この"沢山の歌声"で、"曲"で、ヒーローを目指します 作:伽華 竜魅
ちびたXtreme様、nekotoka様、誤字報告ありがとうございます。
そしてあ、赤バーになっとる……!?ご期待に答えるよう頑張らなければ……!!!!
誤字報告も毎度のことながら感謝しております!!(そんな誤字しまくってるなんて恥ずかしい……)
今回の回もおそらく、というか絶対誤字報告が来るでしょう!!バッチこぉい!!
「ハロハロ~! 結構熱くなってたわねお2人さん」
「先生、帰って来てたの」
壁から離れて『ガングニール』を解除する。緑谷くんも【フルカウル】を解除していた。
「(先生…?) あの、あなたは……?」
「ん? あぁ初めまして。私は
「え!? は、初めまして緑谷出久です! こ、これからしばらくの間、よ、よろしくお願いします!」
おぉ、おぉ、赤面してらぁ。まぁわかるよ。
膝とふくらはぎの間の関節部分まで伸びている
どういう理屈であんな生活でこんな私はともかく、他の女性からは羨ましい肉体を得たんだろうね。
「はいよろしく。ゆぅちゃんから話は聞いてるよ。にしてもゆぅちゃんとやり合えるなんてすごいわね」
「い、いえ…僕はまだまだです……」
2人が話している間に私は一部が壊れたトレーニングルームを、どういう原理でそしていくらしたかわからないけどある自己修復システムを起動させて、修復させる。
「じゃあ、天堕さ……幻神さんがあそこまで戦闘慣れしてるのは、翠さんが教えていたからなんですね!」
「そうそう! 緑谷くんすっごい話分かるじゃん!!」
「……」
なんか、すっごい話盛り上がってない?ちょっと離れて修復システム起動させて戻ってきた間にいったいどこまで会話したの?ちょ、教えてよ……。
「先生、いったい何を話してたの……」
「ん? いや~
「あぁ…先生は予測と分析での戦法を基本にしてるから、緑谷くんと似てるんだねそういうところだと」
自身のことすら分析してノートに書くほどだから、よっぽど先生と相性がいいのだろう。
私も予測と分析は先生の教えもあって当たり前のようにするようになってるけど、それでもきっとこの2人には及ばないと思う。
「あの、翠さんって元プロヒーローだったんですか?」
「ん? そうよ。と言っても君たちがまだ二桁行く前に引退したけどね」
すると緑谷くんは急にブツブツと独り言を始めた。いっきなり入ってびっくりしたわ。
「というか先生、今聞き逃しそうになったけど、さらっと緑谷くんのこともうあだ名で呼んでるの?」
「へっ? あ、いいじゃない別に! ここまで気が合う子なんていなかったんだから! 同年代にも年上にも!!」
「だからって年下って……おねショタ?」
「だ、誰がショタ好きだァァァ!!!」
「あっぶなっ!!?」
先生が赤面になりながら私にストレートを放ってきて、私はそれを間一髪で避けれた。あと0.1秒でも遅かったら多分ぶん殴られて吹き飛ばされてたと思う。
「うぇっ!? ど、どうしたんですか!?」
「何でもないわ! それでいずくん! 分析は終わったの?」
「は、はい! えっと、翠さんってもしかして何ですけど、引退前までずっと
「「えっ」」
緑谷くんは、まさかの引退前の、現役時代だった頃の先生のヒーロー名を言い当てた。
「やっぱりそうなんですね!? オールマイトに届くかもしれない実力、そして現No.2である『エンデヴァー』に無傷で勝利し、膝をつかせたと言われるまさに、
「そ、そこまで知ってるの!? い、いずくんあなた……めっちゃすごいじゃない!!」
「はい! 実は、メディアに載ってないヒーローとかも色々調べたりしていて……」
「うんうん! これは相当将来有望な子ね! ゆぅちゃんが気に入るのも納得だわ!」
「変な言い方やめてください! 今回はこの前のお詫びも兼ねたからで……」
その後先生と緑谷くんはこれまた盛り上がり、私はポカリでとりあえず水分補給をしていた。
——◆——
「よし! ゆぅちゃん、いずくんと一緒に私と1戦やろうか!」
「お話は終わっ——……は?」
「YES!! いずくんの戦闘を見て感じて、明日から本格指導をするからね!」
いやうん。そこじゃない。私がツッコミたいのはそこじゃない!!
