ヤンデレな萌えポケ達に愛されて夜も眠れないトレーナー達 作:サンムーンで時代が止まってるトレーナー
俺はロッカー。そう、ロッカーだ。ギターをポケモン相手に聞かせ、叩きつけるような歌をポケモン相手に向かって叫ぶ。ん?人の前でやらないのかって?それは俺にはできないんだ。使ってる楽器が奇妙だから。
そう、代々家に伝わってきた楽器…ギターはどうやら人には聞こえないヘルツというよくわからんものになっているらしい。伝わってきた言い伝えには『時が来ればギターに認められる』とのこと。そんな訳でロッカーとして村の近くの峡谷で練習をすることにしたのだ。
「〜〜〜〜♬」
ロッカーとしてはどうやら練習が足りていないらしく、言い伝えには『心を震わせろ、R&R*1とSpiritを叩きつけろ*2』と書いてあった。とりあえず家宝のギターを叩きつけられるほど、金銭的な余裕も無いためとりあえず練習して見つけたいと思っている。ただ、最近では上達しているのを良く感じる。
「ジャラ!」
そう、ポケモンが最後まで聞いてくれるようになったのだ!
家の家系はどうやらポケモンには滅多に好かれない体質*3らしく、家の近くではポケモンなんて一度も見ていない。他の島から島巡りで訪れた人の中にはルガルガンを触らせてくれた人がいたが、その時には腕を思いっきり噛まれた。その時は苦笑で謝られた。*4
そんな理由で、俺が演奏していても近寄ってくるようなポケモンは一匹足りとていなかった。演奏そのものを聞いてくれるポケモンがいない訳ではなく、岩肌に隠れてチラチラとこちらを見てくる。
ふっ、カワイコちゃん達め。*5
ただ、目の前に出てくるポケモンが出てきたのは最近のことで、しかもそれもチラッチラッとこちらを見ながらいかにも『興味ありますよ~』って感じで通っていた。こうやって立ち止まって聞いてくれるのは初めてだ。
ふと周囲を見たらポケモン、ポケモン、そしてポケモン。最初こそパニックになって逃げたが、今ではすっかりリラックスして演奏できるようになっている。
「いくぜベイベー!」
練習する時でも曲の合間にはこれを言え、との先祖が残した練習法。バクオングにも負けねえ声で叫び、そしてギターを鳴らす。
これが俺の日常だ。
「〜〜〜〜♬」
どうやら歌う最中に消えてしまったらしいポケモンに気にせず、歌い続ける。
「〜〜〜ラァ‼」
叫び終わり、ギターを響かせた。余韻が辺りに響き渡った。
そんな日々が早3年。あっという間に時間は過ぎたが、未だに認められない。
最近はスカル団とかいう馬鹿共に聞かせてはみたが、全くわからなかったようだ。困惑した表情になった奴らを近くの野良ポケでぶっ飛ばした。近くにいた野良ポケはララって名前をつけたジャラランガ*6で、最近なんか進化してロックっぽい女になっていた。カッケーから仲間にならないか誘ったが断られた。チッ、ロックの魂は持ってなかったか。
まあ、このジャラランガはかなりいい奴で俺の練習に毎回来てくれるガチのファンだ。ジャラコの頃から見てきた俺からして見りゃ感慨深いものである。*7
さて、そんなクソみたいな生活を続けていた俺は、病気にかかった。家に帰るなり熱が出て、血反吐を吐いた。どの病院に行っても判断がつかなかったのが気になり、家の秘伝書を開いた。案の定、これについて先祖のが書いてあった。
『ロックを極めようとする際、ギターを使うたびに体が壊れていくのを実感した。つまるところ、これを治すというのは不可能なものである。幸い、ギターを使わなければ問題はない。が…そんなことは俺が自分の矜持を折り曲げることになる。故に俺はこのままロックを貫く。俺の体が血を吐いた後、恐らくは寿命は長く生きようとも5年、そしてギターを使える回数は三十そこらだろう。もし子孫がこれを読んでいるのなら、ぶっ通しで1日やったら終わり、と思え。俺は好きな女と、愛すべきファンのあいつらの為に使うことにした』
なるほど、要するにやり続けたら死ぬようだ。まぁ、死ぬのであればララに恩返しをして死ぬのも悪くない。そこまで俺には大切だとは思える存在はいなかった。なら、あいつに恩返しして死ぬのも悪くない。
俺は血を吐いたその日の夜、自身の遺品整理と遺書を書いた。明日じゃないと間に合わん。つーか死ぬ日が選べると考えりゃ贅沢だな。
「おいこの谷にいる奴ら!今から特別ライブが始まるから来い!」
ロッカーは大きな声で谷に向かって叫ぶ。彼の声はこの谷のポケモンにはとても心地よく、そして幼い頃から聞いてきた故郷の音楽だった。始まる音楽、響く歌声にポケモン達は惹き寄せられた。
