この"沢山の歌声"で、"曲"で、ヒーローを目指します 作:伽華 竜魅
時は遡り、美音が『シェンショウジン・ファウストローブ』を纏った頃。
記憶の世界、最深部。
♪ 奇跡が宿った機械仕掛けの ♫
♪ このアームには意味がある(意味がある) ♫
『ガングニール』を纏った『
【Ver.XV】……これで何をどうすればいいのかはわからない……でも、胸の歌を信じて『
♪ 普通の日常なんでもない日々 ♫
♪ そんな夢の為だと(夢の為に) ♫
他に浮いてる白一色の瓦礫や建物、空母などから黒い泥のようなものが固まっていき、形になっていく。
『(あれは、『ノイズ』!?)』
その姿形は黒い泥で出来ているけど、『ノイズ』だった。それもオリジナルから『アルカノイズ』まで、こんな大量に……きっと、『
周りを見れば、『
だからこそなんだろう。
記憶、精神世界ではそう言ったことができるっていう展開はありがちだ。
『(だとしてもだ!!)』
♪ 温もりを伝える(温もりが伝わる) ♫
♪ 言葉じゃなくたって(言葉じゃなくても) ♫
♪ この拳の答え 武器を持たぬ答え ♫
♪ 「一撃必愛」ぶっ込めラブソング ♫
『
そして1つの大きなビルのような形の白い瓦礫に衝突する勢いで着地し、泥ノイズたちを倒していく。
アルカの武士型が振り下ろしてくれば避けて蹴り、オリジナルのカギ爪型を殴りそのまま叩きつける。
他のいろんなタイプ、型を倒していくけど、他の瓦礫から飛び移ってこっちに来ていたり、飛行型も空母型から飛んできている。
♪ 正義を信じ(正義を信じ) ♫
♪ 握りしめよう(握りしめよう) ♫
♪ やり直せばいい 壊れたって ♫
1体を踏み台にして飛び上がり、空母型の上に乗って走り出す。
そんな『
『ッ!』
横を見れば泥ノイズたちが一つに固まっていき、巨大人型になって片腕を大振りで振りかざしてきた。『
それでもと強く思い、パイルバンカーを起動し叩きつけて破壊して脱出した。
♪ もうへいきへっちゃら(へいきへっちゃら) ♫
♪ ハート響かせ合い ♫
♪ なけなしの勇気だって「勇気」 ♫
♪ 泣けるほどギュッと愛になる ♫
そのまま腰部のスラスター+脚部のパワージャッキで一気に飛び出し、そのまま巨大人型の顔面目掛けて拳を叩きつけて破壊した。
『よしっ! このまま——』
——と思った瞬間、何かに叩きつけられて、また瓦礫に激突した。
『痛ッ……ッ! 嘘でしょ…』
すぐに立ち上がり見上げれば、そこには『Sv-303 ヴィヴァスヴァット』が2、3機立ちふさがるように飛んでいた。
それでも、行かないといけないんだ。
『邪魔、しないでッ!!』
『
『Sv-303』は止めようと攻撃しながら飛んでくる。歌い続けろ!胸の歌を!
『【Ver.XV】常時維持! 上乗せで、【IGNITED arrangement】ッ!!』
♪ 一点突破の決意の右手 私と云う音響く中で ♫
身に纏う『シンフォギア』は【Ver.XV】のまま、イグナイト時の【限界突破 G-beat (IGNITED arrangement)】を歌う。
小型ゴーストも飛んでくるけど、腰部のスラスター+脚部のパワージャッキの出力を更に上げてこっちも速度を上げていく。
♪ 「何故?どうして?」の先を 背負える勇気を ♫
♪ 迷いは…ないさ 拳に包んだ ♫
こっちだって脚部のパワージャッキでジグザグに跳ぶことはできる!