「先生! いくら緑谷くんでも、初日からいきなり先生と模擬戦なんて……」
「そこでゆぅちゃんも一緒にやればよしってこと! 拒否権はない!!」
「……マジかぁ("個性"はまぁ、『ガングニール』を纏ってからある程度時間立ってるし、エネルギーもある程度回復させておいたから行けるけど……問題は緑谷くんが一瞬でやられて死なないかだ……)」
とりあえず、私は緑谷くんの隣に移動する。緑谷くんを見れば、本人はやる気満々で、緊張しながらも目は少しばかりキラキラしていた。
「元No.2と手合わせできるなんて、感激だけど緊張が……!」
「そっか……けど、油断だけはだめだよ」
胸に手を乗せて、息を吸う。
『イチイバル』の『聖詠』を口ずさむ。
ドクンッ!と心臓が高鳴り、身体が赤い光に包まれた。
肌にピッタリと張り付く赤と白を基調とするバトルスーツを身に纏い、両足には白と赤の足首の左右に装備が付いたストッキングが装着され、腰には正面が開いた輪っか型の装甲が装備され、更にその背面には尖ったリボンのような大きなスラスターが装着された。両腕には装甲が薄いガントレットが装備され、頭部には上面に3枚の装甲、左右の耳には真ん中に楕円型、そしてその上下に六角形の筒のようなものが装備された。
『イチイバル』を纏い終えた私は、両腕のガントレットをクロスボウのアームドギアに変形させた。
「今度は赤……!?」
「遠距離に特化した『イチイバル』だよ。それと先生は引退してもその実力は衰えを忘れたかのように本物だから、常に先生から目を離さず、予測し続けるんだ」
「ッ! う、うん!!」
緑谷くんも【フルカウル】を纏い、身構える。
先生はというと、余裕をかまして、ニヤついていた。よくある強者がニヤついて秒で終わらせるって感じやんおい!
「今日こそ1本取ってやる! 行くぞッ!!」
「うん!!」
「ふふふふっ、
先生対、私と緑谷くんの模擬戦が今始まった。
♪ 挨拶無用のガトリング ♫
♪ ゴミ箱行きへのデスパーリィー ♫
♪ One, Two, Three 目障りだ ♫
声質を『雪音クリス』に変換し、クロスボウの
土煙が上がり、晴れるとそこには先生が既に消えていた。
「いないッ!? (少なからず残っていたネットの映像でもあっという間に終わらせるほどの実力、実際だと消えたように見えるのか!?)」
やっぱり初見だと困惑するよね。なるべく私がカバーしないと!!
♪ ドタマに風穴欲しいなら ♫
♪ キチンと並びなAdios ♫
♪ One, Two, Three 消え失せろ ♫
先生の動きを予測し、何もないところに照準を向けてエネルギーの矢を放つ。矢が向かっていくとそこに先生が現れた。
「Wow!」
だけど先生はそれをギリギリで避けた(絶対わざとだろ)。しかも「Wow!」って、ちょっと腹立つ!!
「なっ!? もうそっちに!!」
緑谷くんも確認したようで、駆け出す。だけどすぐに先生はまた姿を消した。
「(これで"個性"がシンプルなのがまたヤバいんだよなぁ! どれほどの鍛錬を重ねたっていうの!?)」
♪
♪ ガラじゃねえ台詞 でも悪くねぇ ♫
♪ 「イ・イ・子・は・ネンネしていなッ!!」 ♫
【- BILLION MAIDEN -】
クロスボウをガトリングに変形させて【- BILLION MAIDEN -】を先生が行くであろう方向に連射して撃ちまくる。
緑谷くんはそれを見て、先回りしようと走り出す。
「(きっとここから来るはず!!)」
「おっ! やっぱり予測してきたねぇ~!」
緑谷くんと先生が真正面からぶつかり合うようになった。緑谷くんは拳を構える。
「5% デトロイト……!」
「ヒヒッ!」
「スマッシュ!!!」
緑谷くんはそのまま先生に殴りかかるも、先生はそれを簡単に避けて背後を取った。
「(速っ!?)」
「背後もら——」
だけど私はそれより早くガトリングを撃っていた為、先生は回避を優先した。
♪ Hyaha! Go to hell!! ♫
♪ さぁスーパー懺悔タイム ♫
♪ 地獄の底で閻魔様に 土下座して来い ♫
そして私は腰部の装備を横に展開し、搭載されているミサイルを全弾放った。
【- MEGA DETH PARTY -】
