ELDEN ARCHIVE 〜褪せ人inキヴォトス青春記録〜   作:通りすがりの料理人

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エルデンリングのDLCだと!?ならば小説を書くしか無い!

そうだ!最近プレイし始めたブルアカとクロスさせたろ!

そんな訳でエルデンリング×ブルーアーカイブの小説だよ!

それからエルデンリング小説の発売日なので合わせました。まだ買ってないです!


(※4月12日にユメの名字【梔子】を追加致しました)


褪せ人inキヴォトス
プロローグ


 

       …落ちた葉が伝えている

 

     偉大なるエルデンリングは砕けた

 

     霧の彼方 我らの故郷狭間の地で

 

       永遠の女王マリカは隠れ

 

         黒き刃の陰謀の夜

 

     黄金のゴッドウィンが最初に死んだ

 

     マリカの子たるデミゴッドたちは

 

       エルデンリングの破片を得

 

          その力に歪み

 

            狂い

 

         破砕戦争を起こし…

 

         王なき戦いの末に

 

       大いなる意志に見放された…

 

 

 

        おお だからこそ褪せ人よ

 

        まだ死にきれぬ死者たちよ

 

      遠い昔に失くした祝福が我らを呼ぶ

 

        蛮地の王ホーラ・ルーよ

 

          輝ける金仮面よ

 

         死衾の乙女フィアよ

 

         忌まわしき糞喰いよ

 

      百智卿ギデオン・オーフニールよ

 

 

 

            そして

 

 

 

      失われた祝福はまたもたらされる

 

       まだ名も無き褪せ人の下に

 

      霧の彼方に向かい狭間の地に至り

 

        エルデンリングに見えよ

 

 

 

           そして

 

 

 

     エルデの王となるがよい

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「……で、俺が王になったって訳」

 

”いや、まったく説明になって無いんだけど…?“

 

 

 


 

 

 

 やあ、みんな!俺の名前はシードル・クラウン!褪せ人にしてエルデの王になった転生者だよ!因みにシードルはゲームの時のエルデンリングのキャラに付けた名前だから偽名だよ!クラウンは王様の証の王冠から取ったよ!

 

 そして目の前に居る彼女は本日よりキヴォトスに赴任してきたシャーレの先生。エルデンリングのプロローグを話し、からの『で、俺が王になったって訳』で何言ってるんだコイツは…?って顔してる。せっかくの美人が台無しだよ?

 

 話すと長くなるから簡単に説明するけど…

 

 俺死ぬ→エルデンリング世界に転生→めちゃくちゃビビリながらめちゃくちゃ頑張ってエルデの王になる→何回も周回させられる→発狂する→全てが嫌になり円卓に引きこもり不貞寝する→気付いたら知らない廃墟にいた。

 

 

 そんな訳でこの世界キヴォトスに来たんだ。最初は現代文化を再び見れた事に感動して泣いたり、動物の姿の住人やロボットの住人に驚き長らくの癖で抜剣しそうになったり、頭に天使の輪みたいなのがついた少女達が銃撃戦をしていてしかもモロに攻撃当たったのにピンピンしてるのにドン引きしたりなどなど…。

 

 そして俺はこのキヴォトスで便利屋的な仕事を始めた。因みに所持していたカンストルーンが全てこっちの貨幣に代わってたから金には困らなかった。やったね!モーグウィン王朝のしろがね人共の死は無駄にはならなかったぞ!

 

 そして9億9999万9999C(クレジット)と大金を手にしたが手に職はつけたいと思い開業した。最初は犬の散歩や猫探しなどしか来なかったが(犬・猫の獣人が犬・猫飼ってるの!!?)段々と戦闘や護衛などの仕事も増えてきた。

 

 D.U.シラトリ区に事務所兼家を建て様々な地区にて仕事をこなした。ゲヘナ、トリニティ、ミレニアム、山海経、百鬼夜行、レッドウィンター、アビドスなどなど…。様々な仕事をこなし様々な人物との出会いは少しづつ、だが確かに狭間の地での終わらない戦いで荒み壊れた俺の心を癒やしていった。

 

 そしてそれから2年が経ちすっかりこの世界に慣れた俺の下に連邦生徒会長からの依頼が届いた。彼女から依頼を貰うのは初めてでは無い。それどころか常連…常連?って言っていいのか…?