元々『セイレーンシステム』であり、『シャロンアップル』でもその脅威を震わせたその『無人戦闘機』の恐れは見るだけの自分でも震えるほどに感じるほどのヤバさなのは伝わっていた。
でも、負けるわけにはいかない!ここで詰んだら、『
♪ 勇め(Let's shout) どんなんだって一直線で ♫
♪ 届け(Let's shout) ありったけファイト一発ダイブ ♫
止まって上がってすぐに後方に戻るように跳ぶ!!
小型ゴーストはそんな『
♪ ぶち抜く(壁を) ♫
1機、2機!
♪ ぶっこむ(ハート) ♫
3機、4機!!
♪ 胸の歌がある限り ♫
♪ 正義(信じ) ♫
5機、6機!!!
♪ 握り(締めて) ♫
7機、8機!!!!
そして本体の『ヴィヴァスヴァット』ォ!!!
♪ 自分色に咲き立つ花になれ ♫
♪ (HEROじゃなく) ♫
全機破壊!!
でもノイズやら『Sv-303』やら次から次へと湧いてくる…!
『だとしても!だよね? 『
♪ 高鳴れ(G-beat) メーターを ガンと(G-beat) 振り切れ ♫
それでもノイズを蹴散らしながら、『Sv-303』の攻撃を避けていき、瓦礫を掴んで予測とガントレットのパワーでぶん投げる!!
♪ この両手で この歌で 守りきってやる! ♫
命中して爆発する。
それでも次々に記憶の世界が見えるところをゲートとして出てくる。
右腕のガントレットを変形させてドリルにする。そして回転させて突撃してくるゴーストに正面から迎え撃ち、貫き破壊した。
♪ 貫け(G-beat) 信念を 燃えろ(G-beat) 激しく ♫
跳躍し逆縦回転しながら落下していく。
このままじゃ時間が無くなるだけだ…
♪ 限界なんて…いらないッ知ら——
『——ぅあっ!?』
だけど背中に大きな打撃が伝わり、一番下の地上……正確には泥の溜まり場でもある底に激突した。身体をグググと立ち上がらせる。
『数が…』
増してきている。
1000とかそこらじゃない……1万は行きそうなレベルの数。
『ッ!?』
突然泥の溜まり場から黒い触手が伸びてきて、『
そしてノイズや『無人戦闘機』はそのまま全員がゆっくりとこっちに寄ってくる。
『むぐっ!!?』
歌おうとすれば触手が口元を巻き付けて押さえてくる。これじゃあ歌えない。
身体も部位1つ1つを縛って動けないようにしてる。
それに身体がゆっくりと沈められていき、響き渡るように声が聞こえた。
——ヒーローなんて目指さないで。すべてを『わたし』に委ねて。
嫌だ…!!嫌だッ!!
ダメだ、ダメだダメだダメだダメだ!!
それだと『
——これしか未来がないの。たとえ戻ったとしても、もう誰も『わたしたち』を見てくれない。
そんことない!
先生が、オールマイトが、みんなが『
救けようとする気持ちがある!!だから!!!
——それはない。故に、公安は『わたしたち』を殺そうとしている。
それ、でも…!
——『わたしたち』はもう、
だとしてもォ!!!
