この"沢山の歌声"で、"曲"で、ヒーローを目指します 作:伽華 竜魅
ちびたXtreme様、誤字報告ありがとうございます。
前回の大きなミスに、その日はめっちゃ萎えてました。この失敗を
『今回の体育祭、両者トップクラスの成績! まさしく両雄並び立ち今!! 緑谷
中央に緑谷くんと轟くんが立っている。会場全体で歓声が響き渡っている。
「(氷結が最初に来る…!)」
「(あの
2人が互いに構える。
『スタート!!』
「(ぶつけろ!)」
轟くんが規模の大きい氷結を放つ。
「(ギリギリまで引き付けて、避けろ!!)」
対する緑谷くんは【フルカウル】を纏って避けた。
『緑谷、轟の氷結を躱したァ! 瀬呂はあっさりやられたが、ギリギリまで見極めて凍らされるのを免れたー!!』
山田先生、瀬呂くんに失礼だと思うよ。緑谷くんはそのまま轟くんへ迫っていく。
だけど轟くんは近づくなとばかりに氷を張る。緑谷くんは後方に跳躍して避けて中距離を保っていた。
「自損覚悟の打ち消しをすると思ったが、耐久戦を狙ってるのか?」
轟くんはもう一度氷結を放つ。
「くっ!」
緑谷くんはそれを避けるために避けるも、片足先が氷結に巻き込まれかけた。
「【スマッシュ】!」
緑谷くんは片手でそれを破壊して氷結から抜け出す。そして姿勢を低くして轟くんへ真っすぐではなく、遠回りのような感じで走り出した。
轟くんは氷結を出すも緑谷くんはそれを予測していたから遠回りにしており、氷結を回避してそれを踏み台にして一気に蹴り飛んで行った。
そしてそのまま轟くんの腹部を殴った。
「ぐっ…!」
「ッ! ぐぁ…!?」
『緑谷! 轟の氷結を利用して一気に接近して轟を殴った! だが轟も負けじとそのまま左の蹴りを緑谷にかます!!』
2人とも近距離で一発ずつ食らって数歩距離を取った。
「クソ……!」
「ッ! (回避! いや、間に合わない!! なら……ッ!!)」
轟くんは氷結を放つ。対する緑谷は右腕を伸ばし、左腕で右腕を抑えながら、右の指をはじいて、自損するレベルの風圧を起こし、轟くんの氷結を粉砕した。
「……さっきより、威力たけぇな…」
「ぐっ…!」
轟くんは吹き飛ばされないように後方に氷を張っていて、緑谷くんの指は酷く腫れていた。
「……(右、震えて……そういうことか…!)」
「
そんなことを言いながら、轟くんは氷結を放った。
『あぁぁぁっ! 轟、またも氷結を……!!」
「どこ見てるんだ……!!」
だけど、緑谷くんの声と共に、氷結が一瞬で砕かれた。その衝撃に轟くんは飛ばされないように、後方に氷を作り出して耐えていた。
「お前…左腕を……!」
緑谷くんの左腕は指同様腫れあがっていた。
「震えてるよ…轟くん。"個性"だって身体機能の1つだ。君自身冷気に耐えられる限度があるんだろう……!? で、それって左側の熱を使えば解決できるんじゃないのか……? 皆、本気でやってる。勝って…目標に近づくために…一番になる為に…! 半分の力で勝つ? まだ僕は君に傷1つつけられちゃいないぞ!」
緑谷くんの声が、叫びが会場に響き渡った。
「全力でかかってこい!!」
「緑谷…クソ親父に金でも握らされたか…! イラつくな!!」
轟くんは緑谷くんへ氷を放つ、だけど勢いが弱まっていた。
さっきの緑谷くんの言う通り、轟くんの"個性"は……。
「(勢いが弱まってる!!)」
緑谷くんは氷結を避けて接近しだし、拳を構えた。
「【スマッシュ】!!」
「ごふっ!」
そして轟くんのお腹へ二度目の打撃を加えた。
「どうして…そこまでして…!」
