この"沢山の歌声"で、"曲"で、ヒーローを目指します 作:伽華 竜魅
愛煙家様、誤字報告ありがとうございます!
個性に関しての詳細はもう少しお待ちを。
そしてオリ主は最強ではありません。そこを強くご理解していただけると嬉しいです。
「ヴィ、
「ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎる!」
切島くんと上鳴くんがそう言う。いや、それ以前になんでこんな堂々と侵入してきたんだ……!?
「13号先生、侵入者用のセンサーは!?」
「もちろんありますが……」
「現れたのがここだけか、学校全体か……何にせよセンサーが反応しねぇなら、向こうにそういうことができる
轟くんは、私たちの中でも一際冷静でいて、分析したことを口にした。
「13号、避難開始しろ! 学校に電話も試せ! 上鳴、おまえも"個性"で連絡を試みろ!」
「っス!」
相澤先生は鋭く指示を飛ばし、首に下げているゴーグルを付けて
緑谷くんがそれを止めようと、相澤先生の戦闘スタイルを言いながら話すも、相澤先生は「一芸だけじゃヒーローは務まらん」と一言言い返し、広場へ駆け出していった。
そして相澤先生は広場で戦闘を始めた。
「すごい……! 多対1こそが先生の得意分野だったんだ……!」
「分析している場合じゃない! 早く避難を!!」
とりあえず私たちは、指示に従って非難すべく、入口へ走る。だけど私たちの目の前に、黒い霧が現れて、塞がれてしまった。
「させませんよ」
霧の中に、使用者である人物であろう怪しく光る目があった。
「初めまして。我々は
オールマイトを殺す…!?そんな大言を叩けるってことは、本当に殺すことができる手札、切り札的なのがあるってことだ。つまりコイツらは轟くんの言う通り、アホじゃない!!
「まぁ……それとは関係なく……私の役目はこれ」
黒い霧が形を変えて、何かしようとした瞬間、爆豪くんと切島くんが先手必勝とばかりに攻撃しだした。だけど、黒い霧の
「危ない危ない……そう、生徒といえど優秀な金の卵」
「ダメだ! どきなさい二人とも!!!」
13号先生が叫んだけれど、遅かった。
「あなた達を散らして……嬲り殺す!!」
そして私たちの視界は、真っ黒な霧に覆われてしまった。
——◆——
森林地帯の上にてワープゲートが出現し——
「——……へ?」
——そこから1人、私が放り出されてしまった。
「えぇぇぇぇぇえ!!? た、高ッ!!!?」
思ってた以上に高すぎる!!どうする!?
「いや、どっちにしろ抵抗するんだ! なら……!!」
落下しながらだけど、体勢を整えて、胸に手を重ねる。
『
ドクンッ!と心臓の鼓動が一回大きく高鳴り、身体から青水色の光が溢れ、私を包み込んだ。
肌にピッタリと張り付く青と白を基調とするバトルスーツを身に纏い、下部に刃があるヘッドセット。左右の二の腕に青い鎧。
前腕には白い鎧が武装される。後腰部にはスラスターが武装され、脚部には膝横に青い鎧。
脛も青くなっており、水色が入ったヒールが繋がっている。ヒールの左右外側に青と白のブレードが武装された。
『
「お、来たぜ来たぜ!」
「なんか急に光ったと思ったら、武装してるなァ」
「露出している……誘ってるなら全然OKで遊んでやるぜ…!」
「おい、年齢と見た目で判断するなって死柄木って人が言ってただろ? あぁいう"個性"だっていてもおかしくねぇよ!」
「なら、痛めつけてからヤるまでだ……!」
「いざ参るッ!! ってね!!」
♪ Ya-Haiya ナリワタレ Ya-Haiya テンヘト ♫
♪ (Ya-Haiya-Haiya-ie Yaiye-Haiye- チカラヨカエラン) ♫
♪ (Ya-Haiya-Haiya-ie Yaiye-Haiye- アメノハバキリ Ya-i-ye ツルギヨウタエ) ♫
♪ 舞い散る時の花に 幾夜も己を問う ♫
♪ (Ya-ha-)低きに水は流れ ♫
♪ (I-e-)人も同じく…無情に ♫
声質を『風鳴翼』に変換。そして歌いながら交戦する。森林地帯のエリア+私以外のクラスメイトがいない。みんな無事なのか、はたまた別の場所に飛ばされたのか分からないけど、正直好都合だ。
♪ 崩れて消え去る(為す術なく) ♫
♪ 無力の極みに(涙は枯れ) ♫
♪ 否…然れども嘆きすら 断罪の刃へ変え ♫
♪ 一閃に願いを込め この四肢千切れようとも ♫
♪ 防人-さきも-らん ♫
アームドギアを頭上に高く投げてから、両手を地に着けて、逆立ち状態になる。そのまま脚部のブレードを展開して伸ばし、回転して
