ε月◯日
寮の部屋に帰ったら放置していたギターが消えていた。元々物置として使っていたところを部屋にしているから学校の物が置いてある。その中で置き場所に困っていたギター。
職員さんに聞いてみると1人の生徒が修理した状態で音楽室に戻したらしい。……またあの人かと予想する。
ε月△日
私のノートに落書きがされていた。可愛いキャラが授業で書いたところをわかりやすく解説してくれている。歴史なんかは4コマ漫画で描いてくれているからすごく分かりやすい。テストで出やすいところも教えてくれている。
元々白紙のページには予習用に公式、例、問題、答えまで書いている。このノートを売れば誰かが買いそうなほど出来が良い。
あの人の仕業なんだろうけど……少し怖いかも。
ε月⬜︎日
私と先生の雪像が並んで立っていた。細部まで丁寧で羽一枚にも力を入れている芸術品のようだった。先生は誰が作ったか知っているけど教えてくれないということはあの人だろうと予想する。
せっかくなので写真に収めてみると恥ずかしくなって壊そうかと考えたけどナギちゃんやセイアちゃんには既に見られていて揶揄われた。嬉しいけど恥ずかしいな。
ε月☆日
洗濯物が干されていた。
ζ月◯日
朝から誰かが演奏してくれたおかげでナギちゃんとセイアちゃんとのお出かけに遅れずに済んだ。楽しみで眠れないのはダメだよね。ありがとう演奏してくれた人。
ζ月×日
学校から寮までの帰り道に猫ちゃんがいた。人馴れしていて顎やお腹、肉球を触っても怒らずにリラックスしていたので巷で有名な猫吸いをしてみた。するとケモノ特有の匂いとペット用シャンプーの匂いが混ざり合って良い匂いになっていた。これはみんながハマるというのも納得。それにしても誰のペットなんだろう?首輪もついてなかったのにペットみたいだったな〜。
ζ月⬜︎日
私は私にイラついた。
最近になって嫌がらせが無くなったのは相手が諦めたからだと考えてた。けど違った。虐める標的が変わっていただけだった。
お昼休憩に第12校舎裏で私に嫌がらせをしていた人たちが誰かを虐めていた。その人は私の似顔絵を描いてくれたあの子だった。
嫌がらせをしていた人たちの会話が聞こえてきて、聖園ミカを庇うからこうなるんだと言っていた。つまりあの子は私を庇ったせいで虐められている。そう考えた私は全力で走ってその子を連れて逃げた。暴力に頼るのはあの時と同じだから逃げを選んだ。
その後は傷を手当てするために救護騎士団に運んだけど大丈夫かな?