

 

鉄人まで無視し日本史のフィールドが形成された。

 

「「「「試獣召喚(サモン)!!」」」」

 

先輩達は何を言っても無駄だと思ったのか僕達と同時に召喚獣を展開させた。

 

2年Aクラス

 

吉井明久  霧島翔子

 

 1250点   728点

 

 

3年Aクラス

 

 

常村勇作  夏川俊平

 

 350点   325点

 

 

 

「「「「わあぁぁぁぁ!!」」」」

 

「こ、これは高ぁぁぁい!!常夏コンビも高いですが吉井&霧島ペアは更に上を行き霧島選手は教師レベル、吉井選手は恐らく教師でも取れない点数です!!」

 

「これは凄いですね……私でもこの点数は取れないでしょう…」

 

あれっ…先輩達の驚きの声が聞こえないと思っていたら……

 

「「「「わあぁぁぁぁ!!」」」」

 

歓声が上がり僕は思わずモニターに目をやると…

 

 

常村勇作  夏川俊平

 

 戦死    戦死

 

先輩達が何故か戦死していた。

 

「これは異常事態です、夏川選手と常村選手はペアにも関わらずお互いの召喚獣を攻撃し戦死してしまいました……」

 

「勝負あり!勝者、吉井&霧島ペア!!」

 

鉄人が僕達の勝ち名乗りを上げて召喚大会は何ともあり得ない形で幕を降ろす事になった。

その後、表彰式が行われ優勝賞品と副賞の授与が行われて問題の腕輪のお披露目も滞りなく終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕達が腕輪のデモンストレーションを終えて学園長室に向かおうとすると会場の出口で常夏先輩達が待っていた。

僕は先輩達の答えは分かっていたが敢えて訊いてみる事にした。

 

「先輩、何故同士討ちなんてしたんですか?」

 

「お前の言われて目が覚めてな…」

 

「俺達は今まで努力してAクラスになったのに受験から逃げる為だけに教頭の甘い誘惑に負けて楽な方法を選んでいたのが今更ながら恥ずかしくなっちまた……」

 

「常村先輩…夏川先輩……」

 

「それで試合前に夏川と話し合って勝ちをお前達に譲る事にしたんだ」

 

「普通に戦って負けても良かったんだが、吉井の召喚獣にはフィードバックがあるし、そしてこれは俺達を利用して学園を破滅に追い込もうとした教頭への細やかな俺達からの反攻の意思を示すに丁度良かったしな」

 

「先輩…そしたら……」

 

「「ああ、お前達に協力するぜ!」」

 

先輩達の目は決意にあり触れた目をしていた、僕は先輩達の改心に喜びながら先輩にお礼を言った。

 

「ありがとうございます、常村先輩、夏川先輩!」

 

「止めろ、お前にそう言われると照れ臭い…」

 

「俺達が二人でいる時は前の通り常夏でかまわねぇよ♪」

 

「分かりました、常夏先輩そしたらこの後は………」

 

 

 

 

 

僕はこの後の段取りを先輩達に伝えて腕輪を再調整して貰うために学園長室に向かった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園長室内

 

僕達が学園長室に着くとそこには雄二と優子さん、ムッツリーニが学園長と共に待っていた。

 

「……学園長お待たせしました」

 

「学園長、腕輪の回収は完了しましたよ」

 

「知っているよ、誰が賞品を渡したと思っているんだい!」

 

僕はわざとらしく悪態をつき学園長を煽る。

 

「まぁ良いさね、さっさとそれをこっちに寄越しな」

 

僕は身に付けていた『限界解除の腕輪』を外して学園長渡した。

 

「そう言えば…何で教頭先生はアタシ達が学園長に協力していたのに気付いてたのかしら…」

 

そのカラクリは…

 

「そうだな…盗聴器は翔子が見付けて破壊していたはずだ…」

 

優子さんと雄二は教頭の介入に疑問に思っているみたいだね、分かれば簡単な事何だけどね。

 

「それも腕輪の不具合…「待て」何だいきなり?」

 

「……人の気配がする!!」

 

流石はムッツリーニ気付いたみたいだね。

 

「チッ、奴ら随分と古典的な手を使って来やがったな!」

 

「急いで追いかけないと、不味いんじゃないの?」

 

その通り、機械が破壊されたなら相手に気付かれ無い様に聞けば良い、教頭と()()()人物はそれを行っただけ、相手に気付かれさえしなければ最も効果的で効率の良い方法だ。

僕と翔子と学園長以外は焦っているが大丈夫。

 

「優子さんと雄二は二手に別れて放送室と屋上に向かって!!そして翔子はここに待機、ムッツリーニは僕に着いて来て!」

 