【-逆羅刹-】
近距離、それも肉弾を得意としているであろう
♪
♪ 命の火を外道から護ることが? ♫
そして回転したまま脚で斬り、腕に力を込めて飛び上がる。そして頭上に投げていたアームドギアをキャッチして、もう片手に別のアームドギアを出す。そのまま両足を伸ばしブレードを合体させる。両手は左右真っすぐ横に伸ばす!アームドギアと脚のブレードの刀身から炎が溢れ出る。
♪ 答えはあるのか? 光は射すのか? ♫
「な、なんだよあのガキの"個性"!?」
「ビビってんじゃねぇ! 所詮はガキなんだ! 攻撃しろ!!」
♪
「
【-羅刹零ノ型-】
そのまま
「はぁ…はぁ…!」
立ち上がって周りを見渡せば、
「痛ッ! ぁ……!」
左腕に少し痛みが走ったらからチラッと見れば、撃ち込まれた跡が1つだけあり、そこから血が流れていた。全てをさばききることはできなかったってことだ。
「まだまだ未熟って証拠だね……」
とりあえず拘束するにもアイテムは持ってないし、『
「(ことが終わるまで目を覚まさないことを祈ろう……)」
私はとりあえず、『
「(森林がどこまで続いているかわからない。それに、刃系とかもいたけど、ほとんどがこの森林と相性がいい"個性"持ちだった。=として、
走って走って、やっと噴水がある中央エリアに着いた。だけど、目を疑った……視界に映ったのは——
「相澤…先生……!?」
重傷である相澤先生が、脳みそが丸出しの化け物に押さえつけられている場面だった。
「くっ!!!」
私は脚部のブレードを横にスライドさせて、バーニアで使って一気に駆け抜けた。
アームドギアを変形させて、大剣にする。
「……『脳無』」
私は斬りかかろうとした。だけど——
「——…ゴホッ!?」
——気が付いた時には、地面に叩きつけられていて、腹部から猛烈な痛みが全体に伝わって来た。大剣に変形させていたアームドギアも折れている……一体何が…!?
「変わった格好だな? 最近のヒーロー志望のガキはそんな露出な格好をするのか?」
「ゴホッ! ゲホッ!! (い、いったい何が…起きたの!? 気が付いたら、やられていた……!?)」
お腹が痛い……!
「(けど……!!)」
無理やり身体を動かし、両手を地に着けて、足を広げてブレードを展開。そのまま回転して斬りかかる。手だらけの
「なっ!?」
「……」
脳みその化け物
「へぇ、
「対平和の象徴…怪人脳無……!?」
つまりこの化け物が……オールマイトを殺す切り札!?
「キェェェェっ!!!」
「ぐぁっ!!」
化け物……『脳無』が掴んでる私を振るって、そのまま地面に叩き付けるように投げ飛ばした。私はそのまま地面に激突し、何回かバウンドして行って、やっと止まった。
「カハッ……!?」
だけど、その威力は凄まじく、先生との特訓すらも超えるほどの痛みだった……これが、本当の
手だらけの
「なッ!?」
視線をそっちに向ければ、緑谷くんと蛙吹さん、峰田くんがいた。
「くっ! (間に合えッ!!)」
そして私は、その時には既に駆け抜けながら、短剣のアームドギアを
——◆——
「……? んだこれ?
死柄木は顔をぎこちなく動かす。そして死柄木の視界には、
「あの女の……?」
瞬間、緑谷は動き、拳を構えた。
「(さっきの
「脳無」
「スマァァァァァッシュゥゥッ!!!!」
緑谷は"個性"を使い、死柄木に攻撃する。それによって規模の大きい風圧が発生した。そして緑谷はすぐに違和感に気が付いた。
「(…!? ——腕、折れてない!? こんなときに、初めて調整がうまくいった!)」
緑谷は場違いな喜びを胸に満たしたが、それはすぐに土埃が晴れたことで、逆だと気が付いた。
脳無が、緑谷のスマッシュを平然と身体で受け止めていたのだ。
「(いつの間に…というか、効いてない、なんで……ッ!? ま、まさか…——)」
緑谷はこの脳無こそが、オールマイトを殺す算段だと気付いた。
「あの女のガキといい、良い動きするな……スマッシュって君、オールマイトのフォロワーかい?」
死柄木が脳無の背後で口を開く。そして身体を動かし、やっと短剣に触れて、崩し、塵にさせて自由になった。
「まぁ、なんでもいいや」
それが命令だったのか、脳無は無防備な緑谷の右腕を掴んだ。
教師である相澤……イレイザーヘッドは既に力尽き、峰田は『もぎもぎ』で抵抗しようと、蛙吹は緑谷に舌を伸ばし、死柄木は蛙吹と峰田に手を伸ばし、再び触れようとする。
だが、瞬間。巨大な青いエネルギーの刃が脳無と死柄木へと飛んできた。そして命中し、再び土煙が発生する。