 

 まあ、贔屓にして貰ってるからな。断る事も無く二つ返事で依頼を受けた。他の依頼もあったがそこは他のメンバーに任せる。なんせ連邦生徒会長からの依頼は基本俺指定のものしかないからだ。

 

 そして依頼を遂行すべく愛馬トレントに乗り走っていると不良達と交戦する知り合い達(羽川ハスミ、早瀬ユウカ、守月スズミ、火宮チナツ)がいて更に少し離れた場所には大人の女性が指揮をしていた。

 

 彼女が依頼にあった『先生』なのだろう。ならば俺の仕事の時間だ。

 

 彼女を守り抜き無事にシャーレに送り届ける。それから連邦生徒会長から預かってる手紙を渡して依頼完了だ。

 

 

 などと考えていると戦車の砲塔が先生を捉え発射された。4人が先生を守る為に走る。しかし距離を開けすぎて間に合わない。

 

 ヘイローの無い先生がまともに喰らったら爆発四散間違い無し。だがそんな事を許す俺では無い。

 

 

戦技【猟犬のステップ】を使い瞬時に先生の前に移動。更にタリスマンをガード特化の【大盾のタリスマン】【竜印の大盾のタリスマン】【捧闘の盾のタリスマン】更に炎カット率を高める【炎竜印のタリスマン+2】の4つに変更し左手の大盾【指紋石の盾】に魔術【魔力の盾】を掛け、更に戦技【鉄壁】を使い防いだ。

 

 防御モリモリ過ぎかってくらいだけど幾らカンストした肉体でもコチラもヘイロー無しには変わらない。死にはしなくてもゴリッゴリに削られる。痛いのは嫌なのだ。

 

 盾に直撃した衝撃と爆炎によりダメージを受けるが微々たるものだ。タリスマンを【恵みの雫のタリスマン】に付け替えれば直ぐ回復するだろう。

 

 4人は俺に気づいたのか笑顔で走り寄ってきた。

 

スズミ『勝ったッ!』

ハスミ『第3部完!』

ユウカ『私のデータによると間違い無く勝てるわ!』

チナツ『負ける気がしません!』

 

 おいコラァァァァァッッッ!!?何ニコニコしながら負けフラグ建ててんだコラァァァッッッ!?あと第3部とか言ってるけどまだ1部どころかプロローグなんじゃ無いかなぁ!?

 

 そんな事を言った4人の背後から追加の不良達(いっぱいいるぅ〜!)がやってきた。お前等…本当にやってくれたな…!

 

 

 それからは呆然としていた先生が復帰して指揮を再開。左手の盾の戦技【嵐の壁】で迫る銃弾を逸し、右手の剣と戦技【嵐の刃】で近距離・中距離から敵を倒していく。因みに剣は未強化のロングソードだ。幾らヘイロー持ちの頑丈な生徒でも最大強化で相手したらスッパリ…なんて事が起きるだろう。手加減するのも疲れるんだよなぁ…。

 

 そんな事をボヤいているとさっきの戦車がまた現れた。不良達が多いから下がっていたのが出てきやがったのか。さっきの借りを返すべく右手の武器をロングソードから【マリカの槌】(未強化)に変えると俺はふわりと跳躍する。槌から黄金の光が溢れ出し、その槌を空中から思い切り戦車に叩き付けた。

 

「戦技【黄金砕き】ッッ!!」

 

 その一撃で戦車を破壊。不良達は恐れをなして逃げていった。

 

 これにて一件落着。そう思った時だ。

 

 あたりに地響きがなり始めたのは。

 

 奴ら一体どこから手に入れたのか知らないがゴリアテなんて用意しやがった!ゴリアテ…言うなれば人形ロボットの戦車みたいな?ガンダムで例えたらガンキャノン?とは違うけど…。そこそこでかいロボットだ。先生を物陰に下がらせるよう4人に言ってからトレントを呼び出し接近する。

 

 トレントを巧みに操り砲撃を潜り抜け懐に潜り込みそのままトレントから飛び降りると左手に聖印【竜餐の印】を持ち祈祷【竜爪】を発動。巨大な竜の手でゴリアテを掴み地面に叩き付けた。

 

 そのまま着地し、右手の武器を重厚派生した斧槍【夜騎兵のグレイブ】(最大強化)に切り替える。そして立ち上がろうとするゴリアテに向かって戦技【巨人狩り】を喰らわせて破壊した。

 

 物陰から見てた生徒達4人は腕を組みながらドヤッとしている。何でぇ?先生は目をキラキラさせながら大興奮だ。何でぇ?

