ELDEN ARCHIVE 〜褪せ人inキヴォトス青春記録〜   作:通りすがりの料理人

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 どうも皆様方。通りすがりの料理人です。

 この作品がなんと2話を投稿した翌日、日間ランキング57位になっていました。

 友人に言われて始めて知り最初は半信半疑でしたが本当にランキング入りしており度肝を抜かれました。

狩人「ん?今、モツ抜きって言った?」

 ブラボに帰れ。コレはエルデンリング小説やぞ。

 
 …こほん、失礼しました。

 2話目にしてランキング入りできたのも皆様のお陰です。本当にありがとうございます!

 感想、評価、お気に入り登録してくれた皆様。皆様の応援が力に成ります!完結目指して頑張っていきますのでこれからも応援よろしくお願いします!




 そんな訳で俺は考えました。馬鹿正直にストーリーを読みながら細かく書いてたら絶対に更新止めるな…と。

 よし!端折るか!

 それぞれの章を3話ぐらいに短縮させて完結目指そう!

 そんな感じで完結を目指すのでよろしくお願いします!


この先、嘘が有効だ。そして水族館

 

 前回のあらすじ!

 

シードル「左腕無くなっちゃった☆」

 

その他『ウワァァァァァァァァァァァァ‼』∑(OMO;)

 

ヒナ「殺してやる…」

 

ホシノ「殺してやるぞ…!」

 

作者「陸八間 アルッッッ!!」

 

アル「なななな、なっ、何ですってーーーーー!!??」

 

 


 

 

 

 えー…、現在の状況を確認しましょう。

 

1、左腕無い&ボロッボロの俺。

 

2、ビビリまくりな風紀委員会。

 

3、ビビリながらも戦闘態勢に入るアビドス組と先生。

 

4、逃げた便利屋68。

 

5、殺意マシマシなヒナとホシノ。

 

 

 そんな感じ、かな?

 

 

「アコ」

 

「詳しく」

 

「説明して」

 

「今、私は冷静さを欠こうとしている」

 

『あっ、あっ、こひゅっ、こひゅー…』

 

 

 アカン、アコが過呼吸起こしてる。

 

 

「貴方の」

 

「腕を奪ったのは」

 

「アイツ等ですね?」

 

「絶対に五体満足では帰さない」

 

 

 こっちもアカン、【暁のホルス】モードに入ってしまった。2人の殺気で風紀委員会は戦意喪失し、何人かは気絶している。

 

 アビドス組も見たことない位にキレてるホシノを見て腰が引けてる。先生は顔面蒼白で冷や汗ダラダラだ。…この前まで一般人だったからしょうがないか。

 

「アコ、黙って無いで説明して」

 

『は、はひっ…!べ、便利屋68を捕まえる為に!ここまで来ました!』

 

「そんな事を聞いてるんじゃ無い。どうして彼の腕が無いのか、あんなにボロボロなのかを聞いてるのだけど?」

 

『そ、そそそそそれは……』

 

「まさか」

 

「彼に向かって」

 

「砲撃したの?」

 

 ヒナの愛銃【デストロイヤー】を握る力が増し、グリップからミシミシと嫌な音がなる。

 

 ホシノは既に盾を展開しショットガンを構えて風紀委員会を蹂躙しようとしていた。

 

 

 このままでは風紀委員会が壊滅してしまう…。

 

 そうなるとどうなる?

 

 風紀委員会壊滅→ゲヘナの抑止力がヒナだけに→伏魔殿が何かしらしてヒナの責任に→最後の抑止力が無くなる→ゲヘナ崩壊→マコト『何ぃっーー!!??』→『殺してやる…殺してやるぞ!陸八魔 アル!』→アル『なななな、なっ、何ですってーーーー!!??』

 

 

 ……またしても何もしてないのに一方的に恨みを買ってしまった陸八魔 アルになってしまう!?

 

 先生をチラッと見ると目が合った。口パクで『どうにかして』と言っている。頼りにならなッ!

