ラブコメ展開に恵まれるけど告白されたら死に戻る呪いをかけられた   作:管章 眞曽

14 / 16
三年生②後編

ただ廊下を歩いているだけで多くの生徒の視線を独り占めにしてしまう…

どうも、罪づくりな男、二宮蓮斗です。よろしく。

 

ふふふ…みんなが俺の噂をしとるわ。

話題提供の独占で公正取引委員会に捕まらないか心配だな。がはははは!!

 

悠々と教室に凱旋!

俺がガラッと教室の扉を開けると一瞬、教室が静かになった。

おいおい、いくら教室で冴えないやつが生徒会長になってしまって急に遠い存在になってしまったと感じて避けなくてもいいんだぞ。

 

俺は変わらず君たちをクラスメートとして接するとも。

威風堂々と自席に座り、胸を張ってふんぞり返りながら拝謁の誉を頂かんとする者の到来を待ちわびる。

 

「よお、五股最低下種野郎。生徒会長になってアイドル気取りか?特ダネすっぽ抜かれるところしか適正はないがな。」

 

ですよねー!!

たかが生徒会長になっただけでこんなに話題になるわけありませんよねー!

 

「それは違う、ハッサク。俺はただ、公正な観点から単純にこの学校をよくするための最良のメンバーを選んだだけであって、そこに不純な思いはなにも

 

「だまれ!これはライン越えだろうがよぉ!!」

 

不遜にも我が友人は背後から首を絞めつつ頭を殴ってきた。

 

「てめえ!立場をわきまえろよ!!一般生徒が歯向かっていい存在じゃねえぞ!」

 

「お前が!言ってるんじゃねえ!!!!っていうかたかが生徒会長になったぐらいでイキリすぎだろうが!!!」

 

「ごもっともございますぅぅぅぅ!!!」

 

それから一分弱ほどHRが始まるまで殴られた。

 

今周は今までより噂が広まるのが早いな…

もう少しだけ尊敬の視線に浸っていたかったぜ。

HR中だというのに好奇の視線がたくさん突き刺さって痛いぜ…がちで痛い…

 

詩穂から十数件ほど来てるメッセージは考えないでおきたい。

 

しょうがないんだ!クソカースの制限にかからない範囲で好感度を下げるための苦肉の策なんだ!

 

僕がクソ生徒会長だ。

他の策にできたか!?

ここまでやれたか!?

この先、生きれるか!?

 

はぁ、俺君終わってるわぁ‥

 

 

 

 

 

こうして俺は無事に卒業式の日を迎えた。

何度目かの卒業チャレンジの挑戦権を得たのだ。

…ちょっと今周はふざけ過ぎましたね…おかげで色々代償が…まあいいやどうせ死に戻るかもしれないし。

 

ーーやばいな。俺の思考が通常を保てなくなってる気がする。(もうすでに普通じゃないかもしれないけど。)

ナチュラルに死に戻り前提のニヒリズムに陥ってる。

これ、ループ抜け出しても大丈夫なんですかね?一年生どころか、二年生の記憶も曖昧になってきてるし。

あの決意ですら忘れてしまいそうだ。

 

ふぅ…集中だ。二宮蓮斗。今周こそ決めてみせろ。そしてあのくそったれを問い詰めてあとはおさらばだ。

などと、一人河川敷の上でエナドリ缶を傾けつつ、曙の光を浴びながら思うのであった。

 

なんでこんな早朝に俺は一人いるんですかね?朝のイベント(里奈、雫との最後の一緒に登校、カノンが何故か家までやってきたり、秋葉とまたぶつかったり)を避けるためだよ!ちくしょー!!眠いよー!!

