良かったらご感想と小説の評価を付けて戴けたら嬉しいです。
『僕と最愛の2人のお嬢様』と『僕と戦争と十二人の守護者』も絶賛連載中ですので合わせてよろしくお願いしますm(__)m
そして活動報告にて幾つかアンケートも実施しているのでご協力をよろしくお願いします。
長くなりましたがではでは本編をどうぞ~♪
2年Aクラス教室内
~ 明久 side ~
僕と翔子は僕に送られて来た脅迫状の事で翔子の朝からの暴走を忘れ一先ず自分のクラスへ向かう事にした。
そして教室に入ると本来居る筈の無い雄二と秀吉とムッツリーニが何故かAクラスに居た。
「おはよう。雄二、秀吉、ムッツリーニ」
「……おはよう…」
僕と翔子は雄二達に声を掛けた。
「おう、明久に翔子。今日も仲良く登校か?」(・∀・)ニヤニヤ
「うん。それを言う雄二も優子さんと仲良く登校してるでしょ♪」
「ああ。お前達が助けてくれたお陰で優子と上手くやって行ってる…感謝してるよ…」
おろ…少しからかったのに……どうしたをんだろう…?
ここは素直にその気持ちを受け取って措こう。
「別に良いよ。それも親友の仕事だからね♪」
「ああ。そうだったな…」
そう言うと雄二は少し瞼を閉じて思いに耽ってるみたいだった…
「……らしくない…」
「そうじゃな…」
「まあ。俺だって人間って事さ…」
ムッツリーニと秀吉がからかうが雄二は気にしていない様だった…
「ユウ君、どうしたの?」
どうやら紅茶を汲みに行っていた優子さんがティーカップ片手に僕達の所にきた。
「どうもしねぇよ…」
「そう…」
優子さんの問い掛けに雄二は素っ気なく答えるが優子さんも雄二の事が分かるのかそれ以上の事は聞かなかった。
そんなやり取りをしていたら芽以ちゃんと愛子ちゃんが教室へ入ってきた。
「やあ、みんなオハヨ~♪」
「おはよ~♪」
「「「「おはよう~♪」」」」
みんなそれぞれ挨拶をした。
そして僕は朝の貰った物の事を思いだし雄二達に相談する事にした。
「そう言えば、雄二達に相談が遇ったんだった…」
「どうしたんだ、明久?」
「実は今朝、靴箱にこんな物が入っていてさ…」
僕は今朝、靴箱に入っていた二通の封筒を雄二達に見せる。
「何なんだそれは?」
雄二達は僕が見せた封筒を訝しげに見ていた。
「多分…二通共に脅迫状だよ……」
「一通目は分かるけど…もう一通は違うんじゃ無いかしら……それってどう見てもラブレターにしか見えないし…」
「優子さんの疑問は最もだけど、もう一通も脅迫状だよ」
僕は優子さんには悪いが意見を一蹴した。
「ラブレター風の封筒が仮に脅迫状だとしたら、アッキーは何でそれが脅迫状だと分かるのカナ?」
「愛子ちゃん、それはね。表に『貴方の秘密を握っています』と書かれているからなんだ…」
僕はそう言って二通の封筒の表を見せるとみんな納得した様だった。
「そう言えば中身は確かめたの?」
「まだだよ、芽以ちゃん」
「それでは中身を見てみるのぢゃ」
「うん、そうだね」
僕はラブレター風の封筒を開けて中身を確めて見た。
中身の便箋も非常に可愛らしい花と兎が描かれた物だった。
『貴様は我々の血の盟約に叛き続け、他のクラスの女子と仲良くしている事は非常に赦し難い。貴様は我々のクラスの女子だけと仲良くしていれば良いのだ。我々も鬼では無い…そこで明日までに我らのクラス女子以外とは縁を切り貴様は我らのクラスに戻って来て我がクラスの女子だけと仲良くするのだ。もし、この警告が無視されているので有れば同封した写真を校内集に公開し学園から抹殺するだけでは無く、回りの人間にも厄災が降りかかる事と知るが良い』
そう書かれてある通りに封筒には三枚の写真が同封されていた。
僕は同封されていた写真を確かめてみた。
一枚目
《男子用の制服を着た明久の写真》
うん、これは問題ないね。
二枚目
《清涼祭時に明久と翔子がキスをしている写真》
うん、少し恥ずかしいけど…これは学園全体の生徒が知っているだろうからこれも問題ない…
三枚目
《アキちゃんメイド服》
…………………
これはだめだぁあぁぁぁ~~~!!