 

「「「分かった!!」」」

 

翔子と優子さんとムッツリーニは直ぐに納得してくれたが雄二は納得がいかなかったみたいだ。

 

「明久、お前はどうするつもりだ?」

 

「僕は竹原を押さえる!」

 

「お前一人じゃ危険だ、行かせる訳にはいかない!!」

 

「大丈夫だよ、雄二…その為にムッツリーニを着いて来て貰うし、それに援軍も来るから」

 

「で、でもよ……」

 

「大丈夫…僕を信じて……それに翔子や優子さん、芽以ちゃんや愛子ちゃんを危険な目に遭わせたんだ!その罪は僕の手で償わせないと気が済まないしね………」

 

僕はこの言葉に十分な殺気を込めていた…

それを訊いた雄二は『分かった』と言って優子さんと一緒に学園長室から飛び出して行った…

雄二や優子さんまでを危険な目に遭わせる訳にはいかないからね…

 

「ムッツリーニ、危険な方に巻き込んでごめん……」

 

「…気にするな、俺を信用してこそ、俺に頼んだんだろう?」

 

「うん、ありがとう……」

 

僕はそう言ってムッツリーニと一緒にこの騒動の黒幕と先輩達が待つ教頭室に急いだ………………

 

 

 

 

 

 

~ 明久 side out ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教頭室内

 

~ 常村&夏川&竹原 side ~

 

「何の真似だ、態々(わざわざ)奴らに勝ちを譲る事をして」

 

「あいつらを油断させる為ですよ…」

 

「お陰で貴方が欲しがっていた腕輪の不具合の証言を学園長自ら自白を録音出来ましたしね」

 

「それならさっさと学園集に流せ、こんな所でグズグズしいたら奴らに察知されたら厄介だ」

 

「そうはいきませんよ…竹原さん……アンタは自分だけ安全な所に居るなんて赦せませんからね……」

 

「アンタは吉井達の彼女を誘拐させたそうじゃ無いですか…?」

 

「ハン、あんな観察処分者のバカの戯れ言を真に受けたのか、バカバカしい…」

 

「それがそうでもねえのさ…」

 

「これを訊いてもシラを切るのかな?」

 

 

 

『アンタを雇ったのは誰?』

 

『た、た、竹原とか言う奴だよ…』

 

『それは本当?嘘を言うと為にならないよ?』

 

『ほ、ほ、本当だ!!吉井と坂本とか言う奴を召喚大会出場させなければ手段は問わないから兎に角、邪魔をしろと言われただけだ!』

 

 

 

「今、アンタに見せたのは吉井から預かった、誘拐犯の肉声のボイスレコーダーだ、シラを切るのは自由だが調べれば」

 

「クッ、使えない奴らめ!高い金を払ってやったのに持ち逃げしやがったか!!」

 

「そいつはねぇよ、この後に吉井の姉貴に警察に突き出されている、金は没収されて徹底的に絞られるだろうよ…」

 

「まあ良い……金はこれから幾らでも手には入る、あいつらみたいなクズの話より私が話をすれば警察は私の方を信用するだろうからな!」

 

「だとよ……吉井!」

 

 

 

 

 

~ 常村&夏川&竹原 side out ~

 

 

~ 明久 side ~

 

「常夏先輩、ありがとうございました。後は僕達に任せて先輩達は後夜祭に参加して下さい」

 

「バカを言うな、俺達が起こした不始末に大事な後輩を置いといて自分達だけ後夜祭に参加出来る訳にはいかねぇよ…」

 

「夏川の言う通りだ、好き勝手やられてこのまま引き下がる程、俺も夏川も人間ができちゃいねぇ!」

 

「分かりました…危なかったら逃げて下さいね…」

 

「「へっ、お前に言われたかねぇよ」」

 

僕は常夏先輩とのやり取りを終えて竹原(クズ)の机の前に立った。

 

「お待たせしました、教頭(クズ)。貴方にお話があって参りました」

 

「生憎だが…私はお前の様なクズに語る舌は持ち合わせていないのだよ……」

 

「そうですか……果たしてこれを観ても同じ事が言えますかね…?」

 

僕はムッツリーニが見付けて来てくれた竹原(クズ)の決定的な証拠が入ったUSBメモリーを竹原(ゴミ)のパソコンに差し映像を映し出した。

 

『この写真の娘達を使って吉井と坂本を動けなくしろ、手段は問わない』

 

『良いのか?仮にもアンタの学園の生徒さんだろう?』

 

