「お邪魔するわよ」
「あ、凛ちゃん!」
「…また貴方ですか」
「そんな殺気立たないでよ、お菓子作って来たんだから」
「え、何々?」
「はいこれ」
「あ、クッキー!」
「アタシの故郷のお菓子よ、美味しいから食べてみて」
「どれどれ〜…ん!美味しい!ホシノちゃんも食べてみて!」
「…私は良いで「隙あり」むぐっ!」
「ん…んぐっ、何するんですか!」
「貴方が全然食べてくれないから突っ込んだだけよ」
「全く貴方はもう少し素直になるべきよ、アタシと違って可愛いんだから」
「え〜、凛ちゃんも可愛いよ?」
「あら、嬉しい事言ってくれるわね…まあ、それはさて置きそろそろ本題に入るわ」
「どうしたの?」
「これを渡しに来たのよ」
懐から膨れた封筒を机の上に置く
「…何これ?」
「お金よお金」
「借金の足しにしてちょうだい、少ないけど200万入ってる」
「200万!?」
「っ!」
「む、無理だよ…」
「あ、犯罪はしてないわよ?賞金首捕まえて手に入れた合法のお金よ」
「そうじゃなくて!」
「こ、こんなに貰えないよ」
「良いのよ、受け取ってちょうだい」
「それにアタシはアビドスを助けたいの」
「そのために稼いだの「巫山戯るな!」うわびっくりした!」
「何が目的だ!」
「いや別に何も無いけど」
「嘘をつくな!」
「ちょホシノちゃん!?」
「先輩も何でこんな怪しい奴に普通に接せるんですか!」
「い、いや凛ちゃんは怪しくな「怪しいですよ!」ひっ!」
「本当にいい加減にしてください…それに!何が砂祭りですか!そんな事したって誰も来ませんよ!」
「もうやってられません!砂祭りもそいつと勝手にやってください!」
「小鳥遊!」
「っ」
「これだけは言っておくわ…後悔しないようにね」
「・・・・」
ダンッ!
「あ!ホシノちゃん!」
「…ごめんね凛ちゃん…本当はホシノちゃん、いい子なの…」
「はあ…大丈夫よ、ちゃんと分かってるから」
「まあ…そりゃそうか」
「と言うか…怪しいなら撃ち殺せって言ってたのに」
「…ごめんね」
「だから大丈夫よ…それに動き安くなった」
「どう言う事?」
「勝手やれって言ってたでしょ?なら勝手やらせてもらうわ」
「あ、あの〜…犯罪だけは」
「分かってるわよ…ちょっとやる事が増えたから行ってくるわ」
「・・・・」
『ホシノちゃん!砂祭りしよう!そうすれば人が沢山来てくれるよ!』
『それにアタシはアビドスを助けたいの』
「・・・・」
「はあ…」
コツ、コツ、コツ
「やあ、初めまして…黒服」
「クックック、まさか貴方から来てくださるとは」
「それで…何の御用でしょうか」
「黒服、アンタ確かアタシの神秘を調べたいって言ってたわよね」
「ええ、貴方の神秘はとても興味深い」
「そう、なら…少し賭けをしましょう」
「賭け…ですか」
「ええ、もしアンタが勝てば…アタシに実験でも何でもすれば良い」
「なるほど…そちらが勝てば?」
「…少なくともアビドスの借金の3分の1は肩代わりしてもらおうかしら」
「クックック!良いでしょう」
「まさにハイリスク・ハイリターンと言う訳ですね」
「それで、賭けの内容は?」
「…アタシは多分死んじゃうでしょうね…だから内容を勝手に調べちゃダメですよ?」
「なんてどうかしら?」
「…っ!ええ、良いでしょう!」
「ふふ、契約成立ね」