 

 

 

 

「おーい、信吾。卒業おめでとーう。」

 

学校に着いたらまずやることは友達探し。

俺の積み上げたものが試される。

今周は生徒会も部活も図書委員も使って全力で友達作ったからな。

万全の体制である。

 

「おっ!!蓮斗!っていっても俺たちまだ卒業式してないぜ。気が早すぎるな生徒会長。」

 

「ははっ、そうだったな。卒業生代表スピーチを控えてるから気が動転しちゃってよ。」

 

「はっ、ナイスジョークだぜ。ハーレム生徒会を断行しておいて人の目が怖いはないだろw」

 

ちなみに結局、俺の悪名はそそがれることなく全学年に伝わりもはや伝説扱いされてる。

学校で面識のない一年生に指さされることも少なくない。

おーけー、おーけーこれが有名税ね(泣)

 

「そういや、蓮斗はどこ行くんだ?」

 

「ん?ああ、国立は落ちちまったから都内の大学だな。夢の上京で一人暮らしだぜ!信吾は?」

 

「まじか!あんだけ頑張ってたのに。やっぱやべえんだな。あっこ。

でもお前に後悔なさそうでよかったわ!

俺はスポ薦で地方行くわ。テレビでの俺の活躍楽しみにしてろよ!!」

 

あいかわずどの周でも気持ちのいい、良いやつだ。

爽やかイケメンボーイな彼は部を全国大会に導き、優勝まではいかないものの、俺たちサッカー部は一生ものの思い出を大抵、どの周でも残せた。

まあ、その感動ムーブメント故に死亡率が高かったとも言えるが。

 

でも俺は、過去も今もサッカー部に入ったことは後悔してないし結局何百周も繰り返してるのに他の部には入らなかった。

結構好きなのである。サッカー部。

 

「おう。最近テレビを見なくなりつつある俺が完全にテレビ離れする前に映れよ。」

 

「おうよ!!そういえば、告白とか、しねえの?」

 

告白と微妙に強調しつつ彼は俺の脇腹を突きながら問いてきた。

 

「告白ねぇ、いつかはしたいと思ってるよ。」

 

これは噓偽りない本音である。

 

「えぇ!!よう、よう!なんのためにあんな生徒会作ったんだYO!サクッとやっちゃえYO!」

 

告白されないためなんだよなあ…

実はいつもの彼女たち以外の子に卒業式で告白される周が何度かあった。

最高学歴、生徒会長、サッカー部のスタメンと自分で言うのもなんだけど肩書だけは役満レベルの立派なものそろえちゃったからなあ。

 

クソみたいな生徒会を作った理由はそんなわけもあるのである。

 

「ふふっ、信吾。俺はただプレイボーイ的なムーブがしたかっただけなんだよーーーーっていうのは冗談でして、HAHAHAHA。」

 

山本信吾。中学からの彼女一筋という誠実な人間である。

すっっっごい目で睨まれちゃったね。ちょっと濡れちゃったよね。うん。

 

「余計なお世話かもしれなけどお前なら成功するだろ。するもしないけど自由だけどな。

でも、なるべくあの子たちの気持ちを大事にしてやれよ。男としての義務だぜ?」

 

「ああ、もちろんだ…」

 

などと口で言うけど実際問題今の俺、クズ過ぎるしなー説得力皆無すぎる。

色んな女の子を侍らせておいて答えを出さないクズ。はよ死ねや。

一昔前のラノベ主人公性質よりが悪いぜ。

 

「じゃあ行動で示ーーいや、お前なら必ずやるか。そんな軽薄な男じゃないだろうしな。

俺の信頼を裏切るなよ?w」

 

などと思う俺の意を汲んだのか察したのかおどけた感じでありながらまっすぐな目で見つつ、信頼をよせてくれた。

対人スキルに関してはとびぬけてる信吾のことだから案外そうなのかも。

 

「そりゃあ、守るしかないわ。そうだ、信吾。最後に写真撮ろうぜ。」

 

スマホを取りだしてふりふりと示して見せた。

ところで3月になると急に写真とかを撮りだしたり、急にエモいことをしだす現象はなんなんですかね?