「期待に応えたいんだ……! 笑って答えられるような、手を差し伸べられるような……カッコいい人に! なりたいんだァ!!!」
更に加えて左足で蹴り飛ばした。それによって轟くんは吹き飛ばされて、場外まではいかなかったものの、地面に転がり込んだ。
「みんな、なりたい姿になる為にここで全力で戦ってるんだ…!! それなのに、全力も出さないで…半分の力だけで勝って完全否定だなんて…そんなの、おかしいよ……」
「……うるせぇ…!」
轟くんは身体をぐぐぐっと起こす。
「(俺は……)」
「何で使わないんだよ…君の"個性"を……その先に君の理想は、手に入れたい物は、なりたいものはあるのかよ!? 君は、何になりたいんだよ!!!」
「それでも、俺は左を……俺は、親父を……!」
「君の! 力じゃないか!」
その叫びと共に、2人が立つステージは炎で包まれた。
『こ、これは…!?』
「熱きた…!」
「使った……使わないと言っていた左側を…!」
「緑谷くん…!!」
熱が凄まじい……熱さがこっちまで伝わってくる…!
「勝ちてぇくせに…敵に塩を送るなんて、どっちが馬鹿げてるって話だ……!」
「……」
炎の中、2人を良く見れば、互いに笑っていた。
「俺だって、ヒーローに……!!」
周囲にある氷が、その熱気で溶けていく。
いや、正確には下がっていた轟くんの温度が炎の熱によって元に戻って行ってるんだ。
「焦凍ォォオオ!!!」
みんなが炎を出した轟くんに驚いている中、突然そんな声が聞こえ、響き渡った。
「やっと己を受け入れたか! それでいい、良いぞ! ここからがお前の始まりだ! 俺の血をもって俺を超えていき、俺の野望をお前が果たせェ!!!!」
……お、親バカ?
『エンデヴァーさん急に激励……? 親バカなのね』
山田先生まで言っちゃうレベル……なんか、先生と似た部分あるなぁ……。
「凄……」
「何笑ってるんだよ……」
「それは、そっちもだよ…!」
互いに構えだす。轟くんは氷と炎を漏らし、緑谷くんも『超
「
「もちろんだよ…轟君!!」
次の瞬間、轟くんは瀬呂くん戦での大規模な氷結を先に繰り出す。
緑谷くんは全身に覆い漏れ出す【フルカウル】を増させながら飛び出す。
「(なるべく近くで、ありったけを…!!!)」
緑谷くんの右腕が特に稲妻を増していく。対する轟くんも左腕を構えだす。すると炎がより勢いを増していった。
「……緑谷——」
轟くんは左腕を突き出して、全力で炎を放ち——
「——……ありがとな」
——緑谷くんは右腕でスマッシュを放った。
その瞬間凄まじい爆風が吹き荒れ、観客席全体が暴風に襲われて、物が、人が飛ぶまでの衝撃が起こった。
『ちょっとぉぉ~!!!?』
無論その衝撃と風圧は私たちを襲い、吹き飛ばされないようもがいていた。
そして土煙がステージを覆っていて、結果がわからない状態になっている。
『何今の……お前のクラスマジ何なの?』
『散々冷やされた空気が瞬間的に熱され膨張したんだ。それに加えて緑谷の最大の一撃と真っ向からぶつかり合った結果が……御覧の有様だな』
『それでこの爆風ってどんだけ高熱だっての! とんでもねーな……おい! どーなったァ!? 勝負は!?』
土煙が晴れていき、ステージが、崩壊したステージが見えた。結果は——
『…! み、緑谷君…場外……! 轟君、準決勝進出!!』
緑谷くんの敗北で、轟くんの勝利だった。そして歓声が響いた。
普通なら、煽っておいて負けるとか、そう言うのを思うだろうけど……この時、私は緑谷くんだけを見ていた。何故か彼から目が離せなかった。負けたのに、その姿はどこか、達成したかのような感じがしていて……——