 

 うぅむ、致し方なし。こうなったら嘘をついて誤魔化すか。クソハゲ頭のパッチの野郎も嘘で相手を騙しては崖から蹴り落としていた。俺?もちろん蹴り落とされたが?泣いて土下座するまで馬乗りになって素手で殴りまくったが?中々土下座しないから大変だったなぁ。まぁ、俺が馬乗りしてたからだけどな(笑)

 

「2人共、落ち着け」

 

「「!!」」

 

 2人の視線がコチラに向く。

 

「この傷はだな…」

 

「「その傷は……?」」

 

 愛銃を握って風紀委員会を睨む2人。このまま馬鹿正直に話したら風紀委員会が死屍累々になってしまう!

 

「この傷は、なんていうか、その……」

 

 い、いきなり過ぎてなんて誤魔化せばいいのか分からん!

 

 だ、誰か!誰か助けて!

 

《どうやら困ってるようだよ我が弟子よ》

 

 …ッ!?この声にその呼び方…!セレン師匠!?セレン師匠じゃないか!!

 

《そうだ。お前の親愛なる師匠のセレンだ。…しかし私はお前の生み出した存在。言わばイマジナリーセレン師匠だ》

 

 イマジナリーセレン師匠!?

 

《そうだ。そんなイマジナリーセレン師匠から助言を送ろう》

 

 おぉ!

 

《とりあえず竜でも出しとけ》

 

 とりあえず竜!?

 

《狭間の地では何処もかしこも竜ばかりだったし、いきなり空から降ってきたりしただろ?だからとりあえず竜出しとけばなんとかなる。だいたい竜が悪い。ゴドリック第二形態もゴドリック本体じゃ無くて竜が強いだけ》

 

 なるほど!流石セレン師匠!ゴドリックはデミゴッド最弱!“ゴドリック”は所詮…破砕戦争の“敗北者”じゃけェ…!!

 

 よし!ありがとうセレン師匠!コレなら皆を誤魔化せる!

 

「竜がな!竜がヒューンて飛んで来て!火を吐いたり尻尾で殴りつけてきたりしてな!左腕もその時に噛み千切られたんだ!いやー!風紀委員会の助けが無かったら危なかったなぁ!イオリの竜をも恐れずに突撃する姿は凄まじかった!チナツも的確な処置で怪我を治療してくれたし、アコの指揮による風紀委員会の連携で見事竜を討ち取ることができた!素晴らしい!実に素晴らしい!!これぞ竜を狩る醍醐味!強大な存在に力を合わせて立ち向かう!まるで英雄譚をみているかのようだった!あー!皆の勇姿を見せられ無かったのが真に残念だ!だがしかし!彼女達は誉を得たのだ!竜を狩る誉を!竜に挑むは、騎士の誉よな!なぁ!!?」

 

 

「「…………………は???」」

 

「「「『”…………………は???“』」」」

 

「「「「「「「「………………は???」」」」」」」」

 

 

 ホシノにヒナ。アビドス組。風紀委員会全員が目を点にしながら疑問符を浮かべていた。

 

 

(((((((((((((嘘付くのヘタ過ぎない?))))))))))))

 

(え、ちょっと待って!?何で竜!?何処から出てきたの竜!!??)

 

(何で共闘して竜倒した事になってるの!?)

 

(私竜に突撃した事にされてる!??)

 

(貴方の怪我自力で直したんですよね!?私ノータッチですが!??)

 

(私指揮なんかしてませんよ!?行政官として恥ずかしいくらい駄目駄目でしたよ!!??)

 

(彼、こんなに嘘付くの下手だったのね…)

 

(うへ〜。もうなんだか怒りが何処かに行っちゃったよ〜)

 

 

「……………嘘ジャ無イヨ?本当ダヨ?」

 

 

((((((((((((凄いカタコトだし!?))))))))))))

 

 

「しょ、証拠だってあるぞ!ほら!」

 

 

 テレテテッテテーン!【竜の心臓】〜!

 

 

((((((((((((ヒェッ))))))))))))

 

(なんかヤバイの取り出したー!?)

 

(心臓!?竜の心臓!!??)

 

(なんか棘生えてるー!?)

 

(キッショ!キッショい!?)

