呪術師と友人帳   作:ヒキニックニク

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 呪術高専にきてから1年がたちこの1年で私は二級呪術師になった。

五条君と夏油君は特級呪術師と呪術師としての最高ランクになっていた。

硝子ちゃんは相変わらず高専で反転術式による治療をおこなっている。

私はあいも変わらずニャンコ先生と呪霊を祓ったり友人帳を使いこなすための訓練をしていた。

五条君が言うには呪力の核心をつかめば今よりもっと上手く使えるらしい。

その核心を掴むためには黒閃って言うのを決めれはいいって言ってたけど私は未だに決めたことはない。

そんな私達に後輩ができた。

 

「七海建人です」

 

「灰原雄です!!」

 

金髪の落ち着いた子が七海くんで黒髪の元気な子が灰原くん。

 

「夏目星羅です。よろしくね」

 

「五条悟様だ!お前らみたいな雑魚が話しかける事もできない最強様だ!お前たちは俺のパシリ「五条くん?」っていうのは嘘だから仲良くしよう!」

 

1年生に威圧的だったので私はバットを構えて笑顔で声を掛けると五条君は冷や汗をかきながら仲良くしようと言っていた。

 

「私は夏油傑だ。これから一緒に頑張っていこではないか」

 

「はい!」

 

「はい」

 

「ちなみにこの中で一番怒らせてはいけないのは夏目だから気をつけたまえ」

 

「「ッ!!」」

 

おい、それはどういうことか説明してもらおうではないか!

私はそんなに怖くないからね!

だからそんなに怯えなくてもいいんだよ?

ってか五条君笑い過ぎだから!!!

1年生との顔合わせがすんで教室に戻ってきた私はとりあえず五条君と夏油君の頭をバットで殴っておいた。

 

「いまだに何で俺の無下限突破できんのかわかんねぇ!!」

 

「うむ威力が前よりも増しているね。ちゃんと鍛えている証拠だね」

 

全く反省をしていないこの2人!!

 

「夏目、いるか?」

 

五条君たちに説教していたら夜蛾先生が教室にきた。

 

「どうしましたか?」

 

「これから任務に出てほしい。いけるか?」

 

「はい。問題ありません」

 

何時でも任務に行けるように準備はしてあるのだ。

 

「では、校門に窓がいるからその人に詳細は聞いてくれ」

 

「わかりました。行くよ先生」

 

硝子ちゃんに抱っこされているニャンコ先生に声をかけて教室を出ていく。

校門につくと窓の高野さんがいた。

 

「お久しぶりです高野さん」

 

「お久しぶりです。夏目さん」

 

そう言って後部座席のドアを開けてくれる。

私が車に乗り込むと反対から五条君が乗り込んでくる。

 

「えっ!五条君?」

 

「俺も暇だから一緒に行くわ」

 

ニカッっとイケメンスマイルでそう答える五条君。

 

「ええっ!!大丈夫なの!?だって今は夜蛾先生の授業中じゃあ」

 

「問題なーい!傑がうまいぐわいに誤魔化してくれてるから!」

 

「えええっ!!」

 

「いいから早く行こうぜ!!」

 

もう何を言っても無駄みたいなので、高野さんは車を走らせる。

すると後ろから「さーとーるー!!」と大きな声を出しながら夜蛾先生が走って追いかけてきた。

 

「傑のやつ!誤魔化してくれてんじゃねぇのかよ!!」

 

追いかけてくる夜蛾先生を見て焦りだす五条君。

高野さんは車を止めようとスピードを落とそうとするが、五条君の無言の圧でそのまま車を走らせていった。

五条君は帰ったらお説教しなくてはいけないようだ!!

 

 車を走らせて3時間、目的地である山の中にある廃村についた。

高野さんの話によると、三級相当の呪霊が住み着いており、登山客を襲っているらしい。

 

「三級なんて雑魚、とっとと祓って帰ろうぜ夏目」

 

「五条君からすれば三級はどうってことないけど、私からしたら結構大変なんだよ?」

 

「なら俺が祓ってやるよ!」

 

「駄目!これは私の仕事だから五条君は見てるだけ!!」

 

私がそう言うとしゅんとする五条君。

確かに五条君がやれば速攻で祓うことができるが、これは私に来た仕事なので私がやらないといけないのだ。

高野さんが帳を降ろしたのを確認して、呪霊を探していく。

 

「おい夏目、向こうで変な気配がするぞ」

 

