「皆さん、おはようございます、私がこのクラスの担任、高橋洋子です、これからよろしくお願いします」
私は高橋先生が自己紹介を聞きながら廊下にちらりと目をやるがまだ来ない…
「まず、設備の点検をします、リクライニングシート、
システムデスク、個人用冷暖房、ノートパソコン、その他不備、不足、不満等が有れば申し出て下さい」
(((((有るわけねえ~~)))))
…いきなりクラスの気持ちが1つになった様な気が……
「何も無ければ、窓側の人から自己紹介をお願いします」
…自己紹介、私は代表だから一番最後みたい……
それまでに間に合うのかな…?
そう考えてるうちに愛子の番が回って来たみたいね…
「ボクの名前は工藤愛子、特技はパンチラで好きな物はシュークリーム、スリーサイズは…「愛子!!」だよ」
あっ、優子が止めた…
「自己紹介でそこまで言わなくていいの!!//」
優子、心なしか照れてる…?
「ちぇ~、別に良いじゃない、減る物でもないし~」
「減る、減らないの問題じゃないの!終わったなら席に着きなさい!」
優子がそう言うと、愛子は少し不満そうに自分の席に着いた…
そして自己紹介は進んで行った……
~ 明久 side ~
うわぁ~、ヤバい、ヤバい、目覚ましを破壊したうえに二度寝して遅刻しそうなんて最悪だよぉ~~
僕の名前は吉井明久、文月…
以下略(作者)
ひどっ!一応主人公なのに扱いひどっ!!
文月学園校門前
「おはようございます、にし、スネー鉄人先生!!」
「おはよう、吉井」
「何故、合っていたのに言い直したうえに、伝説の傭兵と混ぜた?」
「いえ、何となくお約束はやっとかないといけないおもいまして」
「まったく、お前は成績は上がっているのにそう言う所は相変わらずだな」
「何時も楽しくがモットーなんで、すみません」
「それがお前の良い所でもあるがな、ほら、お前のクラスだ」
僕は鉄人から封筒を受けとる
「しかし、鉄人も朝早くから大変ですね~」
「それは霧島に説明したから以下略だ」
「やっぱり、扱いひどっ」
「まあ冗談はさて置き、残念だったなぁ~お前の成績なら主席は間違い無かっただろうに」
「仕方ないですよ、あのまま姫路さんをほっとく事は出来ませんでしたし」
「想い人と一緒のクラスになれるチャンスを棒に振ってまでか?(ニヤニヤ」
「どっ//、どうしてその事を///?」
「伊達に教師はやってないからな、今まで通り精進を怠らなければ来年はAクラスだ、あいつらとバカをやるのも良いが程々にしとけよ!」
「はい!それでは失礼します!!」
僕は鉄人に挨拶をして教室へ向かおうとすると…
「吉井、分かっているとは思うがFクラスには姫路や島田もいる、気を付ろけよ」
「心配いりませんよ鉄人、それでは失礼します」
再び挨拶を済ませると僕は教室へ向かった……
~ 明久 side out ~
自己紹介も終わりに近づき優子の番が回って来たみたいだ……
「私は木下優子、これから1年よろしくお願いします」
私は再び廊下へ目を向けると……
…いた………
彼は少しAクラスの教室を覗いて、旧校舎の方へ走って行った……
冷静になれば直ぐに分かる事だった…
…でも、この時の私は考え付く事が出来なかった………
他人でも分かる様に…私はそれ程に同様していた……先生にあの言葉を聞くまでは……
「…しょ……う…翔…翔子」
そう声を掛けられ私は現実に引き戻された…
「…翔子、どうしたの?大丈夫?」
気が付けば優子が私を呼んでいた様だ…
「…う…うん……大丈夫…」
「次は次席だから、その次は翔子よ」
「………」
「次は学年次席、久保利光君」
「…!!」
…なんで………彼がこの教室に入って来なかった時点で納得しなきゃいけなかったのに…
なんで…なんで……納得出来ないの………
久保は高橋先生から呼ばれ教壇へ立った
「僕は久保利光、学年次席に恥じぬ様に代表の霧島さんを全力でサポートして行きたいと思いますので皆さんご協力よろしくお願いします」
「最後に学年主席、霧島翔子さん」
「霧島さん、霧島翔子さん」
しまった、久保の自己紹介が終わり、高橋先生から呼ばれていた……
「どうしました、霧島さん?」
「…いえ、何でも有りません」
「?そうですか、ではお願いします」
…ひとまず忘れよう……自己紹介が終わるまでは……
ひと呼吸をつき、教壇へ向かった……
「霧島翔子です、よろしくお願いします……」
この時、何を話したのか覚えていない……
何故、拍手されているかさえも………
覚えていたのは…彼がここに居ない理由を先生に聞いてみよう……ただ…それだけだった………