 

 そしてようやく付いたシャーレ内部に俺と先生が入って地下へと向かって歩く。暗い通路をランタンの明かりで照らしながら進む間に自己紹介したら先生にさっきの戦いの事を質問攻めにされ、エルデンリングのプロローグを話した…。

 

 

 


 

 

 

 そして場面は冒頭に戻る。

 

 いちいち説明するのめんどくさ…ゲフンゲフン!説明する時間も無いから後回し後回し!目的地も目前だしな。そんで多分、いや確実に知り合いがいる。いてほしくないけどまず間違い無くいる。

 

 そして扉を開くと狐の仮面を被った少女がタブレットとにらめっこしていた。やっぱりいたかぁ…。(諦め)

 

 

「な〜にやってんだよ、ワカモ」

 

「あら?あらあらあら!貴方様!どうしてコチラに!?はっ!まさか私を迎えに…!?」

 

 などとイヤンイヤンとクネっているのは【厄災の狐】の異名を持つ狐坂ワカモ。七囚人にして家の居候その1だ。かつて依頼で戦闘になってから何故か貴方様呼びされた挙げ句勝手に住み着かれた。何で?ご飯も美味いし家事全般できるから助かってるっちゃ助かってるから追い出すに追い出せないんだよなぁ…。まさしく良妻賢母って感じだ。これで破壊衝動がなければ…。

 

「迎えに来た訳無いだろ…。依頼だ依頼。……それも連邦生徒会長直々の、な。」

 

「そう、でしたか…」

 

 そんなしょんぼりすんなよぉ!俺が悪いみたいじゃ無いかぁ!?

 

「…そ、そのタブレットを渡してくれ。お前とは(面倒くさいから)戦いたくない」

 

「私とは戦いたくない…!?(つまり、私の事が大事だから戦いたくないと!?)」←都合の良い解釈

 

 なんか食い違いがある気がするが大人しく渡してくれた。その時に先生の顔をマジマジと見てにっこりしてた。あ、気に入られたな。俺の時にもあんな感じだった…。

 

「それでは私は先に帰って食事の支度をしていますのであまり遅くならぬように。間食もいけませんよ?それでは先生もまたいずれ…」

 

 そう言って帰って行った。そして俺は細やかな抵抗として茹でエビをムシャァっ…した。塩加減が良いなうん。

 

“何だか凄い娘だったね。シードル君の彼女なの?同棲してるみたいだし”

 

「そんな訳無いでしょうが…。ワカモは居候その1だ。あと居候その2とその3。ウチの従業員6人が住んでる」

 

“へ〜。大所帯だね。3人居候だけど”

 

 3人居候(全員に勝手に住み着かれた)

 改めてその事実を突き付けられたら白目向きながら叫びたい衝動に駆られたがうっかり叫びで先生を吹き飛ばしそうだから抑えた。

 

“ふ〜ん。そっか〜。彼女は居ないんだ〜。うんうん。そっかそっか〜。…フフ”

 

「…?なんか言ったか…?」

 

“え、な、何でも無いよ!うん!”

 

「は、はぁ。そうですか…」

 

 何で慌ててるんだろ…?

 

 そんなこんなしてると七神リンがやってきて先生がタブレット【シッテムの箱】を起動。なんかタブレットから声が聞こえるけど何だろう…?最新技術のAI搭載型なのか?そして無事にシャーレのシステムを復旧させることに成功し建物を出た。

 

「お帰りなさいシードルさん、先生。無事にシャーレを奪還できましたね」

 

“うん。皆んなのおかげだよ。ありがとうね!”

 

 4人が先生と話してる間、俺はリンから連邦生徒会長の失踪について聞かされた。今回の依頼だけいつもと違い前払いで全金払いだったのはそういった事情だったか…。

 

「悪いがこっちも所在はわからん。すまない力に成れなくて」

 

「いえ、この件ばかりは仕方が無いです。今後、連邦生徒会からの依頼も増えるでしょうが宜しくお願いします」

 

「承った。連邦生徒会長が居なくなって仕事量も増えるだろうがあまり無茶するなよ。できる範囲でなら俺も手伝うから」

 

「また勝手にタダ働きすると怒られますよ?」

 

「気にするな。リンが倒れるよりマシだ」

 

「……はぁ。本当にこの人は……その内背中から刺され(バックスタブ)ますよ?」

 

「え」

 

 突如脳内に浮かぶ【慈悲の短剣】を背中からぶっ刺され自分。刺してきた相手は白面を被った褪せ人…。モーグウィン王朝…【慈悲の短剣】(出血派生)…巨大カラス……うっ!?あ、頭が…ッッ!