触手を無理やり口で食いちぎり、心の奥底から叫んだ。
『——生きるのを…諦めるなァッ!!』
瞬間。
『ギアペンダント』が光り出し、5色の色を輝かせながら飛び出した。
その衝撃波は泥を弾き飛ばし、その5色の輝きは飛んで行ってからこっちに戻っていて、それぞれが光の塊として『
『はぁ…はぁ…これって……』
聴こえる。
それぞれの輝きから流れるメロディーが…歌が…『
『
歌えと、歌えと言っている。
「その作品じゃなくていい」
「その場で今、自分がこれだと思う歌を」
「腹の底、胸の奥から歌え」と。
『ありがとう、みんな……!!』
5色の輝きはそれぞれがアームドギアへと形描き、『
『行くよ……【REVENGE】!!!』
その声に呼応、大きなスポットライトが『
♪ Wow-oh-oh, wow-oh-oh ♪
♪ Wow-oh-oh, wow-oh-oh ♪
♪ Wow-oh-oh, wow-oh-oh, wow-oh ♪
幻神が声質を『フランシュシュメンバー』へと変換し、【REVENGE】を歌い始めた瞬間。光輝く巨大な球体である"個性因子"が一瞬だけ強く輝く。
すると泥が1つに集まっていき、それは『幻神』と同じ大きさと形へとなった。
『(『黒いガングニール』…!)』
その姿は、『黒いガングニール』を纏った幻神自身。
「……」
美音でもなければ原作キャラでもない、幻神自身が虚ろな目をしてそこに立ち、アームドギアである大槍の先を幻神へと向けた。
幻神はすぐに理解した。
アレは自分がこの先に行くための最後の壁であり、『黒換美音』を救けるために乗り越えなければいけない心だと。
♪ 時は戻らない 向き合うだけ ♪
♪ 過去の栄光は 遠ざかるもの ♪
幻神が脚部のパワージャッキにて歌いながら駆け出す。『黒いガングニール』を纏う幻神…通称、泥幻神もまたアームドギアを構えながら駆け出す。
♪ 粘って行こう Never give up again ♪
『ガングニール』の拳と『黒いガングニール』の槍がぶつかり合い、周囲の泥を吹き飛ばし、浮いている瓦礫たちもその衝撃波で大きく動く。
♪ 敗北に価値を与えるため ♪
幻神はパワージャッキで踏み留まりながら歌い続ける。
♪ 立ち上がって 振りかざせ 傷付いた腕を ♪
互いに弾けるように離れるも着地と同時に再び距離を詰め、拳と槍をラッシュのごとく激しくぶつけ合う。
♪ 苦汁飲んで could you stand up? Again ♪
『黒いガングニール』はその脚を幻神の腹に叩きつけ、幻神は吹き飛ばされるも歌うことやめずにそのまま身体の体勢を整え、飛ばされた先にある、マクロスの空母『アイテール』に着地した。
『黒いガングニール』はすぐに幻神の元まで追いかけ、槍を振りかぶる。
幻神はそれを避けて、2人は空母の上を滑るように移動しながら攻撃をぶつけ合う。
♪ 引き際とか弁えなんて 弱音が遺言じゃ終われない ♪
その2人の攻撃に耐えきれず『アイテール』は完全に崩壊。2人は瓦礫と共に落下していく中、『黒いガングニール』は足元の瓦礫を破壊する勢いで幻神へと飛び出し、幻神はそれを真正面から受け止めるも、瓦礫は耐えきれず崩壊。
そのまま押されて行くも、違う瓦礫に着地すると同時に2人は駆け出しながら互いの拳と槍をぶつけ合う。
♪ 再起に賭けろ 七転びしても ♪
歌い続ける幻神。
そんな幻神を止めようと、倒そうとする『黒いガングニール』。
♪ 途切れた 溜め込んだ ♪
『神殺し』であるその力を『他者と手を繋ぎ合う』力として使い、掴み取った『立花響』。
そんな彼女に『
1人ぼっちで、友も片手で数えるほどしかいなかった少女は、誰とでも手を繋ぎ、
ある意味では今、それを試されている。
人それぞれ
人がその人に憧れても、その人になることは不可能だ。それはその人だけの輝き、その人だからこそ発揮する"
だが、その人になれなくても……——
『願いを吐きィ出ァせェェエエッ!!!!♪』
