気づけばスパロボVの世界にいた   作:ボートマン

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第2話

A月B日

 

これから日記を書いていくことに決めた。

 

こうして日記を書くのは子供の頃以来だ。

 

それから俺は今後天草紫苑と名乗ることにした。

 

何でだって?

 

今の俺は天草紫苑という青年に憑依?転生?しているようなものだからさ。

 

それにしても不思議だよ。

 

何が原因かわからないけど、気づけば別世界で目覚めた上に他人の肉体だったんだぜ。

 

これが不思議といわずに何て言うんだよ。

 

そういえばあの戦闘の後、俺は研究所の近くに博士の墓をたてた。

 

研究所は戦闘機部隊によって半壊してしまい、博士の研究室は瓦礫に埋もれてしまっていた。

 

瓦礫をソウルゲインを動かしてどかし、博士の遺体をきちんと埋葬した。

 

そうしなければいけないと思ったからだ。

 

この天草紫苑という青年にとっては大切な家族だったんだ。

 

しっかり供養することはこの天草紫苑にとって必要なことなんだから。

 

A月C日

 

博士を埋葬してから俺はハロから色んな話を聞いてびっくりしたよ。

 

ハロがいるからMSはいると予想していたよ。

 

どのガンダム作品なのかと思っていたらシャアの反乱に木星帝国って、もしかしてここはクロスボーンガンダムの世界か?

 

でもクロスボーンガンダムにガミラス何て敵はいなかったはずだったような?

 

それにソウルゲインもガンダム作品には登場してないし。

 

もしやここはスパロボの世界なのか。

 

どうにもはっきりしないからもやもやするな。

 

とりあえず今後の行動を発表します!

 

博士が指定したポイントに向かうことにします!

 

どうやら博士は亡くなる直前にハロに、あるポイントに向かうように座標データを送っていたらしい。

 

宙ぶらりんの俺は研究所で使えそうな食料や物をかき集め、指定された座標ポイントに向かうことに決めた。

 

 

 

 

 

「そろそろ指定されたポイントだけど、ハロこの辺り?」

 

「モウスコシ!モウスコシ!」

 

ハロの指示に従い進んでいくと、紫苑はある施設を見つけた。

 

ガミラスの攻撃で所々破壊されている中、あるものを見つけた。

 

「まさかこんなものがまだ残っていたなんて」

 

博士が指定した座標ポイントにあったもの。

 

それはシャトルの打ち上げ施設だった。

 

「これで宇宙に上がるのか」

 

機体から降りて施設を見上げる。

 

そのまま施設の中に入り、施設内にあったパソコンを調べてみる。

 

「動くかな?……お、動いた」

 

電源が入ってパソコンを調べると、そこには博士からのメッセージがあった。

 

「なになに……ハロと接続しろ?どういうことだろ?……ハロ!」

 

「ヨンダカ!ヨンダカ!」

 

「パソコンと接続したいけど、いいか?」

 

「リョウカイ!リョウカイ!」

 

ハロは大きく口を開けて接続口を見せる。

 

紫苑はパソコンのケーブルをハロと繋ぐ。

 

「さて鬼が出るか蛇が出るか」

 

一体何が起こるか緊張しながら待つ。

 

「!?!?!?!?!?」

 

何かデータをダウンロードしているのか、ハロの目が点滅しながらおかしな声をあげていた。

 

「ちょっ!?大丈夫かこれ!?」

 

おかしな声をあげるハロを見て紫苑は心配になる。

 

「………ダウンロードカンリョウ!ダウンロードカンリョウ!」

 

心配する紫苑をよそに、ハロは何事もないかのように喋る。

 

「だ、大丈夫かハロ?」

 

「モンダイナイ!モンダイナイ!」

 

いつも通り元気そうに跳ねるハロに、紫苑はひとまずよかったと安堵する。

 

「それで何のデータが入っていたんだ?」

 

「“ERS-00”!“ERS-00”!」

 

「“ERS-00”?なんだそれ?」

 

聞きなれない単語に紫苑は頭の中に?マークが浮かぶ。

 

「ハロ、ダウンロードしたデータはそれだけか?」

 

「コレダケ!コレダケ!」

 

「そっか……」

 

“ERS-00”という謎のデータだけであったことに、博士が一体何を伝えたかったのか紫苑は頭を抱える。

 

「………全ッ然わからん。けど、わざわざシャトルの打ち上げ施設にデータを転送して、おあつらえ向きにシャトルがある。なら、やることは1つだ」

 

ハロを抱えて外に出る。

 

そして、紫苑は空を見上げる。

 

「いざ行かん!宇宙が俺を待っている!」

 

空を指さして、宇宙へ進出することにした。

 

 

A月D日

 

というわけでやってきました。

 

宇宙!!

 

まさか宇宙に行くなんて夢にも思わなかったよ。

 

だって前の世界では宇宙に行くとか縁がなかったんだよ。

 

まあ、大気圏を突破する際のGにはびっくりしたけど。

 

それにしても……酷いもんだな。

 

宇宙に上がって地球を見れば、そこには海が干上がってしまい、大地にはガミラスの植物によって侵されている地球。

 

いつ滅亡してもおかしくない状況だ。

 

だからこそ俺が宇宙に出て何か出来ることを探すつもりだ。

 

そんな風に思っていた時だった。

 

突如シャトル周辺の空間が歪みだしたのだ。

 

おいおい!

 

宇宙出た瞬間にこれって冗談じゃないよーーー!

 

 

A月E日

 

皆元気?紫苑だよ。

 

今俺は何処かわからない謎の空間にいます。

 

何でこうなったんだろう。

 

もしかして、ソウルゲインかこのシャトルに何か細工されてたのかな。

 

ソウルゲインとかだったらあれかな、スパロボAにあった次元転移装置とか。

 

そういった類の装置が積んであったのかな。

 

とにもかくにも今はこの状況をどうにかしないと。

 

といっても何から手を付ければいいか。

 

周りには船の残骸ばっかだし。

 

もうここ船の墓場でしょ。

 

え?……噓だろ。

 

何でこれがここにあるんだろ。

 

とりあえずこれを調べてみよう。

 

一応、物資はそれなりに余裕はあるからな。

 

さて行ってみますか。

 

 

 




アンケートは4/13の12:00に締め切ります。

主人公が見つけた戦艦

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