——憧れである先生と重なった気がした。
——◆——
ステージ大崩壊で大補修タイムを挟んでいる間に私たちはリカバリーガールが待機している医務室に来ていた。一斉に扉を開ければ、リカバリーガールとベッドに寝かされている包帯だらけの緑谷くん。そして知らない金髪のおじさんがいた。
「みんな…次の試合は…?」
「ステージ大崩壊の為、しばらく大補修タイムだそうだ」
「さっきの怖かったぜ緑谷ぁ。あれじゃプロも欲しがんねぇよ…」
「塩塗り込んでくスタイル感心しないわ」
「でもそうじゃんか!」
峰田くんの言い分もわかるっちゃわかるけど、そういうの今は言わないほうがいいと思うよ。
「うるさいよホラ! 心配するのは良いがこれから手術さね」
「「「手術ゥゥウウッ!?」」」
思わず叫んでしまった。体育祭で手術って聞いたことないもん!叫んじゃうよ!!その後私たちは医務室を追い出されてしまった。
心配だけど、私と飯田くんに至ってはまだ出場しなきゃいけないから、いつまでもここにいることはできないのは知っている。
私たちは仕方なく観戦席、飯田くんは控室へ向かった。
「……心配やね、デクくん…」
「…うん。でも、気にしていて負けたってなったら合わせる顔がない」
「幻神ちゃん……」
「……勝手だけどさ、良かったらだけどさ、ここからは…緑谷くんとお茶子ちゃん、2人の分を背負って、戦いに挑んでいいかな?」
……ん?…ん!?
「(今私なんて言った!?)」
思わず口ずさんだけど、なんかある意味失礼っぽい感じのような言い方しなかった!?
私が慌ててると、お茶子ちゃんが私の手を取った。
「……私たちの分も、頑張って! 応援しとるから!!」
「お茶子ちゃん……うん! ありがとう!!」
『ヘイ!! ステージの補修が終わったぜ!! 次の出場者は出場してくれぇい!!』
山田先生の放送を耳にし、私たちは別々に移動した。
その後に第2試合が始まり、飯田くん対塩崎さんの戦いが始まった。
だけど結果は機動性に長けた飯田くんが開始と同時にエンジンを全開させて、その勢いで塩崎さんを場外へ一気に押し出していった。
飯田くんが進出というあっという間な結果になった。
——◆——
『さぁ2回戦第3試合! 歌姫天堕
胸の上に手を乗せて息を吸う。
『ガングニール』の『聖詠』を口ずさむ。
ドクンッ!と心臓が高鳴り、黄色い光に包まれた。
肌にピッタリと張り付く黄色と白を基調とするバトルスーツを身に纏い、両腕両脚には白色と黄色の機械装甲であるガントレットとグリーブが装着され、頭部には白色と黄色のヘッドセットとブレードアンテナを装着。首元には足先まで伸びている白色のマフラーが巻かれていった。
『ガングニール』を纏い終えて、私は一度両手を握り、ドンッ!!と拳同士をぶつけた。
同時に各部が瞬間的に開かれて、蒸気をプシュー!と吐き出し、吐き出し終わると閉じられた。
「こうして真っ向勝負は戦闘訓練以来だな! リベンジも含めて勝ちに行くぞ! 天堕ァ!!!」
「もちろんだよ切島くん…! 私も、手加減なしの全力で殴る!!!」
「望むところだぁ!!」
『第3試合! スタートッ!』
脚部のパワージャッキと腰部のスラスターで一気に駆け抜ける。切島くんも全身を硬化させて走って来た。
「オラァ!!」
「タァァァアアッ!」
お互いの拳がぶつかり合う。
戦闘訓練の時に『アガートラーム』のアームドギアなどはあまり効果がないことは知っている。
『イチイバル』や『
「オォォオオ!!!」