『構わん…どうせ私の計画が成功すれば学園は消滅してその頃は私は皐月学園の校長だ……今、この学園の生徒が一人、二人どうなろうと知った事ではないよ……』

 

『へっ、そんな事を言っていて足元を救わなきりゃ良いがな……グヘヘェ』

 

『そんなヘマは私はやらんよ…ほら、仕事前の前払いだ…残りは成功したら払ってやるよ』

 

『へへ、確かに…』

 

『前以て言っておくがこの事は他言無用だ…話せばお前達を恐喝で訴えるからな……』

 

『おおっ恐っ、まぁ精々成功する事を祈ってな…皐月学園の校長サン♪』

 

映像はここまで。

 

「さあ、言い訳にがあるなら訊きましょうか?」

 

「何故、キサマがこの映像を……この学園のセキュリティシステムの管理は私と学園長にしか出来ない筈だ……」

 

「いいえ、もう一人いるんですよ…学園長や西村先生に許可を取ればセキュリティシステムを扱える人物がね……僕は誘拐事件が起きて直ぐにその人に頼み貴方が誘拐の指示をした映像を解析する様にね……自意識(プライド)の高い貴方は僕達の足止めが成功すると踏んで映像を真っ先に消去しなかったのが敗因ですよ……」

 

「そ、そんなバカな……こんなクズにこの私が……認めん!認めんぞぉぉ~~!!」

 

竹原(クズ)がスーツの胸ポケットからナイフを取り出し僕に切りかかって来て僕は迎撃体制を取ったがもしもの時の為に天井裏に待機させていたムッツリーニはそれをいち早く察知をしていて竹原(クズ)からナイフを奪い逆に竹原(クズ)の首もとに奪ったナイフを突き立てていた。

それを見た常夏先輩は竹原(クズ)を取り押さえた。

 

バタンッ!

 

竹原(クズ)を取り押さえた所で漸く僕が協力を依頼した人が到着したみたいだ。

 

「間に合いましたか…」

 

「はい、叔父さん」

 

「竹原君だったかね…?」

 

「キサマ…何者だ!?」

 

「おや…君は学園のスポンサーの代表の顔を忘れたのかね…?」

 

「あ、あ、まさか…アンタは……いや…貴方は霧…島……翔梧………」

 

そうだ…現在の霧島財閥の総帥で文月学園の最大のスポンサー…そして翔子の父親の霧島翔梧だ。

 

「君はこの学園を潰して私のもう1つ出資している皐月学園に移籍するつもりだっただろうが…私もかねてくから君の事を調べていてね、皐月学園の収支報告にも幾多の不明な金銭の流を調べていたら君の名前が出て来たよ……そしてうちの理事会の数人に賄賂を贈っていたのも調べが着いている」

 

「そ、そ、そんな……まさか…………」

 

「勿論、介入した理事は全て解任、今頃は厳しい取り調べに合っているだろうね」

 

ふん、良い気味だ……

 

「そして君は私の大事な娘と義(明久)子を危険な目に遭わせたんだ……監獄等生易しい処分に何てなると思わない事だ!!」

 

生易しい……そうだね………まだ僕の気もそんなんじゃあ収まらない……

 

「叔父さん、少し時間を貰えませんか?」

 

「どうしてかね…明久君?」

 

「僕も叔父さんと同じですよ…翔子だけでは無く僕の親友の大切な人達まで巻き込んだんです……その報いを受けて貰います…その後は監獄に放り込む成り……他国の内戦地に送るなり好きにして下さい…」

 

「分かったよ…明久君、気が済む様にやりたえ……」

 

「ありがとうございます、叔父さん」

 

僕は叔父さんにお礼を言うと取り押さえられた竹原(蛆虫)の所に行き1つの提案をする。

 

「教頭…1つ賭けをしましょう……」

 

「賭け…だ…と……?」

 

「僕と総合科目で模擬試召戦争をしましょう…僕が勝てば貴方は内戦地に逝って貰う……僕が負ければ今回の騒動は不問…そして僕は全てを忘れて学園を去りましょう…」

 

「…そんなバカげた賭けに……」

 

「君には選択の余地は無いよ……君が明久君の申し出を断るなら私は直ぐにでも内戦地に君を放り込むよ」

 

八方塞がり…そして鉄人の事だ……

竹原(塵屑)の逃亡を防ぐのに何処かに潜伏しているはずだ……

 

「総合…「鉄人!総合科目をお願いします!!」なにっ!?」

 

鉄人は僕の言葉に応えベランダから教頭室に進入し、直ぐ様にフィールドを展開させる。

 

「総合科目勝負、承認する!!」

 

試獣召喚(サモン)!!」

 