先生がそう言って指し示した方向に歩いていくと、呪霊が男性を襲おうとしていた。

 

「いけない!!」

 

私は急いで呪霊を祓おうとしたが、呪霊が男性の目の前で動きを止める。

よく見ると呪霊の足元には何かの陣が絵ががれていた。

呪霊が動きを止めると、男性が懐から御札と壺を取り出して何かをつぶやく。

 

「古土に御座す影ならぬ者、これを掴むは是、示されよ!!」

 

男性がつぶやいた瞬間、手に持っていた壺から黒い手が複数現れて、呪霊を壺の中に引きずり込んでいった。

一体何が起こったのかわからず固まっていると、男性がこちらを見た。

 

「おや、その制服は呪術高専の方ですか?」

 

「そっそうです。あなたは一体何者ですか?もし呪詛師なら捕まえなくてはいけません」

 

私はバットを構えて呪力を流す。

 

「素晴らしい呪力だ。きっと術式も素晴らしいものを持っているでしょうね」

 

にこにこしながら男性は言う。

 

「こちらの質問に答えてくれませんか?」

 

「これは失礼。私は呪詛師ではありません」

 

「では何者ですか?」

 

「私は「祓い屋だろ?」ッ!あなたはっ」

 

いつの間にか五条君が来ていて、私を守るように立つ。

 

「五条君、祓い屋って?」

 

「呪力はあるけど術式がない雑魚の集まり。札や壺、陣なんかを使って呪霊を祓ったり捕まえたり、縛りを結んで呪霊を式神みたいに使って呪霊を祓ってる雑魚」

 

祓い屋が相当嫌いなんだろう、言葉にものすごい棘がある。

 

「これはこれは五条家当主様ではないですか。」

 

「気安く話しかけてくんじゃねぇよ!消し飛ばすぞ」

 

五条君はサングラスを外して臨戦態勢になる。

 

「私はあなたと事を構えるつもりはありませんよ」

 

男性はやれやれと言った感じで両手を上げる。

しばらく沈黙が流れると女性がやってきた。

 

「若、何をやってるんだい?」

 

「七瀬さん。実は呪術高専の生徒と出会ってしまいまして」

 

七瀬と呼ばれた女性は私達を見て状況がわかったみたいだ。

 

「五条家の当主様か。それとそっちはっ!?夏目レイコ!!」

 

女性は私を見て母の名前を言う。

 

「おや、七瀬さんお知り合いで?」

 

「こっちが勝手に知ってるだけさ」

 

七瀬さんは私の母を知っているみたいだ。

 

「レイコは私の母の名です」

 

「母!?ってことはあんたはレイコの娘なのかい!!」

 

「はい」

 

私が娘だと知るとそれはもう、ものすごく驚いていた。

 

「娘ってことは、父親はあの顔が厳つい呪骸使いかい?」

 

きっと夜蛾先生のことなんだろう。

 

「違います。父親は誰だか知りません。母も亡くなりました」

 

「死んだ!あのレイコがっ!!どんな最後だったか聞いてるかい?」

 

「私が聞いたのは眠りながら亡くなったそうです」

 

「そっそうかい。ってことは何かしらの呪詛か呪霊との取引かブツブツ」

 

途中から何言ってるのか聞こえなかった。

 

「七瀬さんがそんなに気にしているってことはすごい人なんですね。そんな人の娘さんってことはあなたもすごいのでしょう。どうです?祓い屋に興味はありませんか?」

 

男性がそう言った瞬間、男性の右側の木々が吹き飛んだ。

この場でそんな事ができるのは1人しかいない。

私は恐る恐る五条君を見ると、無表情の五条君が男性に手を向けていた。

 

「おい雑魚、何俺の夏目を勧誘してんだよ!!本気で殺すぞ!!!」

 

ものすごく怒っている五条君を見て、男性は冷や汗を流す。

 

「冗談ですよ。それでは我々はこのへんで」

 

そう言って男性と七瀬さんは帰っていった。

結局呪霊を祓う事ができなかった私は、五条君と先生を連れて高野さんが待機しているところに戻った。

高野さんにあったことを説明して、車に乗って高専に帰る。

五条君はずっと機嫌が悪かった。

高専に帰ってきた私達を待っていたのは、ものすごく怒っている夜蛾先生だった。

 

「ガッテームッ!!」

 

そう言って五条君に拳骨を落として、五条君は夜蛾先生に引きずられていった。

 

 





 夏目友人帳って言ったら祓い屋たちですよね
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