ラブライブリスタートシリーズ ラブライブカーニバル リンクス   作:しゅみタロス

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第4話 そしてここにいる。

ミューズの活躍から数年後、スクールアイドルはアクアが人気を牽引し、より隆盛を極めていた頃。

 

ディスク・ドール・シンフォニクス スクールアイドル総合教習センター。

 

心咲「以上がこの度の提携に関する大まかな条件です」

ジュンヤ「寧ろメリットの方が多いね、僕たちファンガリオン家がスクールアイドル候補生の全面的なスキル向上に貢献できるなら安いモノだよ」

赤峰「イギリス最高の音楽家一家のバックアップを受けれるならそれだけでも相対的に成功するスクールアイドルが生まれる確率が上がる。革命派の一件もよりスムーズに動かせるだろう」

 

あれからしばらく経ち、黒猫団のメンバーにしてアイドル候補生としてディスク・ドール・シンフォニクスへと門を叩いた少年、海道陸。俺は今、彼のツテで再び顔を合わせる事になったファンガリオン家の風間ジュンヤと共にビジネス的な業務提携の会合を行っていた。ファンガリオン家のバックアップの元、次世代を担うスクールアイドルグループ。革命派の設立が今の最優先事項となっておりそれに合わせて行動してる。

 

赤峰「それでは、この電子書類にサインを」

ジュンヤ「喜んで」

 

タッチペンで署名された電子書類を確認すると赤峰社長は頭を深く下げた。

 

赤峰「提携承認、ありがとうございます」

 

こうして会合はは終わり、俺はそれぞれの科目ルームにを見て回る事にした。

 

 

心咲「どこの科目も真摯に取り組んでるな、良い事だ」

 

衣装科 演出科 メイク科 監査科 報道科 ダンス科 作曲科 7つの科に分かれているこの教習センターではそれぞれスクールアイドルに必要な技術を磨き、いずれ高校生芸能でトップアーティストとして活躍する未来ある中高生が日々やりたい事に励んでいる。

 

そんな中、後ろから……

 

陸「心咲先生、会合お疲れ様です」

 

振り向けば左腕にアルバムを抱えた陸が笑顔で労ってくれた。相変わらず爽やかな男だと思う。

 

心咲「海堂君もお疲れ様、報道科の研修は進んでるみたいだね」

陸「いずれシンフォニクスジャーナルでエースジャーナリストの肩書きを持ちたいので、日々努力は怠らず前向きに進んでます」

 

こう言う自分の目標に忠実な人間と言うのは羨ましい限りだ、彼にはもっと頑張って欲しいしファンガリオン家の一件も彼のおかげで持ち上がった話である以上相応の礼は返すべきだな。

 

心咲「海堂君、この後時間あるかな?」

陸「ああ、ありますよ。仕事の手伝いですか?」

心咲「いいや、そういうのじゃなくて」

 

ここに来て仕事の手伝いとか頼める訳ないだろう、皆結構残ってるけど一応はもう帰っていいわけだから自由にしてほしいよ。ここ一応教習センターで受けるのは義務とかじゃないんだから。

 

とか言ってる場合じゃないか、本題入ろう。

 

陸「心咲先生?」

心咲「済まない、俺は今日も残業だからこの後一人になるんだ。もしよかったら今から夕飯どうかな?奢るよ」

陸「マジですか!!心咲先生の奢りの飯なら尚更嬉しいです。ご一緒させてください!!」

心咲「じゃあ行こうか」

 

海堂君から一瞬犬耳と尻尾が見えた気がする。いや、犬みたいとか言ってる訳じゃ無くて……

 

そう思いながらも教習センター近くの定食屋へと入店していくのだった。

 

陸ガツガツ「かぁーーーーやっぱここのとんかつ定食旨いな」

心咲「遠慮せずにどんどん食べて」

陸「お言葉に甘えます」

 

すごい……山盛りの白米がどんどん消えていく。よく食べる子だとは聞いていたけどまるで体育会系の高校生みたいに見えるな。まあ、まだ高校生なんだけど。

 

陸「本当にありがとうございます、ご馳走になっちゃって」

心咲「いいよ、海堂君にはファンガリオン家の件について世話になったからね」

陸「役に立てれば、何よりです」

 

そう言うと俺の笑顔を向ける海堂君、思えば彼もまたスクールアイドルを導いたと思えば自分と同じだろうな。

 

それなら聞いてみてもいいか……

 

心咲「そう言えば海堂君、今後の話になるんだけどさ……」

陸「はい、何か企画が……」

 

俺はある事を切り出す。

 

心咲「最近、王の意思を持つ者と言う夢を見てさ……」

 

陸「王の意思……?」

 

心咲「言わば、俺や海堂君と同じように、精神的強さと人間的弱さを兼ね備えたスクールアイドルを導く素質に目覚めた人、多分王様の様な素質に近い人間はこの先にも現れて、スクールアイドルを大きくしていくんじゃないかって思ってさ」

陸「つまり、俺と心咲先生みたいな若者が、俺らだけじゃなく、他にいるって事ですか?」

 

俺はこれからの事を伝えた。

 

心咲「その王の意思を持つ者は今後、ディスク・ドール・シンフォニクスにも大きく影響していく、だからこそ、そんな存在を俺達が見つけていく事も必要な事だと思うんだ。

 

だから海堂君には俺に力を貸してほしい。引き受けてくれないか?」

 

陸はそれを聞くと爽やかにこう伝えた。

 

陸「心咲先生の為なら、俺はいくらでもあなたに力を貸す」

 

パンッ!!

 

そう言うとハイタッチを交わし、お互い誓い合うのだった。

 

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