ヤンデレな萌えポケ達に愛されて夜も眠れないトレーナー達 作:サンムーンで時代が止まってるトレーナー
「先生!まだあともうちょっとです!」
「嫌だあああああああああああああああああああああああああ!」
さて、こんな発狂をしながらも漫画を書く尻尾は止まらない。そして爆速で手直しをする。あとはアッシー君にお任せ。
「ほら、先生!あと二時間です!」
「もう出ないってええええええええええええええええええええええええええええ!」
そして2時間後。ぴったり全部の原稿が終わる。
「ふぅ…ふぅ…」
「はい、じゃあ俺届けてきますけど来ます?」
「………いや、一緒に車でお願い」
「じゃあ後部座席で座っててください」
私はアッシー君の車で寝る。ここが一番落ち着く……
……離したくないなあ。
マジ、疲れる。正直1年前の俺はこれの担当アシスタントになるとは思わなかった。
とりあえず出社して上司のカイさんに原稿を渡す。
「……はい、今週の原稿はこちらです。どうぞお納めください」
「おお、すまんね。よくドールの連載を毎回安定させられるよな」
俺が担当している作家さんはドール…ドーブルであり、今人気の作家さんだ。俺が来る前までは毎週の連載そのものが不透明であり、また出た時になると単行本一巻分の原稿を渡していたりと大分不安定な作家だった。原因はアシスタントを雇わないこと。
「ってかあの人なんでアシスタント雇ってなかったんですか?普通にアシスタントがいればいいと思うんですけど」
「それがな…」
カイさんは頭をポリポリとかくと、話し始めた。
「あの人、生活能力が壊滅的だろ?」
「はい」
俺は最初に原稿を受け取りに行った時、ゴミの洗礼を受け、次に服の洗礼を受けた。今は俺が全部片付けたからまだある程度は入れるようにはなっているが、普通はあんな場所は入らん。
「それに、あの人めっちゃ気分屋なんだよ」
「はぁ…」
あの珍獣が?俺が見てる時ベタベタひっつくか全力でこっちに仕事放り投げて来るだけだぞ?
「あ、その顔は信じられないって顔してんな?」
「はい。パンケーキを食べたいって駄々こねられることはありますが、そこ以外は別に普通じゃないんですか?」
「違う違う。あの人、気に入らない人には初対面でもお構い無しに顔にインクで☓を書くのさ。それも、容赦なく服にも飛び散らさせるし、書かれると2日はとれない」
「あぁ、なんなら服に付くと取れないですよね。結果としてファッションとして使えてるんですけど」
「ほう、そりゃあいいじゃねえか」
バシバシとカイさんに背中を叩かれる。
「それだけあいつに好かれてるってことさ。少なくとも、あいつから1年間連載の原稿とってこれてたのはお前しかできない。胸を張りな」
「……はい!」
「あぁ、そうだ。お前、今日がなんの日か知ってるか?」
「……少なくともドールさんの誕生日ではありませんね」
「おいおい、いきなりドールのことか。今日はお前の入社一周年記念兼エイプリルフールだ」
そういえばそんな気がする。なまじ1年間が濃密過ぎて普通に忘れていた。
「ほれ、どうせだし嘘でもついたらどうだ?」
「怒られたりとかして連載とれなくなったらどうすんすか?」
「いや、それはないから安心しろ。つーかやらないと退社させる」
…というわけでパワハラで嘘をつく羽目になった。解せぬ。
「今日はありがとうね、アッシー君」
「別に大丈夫ですよ、いつものことです」
私はアッシー君の車で自宅に帰ってきた。アッシー君のお陰でピカピカになっていて、寝転べたり宴会するスペースもある。
「ほら、今夜は飲み明かすよ」
「あ……はい」
私が無理矢理酒を2コップに入れたら諦めてくれる。
よし、今夜は寝かさない。
さて、困ったことに酒を飲んで上機嫌になっている。まあいいや。カイさん曰く、「どう転がっても面白くなるからw」とのこと。
「先生」
「ん〜?なんだいアッシー君?襲いたいならいつでも襲ってきていいよ」
「なに言ってるんですか、先生」
俺はとりあえず佇まいを正し、これが真剣な話…のように見せかける。
「先生、俺は明日から別の担当になります」
「………は?」
「先生、俺は明日から別の担当になります」
「…………は?」
うん、これは今日がエイプリルフールだからこその嘘だとわかっていても苛つくなぁ…ああ、そうだ。逆ドッキリでも仕掛けようか。
「あれ…おかしいな?私の担当アシスタントが君以外になったら、連載止めるって連絡したはずなんだけどな…それにさ、昨日私が書いた連載のところの一言コメント欄にこの度結婚します、って書いた筈なんだけど?それに、君の筆跡を真似て君の両親に結婚しますって連絡したんだよ。だから君には私と結婚してイチャラブの結婚式を挙げることしかできないんだよ?」
「……え?」
あ、ビンゴだ。絶対にエイプリルフールの嘘だね。でもさっき言われたことをされたら困るからなぁ…
「さて、そんな状態まで追い詰めてはいるけど…アッシー君はさっきの発言は本当なのかな?」
「すんません嘘でした」
アッシー君は土下座した。やっぱり嘘だとわかってほっとする。本当にそうだったら即殺しにいってるだろうしね。
「う〜ん…ごめんで済むなら警察は要らないよね。まあアッシー君、ちょっとこっちでやりたいことあるから来て」
「はい」
私はアッシー君にすら入らせていないマイルームに引っ張っていく。
「……これは?」
「全部君だよ?」