 

「だ、大丈夫ですか…?」

 

「いや、ちょっとトラウマが……。もう大丈夫だ」

 

 巨大カラスはトラウマなんよ。現実であんなの見たらマジでビビるからな。ケイリッドは地獄だった。ティラノモドキ犬&巨大カラスに何度殺されたか…。やはり狭間の地の癒やしは亀なんだなって。それと跳び兎。

 

 

 

 そんな事を考えていると先生が話し終わったのかコチラに向かって来ていた。

 

“お〜い。リンちゃん、シードルく〜ん”

 

「リンちゃんはやめてください」

 

「もう良いのか?ならコレを渡しておく」

 

 俺は連邦生徒会長から預かっておいた手紙を先生に渡す。これにて依頼は達成。そろそろ帰ろう。

 

 手紙を読んでる先生から離れユウカ達にも挨拶を済ませる。それぞれから学校に顔を出すように言われた。なんでも俺が来ないから一部生徒が暴れ気味らしい。依頼してくれたら何時でも行くのに…。え、違う?プライベートで来い?ウッス。

 

 挨拶も済ませトレントを呼び出そうとしたら先生がまたコチラにやってきた。

 

“シードル君はもう帰るの?”

 

「あぁ。仕事も終わったからな。それじゃあな先生」

 

“うん!また明日からよろしくね(・・・・・・・・・・・)!”

 

 その言葉に俺はピタッと動きを止めた。

 

 うん?今、『また明日からよろしく』って言った?まるでまた明日から先生と合うみたいな言い方なんだが??

 

「…今の言葉はどういう意味ですか?」

 

“…?どういう意味って…。明日からシャーレの部長としてよろしくって事だけど?”

 

 どういう事だってばよ(白目)

 

“あれ?ひょっとして何も聞かされてない?手紙に書いてあったんだけど?”

 

「……ちょっと失礼」

 

 【要訳】シードル・クラウンさんをシャーレ部長兼先生補佐に任命します。頑張って先生をサポートしてくださいね!拒否権はありません!連邦生徒会長より♡

 

 

「次にあったら〆る……ッ」

 

『ヒェッ…』

 

 何か先生のタブレットから聞こえた気がしたが気の所為だろう。にしてもアンチクショウめ。【命奪拳】喰らわせてやる…!

 

 こうして(強制的に)シャーレ部長になった俺は最初の仕事としてユウカ達に今回使った弾薬の請求書類の雛形を後日持ってくるように頼みトレントに跨り帰路につくのだった。

 

 

 

 


 

 

 トレントに跨りしばらく歩き事務所兼家に到着した。

 

「ただいま」

 

「あ!シードル君お帰り〜。お疲れさま!」

 

「あぁ、留守番ご苦労さんユメ」

 

 コイツがウチの従業員その1経理担当の梔子 ユメだ。もともとアビドスの生徒だったが卒業後にここに就職。最初はポンコツを発揮しまくってたが今ではすっかり馴れたからバリバリ働いている。

 

「他の皆んなは?」

 

「皆んなは学校から帰って来たらちょうど簡単な依頼が入ってきたからって仕事に行ったよ~。多分そろそろ帰ってくる頃かな」

 

 そう言った直撃に事務所の扉が開く。

 

「今戻った」

 

「ふえぇ〜…疲れましたぁ。お腹空きましたねぇ…」

 

「そんなに疲れる仕事じゃなかったでしょ」

 

「でも私もお腹空いたかな」

 

「依頼料と別にモモフレンズグッズまで貰えた…!明日ヒフミにも見せよう」

 

 ガヤガヤと入ってきた5人組。喋った順に 錠前 サオリ、槌永 ヒヨリ、戒野 ミサキ、秤 アツコ、白州 アズサだ。ウチの残りの従業員で戦闘員として活躍してくれている。元はベアトリーチェとか言う化け物の支配する【アリウス分校】の特殊部隊【アリウススクワッド】のメンバーだった。ある日うっかりアリウス分校の潜んでいたカタコンベとかなんとか言う場所に迷い込みこの5人と出会ったのが始まり。

 

 それからベアトリーチェをボコってウチで引き取って学校に通わせてる。最初は『引き取って貰ったうえに学校にまで行かせて貰う訳にはいかない。働かせてくれ』と言ってきたが『学のない奴に働かせられるか!働きたいなら勉強しろ!』と言ったら渋々受け入れた。それから勉強を頑張って一般常識も身に付いたので働いて貰ってる。

 

 約1名程勉強が怪しい奴がいるが…。

 

 

「お疲れ5人共」

 

「む、社長。先に帰ってたのか。そちらもお疲れさまだ」

 

「連邦生徒会長からの直々の依頼ですか…。大変そうですねぇ…」

 

 皆んなを労っているとミサキが近づいてきて鎧の匂いを嗅いできた。おいやめなさい!