 

(オェッ!?)

 

 

「コレを食べるんだよ」

 

「「「「「「「「「食うなッ!」」」」」」」」」

 

「そんな!?」

 

 確かに俺も最初は躊躇ったけど、これが意外とイケるんだよ。毎回棘が刺さるのは嫌だけどな。

 

 因みに祈祷を全部ゲットした後は焼いてみたり煮てみたりして味を追求した。俺はグルメなんだ。

 

 

「………はぁ、今回は彼に免じて不問とするわ。ただし全員反省文を書いて提出するように。撤収用意」

 

「「「「「「「り、了解しました!」」」」」」」

 

((((((((((た、助かったぁ…))))))))))

 

 なんとか切り抜ける事ができた…?

 

「ふっ…。俺の名演技にまんまと騙されたか…」

 

“いや、普通にバレバレだったよ?寧ろ何でアレで騙せたと思ったの?”

 

「なん……だと……?」

 

 それじゃあ、それじゃあイマジナリーセレン師匠の教えが間違っていたというのか!?

 

”やっぱり君結構ポンコツだね“

 

 アンタには言われたくない。

 

 玩具買って、ゲームに課金して!金が無くなってモヤシ炒め弁当を食っていたアンタだけにはッ!!ぜっっっっっっっったいに!言われたくないッッッッ!!!

「ユウカに隠してある玩具の領収書密告してやろ」

 

“待て、話し合おう。話せば分かりあえるはずだよ”

 

「話して分かりあえた事はありませんでしたので残念ながら今回も分かりあえませーん」

 

”止めてよぉぉぉぉぉぉ!ユウカコワイよぉぉぉぉぉぉ!!“

 

 狭間の地でも、キヴォトスでも話し合いで分かりあえた事は無い!やはり暴力。暴力は全てを解決する。

 

「事前通達無しでの兵力運用、他校の自治区で騒ぎを起こした事。……貴方に対して砲撃し、片腕を失う程の重症を負わせた事。これらについては私空崎 ヒナよりゲヘナの風紀委員会の委員長としてアビドス復興委員会と便利屋【黄金林檎】の社長に公式に謝罪する」

 

 先生としょうもない言い争いをしているとすぐ近くまで来ていたヒナが頭を下げて謝罪をした。

 

「気にするな……と言っても無駄だろう。なら今回の件は風紀委員会に貸一つって事で手を打とう。皆もそれで構わないか?」

 

 俺はそう言ってアビドス組に確認する。皆は顔を見合わせた後にため息を着いて武器を下ろした。

 

『ま、まぁ…』

 

「1番の被害者がそう言うなら…」

 

「ん、でも許した訳じゃ無い」

 

「次はありませんよ〜」

 

 どうやら渋々ではあるが受け入れてくれたようだ。しかし、ホシノはどうだろうか…?

 

「………はぁ、解ったよもう。しょうがないな〜」

 

「すまないホシノ。恩に着る」

 

「でもこの事はユメ先輩達に報告するからね〜?」

 

「それはそうと高級低反発枕を手に入れたんだが…」

 

「おそろしく速い買収…。おじさんじゃなきゃ見逃しちゃうね〜。でも、今回ばかりは駄目だよ?」

 

「ガッデムッッ!!」

 

 無慈悲。あまりに無慈悲…。救いは無いのですか?

 

 え?それはそうと低反発枕は寄越せ?何たる強欲な事か!しかし元々渡すつもりだったから渡すけど。だって俺座り寝しかしないからな。枕使わん。

 

「………やっぱり、死んじゃうの?」

 

「そう、だな。このまま片腕でいる訳にもいかない」

 

「そっか…」

 

「………」

 

「………」

 

 

 気まずっ…。

 

 昔ビナーと戦ってなんとかギリギリ初見討伐した後にうっかり転んで死んだのを助けに来たユメとホシノに見られた事がある。

 

 うっかり転んで死んだだけだが、ユメから見たら自分を逃がす為に立ち向かい、なんとか倒したが力尽きて倒れたように見え、ホシノからしたら自分がユメと喧嘩したせいで俺が死んだように見えていたんだろう。急いで戻ると虚空を見つめて謝り続けるホシノと自身の弱さを恨み泣くユメがいた。

 

 まぁ、それからは便利屋68の時みたいにタックルされた訳だが…。それからやたらと俺の死に過剰に反応するようになった。

 

 

 それはそうとどうやって死のう?