緑谷くんはそこから離れて、【- MEGA DETH PARTY -】はそのまま着弾して爆発した。
「こっちよこっち~♪」
「ッ!」
先生の声が聞こえてそっちに見れば、余裕の表情で立っていた。
♪ Hyaha! Go to hell!! もう後悔はしない ♫
♪ 守るべき場所が出来たから… ♫
「もう逃げなぁぁぁぁいッ!!!♪」
振り向いてすぐにガトリングを放つ。だけど先生はそれを避けながら距離を詰めてくる。
「(くっ! やっぱ勝てな——)」
瞬間、私たちの間に入り、私に背を向けてる緑谷が視界に映った。
「み、緑谷くん…!?」
「(速いっ!?)」
「(タイミングはあった!!) 5%…!」
「ッ! 合わせる!!」
緑谷くんがそのまま攻撃態勢に入る。それに合わせて私はガトリングをクロスボウに戻し、私が腕を伸ばして、その真ん中に緑谷くんが立ってるような形の体勢に入る。
♪
♪ 雁首揃えてインフェルノ ♫
♪ One, Two, Three 祈ってろ ♫
「デトロイトスマッシュ!」
「ちょせぇッ!!」
緑谷くんが攻撃する。それを先生は避けるが、それと同時に私は矢を放つ。空中じゃ避けられない。普通の戦いならそう考えるだろう。だけど、先生相手にその考えは油断だ。
「よっと!!」
先生はそのまま空気を踏むように脚を振るう。するとまるで蹴り飛んだように吹き飛んだ。
「ッチ!」
「くっ! やっぱそううまくいかないか!! (『ギア』の"個性"は『衝撃波』。腕や脚などの打撃を、その威力分だけもう一度放つことができる。威力が弱いと『衝撃波』も弱く、強ければ同じ強さが放たれるようなものだ。きっとそのもう一撃分を空中での移動に使用している。つまりかっちゃんの【爆速ターボ】と原理は似ている!)」
♪ アンタの神はバカンス中 ♫
♪
♪ One, Two, Three
「【セカンドアップ】」
「なっ!?」
今微かに聞こえた!【セカンドアップ】って、全てが二段階アップするってことだ!!
「背中を合わせろ!!」
「ッ!?」
緑谷くんに指示しながら、お互いの背中を合わせる。先生は【セカンドアップ】によって既に速くなって飛び回ってた。
「(速すぎて見えない! けど、こういうのも予測するんだ…! きっとギアも予測している、だからその更に先を予測するんだ!!)」
「(緑谷くんならそう考える! だからこそ予測して、動きを止めるんだ! 今の状態ならきっと上や斜めからも来る……あくまで私は援護、隙を作るんだ…!) しゃがんで!!」
「ッ!!」
♪ 貸し借りはイーブンがいい ♫
♪ 若干貰い過ぎなLuck ♫
♪ 釣りを返したい だから行かせろ ♫
♪ 「イ・イ・子・は・ネンネしていなッ!!」 ♫
緑谷くんにしゃがんでもらい、私はミサイルを展開しながらクロスボウを左右に伸ばし、両方とも連射しながら回転する。
全てがあちこちに着弾していった。
「ッ! しま…!」
「今ッ!!」
先生がそれによって動きが止まった。私が叫ぶと、緑谷くんは一気に駆け抜けて、先生の方へ向かっていった。
「やらせない!!」
先生は抵抗しようと脚で上に蹴り上げる。だけど緑谷くんはそれを避けた。
「嘘ォ!?」
「デトロイトォォ!!」
緑谷くんは今一度先生のお腹に拳を放とうとした。それは確実に当たる距離。これは命中したと私も思った。
「スマッ——」
「……なぁ~んてね♪」
——だが、それは一瞬だった。
いつの間にか土煙が立ち上がっており、そしてそれが晴れていく。
「ふぅ~……【セカンドアップ】はまだ下の下の下だけど、それでもその動きを予測するなんて、やっぱ将来有望ね!」
立っているのは翠。
「ね? 2人とも!」
緑谷と幻神は……。
「……………あ、あら…?」
上半身ごと緑谷は壁に、幻神は地面に突き刺さっていた。まるで地面にバックドロップでやられたかのような姿と、壁尻状態みたいな姿で。
「ま、またやっちゃった……」
ほんっとにこれでオールマイトには勝てないって信じられない。
多少かはわからないけど飛ばし飛ばしのオリジナル編になってしもうた……スラスラかける人マジ尊敬します。
名前 『
外見 膝とふくらはぎの間の関節部分まで伸びている
年齢 35歳
身長 172cm
体重 ※本人によって削除されました※
誕生日 12月13日