 

「……また女の匂いがする。しかも沢山」

 

 ジトッとした目でコチラを見てくる。何で匂いで分かるの?

 

「そりゃキヴォトスに人形男性は俺しか居ないんだからそうもなるだろ。戦闘地帯ならヘイロー持ちかオートマタしか居ないんだからな」

 

 いや、ヘイロー無しの先生も居たけど…。…うん?俺もヘイロー無いだろって?俺はカンスト褪せ人だから良いの良いの。脳天に矢が貫通してもピンピンしてる身体だからオッケーです。

 

「そういえば先生が来たんでしょ?どんな人だったの?」

 

「何で知ってる?」

 

「SNSに乗ってたぞ。ほら」

 

 アツコが何故か先生を知っていたがどうやら既にSNSで拡散されてるらしい。アズサのスマホケーススカルマンデザインなのかぁと思いながら流し読む。

 

「……また新しい女引っ掛けてきたんだ」

 

 やめなさい誤解を生むでしょうが。

 

 そんな話しをしながら事務所ドアのOPENの看板をCLOSEにして住居スペースに入る。

 

「あらお帰りなさいませ貴方様。もうすぐ食事が出来ますので手洗いうがいを済ませてきて下さいね」

 

 ワカモがお玉を持ちながら出迎えてくれた。本当に大人しくしてたら良妻賢母なんだけどなぁ…。

 

「おや、帰ったのかい社長殿」

 

「カイか」

 

 この女版道満みたいなのは七囚人の一人【五塵の獼猴】申谷 カイ。気付いたら勝手に住み着いてた。いやなんで?

 

「社長殿から預かっていた調香瓶の実験に成功したよ。従来の3倍の威力だ」

 

 こんな感じで調香瓶とか壺系アイテムを従来より強化したり薬剤作ってくれるから追い出すに追い出せないんよな。まぁ助かってるからいいけど。

 

「お疲れですか?あの狐のお嬢さんのせいで大変だったようですね」

 

 そう言っていつの間にか背後からヌッと出てきた猫耳に少しびっくりしたが内心だけに留める。この猫耳少女もワカモ、カイと同じく七囚人の一人【慈愛の怪盗】清澄 アキラ。前に依頼先で相手にしたら気に入られたのか住み着かれた。骨董品集めが趣味の俺が集めたコレクションの管理やら整備やらしてくれてるからこれまた追い出しづらい…。

 

 あと背後取るのやめて。思わずローリングしそうになるから。

 

「あら?貴女も人の事は言えないのでは?この間も彼に貴女関係の依頼が舞い込んでましたよ?」

 

「おい、喧嘩するな。早く飯にしよう。ユメとヒヨリが空腹で項垂れてるから」

 

 テーブルを見るとユメとヒヨリが突っ伏しながら腹を鳴らしてコチラを見ていた。あの2人なんか似てるんだよなぁ。髪色とかユルい感じとか。あとふくよ…ゲフンゲフン。何でも無いよ?何でも無いから睨まないで下さい。

 

 喧嘩しそうなワカモとアキラを宥めて食事にする。今日のメニューはご飯に味噌汁、鯵の干物に出汁巻き玉子ときんぴらごぼうにひじき煮に漬け物か。ほー、いいじゃないか。こういうのでいいんだよこういうので。副菜も充実してるし最高だね。

 

 俺は兜も取らずにモリモリと食べる。あ、ご飯御代わりオナシャス!出汁巻き玉子美味ッ!きんぴらごぼうも美味ッ!味噌汁が五臓六腑に染み渡る〜!あ、ご飯御代わりオナシャス!(3杯目)この鯵の干物良いの使ってるでしょ何処で買ったん?え?手作りってマジすか?はぇーこれには脱帽です。兜は取らんけど。あ〜漬け物だけで白米が進みやがる!うおォン!俺はまるで人間火力発電所だ!あ、ご飯御代わりオナシャス!(4杯目)

 

 4杯目の白米を平らげ食後のお茶を啜る。やはり元日本人として和食はありがたいんよ。狭間の地だと手に入る食材限られてたし、どうしても洋食寄りになってたから。

 

