この"沢山の歌声"で、"曲"で、ヒーローを目指します   作:伽華 竜魅

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後日談のバーベキューだけど私は大変だったことを一生忘れることはない…!

 

 

 

 

昨日の(ヴィラン)との戦闘から翌日の今日。

無事事件を解決した私たちは、I・アイランドの一般公開が延長になった代わりに、オールマイト主催の元、湖の側のテラスでバーベキューが開催されていた。

 

「さぁ! 肉も海鮮類もたくさんあるから、お腹いっぱい食べなさい!」

 

「「「いっただっきま~す!!!」」」

 

同時に、招待状を貰ってきていた私たちだけでなく、一般公開でめぐる予定で来ていたらしい他A組の皆も一緒に楽しむことになった。

 

「ん~美味しい~!!」

「バーベキューなんて久々! さいっこ~!」

「峰田君! そんなにたくさん何本も1人で取ってしまっては、他の人が食べられなくなるだろう!」

「いいじゃねぇかよ! 両手いっぱいの串焼き持ちさせろよ委員長!」

 

お肉も美味しいけど、海鮮系もやっぱり美味しい。

私は湖の傍で眺めながら伊勢海老なんてそのまま焼いたの剝いてから丸かじりしてるもん。

だけど、私の中では1つ気がかりなのがあった。

 

「(黄金の錬成陣……)」

 

歌っているときに、タワーの屋上に一緒にいた皆を守るように展開されていた黄金の錬成陣……あれは、『キャロル・マールス・ディーンハイム』の錬金術によるものだ。

でも、私はアレを使ったことがない。

そもそも『聖詠』もないあの『ファウストローブ』は、私でも発動がまだ定まらないのだ。

なのにあの一瞬だけは、なぜか展開されていて、ちゃんとシールドとして機能していた。

 

「(無意識に発動したにしても、感覚が残ってるとかじゃない。本当に意識と感覚外での発動…まるで、別の人が使用した(・・・・・・・・)ような……)」

 

でも分からない。

暴走後に見たあの夢と関係があったりして……う~ん…。

 

「ンぐンぐ……」

 

「天堕さん」

 

「ンぐッ!?」

 

ずっと思考を回しながら伊勢海老をモグモグしてたら突然声をかけられて喉が詰まった。

急いで胸を叩いてから水を入れて飲み込む。

 

「ゴホッ、ゴホッ…!」

 

「だ、大丈夫?」

 

「だ、大丈夫…んで、どうしたの緑谷くん」

 

横を見れば肉の串焼きを片手に持っている緑谷くんがいた。

 

「いや、そんな些細な事じゃないんだけど、言いたくてさ」

 

「?」

 

「——ありがとう」

 

「……ふぇ?」

 

突然のお礼に私は硬直したと思う。

だって、突然しっかりと目を見てお礼を言われたらそうなると思うよ?(私だけだったら悲しい)

 

「きゅ、急にどうしたの!? 私なんかお礼言われることやった!?」

 

「え、いや…あの時天堕さんの歌があったおかげで、不思議と力が溢れたりして、いつもよりも行けるって思えたんだ。それに、前から天堕さんの歌を聴くと、元気になれるんだ

 

「……」

 

な…な……なにそれ。

えっ?えっ??なにそれえっ?

えっ、つまりは私の歌が届いたってこと?

ん?なに歌届けたみたいな考えしてるんだ私は?

 

「(…あっ)」

 

『胸の奥底から、歌が溢れ出そうで、歌いたいんだ……みんなのために、オールマイトのために……緑谷くんのために!!

 

い、言ってたァァアアアッ!!!!

 

「(言ってた…言ってたよッ!! なに「緑谷くんのために!!」って! えっなに!? そんな【マクロス】で歌姫が想いを寄せているパイロットへ歌を届けるような奴は!? 私はそれをしたのか!? してたの!? ねぇ!!?)」

 

「あ、天堕さん!? 伊勢海老が握り潰されちゃってるよ!?」

 

緑谷くんが何か言ってるけど、そんなことより自分の昨日言ったことが頭の中でリピートされて、どんどん顔が熱くなってきて…それが最終的に身体中に……。

 

「——……んだよ」

 

「えっ?」

 

 

暖か過ぎんだよォォォオオオッ!!!!