やがて一曲目が終わり、ロッカーは周りを確認する。いつものポケモン達に、いつもよりポケモンが聞きやすい空間。しかし、ララはいない。
「いくぜ、2曲目!」
堂々とロッカーの曲が辺りに響き渡る。ポケモンが大好きだと思いを込めて。
様々なポケモンが広場に出てくる。本来は滅多に人前に出ないポケモンも、鳴き声を出しながら出てくる。
彼らにとっての特別な人物はロッカーただ一人。初めは他の人と同じように警戒していたが、そのようなことももう吹き飛んだ。ロッカーの曲は誰にも真似できない
「次だ、3曲目いくぞ!」
ロッカーは何度も練習した通りに歌う。何度も届けと願う声。他の誰でもないこの皆に、大好きな人に向けた恋歌。ロックとしては違うと思われるようなメロディー。だが、バラードとしては完璧なものであった。
何度も聞いた音に盛り上がるポケモン達。いつの間にかララも来ている。
そして、ライブは続き…
「最後の曲だ!今日はな俺の相棒…ララの誕生日兼初めてライブをした記念日だ!盛大に祝う為に新曲を用意したぜ!」
ロッカーは息も絶え絶えに見えないよう、精一杯の虚勢を張る。今日さえ乗り切れればロッカーにとってはもういいのだから。
「〜〜〜♬」
普段と違い、先祖が遺した曲ではない。ただ即興で作られたララの為の歌。
最後のフレーズ以外はぶっつけ本番の曲。故に今までの洗練されたものではない。しかし全力で歌い、笑うロッカーの全力に会場は盛り上げる。
そして曲はクライマックスへと向かう。体の感覚がないロッカー、しかしその顔には確かな笑みが浮かぶ。最後、意識を失う直前の体、ロッカーは、叩きつけるように、叫んだ。
「ありがとうよ、相棒、皆!」
そう言って崩れ落ちるロッカー。ララはその場にいたどのポケモンよりも速く、ロッカーの元へと駆けつける。朦朧とした意識のまま、耳打ちする。
「このまま運んでくれ。バレないように」
そのまま耳打ちされた指示に従い、ララはいつもの場所…初めて会った場所まで運んだ。会場には、万雷の拍手が鳴り響き続けた。
「あぁ、ありがとよ相棒。ここまで運んでくれて」
「バカかお前は!なんで…なんでそんな体で…」
俺の体は触ればわかるほどに重篤だとわかった。血痰が出て、ともすれば喋ることも出来なくなりそうだった。
「いやな?俺は死ぬってわかってるから命かけたんだ。ほれ、泣くなって」
そうやって笑いかけながら、もう見えないララの頬を拭う。あーくそ、目が見えなくなるのか。
「ちょっと話せなきゃごめんだが…ま、もっと知りたいなら俺の家に行ってこい。そこにあっから」
そういってギリギリでも喋る。これだけは俺が…言葉を伝えなきゃいけない。
「お前が大好きだった。じゃあな」
「俺も好きだよ…だから…だから…」
「逝かないで…くれよ…!」
俺は最後にその言葉を聞き、意識を失った。
さて、そんなロックな形で死んだ筈な俺だが、目覚めたら天井を見上げており、ララに見下げられていた。
「お、目覚めたか?」
「…まぁな」
「あの後お前は残念ながら死んじまったって訳だが、オレが頑張って蘇らせたんだ!もう死なせねぇから安心しろ!」
ドヤっている。が…感謝しかねぇな。
「ありがとうな」
「へっ、相棒に任せろってんだ。それでよ…その…さっきのことなんだが…」
「あの告白、本当だよな?」
「本当以外ねぇだろ。拍手の中に冷やかしが聞こえてた位だし…もしかして俺の心の声が聞こえてたりとかしねえよな?」
「…んなんあったら苦労しねぇな」
どうやらあるっぽい。この声、隠してる時だ。
「そんでよ…あのよ、もしよかったらよ…」
「なんだ?」
「オレと一緒に来てくれねぇか?大峡谷でその…な?」
「もちろんだ」
俺は差し伸べられた手をとって微笑んだ。
……オレは一世一代の告白が終わってホッとした。ああ、バレなくて良かったよ。
オレがそれの原因だって。
どうやら、オレのご先祖様は好いた男がいた。ただ、ロックとやらで普通に告白したところで落とせない。そう理解したらしい。
そこで、俺達のウロコを使うことを決めた。本来は弱者を遠ざける為、また相手の強さを図る為についていたが、ご先祖様の好いた男は楽器として使ってもらっていたそうだ。そして、そのウロコをこすって鳴らす音の中の幾つかを聞き続けると、血反吐を吐き、熱を出す。そしてそれらをかき消す音を用意し、倒れた後にそれを鳴らす。そうするとご先祖様のように結ばれることが出来る…という寸法だ。もちろん、これは同族には聞かない欠陥品の為にあまり受け継がれていなかった。だがオレは使った。