 

 回復したから簡単には死ねんのだが?

 

 やはり切腹か?一番確実だな。クッッッッソ痛いけど。

 

「…?何か落ちたわよ」

 

 何故か未だに離れようとしないヒナが何かを拾い手渡してきた。あの?風紀委員会もう撤収準備できてるよ?貴女待ちだよ??

 

 そんな事を考えながら渡された物を確認した。ソレは1枚のカードだった。燃えたのか三分の一程度しか残っていないソレには、柴犬のスタンプが押されていた。

 

 そして、カードには【柴関ラーメンスタンプカード】と書かれていた。

 

「」

 

 絶句した。これは間違い無く自分のスタンプカードだ。

 

丁度今回でスタンプカードが埋まるから次回に来た時にスペシャルDX柴関ラーメンを注文する事ができるぞ!やったね!】

 

 

【丁度今回でスタンプカードが埋まるから次回に来た時…】

 

 

【丁度今回でスタンプカードが埋まる】

 

 

 

 

 

 

 俺は膝から崩れ落ちた。

 

 

「ゔぁにたす・ゔぁにたーたむ…」

 

 

 そう言い残し、俺は光の粒子となりゆっくりと消えていった…。

 

 

“………え?”

 

「「「「「「「えぇ…?」」」」」」」

 

 

 その光景を目撃したアビドス組と風紀委員会と先生のなんともいえない声だけが残った……

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 ゔぁにたす・ゔぁにたーたむ。

 

 すべてむなしい…。

 

 

 嗚呼、こんな事ってあるか?コツコツ貯めに貯めたスタンプカードが燃え尽きたんだぞ?もう駄目だお終いだぁ…。

 

 よくよく考えたら海老塩ラーメンもスープ一口しか飲んでいない。そう思い出したら空腹感が襲ってきた。

 

 だけど今は何もしたくない…。このまま砂に埋もれたい…。

 

「む、社長。此処にいたか探したぞ」

 

「うわ…。見るからに落ち込んでる…」

 

「辛いですね…苦しいですね…。可哀想です…」

 

「元気出して。よしよし」

 

「コレをあげるから元気出して。はいスカルマンのぬいぐるみ」

 

 

 砂の上に大の字で寝転がっていたら何故かサオリ・ミサキ・ヒヨリ・アツコ・アズサがいた。なんで?

 

「お〜い皆〜!車持ってきたよ〜」

 

 ユメまで来てたか……。つまり全員に死んだのバレたのか…。

 

「さ、早くシードル君を連れてホシノちゃん達の所に行こう」

 

「そうだな。社長立てるか?」

 

「砂に埋もれたい…」

 

「無理そうだな。よしお前達。運ぶぞ」

 

 そうして俺は車に詰め込まれてアビドス校舎に運ばれた。運ばれてる間ずっとアツコによしよしされてた。あ、おいコラヒヨリ!勝手にエビを食べるんじゃない!卑しか女ばい!

 

 

 

〜車に揺られること十分ちょっと〜

 

 

 

 はい、アビドス校舎到着。流石にいつまでも引きずってる訳にもいかないから潔く諦めました。また頑張って貯めよう。

 

 ……うん?店再開するのか?

 

 それだと困る。パトロンになってでも必ず再開して貰おう。

 

 

 などなど考えてたらアビドス組+先生が走ってきてアメフト選手も真っ青なタックルをお見舞いされた。結構ダメージ喰らったんだが?これだからキヴォトス人はよぉ…。

 

”良かったぁ!ホシノに話は聞いたけど無事で本当に良かったぁ!!“

 

 だいぶ心配をかけたようだ。アビドス組にもお説教された。とくに先生とホシノとユメとミサキが怖かった…!サオリはなんか『どうして自分を大切にしてくれないんだ…!私が頼りないからか…?クッ…ヴァニタス・ヴァニタス…!』とか四つん這いになって落ち込むし、アツコは正座してる俺の足をツンツンしてくるし、アズサは(ᓀ‸ᓂ)だし…。ヒヨリに関しては『うわぁん!シードルさんが居なくなったら誰に養って貰えば良いんですかぁ!?』とか言ってた。お前さぁ…。

 

 それからなんとか1時間で開放された。……おい!足をツンツンするな!?マジで止めて下さいお願いします!何かお願い聞いてあげるから!