——自分が見出した自分だけの力を覚醒させるきっかけにはなるのだ。
幻神の気持ちに反映し、『ガングニール』の装甲が輝き始める。
同時に彼女の左の瞳には微かに、『
そしてその拳がぶつかると同時にガントレットのパイルバンカーが起動。
『黒いガングニール』は吹き飛ばされ、泥の溜まり場へと激突した。
「……ッ」
『黒いガングニール』は仰向けで倒れている身体をグググと立ち上がらせる。
♪ 例え勝ち目のない戦いでも ♪
「ッ!?」
『黒いガングニール』は歌声に反応し見上げる。
その視線に先には幻神がスラスターを全開にして、纏う輝きと共に一気に詰めてきていた。
『黒いガングニール』はアームドギアを構えると槍先を展開させ、【- HORIZON†SPEAR -】を放った。
♪ 夢も 覚悟も 変わらない ♪
幻神は身体を捻ることで【- HORIZON†SPEAR -】を躱し、そのままスラスターのエネルギーを輝きと共に回転して纏い竜巻へと変わる。
♪ 失望を 屈辱を 失敗を 後悔を ♪
『黒いガングニール』はマントで己自身を覆いつくし、防御に移る。
それでも幻神は迷いなく真っすぐ『黒いガングニール』へと向かって行く。
♪ 炎にくべて 高く狼煙を ♪
そして衝突した瞬間、輝きが混じった大爆発が起こる。それにより立ち昇る巨大な煙幕から幻神は飛び出し着地した。
♪ いつか世界中が見放しても 命の限り挑もう ♪
♪ 決断を 執念を 挽回を 復活を ♪
煙幕が晴れれば、泥が触手のようにうねりながら『黒いガングニール』を守っており、『黒いガングニール』もまたマントを解き、幻神を睨んでいた。
♪ 遂げて眩しい魂 突きつけろ!!!!!!! ♪
そして幻神は歌を終える。
『はぁ…! はぁ…! はぁ…!!』
幻神は片膝を地に着きながら、息を荒くしながら呼吸を繰り返す。
『くっ…!』
『黒いガングニール』は幻神へと歩み寄っていくが、その脚をなぜか止めて槍を地に突き刺した。
『…?』
「——どうして、あの
『ッ!?』
『黒いガングニール』否、その正体は『
「あの女も確かに『私』だ。でも悪に染まった今、消滅させて、自分がオリジナルになるべきだよ。なのに、どうして?」
『そんなの…』
「あの女が救けを求めるから? 過去の記憶を見て同情したから?」
『違う…』
心とは本心であり、自分を試す最も最大な試練。
心からそう思っていても、その奥底にある自身も知らない本当の本心というものは存在する。
「たとえ救けても、『私』に未来はない。世間は『私』を
『そう、かもね……』
「だから殺す。そして身体と"個性"を取り戻して、
『——そんなのは嫌だッ!!』
「……」
『
それに対し『
『『
幻神は右腕を上げ、胸元前で優しく握った。
『あの事件がなければ、『
幻神の語りに、なぜか『
幻神はそれに気づくことなく語り続ける。
『その想いに、救けを求める
『——
『
『黒換美音』のずっと奏でていた救いを求める旋律。それは自身が覚醒し、目覚める前から奏でられており、その音色に、旋律に2つが混ざり『具現化』となった"個性"が応えたという意味だと『
「そんな都合のいいことあるわけないでしょ」
『……そうだね。なんせ『
幻神の語りに語った想い。
それを聞いた『
「なら、これで終わりにしましょう」
『
『【絶唱】……!? いや…——そういうことか』
『
それを聞いた幻神は一瞬驚くも、【絶唱】を歌う意味が、意図がわかった幻神は片手を胸元に添えて、目を瞑り同じように【絶唱】を奏でる。
2つの『ガングニール』。
互いの身体がその歌を奏で、2人のマフラーとマントは揺れ動く。
【絶唱】を終えると『
それに対し幻神は己の纏う『ガングニール』の色だけに足らず、他5色の青、赤、白、緑、ピンクの計6色の色が混じったオーラを纏った。
『
だが幻神は避けようともしなかった。
結果、『
そんな幻神に対し、『
そして幻神は目をカッ!と開き、オーラは勢いを増させながらその手で、自身を貫いているアームドギアを掴む。