そして僕の異変に気付いたのか僕は翔子と雄二に取り押さえられていた。
「何が写っていたかは知らないが…落ち着け、明久」
「……大丈夫…アキ(アキちゃん含む)の写真なら私が全部持ってるから…」
「ありがとう雄二。…って翔子、何時の間にそんな物持ってたの!?」
「……ムッツリーニが私だけに売ってくれてる…ちなみにコレも持ってる…」
《デート百合娘と補習室の悪夢 参照》
「こ、コレって何時の間に……」
「……これは私だけしか持っていない劇レア…」
「…安心しろ…この時以来、翔子にしかお前の写真は売っていない……」
「いやいや、安心出来ないよ…ムッツリーニは信用してるけど、その前の写真はまだ出回ってるって事だからね…」
「…大丈夫だ。その前の写真のマスターデータは俺が管理している…だから恐らく今、出回っている中でそれが最後の一枚だ…」
「だそうだ。だから早まるな、それに犯人の目星も疾っくに点いている」
「それって…誰なの?」
「文章から推測すると100%、Fクラスの誰かだ。それに奴ららしく脅迫の材料である最早出回っていないであろう写真を同封するくらいマヌケな事をするんだ、そんな事をするのは奴らしか考えられない」
「あっ…」
雄二の指摘のお陰で僕は冷静さを取り戻す。
「そして回りに災厄が降りかかると言うが俺達はお前が翔子と幸せに過ごす事が出来るなら奴らの妨害なんて気にしない。だからお前がFクラスに戻って来る必要はねぇよ♪」
雄二の言葉を聞き僕はみんなの顔を見渡すとみんな一様に頷いてくれた。
「みんな…ありがとう」
僕はみんな気遣いに感謝しながら今度は如何にもそれらしい封筒の封を開けて中身を確めてみる…
『吉井明久君へ
今、貴方は非常に危険な状態に置かれています。
詳しくは書けないですが、Fクラスの生徒達が貴方を引き摺り降ろす計画を私達は掴んでいますが今、私達が動くと彼らの警戒感を煽る事になり兼ねないので私達も具体的に動く事が出来ないのが現状です。
私の他にも協力者が4人で貴方の回りとFクラスの人達を監視はしているのだけど、彼らが予想外の行動を取る可能性があるから十分に気を付けておいて下さい。
P.S.
この手紙は彼らに読まれる可能性があるので名前を明かさない事をお許し下さい』
「これは…」
「Fクラスの人達に気を付ける様にとの警告書みたいね。」
うん…優子さんの言う通りだと思う……
しかし…何だろう…これに違和感を覚えるのは………
「それにしても…」
「これって…」
違和感を感じているのは秀吉と芽以ちゃんだけでは無い様だけど……
「「「「封筒逆だろう(よね)」」」」
うん…やっぱり……みんな思うよね………
兎も角、警告文を送って来た人物とその協力者が言う様に合宿中は十分に警戒しておく必要が有るみたいだね。
その後にチャイムが鳴り高橋女史が教室に入って来たが僕が今朝、FFF団を監獄に送っていた為に雄二達はこのまま教室に残り、合宿のスケジュールを確めたのだった。
そしてその中で優子さんと芽以ちゃんと愛子ちゃんが雄二、秀吉、ムッツリーニと一緒に合宿所に行きたいと申し入れた所、要求はあっさりと通り雄二達は僕達Aクラスのリムジンバスで合宿所に行く事になった。
明日からはいよいよ合宿だけど楽しみと不安を抱えたまま僕達は明日に備える事になった………
~ 明久 side out ~
Aクラス教室前
~ 恭二&友香 side ~
「一応、これで明久には注意させる事は出来たが……」
「何か問題でも合ったかしら?」
「ああ…いや、封筒はもう少し別の物にするべきだったと思うぞ……」
「仕方無いじゃない…もしFクラスの連中に見られる可能性も遭ったんだから…彼らが見ても疑われ無い様にするにはああするしか思い付か無かったから仕方無いじゃない!」
「……もういい…分かったよ…」
~ 恭二&友香 side out ~
???
~ 美波&美春 side ~
「美春、コレを貴女がお風呂に入る前に合宿所の脱衣場に仕掛けなさい。仕掛ける場所は見付かり難くて脱衣場全体ががある程度把握出来る所よ」
「別に構いませんけど、どうしてそんな物を仕掛けるのですか?」
「それはアンタが知る必要は無いわ。アンタはウチが言った通りに動けばそれで良いの。」
「分かりましたわ。
「上手く事が運べばウチはアンタの愛を受け入れてあげるからせいぜい頑張りなさい」
「はい。美春は
~ 美波&美春 side out ~
各々の思惑が絡み合う中……
彼らにとって最も忘れる事の出来ない…想いを狂わせる運命の刻の針は静かに人知れずに確実に歩みを止めずにその刻が来るまで針を進めるのだった……
バカテスト
第15問
『吉井明久』について答えなさい。
霧島翔子の答え
「未来の旦那様」
教師のコメント
清涼祭で吉井君のプロポーズに霧島さんの応える行動には驚かされました。
此れからも仲良くして愛を育んで下さい。
坂本雄二、木下秀吉、土屋康太の答え
「
教師のコメント
君達は吉井君のよき理解者だと思うので此れからもお互いを助け合って行って下さい。
須川亮、横溝浩二、Fクラスの答え
「異端者」
教師のコメント
そんな事を言ってる貴方達が先生は異端者だと思います。
次回
「強化合宿初日と着せられた濡れ衣」
ここ。テストにでます。