 

「うん?いま、何でもって…」

 

「言ってないぞ?」

 

 油断も隙もありゃしない…。

 

 

 

 

 説教も終わり、アビドス復興委員+黄金林檎+先生による会議が始まった。

 

 まずは先生と始めてあうウチのメンバーを紹介した。

 

「はいはい!まずは私から!便利屋黄金林檎の経理担当で今は社長代理もしている梔子 ユメです!元アビドスの生徒でホシノちゃん達の先輩でもあります!」

 

「便利屋黄金林檎の戦闘員【CROWNS(クラウンズ)SQUAD(スクワッド)】のリーダー【CROWNS1】錠前 サオリだ。よろしく頼む」

 

「同じく【CROWNS2】戎野 ミサキ。………まぁ、よろしく」

 

「わ、私は【CROWNS3】の槌永 ヒヨリです。よろしくお願い…致しますぅ…えへへ」

 

「私は【CROWNS4】の秤 アツコ。気軽にアッちゃんてよんでね」

 

「私は【CROWNS5】の白州 アズサ。得意な事は単独行動。好きな物はスカルマン。よろしく」(ᓀ‸ᓂ)フンス!

 

「これがウチの自慢のメンバー達だ。よろしくな先生」

 

“うん、皆よろしくね!”

 

 なんかミサキだけ少し睨んでいたような気がするが…多分大丈夫だろう。多感な年頃だから色々あるんじゃないだろうか?あとなんかジメッとするのは何でだ?昼間の砂漠地帯なのに何で?

 

 そして会議が始まった。どうやらあの後に大将の無事を確認しに行ったようで、かすり傷程度で無事に避難できていたそうだ。アル達には感謝だな。それから大将から聞いた話しだが、どうやらこの付近の自治区はアビドス校舎以外の全てをカイザーコンストラクションの所有だったそうだ。少し前から柴関ラーメンに立ち退くようにと通達が来ていたらしい。

 

 更にユメ達からの新情報。前にセリカを攫ったカタカタヘルメット団。その装備を何処で手に入れたのかを調べる為にブラックマーケットに乗り込んだが結果はペロキチの探してた限定ペロロ人形のみ…。徒労に終わった。

 

 しかしその後CROWNS・SQUADに探らせていた。その情報を伝えるべく直接アビドス校舎に向かっていた時に丁度ホシノから連絡が来たようだ。俺が死んだ事を伝え、そのままゲヘナに乗り込もうとしたらしいが何とかホシノが思い留まらせて俺の捜索に切り替えさせたらしい。

 

 ホシノ、ナイスだ。

 

 そして調べた結果、ヘルメット団に武器を流していたのはカイザーと発覚。更に借金があった時にはその返済した金を使って武器を調達していたらしい。それを聞いたユメとホシノは怒りに身を震わせていた。あの2人で必死に稼いだ金を使われていたのだから当然だ。

 

 俺も今すぐカイザーに乗り込んで暴れたい。暴れようかな?

 

 そして今はカイザーPMC理事のポケットマネーから武器を調達していたと…。なるほど、だから借金一括返済後にヘルメット団の装備の質が低下したのか。金銭的負担を与えていたと知れただけでも多少は溜飲も下がるというものだ。

 

 その情報を聞いた俺は即座に解決策を閃いた。俺の天才的頭脳(知力99)が出した答え…。それは!

 

「ちょっとカイザー潰してくる」

 

「「「「「”待って待って“」」」」」

 

「やはり潰すか…。社長ならばそう言うだろうと思っていた」

 

 フッ…と笑うとサオリはそう言った。なんだこの後方腕組み理解者面は…。

 

“落ち着いて!犯罪は駄目だよ!”

