新西暦2199年。
人類が宇宙への移民を開始して2世紀に近い時間が流れようとした頃、地球は“ガミラス”と呼ばれる異星人によって滅亡寸前に追い詰められていた。
なぜならガミラスが用いた“遊星爆弾”と呼ばれる巨大質量兵器によって。
ガミラスは冥王星に基地を建設し、そこから地球やスペースコロニーへと遊星爆弾を発射する。
その遊星爆弾によって地球の各都市と多くのスペースコロニーは壊滅し、美しい青い海は干上がってしまった。
更に厄介なことにこの遊星爆弾の内部には有害植物の種子が埋め込まれており、それらの有害植物によって地球環境は汚染し人類を苦しめていた。
そして、科学者たちが地球の現状からある結論を導き出した。
地球が滅亡するまでに残された時間がおよそ1年であることを。
多くの人類が絶望する中、それでも人類は諦めなかった。
滅亡しようとする地球を救うために、人類は今も抗い続ける。
“第5特殊兵器研究所”
ここにも抗おうとする者がいた。
地球連邦軍の主力兵器である“
「博士~!頼まれてたパーツ持ってきたよ―!」
「んん?ああ、そこの机に置いといてくれ」
その一室に眼鏡をかけた薄紫色の髪の青年が段ボールを持って入り、椅子に座ってキーボードを高速で入力する老人がいた。
「よいしょっと。あ、また食べてない」
段ボールを置いた机にはラップに包まれたサンドイッチの皿がおいてあり、ラップが取られてないことから手を付けてないことがわかる。
「博士、ちゃんと食べないとまた倒れますよ」
「わかっとるよ。だが、今いいところまで進んでるんじゃよ」
「それ、もう5回は聞きましたよ。研究も大事かもしれないですけど、自分の体も大事にしてくださいよ。博士、もういい年なんだから」
「ふん!まだまだひよっこのお前には負けてないわい!」
「はいはい。とりあえずまた軽くつまめるの作って持ってきますから、ちゃんと食べてくださいよ」
そう言ってサンドイッチの皿を持って青年は部屋を出る。
「……もうすぐ、もうすぐで完成するんじゃ。それに…ゴホッガハッ!」
大きく咳き込み手で押さえる。
押さえた手には赤い液体が付着していた。
「この星とあいつのために出来ることをしたいんじゃ」
手に着いた赤い液体を使わない紙でぬぐい取り、老人は再びキーボードを入力し始める。
「はぁ~博士には本当に困るよな、ハロ」
「コマッタ!コマッタ!」
研究所の台所で軽食を用意する青年の周りを緑色の球体が飛び跳ねていた。
「とりあえず、今日はおにぎりにしよう」
備蓄している米を少しだけ取り出して、米を洗い炊飯器にセットする。
「これでよし!後は炊けるのを待つだけ!」
「マツダケ!マツダケ!」
炊きあがるのを待つ間、青年は椅子に座り机に項垂れる。
「本当にどうなるんだろうかね、ハロ?」
「フアンカ!フアンカ!」
「まあね。このまま何もしなかったら地球は終わる。そうならないために大人は色々としてみたいだけど」
ハロと一緒に連邦軍のサーバーを覗いたところ、何やら計画を練っているらしい。
流石に機密データへアクセスしたらバレるかもしれないので、すぐに覗きはやめて痕跡は消した。
「ハロ、もし俺にも何かできることがあったら、手伝ってくれる?」
「アタリマエダ!アタリマエダ!」
「………ありがと、ハロ」
緑色の球体を撫でると、嬉しいのか耳を羽ばたかせる。
そこへ炊飯器から炊きあがった音が響く。
「さて、博士の軽食を作るか」
立ち上がった青年は気を張りなおして軽食の準備を始める。
そこへ研究所内に警報が響き渡る。
「これって!?」
「テキシュウ!テキシュウ!」
「地球を攻撃する何てガミラスしかいない。急いで博士と避難しなきゃ!」
ハロを抱え、青年は急いで老人のもとへと向かう。
だが、向かう途中に攻撃を受けたのか研究室へ向かう道が瓦礫によって塞がれてしまった。
「こんな時に!」
ハロを床に降ろし、瓦礫を手作業でどかし始める。
『…き……える……か』
「博士?博士なの!」
ハロから聞こえる声に青年はハロに近づく。
『この研究所は……長くは…もたん。お前は急…いで格納庫……にむかうんじゃ』
通信状況が悪いのか途切れ途切れに声が聞こえる。
「博士はどうするんだよ!」
『儂のこ…とは気にす……るな。急いで格納庫の……アレ…を……頼む!』
「………くそ!くそお!」
老人の叫びに青年はハロを抱え、格納庫へと走り出す。
涙を流しながら進む青年だったが、非情にもガミラスの攻撃によって天井が崩れる。
そして、青年は崩れる天井に飲まれてしまった。
アンケートは3/31の8:00に締め切ります。
主人公の機体
-
ウインガンダムゼロ(EW)
-
ガンダムバルバトスルプス
-
ブラスタ
-
ソウルゲイン
-
アルトアイゼン
-
トールギス