アッシー君が驚いているのを見つつ、私のコレクションを自慢する。
最初にゴミだらけでやってきたアッシー君。
部屋を掃除して満足げな表情のアッシー君。
初めて原稿を受け取って笑顔なアッシー君。
アワアワとしてパニックな時のアッシー君。
真剣に私の原稿を手助けしてるアッシー君。
私の駄々に困りながらも応えたアッシー君。
全部、全部、私が写真を撮ったアッシー君。
その中に、本物のアッシー君。
「………これ………」
「あ、ただの日記だから気にしないでいいよ。一週間毎につけてるんだけど日付がわかんなくなったりとかするからね、しょうがない*1」
「そ、そうなのか」
大分肝が座ってるなあ、アッシー君。*2
「あ、この部屋見せたかった訳じゃないから。ほら、奥に扉があるでしょ?」
「はい」
「そこに入って」
私は有無を言わさずにぎゅむぎゅむ押す。
「ちょっ、入るからやめてください」
そういうとアッシー君は色の部屋に入る。
「この部屋は…?」
「私による、私のための、色を付ける部屋。さて、私のアッシー君はどんな色に染まるかな?」
「ああ、どうなった?」
「面が白くなったよ」
後日、カイさんにキレに行った。なんだよこの顔の美白っぷり。
「そうかそうか。で、ドールの奴はお前にやっぱベタ?」
「なんだよその言葉。色塗られたせいで体がずっと気持ち悪いんだよ」
「あぁ、そうそう」
「なんだカイさん?」
「一応お前から貰った結婚式場の抑えと日時指定は終わったぞ」
「俺なんにもしてないんだが?ありがとうカイさん、助かるよ」
「なるほど、そういうことか。これは面白え」
「なんだよ、おい」
「別にお前達が幸せなら構わねぇよ。あと給与が上がった」
「なんでだよ!?」
「いや、それはしょうがないんだよ。お前が専属じゃないとドールから漫画連載変えるって指示あったんだ。ま、結婚したから折を見て上げるつもりだったが。ほれ、さっさと帰れ」
「まあ、嫁がいるので失礼します」
はやく帰らないと嫁に心配される。
ノーマルタイプ…自分の欲望にまっしぐらだったりその欲望が変だったりするタイプ。ポケモンによって欲望の叶え方が特殊なので刺さる人にはめっちゃ刺さる。
アッシー君…本日のクソボケ。別に告白とかされても動じないような人間。正直余程のことがない限りオッケーを返す。ちょっと変だけど料理はミシュランシェフより上手。なんで?
ドール…ドーブル。漫画家として約十年間も活動している。ドールの外見については何も言わないが、名は体を表す…ご想像にお任せします。料理はパンケーキ以外食べたくない派。
ドーブルの愛し方は『相手を自分の色で満たす』とのこと。複数色使った結果、白色(黒色じゃないの?ってツッコミはなし)の複数人格のアッシー君が出来上がった。本ポケ的にはご満悦。
結末 その後ドールが言った通りの運命を遂げた。
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オマエラ、推してるタイプ、シリタイ!
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無難にノーマルタイプ
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萌えるほのおタイプ
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濡れたみずタイプ
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痺れるでんきタイプ
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わらうくさタイプ
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ツンなこおりタイプ
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マジなかくとうタイプ
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ドロりどくタイプ
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かたいじめんタイプ
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空飛ぶひこうタイプ
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さとるエスパータイプ
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カサリむしタイプ
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おもいいわタイプ
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鉄条網はがねタイプ
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ぜんぶ!
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おかーさんも解体させてね!(?)