すると幻神の纏う6色のオーラが『
『……ありがとう』
幻神は小声でお礼を言うと、傷口が塞がったのを確認してからその視線を目の前にある"個性因子"へと向ける。
『限定、解除……!!』
幻神は叫びながら駆け出す。
それに呼応し、"個性因子"は光り始めた。
『エクスゥ……——』
幻神は飛び出し、"個性因子"へと手を伸ばしながら、その光に入っていく。
『——ドラァァアアイブッ!!!』
その時、幻神の纏いし『ガングニール』は光と共にその形を変えていき、背中には神々しい翼を生やした。
そして最深部である記憶の世界は、"個性因子"の膨大な発光によって、全てが暖かい光に包まれた。
——◆——
現在。
「ぅ、ぁ…! ァっ…あぁッ!!」
美音は身体の奥底、胸の歌の乱れと共に何かが暴れ出ようとしているような感覚に襲われる中、美音の意志を無視して、"個性因子"が別の何かを具現化しようとしていた
「(アレは…?)」
AFOは気づく。
美音の身体から6色のオーラが漏れ出していることを。そして美音は苦しみの声を漏らし続け、顔を上に向けながら叫んだ。
「——ァアアアァァァアァアアァァッ!!!!!」
その瞬間、美音の胸元から6つの輝きが勢いよく溢れて、そのまま夜空へと飛んで行く。
その進行方向には『Sv-303』が1機おり、その機体に衝突した。
「自爆か?」
「いや…違う!」
それにより『Sv-303』は破壊されるも、その破壊された機械の破片や部品はそのまま6つの輝きとともに飛んでいく。
「まさか、あれで何かする気かッ!?」
「その前にあの小娘を殺さねぇと…!!」
ヒーローたちは立ち上がる。
その間にも6つの輝きは夜空へ飛んで行くと、旋回し戻っていく。
それを見た彼らは、誰かは知らないが呟いた。
「流れ、星…?」
それはまるで、色が塗られた流れ星。
その6つの流れ星は1つへとなって行き、1つで6色を輝かせる流れ星として落下していく。
「あれって…?」
誰もが何かの攻撃と思うだろう。
だがそれとは裏腹に、破片や部品もゆっくりと白く輝きながら形を変えていく。
それは不思議と美音の攻撃とは違うとギアは思えた。
そしてその輝きは——
「シンフォギアァァァアアアッ!!!!」
——少女の叫びとともに地上へ、その場にいる全員のちょうど中央へと勢いよく着地した。
その衝撃は地上へ伝わり、土煙が立ち昇る中、オールマイトたちは目を細めながら落下地点を見る。
やがて土煙が晴れていく。
それを見た美音は信じられないと、困惑でいっぱいになり、戸惑いと焦りを隠せないでいた
「ッ! まさ、か……いや、ありえない! そんなことが…
美音は荒く、困惑や怒りなどと言った感情がぐちゃぐちゃになりながら叫ぶ。
「おいおいおい待て! まさかそんなことも出来るのか!?」
「これは、美音くんも予想外すぎる出来事か……」
「ギア! お前はこれを知っていたか!?」
「知らない…訳が分からないよ……でも、1つだけわかるわ——」
ヒーロー達やAFOもまた、驚愕と絶句に染まり、思わず声を出すものもいた。
そんな中ギアは、今起こっている現状を一言で言い当てた。
「——
土煙が晴れ、落下した場所。そこには——
胴体には明るい黄色メインのバトルスーツ。
両腕には大きな白メインの黄いガントレット。
脚部は大きな白メインの黄いグリーブ。
首元には赤く燃え上がる大きな1本のマフラー。
頭部には白メインの黄いヘッドセットとブレードアンテナ。
胸元には中央が赤いひし形、左右に伸びる黄金で出来たペンダント。
夜空を印象付けながらも、裾が白炎に燃え上がっている青黒の髪。
そして黄金に輝く大きな翼。
その姿はまさに、奇跡を掴み形にした『ガングニール』の限定解除形態。
——天使とも言える姿。
【BURNING・EX-DRIVE】を纏う『天堕幻神』が、覚悟を決めた表情をしながら立っていた。
陽だまりは日陰を救うべく、胸の歌と共に陽のように輝く翼を広げ、戦場へと舞い降りた。