 

「バレなきゃ犯罪じゃ無いんですよ?」ニチャリ

 

”兜で見えないけど絶対悪い顔してる!!?“

 

 ステルスアタックは得意だ。雑魚なら背後から一撃で狩れる。

 

“と、とにかく駄目!他の手段を探そう!ソレは本当の本当にヤバくなった時の最終手段!”

 

「……はぁ、了解」

 

 不服ながらも諦めた。万が一俺の仕業だとバレたら従業員にも迷惑がかかるし、本当に最終手段だな。

 

 まぁ、最近手に入れたアレ(・・)を使えば遠方からの砲撃で消し飛ばせるがな。その威力は身を持って確認している。まさか先生のシッテムの箱でアレを使えるとは思わなんだ。

 

 しかし、他の案か…。

 

 コレは骨が折れそうだな。カヨコ(加湿器)とかキキョウ(加湿器)とかの参謀が居れば…。頭を使ったから甘い物も食べたい。カズサ(加湿器)にオススメでも聞くか。……?何でかミサキ(加湿器)に睨まれた。何でぇ?

 

 居ない者はしょうがない。とにかく話し合いだ。そして話し合った結果………。

 

 

 

 水族館に行く事になった。

 

 

 

 いや、何で?

 

 

 


 

 

 後日、俺達は水族館へと来ていた。アビドス組と先生。黄金林檎のメンバーで。社員を労うのも社長の務め!

 

 本当は元アリウス生達も連れて行きたかったが流石に人数が多すぎるので残念ながら不参加だ。沢山お土産買ってくるからな。楽しみにしといてくれ。

 

 サオリ達元アリウス生は水族館に始めてきたので最初はおっかなびっくりだったが今では目をキラキラさせながら水槽に張り付いている。

 

「うわぁ〜!見て見て!この魚可愛い!」

 

「な!?なんだこの魚は!地面から出てきている!?」

 

「この子はね〜。チンアナゴって言うんだよ〜」

 

「ん、ホシノ先輩詳しいね」

 

「あんまり美味しそうじゃ無いですねぇ」

 

「ヒヨリ…アンタねぇ…」

 

「ホシノちゃんホシノちゃん!でっかいサメ!アレ何だっけ!?」

 

「アレはジンベエザメですよユメ先輩」

 

”あ、キリッとしたホシノになってる“

 

「おっと、うっかりうっかり〜」

 

 

 皆楽しそうで良かった。

 

「あ、シードルさん!あそこ!」

 

「ん?どうしたアヤネ?」

 

「亀ですよ!海亀!」

 

「おそらく犬」

 

「え?」

 

 

 ホシノの説明や解説を『説明や解説が必要なら私に任せて下さい!』ちょ、時空を歪めないで!?ミレニアムに帰って!『あぁ!?待って下さい!まだ説m…』…ふぅ、びっくりした…。

 

 ホシノの話しを聞きながらゆったりとした時間を過ごす。キヴォトスに来てからこんな風に遊びに行く事はほとんど無かったな。これからは皆を連れ出して色々見せてやりたいな。

 

「うは〜!ペンギンだ〜!可愛いな〜!」

 

「ちょっとホシノ先輩みたいですね〜」

 

「うへ?ヤダな〜ノノミちゃん。おじさんはあんなに可愛く無いよ〜」

 

「そんな事無いですよ〜。そうですよねシードルさん!」

 

「うん?ああ、ホシノは可愛いぞ」

 

「うへぁ!!?」

 

 変な声を上げ顔を真っ赤にしたホシノ。そして俺の足を踏みまくるジト目のミサキ。鎧来てるから大丈夫だけど人の足を踏むのはやめようね?え?俺はクソボケだから大丈夫?クソボケって人権無いんだ…。

 

 いや、誰がクソボケじゃい!

