私と明久との恋模様   作:私の黒い天使様

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霧島翔子生誕記念&とある日の学園の日常
HAPPY BIRTHDAY 翔子♪


~ 明久 side ~

 

「店長、アルバイトって必要じゃ無いですか?」

 

「いきなりどうしたんだい、明久君?」

 

僕はある物が欲しくて以前バイトをしていた『ラ・ペディス』の店長にアルバイトの相談に来ていた。

 

「いえ、少し欲しい物が出来まして……それを今度の休日までにどうしても欲しくて…でも今の僕の資金じゃ買えないので、短期でも構わないので雇って貰いたいんですけど………」

 

「おや…随分と急がないといけないみたいだが…どうして何だい?」

 

「いや…それは……その………」

 

「何か言いにくい事なのかな…?」

 

「いえ…そうでは無いんですけど……」

 

「それは愛しの人に贈り物をしたいからですよね、明久さん?」

 

「えっ、美春ちゃん!?」

 

僕は突然声を掛けられたから驚いてしまった。

 

「何を驚いているのですか?ここは美春の家です、美春がいても不思議ではないでしょう」

 

「いや…それはそうなんだけど…いきなり声を掛けられたからビックリしちゃって」

 

「美春からすれば召喚大会で告白をした明久さんにビックリしますけど?」

 

「アハハ…まあ…そうなんだけどさ///」

 

これまた美春ちゃんの切り返しに思い出して顔が赤くなってしまった。

我ながら大胆だったと思う。

 

「へぇ~明久君、告白したんだぁ、それで受けて貰えたのかい?」

 

「はい…まあ……」

 

「しかも、キスと言うオマケ付きですわ♪」

 

店長からの質問に僕の歯切れの悪い返答に美春ちゃんが付け加えた。

 

「ほぅ~それは相手のお嬢さんも大胆だねぇ~。で…相手は誰なんだい?」

 

「この前、一緒にここに来ていた……」

 

「フォークを投げつけていたお嬢さんかい?あれはダメだよぉ~明……「「違います(わ)!!」」…てっ…冗談だよ♪」

 

僕と美春ちゃんは思わずツッコんでしまった。

店長…冗談きついよ……あの件のお陰で島田さんと姫路さんは大人しくなったけど…FFF団の連中からは相変わらず、追い掛け廻される羽目になるし……

 

「分かっているよ、あの黒髪ロングのお嬢さんだろう?」

 

「店長、冗談がキツいですよ…」

 

「アハハ…ごめん、ごめん」

 

「そんな事よりパパ、どうしますの?」

 

「そうだったね。明久君、どんな物を贈るんだい?」

 

「内緒です」

 

「そうか…まあ良いよ。取り敢えず、明日から週末までお願いしようかな」

 

「良いんですか!?」

 

僕は店長の決断の早さに思わず訊いてしまった。

 

「うん、明久君の料理はウチの家内や美春を初めとしてお客さんにも好評だったからね♪」

 

「それに期間限定メニューで明久さんのオリジナル料理を作って戴ければ売上も倍増致しますわ♪」

 

「オリジナルって…そんなに手の込んだ物は作れないよ?」

 

「構いませんわ、オリジナルて言っても簡単なデザートで良いんです。幸いウチの店は文月学園の生徒のご用達ですから清涼祭でも好評だった明久さんのオリジナルデザートが食べる事が出来るとなれば学園からのお客さんが殺到する事間違いなしですわ♪」

 

「分かりました、よろしくお願いします。店長、美春ちゃん」

 

「よろしく(お願いしますわ)頼むよ」

 

こうして僕は再び『ラ・ペディス』でアルバイトをする事が出来る様になった。

初日は忙しくはあったが何事も無く終わりを迎えたが翌日からは美春ちゃんの言った通りに僕のオリジナルデザートは大好評で学園の生徒の口コミであっという間にウワサが広がり『ラ・ペディス』は大盛況、普段の売上の3倍を叩き出したそうだ。

週末にはウワサを聞き付けた雄二と優子さん、ムッツリーニと愛子ちゃんと秀吉と芽以ちゃんと翔子が訪れてくれた。

その際にFFF団(バカ共)との一悶着は有ったが僕と店長と美春ちゃんの丁寧なO★HA★NA★SHIを受けて幸い店や他のお客さんには迷惑が掛かる事は無かったので良かったと思う。

翔子から何でバイトを始めたのかを聞かれたが時期が来たら分かるからと言って渋々、納得して貰った。

その日の閉店後に僕は予定より多いバイト代を得る事になり、店長の奥さんの計らいで週3回程度のバイトの延期も決まった。

次の日には翔子の為に予約をしていた物を買って、あとはその日を待つだけとなった……

 

 

 

~ 明久 side out ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日、アキと帰宅途中に公園に寄って行かないかと誘われて私は断る理由が別に無かったので明久の提案を了承し、今はアキと一緒に噴水前のベンチで休んでいた。

 

「翔子」

 

「……何?」

 

「受け取って貰いたい物があるんだ…」

 

そう言うとアキはおもぐろに鞄の中から1つの綺麗な包装のしてある長方形の箱を取り出して私に渡してくれた…

 

「……開けても良い?」

 

「うん、もちろん♪」

 

私は逸る気持ちを抑えながら包装を丁寧に剥がしていき箱の蓋を開けるとそこには十字架の中心にアイオライト宝石と囲む様にトパーズをあしらったネックレスだった。

 

「……これは…?」

 

「翔子の誕生日に何かプレゼントをしたかったから…翔子の誕生石を使ったこのネックレスを丁度見付けてね」

 

「……だからバイトをしていた?」

 

「うん、翔子に喜んで貰いたかったから……喜んで貰えたかな?」

 

「……うん、凄く嬉しい…」

 

「良かった…喜んで貰えて。宝石の意味は確か…トパーズが希望、知性、友愛、アイオライトは誠実、徳望どれも翔子にピッタリな言葉だよ」

 

「……ありがとう…」

 

「どう致しまして♪」

 

私はこんな素敵な贈り物をしてくれたアキにもう1つだけお願いをしてみた。

 

「……ネックレス…付けてくれる…?」

 

「うん、良いよ」

 

そう言うとアキは私からネックレスを受け取って私の前からネックレスを付けてくれた…

 

「うん、よく似合ってる…僕も頑張った快があるよ♪」

 

「……ありがとう…アキ…ずっと大切にするから…」

 

「うん♪」

 

「……それと…アイオライトのもう1つの意味は知ってるの?」

 

「何かな…?」

 

私はアキにアイオライトに込められたもう1つの言葉を口にする…

 

「……それは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           一途な愛…」

 

 

 

 

 

 

 

「えっ…!?」

 

私はそう言ってアキが意表を突かれた顔をしていた隙に私は誤魔化すかの様にアキの手を取りそのまま帰宅した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこの時のアキは多分、私の言った言葉は聞こえていなかったと思う……

でも…それでもいい…私が言葉の意味を知っていれば……

そして…私は愛し続けよう……アキから贈られたアイオライトの宝石に込められた意味と同じく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキを一途にこれかもずっと……愛し続けよう……

……そう私は改めて心に誓った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本日、11月11日は今作品の主人公でもありヒロインの『霧島翔子』の誕生日と言う事で急遽、作成しました。
翔子の誕生日をご存知の方もいると思いますが何で清涼祭後にいきなり秋に飛んでると言うツッコミは無しでお願いします。
時間軸としてはそのまま清涼祭後の話と考えて戴いて大丈夫です。

では今回もご閲覧戴き誠にありがとうございました。
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