僕は竹原()の逃亡を防ぐ為に鋤かさず召喚獣を召喚した。

 

「クッ、何で私にフィールドを展開させなかった?」

 

「貴方にフィールドを展開させたら逃亡するからですよ」

 

 

まぁ…逃亡したとしても僕は絶対に逃がさなかったけどね。

 

「ふっ、まあ良い…私がキサマみたいなクズに負ける訳が無いからな…試獣召喚(サモン)!」

 

竹原教頭

 

 9680点

 

「どうだ!キサマにこんな点数は取れまい…」

 

勝ち誇るのは勝手だけど僕の点数を見ても同じ事が言えるか見ものだね…

 

吉井明久

 

14569点

 

「な、な、何なんだ……その常識外れな点数は…」

 

「残念ながらその質問には答え兼ねますので……クリエイト!グングニール!!」

 

僕は準決勝と同じグングニールを創造する…ただひとつ準決勝と違う点が存在するが…

 

「ムッツリーニ、常夏先輩、そいつから離れて巻き添えを喰うから」

 

「押さえとかなきゃ逃げるぜ!?」

 

常村先輩が質問してくる。

 

「大丈夫です、絶対に逃げる事なんて不可能ですから」

 

僕がそう言ったらムッツリーニ達は渋々、クズの拘束を解いた、僕はムッツリーニ達が離れたのを確認するとグングニールをゴミクズに向けて投擲した。

 

クズの召喚獣は咄嗟に回避をしたが左肩をグングニールが貫いた…

 

「ぐぁぁぁぁ~…な、何故だ…私の召喚獣に何でフィードバックがあるんだ…?」

 

「僕の腕輪の能力は武器の創造と武器に追加効果の付与です、今はグングニールの追加効果上限の70%のフィードバックがあるはずですから痛みは相当な物だと思いますよ……フフフ…」

 

「グッ、この程度で…」

 

「おやおや…そんなによそ見をしていて良いのですか?」

 

「ど、どう言う事だ…?」

 

「僕の放っている槍はグングニールと言う事をお忘れでは有りませんか?」

 

「グングニール…まさか!?」

 

ゴミが気が付いた瞬間にゴミの肩を貫いたグングニールが戻って来て蛆虫の召喚獣の頭を貫いた。

 

「ぬぐぅぁぁぁぁぁぁぁ~~!!」バタンッ!

 

クズは断末魔の叫び声を上げて気絶した。

当然だ…70%のフィードバックに加えて人間の急所の1つの頭を貫抜かれたのだ気絶しないのがおかしい。

 

「勝者、吉井明久!良くやったな、吉井!」

 

「ありがとうございます、鉄人」

 

「良くやってくれたね…明久君、後は私達に任せてくれ」

 

「ありがとうございます、叔父さん…」

 

「明久君、叔父さんじゃ無いよ、お義父さんだ」

 

「あっ、いや、あ、でも…」

 

「私は君と翔子の交際は君と出会った時から認めているんだよ…そして準決勝で翔子が待ちに待った君からの告白を翔子は受けたんだ…だから気にする必要は無いよ……」

 

「わ、分かりました…お、お義父さん…//」

 

「ああ…我が義息子、翔子の事を宜しく頼むよ……」

 

僕はお義父さんと鉄人にこの場を任せてムッツリーニと常夏先輩と共に後夜祭に向かった……

 

 

~ 明久 side out ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久達が教頭室に行って随分な時間が経って既に後夜祭が始まっていた…

学園長からそろそろケリが着く頃だろうから私はグラウンドに出てきていた。

そこには芽以と秀吉、先輩達を追っていた雄二と優子も何も収穫が無かった様でみんなと後夜祭を楽しんでいた…

私はアキが無事なのか……

この騒動さえ無ければ私とアキも一緒に楽しんでいただろうな……

と考えていたら私の目を塞ぎ声を掛けて来た者がいた。

 

「だぁ~れだ?」

 

ああ…良かった……彼だ…

 

「……アキ」

 

「あっ、やっぱり分かっちゃった?」

 

「……うん///」

 

そして私は彼の方を向いて今日、二度目の口吻(キス)をした………

そして…彼が無事で良かった事の喜びを噛みしめながら明久と一緒に残り少ない後夜祭を楽しんだ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回で清涼祭編はこれで終了となります、前回の告知通り1~3話閑話を挟んで強化合宿に突入しますので楽しみにしていて下さい。
そろそろ、第二作目の『僕と最愛の2人のお嬢様』の更新も再開しますので再開したらこちらも何卒、よろしくお願いします。

では今回もご閲覧戴きありがとうございました。
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