あれを三月病と勝手に名付けよう。

 

「だ、か、ら!俺たちまだ卒業式始まってないから!それに今度、部活の食事会もあるだろ!」

 

「まあまあ、いいだろ?部活の食事会には引っ越すから参加できないし。」

 

「まじか。初耳だわ。じゃあ今のうちに写真撮っとかないとな。」

 

そういうわけでパシャリと何枚か撮る。

この写真撮影も何度かやってるのに一向に撮影技術が向上しない。

うまく二人とも映らないから結局、毎周信吾に撮ってもらうことになる。

 

やっぱり、こういうのも才能なのか!?俺は生粋の陽キャになれないのか!?

 

「じゃ、俺、他の奴らに会いに探してくる。」

 

「おうよ、じゃあ卒業式後にまたな!」

 

信吾と別れ他の友人を探しに行く。

それに一か所にとどまってると捕まるかもしれないし。

卒業式は戦場なのだ。油断したやつから死んでいく。俺だけね。ちくしょうめ。

 

とにかくだ。今のうちに友人たちと最後の思い出を作らなくては。

例えなにも残らない結末(やり直し)になってもやっておかないともし成功したらただの虚しい人間になっちゃう!!!

 

青春なんて思い通りにいかなくても後で笑いながら「くっそ、つまんなかったな!」言えたら上出来なのである。

思い出は未来に進む活力程度に抑える。賢い陰キャです。

べ、べつに過去にとらわれそうなほど思い出がある人が羨ましいわけじゃないんだからね!!

 

 

 

 

 

式自体は何事もなく俺も無事スピーチを完遂した。

過去に別れを告げ、未来に飛び立つはずの卒業式なのに俺だけ飛びだとうとした瞬間、過去にたたきつけられるから感動もクソもない。

 

せっかくの卒業式なのにな。泣けないじゃないか。くたばれ、クソカース。

 

卒業式が終わったあとは各々のクラスに戻ってクラスメートとの感動の語り合いをしてそのあとは解散となって自由行動ってわけだが大抵ここで詰む。

 

解散後、即、裏門から抜けようとしてもダメ。もちろん正門もダメ。

トイレに逃げ込むと信吾かハッサクが偶然いて、連れ出される。

というかおそらくクラスに戻った瞬間、詰み確定。

 

無理ゲーじゃないですか。あらやだ。

したがって何体ものの二宮君の犠牲の果てにこんなチャートを組みました。

 

何体ものの俺の上で生きているぅ〜

これでダメだったら一生、無理です。頼むよ~

 

「俺、トイレ行ってくる。」「俺も俺も。最後の連れションだな!」

 

「きしょいぞ。ハッサク。」

 

「確かにきしょいな。別れの感動バフじゃかき消せないわ。」

 

とまあこのように卒業式終了後にトイレに逃げ込むとハッサクがついてくる。

個室に籠っていても、もちろん不審に思ったハッサクにより連れてかれます。

 

「先、戻ってろ」って言ってもハッサクがトイレの扉越しに今までの思い出を語るイベントが発生するんだよね。

エモいじゃねえか…エモいか?トイレだぜ?

 

つまり普通にやれば終わりなこの状況(n敗)。

ここでオリチャー発動!(全部オリチャーだろ。)

 

まずは事前に調べておいたトイレの個室に入ります。

そしてトイレの上の小さい窓から外に抜け出します。

ちっさいけど頑張ります。便器に足をかけてなんとか頑張ります。

 

事前に比較的大きい窓の個室を探して練習も積んだんです!!

実はこれは二回目のチャレンジでハッサクに壁尻状態のところを見つかり、死ぬほど恥ずかしい状況になったけどめげません!!

 

なんだよ、こいつ。終わってるだろ。

なんでこんな手段まで取らないといけないんですかね…

 

練習の成果がでてなんとか音を立てず外に抜け出すことに成功。

達成感はすごいけど二度とこんな技術使わねえよ。

 

誰もいない個室に向かって思い出を語るであろうハッサクに心の中で謝りつつ、こちらも何周かを調査に費やし見つけた人気のない校舎裏に行き、人を待つ。

 

「待たせたな…」

 

やってきたのはいつかの果たし状女、百瀬華麟。

彼女こそが俺の計画のキーパーソン。

 

「ああ、待ってたぜ。さあ!今こそ借りを返してもらおう!!」

 

「借り?なんのことだ?」

 

なんだ…と?こいつ忘れているのか?