「ッ!? 今のは——」
土煙の中、腕が解放された緑谷が状況を整理しようと頭を動かす。土煙が晴れると、脳無と死柄木は少し離れた場所にいた。脳無は死柄木を守る形で立っており、両者ともに無傷だった。
「あっぶねぇな。子供とはいえ容赦がないな」
同時に緑谷達の前に、『
——◆——
「あ、天堕さん!?」
「無事!?」
「ケロ、大丈夫よ」
良かった……【-影縫い-】を使って動きを抑えても、完全に抑えるわけじゃないから、間に合わないんじゃないかって思ってたけど、ホッとした。
「3人とも、相澤先生があそこで気絶している。無理は承知だけど、相澤先生を助けて、そのまま逃げて……!」
「ハァ!? 何言ってんだよ!! お前そんなボロボロでよぉ!?」
峰田くんが言うのも確かだ。今のこの状況を見れば、私は相澤先生の次に怪我の状態がひどい。でも、あの脳無は緑谷くんの"個性"すらも身体で受け止めて平然としていたんだ。
「……お願い」
「で、でも…!」
他の先生やオールマイトが来るまでどれ程掛かるかわからない……3人が止めるのも分かる。
「脳無に勝てると思ってるのか?」
「思ってないよ。でも、時間稼ぎぐらいなら私にだってできる……!」
「ハハッ。流石はヒーロー志望だ……けどお前じゃあ、脳無に勝てない。負けるだけだ」
「だからとてッ! 例え負けが確定してようと、倒れるという選択肢は……ないッ!!!」
アームドギアを持ち直し、脚部のブレードのバーニアで一気に駆け抜けた。
「天堕さんッ!!」
緑谷くんが呼びかけるけど、そんなの無視して私は歌う。3人が相澤先生を助けて、避難し、そして他の先生方が来るまで……!
「(時間を稼ぐんだ!! だからもう少し
♪
大剣にしていたアームドギアを元の形に戻してから、アームドギアをもう1本だし、逆手にして持ち手を
「(動きを予測しろ! 最初に貰ったお腹の痛みからして打撃。相澤先生も斬撃系とかで喰らった傷跡はない。そして緑谷くんの攻撃も生身で受け止めた! =として、相手の攻撃は接近戦の肉弾!!)」
脳無が消えた。いや、正確には早すぎてまだまだ未熟な私には見えないんだ。だけど、私の動きと脳無の動きを予測して——……!!
「(ここっ!!!)」
【-風輪火斬-】
♪ 命の火を外道から護ることが? ♫
何もない空間にまっすぐ進みながらアームドギアを振るう。するとガキンッ?ザキンッ?みたいなよく聞き取れなかった音が鳴り、私は回転して止まり、後方を確認する。
そこには脳無がいた。脳無も振り返り私を見る。そんな脳無の右腕は斬られていた。
♪ 天が答えを 示し導かん ♫
「(ビンゴ…! 手だらけの
脳無が接近してきた。間一髪でアームドギアで防いだけど、勢いが強すぎて、軽く吹き飛ばされた。
「(くっ!!)」
単純な分、
♪
脳無とまったく同時に駆け出す。だけど脳無のほうが速いから、私に一気に近づいて、左腕を振りかざして来た。だけどそれを予測していた私はそれを避けて、左腕を斬ろうとする。
「剣よぉぉぉぉぉおおおおッ!!!!!♪」
だけどそれよりも早く、私の左わき腹に打撃が撃ち込まれた。
「カハッ! (なんで……!?)——……ッ!?」
そこには、
脳無は左手で私の顔を掴み、地面にそのまま叩きつけ、私は叩きつけられた。
プシャッ!と、嫌な音と共に、指の隙間から見れた私の視界には、赤い粒が飛んでいた。
私の血だ……。
「(じ、自己再生能力……!? まさか、これがこいつの"個性"……!?)」
だったらこんな先生をも上回る
「いいね脳無。傷を入れたのには驚いたけど、それも意味をなさないよ。なんせこいつには『超再生』の"個性"があるんだから」
「(『超再生』……!? それに+でこれほどまでの超
「先ほどの動き、おそらく脳無の動きを予測しての動きでしょう。命令でしか動けないため、そこを突けば学生とはいえ金の卵でもあるヒーロー志望もある程度は戦える……勉強になりましたよ」
くっ!!もがいてももがいても、私を抑えている脳無の左腕はビクともしない…!顔を抑えられてるから声も出せない…!これじゃあ歌えないし——
「んじゃあ、殺すか」
——……殺される!!
オリ主は感情が高ぶると、歌詞としての『キャラ』の声に無意識に変換して喋ってしまう癖があるとかないとか……。
そして『
ちなみに相澤先生は既にオリ主が脳無と戦闘しているときに既に気絶してしまっております。
オールマイトが来ると思った?残念。まだあの人は校長の話に付き合わされてますよ。