 

 

 水族館内にあるカフェで小休止。巨大な水槽を眺めながら飲む紅茶は旨いな。

 

「クラゲの入ったアイスと聞いて不安でしたがコリコリして美味しいですねぇ」

 

 ヒヨリは相変わらずの食い意地だな。ほとんどの魚を食用としか見てなかったし。

 

「さかな〜」

 

「チンアナゴ〜」

 

「あ、何か楽しそうな事やってる娘達がいるよ!」

 

「あの制服は、リコリス学園の生徒さんですね」

 

「リコリス学園って言ったら連邦生徒会公認の独立治安維持組織の?」

 

「ほう、SRT特殊学園とは違うのか」

 

「SRTは連邦生徒会長直属の組織だからな。リコリス学園も相当だが、一歩劣るだろう」

 

“シードル君詳しいね”

 

「連邦生徒会長ともSRTとも知り合いだからな」

 

 だが、連邦生徒会長の失踪によりSRT特殊学園は解体になってしまった。今はヴァルキューレに編入しているらしいが…。我の強い娘が多いからなぁ…。特に1年のウサギ達が…。カンナは大丈夫だろうか…。得に胃が…。

 

「楽しそう」

 

「ん、私達もやるべき」

 

「うへ、じゃあやってみよっか〜。クジラ〜」

 

「ちょ!?ホシノ先輩本当にやるの!?」

 

「ん、イルカ」

 

「シロコ先輩まで!?」

 

 それからは皆で何かしらの海洋生物のポーズをした。クラゲ〜とかペンギン〜とか『ヒヨリはフグだね』お腹つまみ『うわぁん!』とか先生の『ユニコォォォォォォォン!!』とか……いや待て、何故にユニコーン?

 

 因みに俺は蛸頭(狭間の地産頭装備)を被って『蛸!』ってやった。皆にドン引きされた。解せぬ。

 

 

 それからも色んな水槽を見て周り、イルカショーを見たりしてお土産を見ていた。居残り組用に色々買わないとな。

 

 ホシノが巨大なクジラのぬいぐるみを持ってきたり、そのぬいぐるみをミサキが『可愛い…』とボソッとつぶやいていたり、モモフレンズコラボグッズに大興奮するアズサだったり、お菓子コーナーから離れないヒヨリだったり…。

 

 え?欲しいけどお高い?

 

 俺が買ってやらぁ!!

 

 

〜お会計〜

 

 

 びっくりするほどお高い買い物になった。水族館のお土産コーナー舐めてたわ…。

 

「最後に此処で写真撮ろうよ〜!」

 

「なら俺が撮ろう」

 

”いや、此処は私が“

 

「いやいや俺が…」

 

“いやいや私が…”

 

「私が撮りましょうか?」

 

 

 ヌッヌッヌッヌッヌッ

 

 

 

 …ッ!?この独特な足音(?)はまさか…!

 

 

「”ユウカ!“」

 

 

 ヌッヌッヌッと鳴らしながらやってきたのはユウカだった!そしてユウカと同じくミレニアムのセミナー書記、生塩 ノアだった。

 

 前から気になってたが、何でヌッヌッヌッて鳴るんだろうか?

 

”ユウカ!こんな所で合うなんて奇遇だね“

 

「ノアも久しいな」

 

「はい、お久しぶりですシードルさん。それから始めまして先生。ミレニアムサイエンススクール セミナー書記の生塩 ノアです。よろしくお願いします」

 

“うん、よろしくノア!”

 

 お言葉に甘えて撮影を頼み皆と並び写真を撮ってもらい、2人と別れて帰路についた。

 

 電車に揺られ、遊び疲れたのか俺と先生以外は全員寝てしまったようだ。幸せそうな顔を見ると自然と口角が上がってしまう。

 

 それは先生も同じようで優しく微笑んでいた。

 

”楽しかったね“

 

「そうだな。久しぶりに楽しめた。……これからはもっとコイツ等を遊びに連れて行くようにするか」

 

“うん、その方が良いよ。…ふぁっ…”

 

「先生も疲れただろう。俺が起きてるから少し寝たらどうだ?」

 

”いや、でも…“

 

「良いからホラ、椅子に座った座った」

 