 

 一時期はマジで和食恋しさに魚釣って刺し身にしたり天ぷら作ったりしたな。まぁ、刺し身に関しては醤油なんて無いから塩だし、天ぷらもとりあえずなんでもかんでも揚げたけどちゃんとしたのはカボチャと魚くらいだったな。あと天つゆ欲しかった。因みに生魚でポンポンがペインしてヤバかった。あと白米無いのマジ辛い。

 

 

 キヴォトスでの和食との再会を思い出していると電話が掛かってきた。

 

「シードル・クラウンだ。は?昼間の残党が暴れてる?しかもカイテンジャーまで便乗だと?」

 

 思わず頭を抱えた。ヴァルキューレの知り合いからの連絡によると取り逃がした残党と何故かカイテンジャーとか言うスーパー戦隊シリーズに居そうな、しかしやってる事は犯罪者な集団が同時に暴れて手に負えないらしい。

 

 こちとらもう営業終了なんだがなぁ…。

 

 ま、知り合いからの頼みだから受けるけど。また疲れ果てて愚痴に突き合わされるのは勘弁して欲しいからな。

 

「すまんが依頼が入った。お前等は先に休んでてくれ」

 

「いや、私達も手伝おう」

 

「食後の運動には丁度良いね!最近事務ばっかりだったから久しぶりに私も暴れるよ!」

 

「わ、私は留守番してますね…えへへ」

 

「ヒヨリも行くに決まってるでしょ」

 

「うわぁぁぁん!」

 

「皆んなで出るのは久しぶりだね」

 

「準備完了だ。行こう」

 

 

 話しながらすでに準備を終えたユメ、サオリ、ミサキ、アツコ、アズサ。そして一人留守番をしようとしてたヒヨリはミサキに襟首を捕まれながら準備する。

 

 ヤレヤレ、こうなったらもう聞かないだろう。諦めるか…。

 

 留守番は七囚人3人に任せる。指名手配犯だからね。あの3人が来たら余計大変になる。

 

「よし、それでは目的地に着き次第お前達は各自散開し残党共を撃破せよ。俺は単騎でカイテンジャーを仕留めに行く」

 

 そうしてトレントに跨った俺は右手に【名刀月隠】を持つ。

 

 

「便利屋【黄金林檎】出撃ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コレは一度死んで、狭間の地で絶望の後に心折れた俺がキヴォトスで送る青春の記録の物語。

 

 

 

 

        

 

           

 

 

       ELDEN(エルデン) ARCHIVE(アーカイブ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「言い忘れてたが明日からシャーレ部長兼先生補佐になったからユメに便利屋の社長代理任せた」

 

「え」

 

 

 




 マルギットがサブ垢初心者狩りおじさんと呼ばれてる事を最近知ってツボったりしました。DLCに向けて感覚を取り戻す為に頑張るぞい!

 因みに作者は未だに一周目世界でブラブラ未所持アイテム収集やマラソンしてるノーマルエンド王様です。



【プロフィール】
名前…シードル・クラウン(偽名)
性別…男
レベル…713
年齢…不明(褪せ人になってから不老になった)
身長…187cm
体重…93kg
特技…装備早着替え
趣味…骨董品集め・裁縫
好きな物…茹でエビ、茹でカニ
嫌いな物…毒沼・水(泳げない)
好きな動物…亀・猫・(跳び)兎
嫌いな動物…(狭間の地の)犬とカラス
【備考】キヴォトスの普通の犬とカラス等は平気
座右の銘…戦わなければ生き残れない
装備…頭【失地騎士の兜】
   胴【戦鬼の鎧】
   腕【黒き刃の手甲】
   脚【夜騎兵の足甲】
お気に入り武器…【名刀月隠】

【追記】
 常に全身に鎧を纏っている。理由はキヴォトスでは銃撃戦が日常的な事と鎧を纏っていないと落ち着かないかららしい。食事の際ですら兜を外さないので素顔を見た人はまったくと言って良いほど居ない。
 お人好しな性格で困ってる人は放っておけない。
 骨董品、特に刀剣類や古い置き物等をよく集めている。裁縫が得意で自前の裁縫道具で服を縫ったりぬいぐるみを作ってあげたりしている。
 寝る時はベッドを使わずに座った体勢で武器を抱えたまま眠る。狭間の地での癖が抜けずに横になると眠れなくなるらしい。
 アズサの影響でモモフレンズに興味を持った。アズサと同じくスカルマンが推し。
 日課はトレントのブラッシング。相棒を労る事を忘れない。庭の一画でロアの実を栽培してレーズンを作って食べさせている。