切島くんが手を引いてから、もう片手で殴ってくる。私はそれを受け止めて、そのまま握り潰すぐらい強く切島くんの拳を握った。
「ッ! う、動かねぇ!?」
そしてもう片方の手でそのまま腕を掴み、その腕を起点に身体を持ち上げて地面に叩きつけた。
『天堕! 黄色い鎧を纏って切島を軽々と持ち上げて叩きつけたぁ!! さすがの切島も効いたか!?』
「効かねぇぞ!!」
だけど切島くんはすぐに立ち上がって私の腹部を殴って来た。
「うっ!!」
『切島ァ! 負けじと立ち上がり反撃の一撃を決めるゥ!』
「…ッ……とりゃぁぁあああ!!」
私は片手のガントレットを引き、パイルバンカーにして踏み込み、切島くんの顔面を殴った。
【 - 我流 撃槍撃衝打 -】
そしてパイルバンカーが起動し、二打撃目を食らわせる。切島くんはその衝撃で地面をえぐりながら後方に飛ぶも倒れずに持ちこたえた。
「…~ッ! だぁ! 今のは効いたぜ!!」
「……へへっ!」
切島くんは頭をブンブンと振りながら二カッと笑っていた。やっぱり頑丈さならクラスで一番だね……!
「ふぅ…スゥ…!」
♪ 絶望からの旅立ちをきめたあの日 ♫
♪ あたしたちの前にはただ風が吹いてたね ♫
声質を『シェリル・ノーム』に変換して歌いだす。
そしてパワージャッキで一気に距離を詰めた。
「うぉっ!?」
そして両手を同時に切島くんの腹部にぶつけて、パイルバンカーを発動させた。そしてその衝撃によって切島くんを上に打ち上げた。
♪ 伝えたい気持ちほど コトバ途切れ途切れで ♫
スラスターを全開で噴射させて、打ち上げられた切島くんよりも上に飛び上がる。
♪ 何も言えないまま いつもホントは不安で ♫
片脚をまっすぐ上に、自分の顔まで伸ばす。パワージャッキが起動し、私が脚を振り下ろすまで待機しだした。
♪ 明日がもしも見えてしまえば ♫
「落下は訓練でひたすらやった!! 受け止めてやるゥ!!!」
♪ 人は夢を描くこともなく生きるでしょう ♫
回転しながら脚を切島くんへ振り下ろし、切島くんは腕をクロス+全身硬化をした。
私の脚が切島くんの腕に当たり、切島くんは受け止めた。グリーブのパワージャッキが起動して勢いよく吹き飛んでいった。
そして地面に勢いよく激突して、土煙と共に、瓦礫も大きく割れて吹き飛び、ステージに飛び散った。
私は地面ギリギリでスラスターを噴射して落下の勢いを殺して、着地した。
『天堕のとんでもない蹴りが空中で切島に命中し、切島地面に高速落下! これ大丈夫か!?』
「(山田先生は心配してるけど、油断できない。なんせ巨大仮想
「落下は訓練でひたすらやった」って言っていた。=でこれぐらいじゃやられないということだ。
すると地面から土煙と瓦礫が再び飛び上がり、切島くんが出てきた。
「ダーッ!!」
『おー! 切島生還!! 障害物競走の潰された際の登場に似てるゥー!!』
「すっげぇなおい! 結構深く行っちまってたぞ!」
「それはごめんね! でも、そんな簡単にやられるほど、柔らかくないでしょ?」
「おうよ!!」
♪ サヨナラを抱きしめて ♫
私たちは再び駆け出し、互いの拳をぶつけ合った。
♪ 愛しさを抱きしめて ♫
切島くんの拳を掴んで、私は跳躍と同時に彼の腕を後ろに回せて、動けないよう抑える。
♪ 君への思いで世界 埋め尽くしたい ♫
切島くんはそこから先はやらせないと空いているほうの腕を振って来た。私はそれを避けながら手を離して、そのまま地面に手を付ける。
♪ ヒラリヒラリ飛んでった ♫
そして逆立ち状態にそのまま脚で蹴り攻撃する。切島くんは何回か避けてからそれを抑えた。