 

 

「あ、天堕さぁぁあああんッ!!!!??」

 

私は無意識に声帯を『雪音クリス』に変換し、叫びながら潰れた伊勢海老を投げ捨ててそのまま湖にダイブした。ドボンッ!!と言う音と耳に、私は身体を冷やすために必死に湖に潜っていた。

だけど流石に息が限界で、すぐに顔を出した。

 

「プハッ!」

 

「あ、天堕さん!? どうしたの急に!?」

 

緑谷くんが心配してるけど、今は顔が見えない。見ることができない!!

私たちの叫びと湖にダイブした音を聞きつけて、他の皆も寄って来た。

 

「ちょ、天堕どうしたの!?」

「流石に綺麗だから飛び込みたくなったのかな?」

「天堕君! 水着でもない私服で勝手に湖に飛び込んではダメだ! 人様の迷惑にもなるし、風邪を引いてしまうぞ!!」

「薄着だから服が透けて、胸以外のスタイル抜群な身体付きが……——」

「バーベキューに加えて最高なサービスが……——」

 

みんなが何か言ってるし、峰田くんと上鳴くんは梅雨ちゃんの舌と耳郎さんの"個性"でやられていた。

でもゴメン…今はどうしても……緑谷くんを見ることができない。

私今、酷い顔してると思うからッ!!!!

 

 

——◆——

 

 

深夜を過ぎた夜。

街の光が地を照らす中、ある1つの高層ビルに迷彩柄のヘリが着地しており、既に乗車はいない状態である。

 

 

場面は変わり、緑色の光が薄く照らされているだけの、どこかサーバールーム、もしくは何かしらの施設のような薄暗いい部屋。

その部屋の扉が開かれると、片手にアルミツールケースを持つメドゥーゴルが入って来た。

 

「ただいま戻りました。ご主人様」

 

「無事戻って来たようだね」

 

メドゥーゴルはそのまま正面にいる、2人の男性、そのうちの椅子に座ってモニターを見ている方の1人に声を掛けた。

そしてその男性は中年あたりの声をし、振り返ることなく返事した。

 

「頼んでいたアレは回収して来たかい?」

 

「はい。片方はウォルフラムが使用したために回収はできませんでしたが、同じものと同時にデータもある物を回収してきました」

 

「ちゃっかりしておるのぉ…だが、設計図などのデータがあるならありがたいわい」

 

そこに白衣を着た年寄りの男性がメドゥーゴルに近寄り、アルミツールケースを受け取ると中身を確認する。その中身は、I・アイランドでウォルフラムが使用していた『"個性"増幅装置』と全く同じものがあり、別でUSBとデーターチップも入っていた。

 

「この試作品を改良すれば、下準備は完了じゃろう。のう、先生」

 

老人は椅子に座っている男性、先生と呼ばれている人物に声をかけた。

それでも男性はモニターを見ている。

 

「あぁ、トリガーでは後々に身体に悪影響を与えるが、オールマイトの親友であるデヴィッド・シールドが作ったその装置を完全品にすれば、彼女を僕の求める彼女にすることができる」

 

男性はモニターに手を伸ばし、触れた。

 

「再会はもうじきだ。君がこっち(ヴィラン)側で、僕の隣で共に歩むべきだと思い出させてあげるよ(・・・・・・・・・・)——」

 

そのモニターには、天堕幻神が映っていた。

 

「——僕だけのメインヒロインだってことをね」

 

微笑んだ男性は、顔にあるべくパーツが口しかなく、逆に何本ものチューブが付けられていた。

 

 

 

 




今回は甘め+ギャグっぽい感じのを入れて書きました。ちなみに、オリ主が湖に飛び込むところは、私はアニメ『日〇』のみ〇ちゃんが、窓を突き破ってそこを〇子があの、何だろう…こう、別で横から上半身だけがスライドしてきて名前を言うあのシーン……知ってる人いますかね?
〇おちゃんが泣きながら走り出して祐〇がずっと必死に呼びかけながら追いかけるあのシーン。分からないなら『アニメ〇常』で調べてくれぇ!!

それと最後の(ヴィラン)サイドのは、35話『襲撃の真実』を見ればわかると思います。どうなっちゃんだろう……(主にこの物語と製作する私が)

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そろそろシンフォギアとマクロス以外の曲歌わせる?

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  • タグにもあるんだから歌わせろ
  • 主さんのお好きなようにしろよ
  • そんなことより深夜のラーメンが食べたい
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