キリオスは回避できるが、それ以外は全員魅了される。フレイヤ様にとってオッタル以上の実力者であるキリオスは邪魔でしかない。なので団長達を差し向ける。
キリオスVS【クベーラ・ファミリア】
→全滅。
魅了が解けたクベーラは彼らを追って自害する。
バッドエンド&デッドエンド。
果たして彼らは、この"運命"を回避できるのか!?
二十四階層。モンスターの餌場であるそこは、新種のモンスターによって緑肉蠢く異界へと変貌していた。
モンスターを操る
「彼女より選ばれし至高の存在!【剣姫】はともかく、
この場にいるのは、【ヘルメス・ファミリア】と同行者一人。
調査を頼まれた【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタインとグレイに新たなサンプルを提供するために探索していた【クベーラ・ファミリア】団長コーネリウス一向は偶然出会い、利害が一致したため行動を共にしていたが──二人は分断された。
Lv.6二人と離れ離れになるのは痛手でしかないが、コーネリウスと
男の言葉にその同行者は微笑んでこそいるが、眉間にシワを寄せている。
「貴様も迷惑だと思っているのだろう?
男の言葉に俯く。奴の行動に苦しんでいると男は誤解する。
「そしていざとなれば
フゥー、フゥーッ!とだんだん荒々しく息を吐く。
「聞いた話だと奴がランクアップできたのは───」
ピキピキピキッ!幻聴かな?嫌な音が聞こえる!【ヘルメス・ファミリア】の顔が青白くなる。
「──
「」
音が消えた。微笑みを消して男を睨む。ただ殺気だけが膨れ上がる。小人族の少女は泡を吹いて気絶した。
同行者──【
「【───】【
魔法を発動させたナザレは何を思ったのか、
進行方向はもちろん、四方八方
無理に進軍すれば、格好の餌食になるので防衛戦に徹していたのだが······いやそもそも
ナザレが向かう先は一番やったらだめな侮辱という
が、
「馬鹿な、どうなっている······!?」
ナザレに噛み付こうとして食人花は、
触手を伸ばして捕まえようとしたが、
自爆するため走り出した直前、
連鎖的に自爆したことで周りの食人花も焼かれ、
「········貴様は、いったい······」
「ただの占い師です」
「ッ!?死ぃねぇぇえええ!!」
「ばか、な······」
拳はナザレに当たるどころか、まるで煙のようにすり抜け、代わりに短剣が突き刺さっていた。確かに人体を捉えた感覚があった。だからこそ驚愕する。
「······舐め、るなぁぁぁぁ!!」
豪脚とも呼べる回し蹴りを放つ。今度こそ捉えた、と確信したのも束の間、また煙のようにすり抜けた。
ナザレの立っていた場所に刺さっていた大剣の刃によって、足が切り落とされていた。
バランスを崩した男は、地べたに這いつくばる形で倒れる。
「そ、そんな、私は、至高の······ヒィッ!?」
見下ろすナザレに情けない悲鳴を上げる。消していた微笑みを浮かべるナザレだが、瞳は冷たい。背筋が凍りつく。
「おや、中々いい顔ですね」
男は仮面を被っていた。そのせいで正体が不明だったのだが、剥がれた仮面から覗く絶望に染まった素顔をナザレは嗤った。
男の名前はオリヴァス・アクト。闇派閥全盛の時代に幹部として【
しかしナザレはどうでもよかった。そもそも憶えていない。誰だっけ?と疑問符を浮かべていた。
まあいいか、とナザレは手に持つ短剣を振り上げ───
「······え、あ、なん、で······あ、足が再生している······くくっ、クハハハハハハッッ!!そうか、そういうことか!!今までのは貴様が魔法で起こした『現象』で!
禁句を口にしながら高笑いするオリヴァスは、背中を見せるナザレの顔を覗けない。だから気付けなかった。
二度目の
「······一度目は貴方の
「───あ?」
「二度目はありません」
「何を───」
『【リル・ラファーガ】!!【えと、なんかすごいパァァァンチ】!!』
『ぐぅうううううう!!!??」
「レヴィ──ぬぅああああああ!!?」
壁を破ってぶっ飛んできた仲間に巻き込まれたオリヴァスは、ベキボキと何か嫌な音を立てながら空中に投げ出される。
「が······は······っ」
空に浮くオリヴァス、自身の魔法で威力を減衰させたレヴィス。それでも重傷だが、幾分か余力がある彼女は魔力の奔流を感じ取り、近くを飛ぶオリヴァスを盾にする。
「【アルクス・レイ】!!あっ、勢いが──」
壁を突き破るだけに留めていたのだが、思ったより壁が薄く、そのまま貫通して──
「レヴィス、貴様ぁああああ!!」
オリヴァスに衝突し、爆ぜた。
「言い忘れてましたが貴方、今日は厄日ですよ」
「? ナザレが無事でよかったよ」
時は戻って分断されたすぐ。
ビックリした。
ビックリしたが、突然みんなと分断されたが近くに誰かいることに安堵する。
······【剣姫】と二人っきりか。昔の俺なら美人が近くにいたらモジモジタジタジしちゃうのだろうが、俺の仲間は美女揃い。だから免疫がある俺は大丈夫。
·····。
Lv.6が二人がこっちに固まってて、向こうの最大レベルはLv4が二人。速く合流しないと不味くね?
チラッと隣を見る。
「······」
うん、何考えているのか分からん。てか美人だな。
『団長』
『んん!?ナザレか?』
いきなりの仲間の声で少々驚く。グレイ謹製の通信魔道具はこういうときホント便利。
ナザレから告げられた言葉は短い。
『私達は進みます。───
『
俺も短く返答した。俺はナザレのことはよく知っているし、ナザレも俺のことはよく知っている。だから交わす言葉はこれだけで充分だった。
「取り敢えず進もうか」
「···?はい」
(落ち着いてる?分断されたのに?)
アイズは疑問に思ったが、彼の後ろを着いていくことにした。
そして、レヴィスとの再戦が始まる。
団長の評価
やはり低評価。手っ取り早く高評価を貰うには戦うしかない。
禁忌と禁句
団長の悪口。粛清する。だが昔は団員全員が侮蔑し罵倒していた。禁忌を犯した者に容赦しないのは、昔の自分を消し去りたいという思いがあるからかもしれない。
【運命操作】
運命改変。変える運命によっては精神力ゴリゴリ消費するため、オリヴァスの言う通り枯渇気味だった。
ナザレが殴られる運命→空中に放り投げた短剣に拳が当たり、何故か刺さる運命に変更。
ナザレが蹴られる運命→地面に突き刺した大剣の刃で脚を切り落とされる運命に変更。