「貴方、大丈夫?!」
「う、うわー!」
僕は助けてくれた人に泣きついた、緊張の糸が切れ、泣きじゃくった
スースー
「寝ちゃたわね。無理もないわ」
(一時期はどうなるかと思ったけど、本当に良かった。さてこの子を無事に届けたらまた旅立つか)
「骨が折れそうだけど」
「おーい、ベルー!どこにいるんじゃー!!」
「探す必要もなかったわね」
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「なっ、なんでここにいるのよ。ゼウス」
「それはこっちのセリフじゃよ。ヘカテー」
「私は偶々下界に降りた場所がこの近くだっただけよ!」
「儂はこの子の母親に死ぬ間際に預かっただけじゃ」
(はあ?!この子の母親預ける先間違えているんじゃないかしら?!)
「とりあえずその子は返して貰うぞ」
「いいえ、私が育てるわ!ゼウスに育てられると碌な事がおきないんだから!」
「ただ、急に環境が変わるとベルが耐えられるかのう」
そこでじゃとゼウスから提案があった
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翌日
僕はあれからずっと眠っていたらしい
怪物から逃げ回っていたから
僕はリビングに行くために扉を開けると
「あら、起きたのね」
昨日助けてくれた人がいた
「昨日はありがとうございました。えっと、、、」
「私の名前はヘカテー。これでも一応神よ」
「ありがとうございます。ヘカテー様」
「神だからって私の前ではそんなに畏まらなくていいのよ。あと変に様付け去れるとこっちも話しにくいわ。」
「で、でも・・・神様って敬うものじゃ・・・」
「他の神がどうか知らないけど少なくとも私は敬われるのはあまり好きではないわ」
ガチャ
「おお、起きとったのかベル」
「あら、ゼウスもおはよう」
「ゼウス?」
「貴方のお爺さまの名前よ。あと、彼も神よ」
「ええ?!」
「ということでこれからお世話になるわ」
それからヘカテーさんとの生活が始まった
最初は慣れないことだらけだったけれど、数日もしない内にこの生活が当たり前になった
そして数年が経ち、僕は8歳になったある日のこと
「こっこれからお世話になります」
「えっと、おじいちゃんその子は?」
おじいちゃんの隣には僕と同じ白髪赤眼の女の子だった
「えっと・・リンと言います。」
これはあとから知ったことだけどリンは隣の村で暮らしていたがある日大量の魔物に襲われ、彼女以外の村の住人全員が殺され、自分はおじいちゃんによって間一髪助かったとか
(この子は私を警戒しているわね。この場合は子供同士で話し合った方がいいわ)
「僕はベル、よろしくね」
「よ、よろしくお願いします」
二人が話している一方二柱は
「ゼウス」
「分かっとる、あの二人の時間を作ることじゃろう」
「なら話は早いわ、さっそく」
「少し待て、お主はいつもせっかちすぎるわい」
三日後
今日はおじいちゃんとヘカテーが用事でいないだから今日はリンと二人きりだ
「今日は何する?」
「・・・村を見回り・・たいです」
「じゃあ、それにしよっか」
そうして僕たちは村の案内をした。と言っても村のみんなからがほとんどだけど・・・・
「二人共、兄妹みたいだねぇ」
突然こんなことを言われた
「見た目もそうだけど、ベルとリンという名前もさ似ているからさ、知らない人が見たら本当の兄妹だよ」
そのことが帰るときにふと思い出す、その日は一言も話さなかった
そしてそのまま帰宅した
翌日
今日はリンとヘカテーがいない、なぜなら隣の村の供養と何か残っていないかの確認だけだから
この家に僕とおじいちゃんだけというのは久々だった
そんなこんなで夕方になった
「遅いね、二人とも」
「そうじゃな」
そして、僕は嫌な予感がし、家を飛び出した
「待つんじゃ!」
おじいちゃんの静止も聞かずにひたすら走り続けた
「リン!いるなら返事をして!」
聞き覚えがある声がした
「ヘカテー!」
「ベル!なんでここに」
「帰りが遅いから心配したんだ。それとリンは?」
「はぐれてしまったわ」
「っ?!」
「だから、ゼウスを呼んできて」
「分かった!僕も探すのを手伝うよ」
そうして村の人に手伝ってもらいリンの捜索をした
だけど見つからない
幼馴染のセツやフィスも手伝ってくれたがそれでもダメだった
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リン視点
私はリン今絶賛ピンチだ
ギギギ
3体のゴブリンと二体のコボルトに囲まれている
「だ、、誰か、、、」
聞こえるはずのない声を発する
「リン!!」
グヴァ
槍が飛んできてコボルトを討伐した。そして私の下に駆け付けた
「僕が相手だ!!」
前まではおどおどしていたが今では誰よりも頼もしく見える、でも手が震えている
「はあっ」
一気にゴブリンを三体倒したがその直後にコボルトに横殴りにされた。それでも立ち直した
「まだだ!」
ボロボロになりながら最後の一帯を討伐した
「はあ、はあ、やったぞ・・・」
そうしてベルは何とか勝利した
「大丈夫?リン」
「なんで・・・そこまで」
一緒に暮らしているが赤の他人の私になんでここまでするのか気になった
「血が繋がってなくても、家族だから」
「っ?!」
私は目を見開いた
「昨日、兄妹みたいって言われ時これ以上ないほどにしっくりきたんだ」
確かにしっくり来ていた私も生まれた時から両親はいなかった似た境遇だからこそ感じるものがあった
「じゃあ、帰ろう。僕たちの家に」
私は暖かい彼の手を取って帰った
「うん、お兄ちゃん!」
主神に対して敬語を外したベル君を書きたくて書きました
あとベル君は弟属性が強いので兄属性を足しました