あいつの声が。
あいつのギターが。
オレの為だけに向けられたならどんなに素敵だろうと。
思ってしまえば行動するのみ。3年間も下準備した、あいつの体。今はオレの手で抱きかかえられている。
あいつには照れくさくて言えなかったが、オレ達はもう番だ。
だからもう、我慢しなくていいだろう。
ドラゴンタイプ…結構がさつなポケモンが多いが、かなり献身的。なんか体に生えてるものでいろいろやって人間を囲い込む。
思ってる以上にいろいろ重いタイプ。
ロッカー…転生者の子孫。とりあえずロックってカッケーって勢いで二十歳から始めた。ギターの腕とかはさておいてポケモンを魅了することができる。
ララ…ロッカーが大好きな娘。音楽にハマってもうドロドロの沼に浸かりきった。まあそりゃあそう(年頃の頃からフリーなイケメンが自分のことを相棒って言ってくれるなら)なる(精神ぐちゃぐちゃで捕まえにいく)。
転生者…ララの先祖に攫われた。転生者特典は『音楽をしている最中のみ心の声が周囲のポケモンに伝わる』こと。ぶっちゃけ脳破壊のプロフェッショナル。名前はヒムロ。
結末 大峡谷の最後の試練担当として勝手に居座る。ポケモン達にしょっちゅう曲を聞かせており、ポニ島の名物になった。
もしなんか見たいポケモンいたら教えてください。
見たいシチュエーションでも教えてください。
オマエラ、推してるタイプ、シリタイ!
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無難にノーマルタイプ
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萌えるほのおタイプ
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濡れたみずタイプ
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痺れるでんきタイプ
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わらうくさタイプ
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ツンなこおりタイプ
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マジなかくとうタイプ
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ドロりどくタイプ
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かたいじめんタイプ
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空飛ぶひこうタイプ
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さとるエスパータイプ
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カサリむしタイプ
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おもいいわタイプ
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おばけゴーストタイプ
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つよいドラゴンタイプ
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わるいあくタイプ
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鉄条網はがねタイプ
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御三家フェアリータイプ
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ぜんぶ!
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おかーさんも解体させてね!(?)