 寝ない為に立っていた先生を座らせるとやはり疲れていたのだろう。あっという間に寝てしまった。

 

 それを確認した俺はホシノを見る。

 

 何か、変だった。何かを隠している。

 

「話す気は無いだろうな…。ヤレヤレ…」

 

 いったい何を抱えているのやら。俺だけじゃない。ユメにシロコも勘づいているだろう。

 

 ……………とりあえず今はまだその時では無い、か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後駅に到着して解散。アビドス組は各々の家に。ユメ達は事務所に。先生と俺は泊まっているアビドス校舎に。

 

 だが、俺はちょっと用事があると言い先生を先に帰らせた。

 

 

 

「…そろそろ出てこい。気持ちの悪い視線にウンザリしているんだ。俺は気が短い……いい加減斬るぞ?」

 

 月隠の鯉口を切り殺気を放つ。

 

「クックック…。やはり気付いていましたか。お久しぶりですシードルさん」

 

「嗚呼、久しぶりだな……黒服」

 

 

 振り返った先には、黒いスーツを着た人形の…。されどその容姿は黒い顔にヒビ割れたような口に穴の様な目の空いた怪物が立っていた。

 

 

 

「貴方に、お話しがあります」

 

「………」

 

 

 ──────どうやらこのまま良い気分で1日を終わらせてはくれないようだ。

 

 




 天才的頭脳(知力99)。だが、脳筋である。


【現在出ているキャラでシードルが不死なのを知っている人物達】

【便利屋 黄金林檎】
・梔子 ユメ
・錠前 サオリ
・戎野 ミサキ
・槌永 ヒヨリ
・秤 アツコ
・白州 アズサ

【七囚人】
・狐坂 ワカモ
・清澄 アキラ
・申谷 カイ

【便利屋68】
・陸八魔 アル
・浅黄 ムツキ
・鬼方 カヨコ
・伊草 ハルカ(New)

【アビドス】
・小鳥遊 ホシノ
・砂狼 シロコ(New)
・十六夜 ノノミ(New)
・黒見 セリカ(New)
・奥空 アヤネ(New)

【ゲヘナ】
・空崎 ヒナ
・天雨 アコ
・銀鏡 イオリ(New)
・火宮 チナツ(New)

【連邦生徒会】
・連邦生徒会長
・七神 リン

【シャーレ】
・先生(New)
・アロナ(???)






【次回予告(嘘)】

黒服「クックック…。貴方の神秘は実に興味深い…。是非調べさせてほしいのです」

シードル「調べる?モルモットの間違いだろ?」

黒服「まぁ、そうとも言います。では取引といきましょう」

シードル「取引?」

黒服「貴方が実験体になるならカイザーをアビドスから引かせましょう」

シードル「断ったら?」

黒服「貴方の変わりに小鳥遊 ホシノさんと取引を行います」

シードル「…なに?」

黒服「さぁ、貴方が実験体になるか、小鳥遊 ホシノさんが実験体になるか…どちらにいたしますか?」

 黒服に突きつけられた選択!

 自身を守るか!ホシノを守るか!

 シードルが取る選択は!?



次回!【いや、今此処でお前殺せば解決じゃね?】

 黒服死す!(嘘)

 お楽しみに!





 あとがき

 遂に今月にELDEN RINGのDLC【SHADOW OF THE ERDTREE】がやってきますね!それでですがもし21日のDLCまでに続きが書けなかった場合、作者が満足するまで影の地に失踪します。多分、ほぼ確定で失踪します。気まぐれで書かない限り2、3ヶ月は執筆しないと思うのでご容赦ください。

 それでは影の地に向かう予定の皆様。

 愉快な遠足の始まりだッッッ!!

先生の選んだメンバーは…

  • ホシノ
  • シロコ
  • ノノミ
  • セリカ
  • アヤネ
  • ユメ
  • サオリ
  • ワカモ
  • アキラ
  • ヒナ
  • アコ
  • ヒフミ
  • ミカ
  • ツルギ
  • ミネ
  • アル
  • イズナ
  • 写し身の雫
  • もうシードル1人でいいんじゃ無いか?
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