 

「お前が余計な世話をしてくれたおかげであやうく瀬那との仲がぎくしゃくするところだったじゃないか!!」

 

「ん?ああ、そういうことか。でもうまくいったからいいじゃないか。」

 

彼女は堂々、悪びれることもなくそう言ってのけた。こいつ、女傑としての適性が高すぎるぜ。

まあいい。本命はこっちの手だ。

 

「瀬那の盗撮写真…」

 

「!!!!???貴様、なzーーはっ!?」

 

「心当たりあるんだろう?」

 

ふっふっふ、知ってるんだぜえこっちは。お前は知らない世界で知っちまったんだよぉ。

てめぇの弱みをよぉ。

そしてお前が直情的で素直な反応をつい返してしまうのもなぁ…ぐへへへ。

 

我ながら下種なクソ野郎すぎるぜぇ…

 

「い、いや全然ないな…」

 

「神に、瀬那に誓えるかぁ?」

 

「んな!!き、貴様ぁ…」

 

「おいおいおい、嘘だっていうなら!ないっていうんだったら!

瀬那にお前の写真フォルダを見せることぐらいなんも支障はないよなぁ?」

 

「くっ、くぅぅぅぅ!!」

 

恥辱に耐える彼女の姿に罪悪感を覚えるとともになんだかイケない気持ちになってきたぞ…

こいつ、この表情がやたら似合う気がする。

 

「もし、そういうのがあったら瀬那はショックだろうなぁ?信じていた相棒がまさか盗撮だなんてさぁ。」

 

「くっ、殺せ…」

 

とうとうこいつテンプレセリフまで言い始めたぞ。

 

「いや、殺さないから…こっちの要求を聞け。」

 

「下種野郎め…!!」

 

否定できないけどお前も盗撮犯だぞ…

 

「まず一つ。写真全部消せ。」

 

「うっく…」

 

「普通に瀬那に頼めばいいだろうが。この際に後ろめたいことはすっきり清算しとくんだな。」

 

俺もだけどね。自分のこと、棚上げ人間である

 

「二つ。といってもほぼ俺の個人的なお願いだが、俺が学校を出るのに、この壁を越えるのを手伝ってくれ。」

 

「は?何を言ってるんだ?」

 

「何言ってるかわからないだろうがとにかく頼む。後生だ。」

 

これに関しては誠心誠意、頭を下げて頼み込む。

さっきの脅しなんて交渉のテーブルにつかせるためのものだ。

 

でも交渉なのにこっちは頼み込むことしかできないんで交渉は不適切表現っすね(笑)

 

「貴様、誰とも話さず逃げる気か?」

 

「ああ、そうだ。」

 

瞬間、俺は胸倉をつかまれた。

すっげぇ迫力。心折れちゃいそうだ。

 

「貴様、正気か?この期に及んで彼女を、彼女たちを無碍に扱うのか?」

 

「………」

 

「もしやと思っていたがずっと誰にたいしてもまともに立ち向かおうとしていなかったのか!!」

 

彼女の責めるような言葉は心に深く突き刺さった。

彼女は正しい。まったくもって正しい。今、まさにやろうとしているのは尊い想いを踏みにじる最低な行為だ。

なんも言い返せないのがたまらなく苦しい。

 

「そうだ!そうなんだよ!!!俺はそういう人間だ!最低の!!!ゴミ野郎だよ!!!