♪ ポロリポロリ泣いちゃった ♫
♪ 約束の地の果てで…… ♫
「うおぉぉぉお!!!」
「も一度会い——ッ!?」
そしてそのまま私を持ち上げて、私がやったように地面に叩きつけ、私は顔面ダイブした。
「ぷぐァ…ッ!!」
けど、負けじとマフラーを動かして切島くんを捉えた。
「なっ! マ、マフラー動かせんのかよ!?」
私は起き上がり、そのまま身体ごと回転して切島くんを投げ飛ばした。
「ぐっ! くぅぅッ…!」
切島くんは地面を抉りながら場外に出ないように耐えた。
『両者ともに一歩も譲らずの戦い! 勝敗はどうなる!?』
『切島の『硬化』は刃や弾丸を喰らっても大丈夫だ。それに刃だと逆に折れる可能性もある。戦闘訓練時の情報だが、刃が効かないことを天堕は知っていた。だからあえて同じ近距離の肉弾戦を選んだんだろうな』
顔からやられたせいで歌が中断された……やっぱり、クラスメイトは私が歌えば歌うほど調子が上がることに気づいている。
というよりも、戦闘とかで露骨に歌いまくってたらそうなるか……。
「(自分の対戦が終わったらある程度時間が空くから別の『シンフォギア』を纏えるけど、体力が万全と言ったらウソになる。そろそろ決めないと…!)」
脚部のパワージャッキ+腰部のスラスターを全開にして上へ飛び上がる。上へ、上へだ!!
『お!? 天堕が急に上へ飛び上がって……って、ほんとに飛んでるゥ!?』
『
『ナイス解説!!』
「(まだうまくいくかはわからない。けど、切島くんの『硬化』を突破するには、より強い勢いが必要だ……なら!!)」
会場よりも上に飛び上がって、跳ぶのやめて落下する。
「(落下による遠心力+『ガングニール』の腰部スラスターに変形したガントレットを合わせて速度アップ!!)」
両腕のガントレットを変形させて、腰部のスラスターと同時に噴射させてさらに落下加速させる。
そして片足を曲げて、もう片足を突き出す(誰しもが知るライダーキック)。
「いっけぇぇぇぇえええッ!!!!」
そのままあ真っすぐ切島くんへと向かっていく。
対する切島くんは全身を硬化させてた。
「受けて立つぜッ!! 来ォいッ!!!」
そして私のキックは切島くんへ命中し、ドォォォンッ!!!と大きな音と衝撃と共に爆発したかのように土煙が上がり、瓦礫が飛び散った。
『天堕のライダーキックに対して、切島は真正面からの勝負!! 土煙で何も見えねェ!! これどうなったんだ!?』
『切島の奴、避けることだってできただろうに……』
土煙が晴れていく。私は身体を動かして立ち上がる。奥を見れば……。
『切島くん場外! 天堕さん準決勝進出!』
切島くんが場外の壁にぶつかって気を失っていた。
ガントレットを元に戻してから『ガングニール』を解除する。次の試合も進出が決まった。
「ふぅ……」
切島くんはリカバリーガールの元へ運ばれ、私は観戦席へ戻っていった。
——◆——
その後常闇くん対爆豪くんによる第4試合が行われ、光が弱点である『
そして爆豪くんも戦いの中で常闇くんの弱点が分かったのか、最後には閃光弾のように光を発生させて、常闇くん本人を地面にねじ伏せ、完封勝利した。つまり、私の次の相手は爆豪くんということだ……。
「(……どの『シンフォギア』でも、対応されるってのがわかるぐらいの実力者……ギリギリまでどれで行くか考えないと…!)」
すると爆豪が一瞬だけ私たち、否、私の方を見てきた。その時思わず背筋が伸びたのは言うまでもなかった。
次回はより大変になる(私が)……のかも。