便利屋【黄金林檎】
社長…シードル・クラウン
 【黄金林檎】の社長。地域に寄り添う事を心掛け、ご近所付き合いを大切にしている。それは無自覚のうちに人々との交流を通して擦り減らした精神や人間性を癒そうとする行動。ボランティア活動などをしすぎて『ウチは慈善活動団体じゃ無いんだけど?』とミサキによく怒られてる。まったく応えてないが。

社長代理兼経理担当…梔子 ユメ
 シードルがシャーレ部長になって社長代理までさせられた人。砂漠で遭難して干からびかけた上にビナーにまで襲われてたがシードルに助けられて生存。アビドス卒業後に就職した。あまり頭も良くないしポンコツだったけど頑張った結果経理担当を任されるようになった。

戦闘員1…錠前 サオリ
 元アリウススクワッド。シードルによりベアトリーチェを倒されて開放された後に拾われた。現在はトリニティに通いながら仕事をこなしている。世間知らずな所があり結構ポンコツ。笑いのツボが浅すぎてシードルのダジャレ100連発を喰らい笑い死にかけた。

戦闘員2…戒野 ミサキ
 元アリウススクワッド。シードルによりベアトリーチェを倒されて開放された後に拾われた。現在はトリニティに通いながら仕事をこなしている。【黄金林檎】の説教係。物静かに淡々と冷たい眼差しで説教してくる。シードルに対して湿度が高い。

戦闘員3…槌永 ヒヨリ
 元アリウススクワッド。シードルによりベアトリーチェを倒されて開放された後に拾われた。現在はトリニティに通いながら仕事をこなしている。お小遣いや給料を貰っているが癖で雑誌を拾う。厚かましいがなんやかんやで可愛がられてる。ロア・レーズンを食べてお腹を壊した事がある。

戦闘員4…秤 アツコ
 元アリウススクワッド。シードルによりベアトリーチェを倒されて開放された後に拾われた。現在はトリニティに通いながら仕事をこなしている。イタズラやからかうのが好きでシードルに『どうやって子供はできるの?』と聞いて『俺も詳しくは知らないが、どうやらキャベツ畑から産まれた赤ちゃんをコウノトリが運んでくるらしい。不可思議だよなぁ』と割りとガチで言われて『……そっか』としか言えなかった。庭の一画に花壇を作ってキヴォトスの花や狭間の地の花を育てている。
   
戦闘員5…白州 アズサ 
 元アリウススクワッド。シードルによりベアトリーチェを倒されて開放された後に拾われた。現在はトリニティに通いながら仕事をこなしている。友達の影響によりモモフレンズに出会う。推しはスカルマン。メンバー内で一番勉強が出来ない。それなのにモモフレンズイベントに行ったりなどしてミサキにモモフレンズ禁止されかけた。

居候1…狐坂 ワカモ
 七囚人の1人。かつて依頼を受けたシードルにより倒されてから貴方様と呼び出し勝手に住み着いた。料理を担当しているので追い出すに追い出せない。和食料理が得意。

居候2…清澄 アキラ
 七囚人の1人。かつて依頼を受けたシードルにより倒されてから勝手に住み着かれた。シードルの集めた骨董品の管理や整備をしているので追い出すに追い出せない。

居候3…申谷 カイ
 七囚人の1人。気付いたら勝手に住み着いてた。コイツばかりはシードルは何もしてない。薬品を作ってるが割りと役に立つのを作るので追い出すに追い出せない。


愛馬…トレント
 狭間の地を共に駆け抜けてきた相棒の霊馬。キヴォトスでもシードルの移動手段として活躍している。流石に大人数の移動の時は車を使うが、幾ら速かろうがバイクなどには乗らない。トレントは彼にとっては半身も同然なのだから。


 
【生い立ち】
 16歳の時に通り魔にナイフで刺され死亡。気付いたらエルデンリングの世界に転生していた。何度も死にながら怖くても苦しくても心折れずに進み続け遂にエルデの王になるも、次に目を開けた時にはまた最初からスタートになっていた。いつか終わると信じ、何回も何十回も何百回も何千回も挑み続けた。しかし彼は遂に壊れてしまった。目につく全てを破壊し殺した。やがて全てが嫌になり虚しくなり自殺を繰り返すが当然死ねる筈も無く遂に何もしなくなり円卓に引きこもってしまった。