俺はずっと、ずっ…と、彼女た、ちを…ぞんざい扱ってきた、

でも俺は彼女たちに向き合いたいんだ。そのために今は学校を抜け出さないといけない。

わけわからないだろ?理解してくれなんて言わない。

どうか、頼むよ…じゃないと、俺は…」

 

みっともなく泣いて助けを乞う俺。

ははっ、くそだっせぇ。しんでしまえ。みっともなさすぎんだろ。

 

いつのまにやら彼女は俺を掴んでいた手を放していて俺は地面にへたり込んでいた。

 

「……わけがわからん。貴様、ほんとうにこれが終わったら答えをだすんだろうな。」

 

「ああ、誓うよ。お前に、瀬那に、俺の大好きな彼女たちに。」

 

「ーーふぅ。わかった。助力しよう。んでどうやって越えるつもりだ?結構高いぞ。」

 

「ほんとか!?」

 

「まず、その悲惨な顔を拭け。これ、やるから。」

 

彼女からティッシュをもらいぐちゃぐちゃになった顔を整える。

うわっ、むちゃくちゃ顔から水分でてるじゃん!!

 

「方法なんだが、消防隊員がやるあれ、ってわかるか?バレーのレシーブみたいにぽーんて上げてだな」

 

「私はバスケ部だが?それに梯子という手段は考えてなかったのか?」

 

「この学校にある梯子だと届かねえな。とにかく頼むぜ。」

 

「はあ…仕方がないやるか。それと靴は脱げ。」

 

「はいよ。」

 

俺が醜態をさらしたせいで時間を食ってしまった。

誰かに見つかる可能性もあるのでさっさと取り掛かる。

 

「ぶへっ」

 

「おい!大丈夫か!?」

 

一回目のチャレンジは失敗した。

顔から壁に激突である。

醜態、リプレイ!である。悲しい生き物すぎる…

 

「鼻血がでたが問題ない。つぎだ!」

 

それから何度かチャレンジを繰り返してようやく壁の頂点に手が付くようになり、そこから無理やりよじ登ることができた。

筋トレやっててよかったぜ…

 

「おっ!!!やったできたぜ!!」

 

共同作業に成功したので世話になった彼女に向かってサムズアップをしようとしたら靴が飛んできた。

 

「うおっ!?あぶねえ!!なにしやがる!」

 

「私怨だ。気にしたきゃ気にしろ。約束、忘れるなよ。」

 

「お、おう。じゃ、ありがとな。それと卒業おめでとう。」

 

「お前もな、じゃあな。」

 

そんな卒業式当日とは思えない簡素な別れを告げて、俺は学校の外へでた。

 

にしても本当にあいつ、

 

「「変なやつだったなあ」」

 

なんとなくそんな独り言が彼女とハモッた気がした。

 

 

 

 

 

 

このあと俺は雫が卒業式に足を運んでいったので誰もいない家に戻って荷物を回収した後、駅にむかった。

もう、都内に部屋もとって荷物は搬送済み。

俺は卒業式、当日に引っ越してしまう予定なのだ。

 

もう、しばらくはあいつらに会うことはなくなるだろう。

だというのに、涙は出ない。悲しいという気持ちは湧かない。

 

そうだ、俺はようやく高校のとっても長かった三年間が終わったのだ。

もう、おびえる必要はない。

俺はようやく念願の普通の日常が暮らせるようになる。

一度っきりの人生が戻ってくる。

 

でもなぜか達成感はない。

喜んでいいはずなのに、あんなに願っていたものが手に入ったのに、虚しい。

 

高校生活が終わったのに何も得ていない気がしてしまう。

待てよ。俺は『呪い』なしの一周目の俺には絶対ありえないステータスが俺にはあるんだぜ?

確かに過程は苦しかった。

でも結果は最高じゃないか!!!

 

すばらしい友人ができた!!図書委員だったり、生徒会長だったり、サッカー部だったり得難い経験もできた!!

国立に落ちたとはいえ、ループのおかげで実力以上の大学に入れた!!!

 

「最高の、人生じゃ、ないかよ。なのに、どうして、」

 

ああ、今俺は一人だ。なぜか卒業式なのになぜか一人で道を歩んでる。

 

「なぜかもくそもねえだろ。俺の選択だろうが」

 

そうして俺は自分勝手な涙を流しながら駅へと向かっていった。

 




次話、最終話です。
あと蛇足編
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。