 そして気付いたらキヴォトスの廃墟にいた。

 キヴォトスに来てからメカニズムは不明だが祝福を創造できるようになった。しかしできる場所とできない場所とがある。理屈はやはり不明。その後便利屋【黄金林檎】を開業。数ヶ月後、アビドスのラーメン屋の依頼帰りにヘルメット団と戦闘しているユメとホシノに遭遇し助太刀。その後アビドスとの交流をもつ。そしてユメがビナーに襲われてた場面に出くわす。ユメを逃がし【神聖な聖樹紋の大盾+25】と【大蛇狩り+10】【聖竜印のタリスマン+2】【アレキサンダーの破片】【カーリアの徽章】【炎竜印のタリスマン+2】を装備し祈祷【王たる聖防護】【黄金樹に誓って】【黄金樹の護り】のバフ盛り盛りの蛇特攻&アツィルトの光(ビーム攻撃)・大道の却火(ミサイル攻撃)対策でボコった。砂の津波は祈祷【黄金の怒り】で吹き飛ばした。ビナー討伐により大量のクレジットと【ビナーの追憶】を入手した。

 その後借金の事を聞いて一括返済してあげた(お馬鹿)。ユメとホシノに止められたが問答無用で返済。有り金のほとんどを溶かした。しかし彼にはイベントリのカンストした【王のルーン】や【英雄のルーン】などなどが大量にあったのでまったく問題なし。

 それから一気に仕事が増えて各自治区のトップと知り合って依頼を貰ったりしているとユメが卒業。卒業式に参加していた(卒業証書授与係として参加していた)シードルに雇って欲しいと頼んで就職決定。因みにユメの盾はホシノに譲られた。その際にユメには攻守一体の【単眼の盾+10】が送られた。(盾のデザインにユメとホシノは引きつった笑みだった)

 トリニティからの依頼帰りに探索をしているとカタコンベに迷い込みアリウススクワッドと出会う。腹を好かせた彼女達に茹でたてのエビとカニを振る舞う。すると他のアリウス生達も集まってきたので茹でエビとカニを全員に振る舞った。その後ベアトリーチェが登場。恐怖による支配に怒ったシードルの【屍山血河+10】二刀流によりズタズタにされて逃げ出した。

 その後アリウススクワッドの5人は【黄金林檎】に。他のアリウス生はアビドスに編入した。

 一気にメンバーが増えたので借りてた事務所から引っ越し、依頼のツテで知り合いから事務所兼住居になる大きな家を購入。値段(数億円)を見たユメは白目を剥いて倒れ、他の5人はあまりよくわかってない状態だった。

 この頃に同業者の便利屋68のアル、カヨコ、ムツキの3人と合同依頼にて知り合った。金欠の時には飯を作って上げたりしたら懐かれた。

 依頼の難易度も上がりヴァルキューレ警察学校などからも依頼が入るようになる。ワカモとはその時に戦った。捕縛してヴァルキューレに引き渡したが護送中に逃亡。シードルの家に住み着いた。最初はシードルも追い出そうとしたが家事全般できるのは非常に助かるので渋々居候を認める。

 その後とある富豪から怪盗からお宝を護るように依頼が入りアキラと戦った。一度はお宝を盗まれたがなんとか取り返した。捕縛は出来ずに逃げられた。その後ヴァルキューレにより富豪が色々と悪事を働いていた事が発覚し逮捕。お宝はシードルの手に渡る。骨董品集めが趣味だったが個人で持つより沢山の人に見てもらいたいと然るべき美術館に贈与した。その事をアキラに気に入られ家に住み着かれた。シードルの集めた骨董品を飾ったり整備したりとしてくれるので渋々居候を認めた。

 ある日気付いたら知らない女が家に住み着いていた。ユメやアリスク達は『どうせまたどこからか引っ掛けてきたんだろう』と、ワカモやアキラは『また七囚人ですか…』と、そしてシードルは『え、誰?怖ぁ…』となった。完全に知らない奴と発覚し今回ばかりはガチで追い出そうとしたシードル達にカイはプレゼンを始めて自身の有用性ともし追い出したらワカモとアキラの事をヴァルキューレにチクると脅され渋々、本当に渋々居候を認めた。

 そして連邦生徒会長からの依頼などが入るようになり便利屋としてかなり有名になり現在に至る。


 
 因みにシードルとある程度関わりを持つと夢で彼の狭間の地での出来事を見る様になり脳を焼かれる生徒が続出した。



 続か無いです。


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