勘のいいガキはデカパイハーレムの夢をあきらめない! 作:そとみち
う…産まれて完結したはずのRTAロスタイムはぁじまぁるよー。
前回完結した第三部クリアRTAの続きからやっていきます。
とは言ってもほぼほぼ感想戦みたいな内容になるのでその辺お含みおきの上でご覧ください。
いやぁね。(溜息)
RTAが完結したのは間違いないんですけどね。もうAIオンラインもサ終することですしロスタイムやっていこうかなと思いまして。
というのも、本垢のほうはきっちりセブンちゃんとお別れックス!! を済ませて出来る限り未練を断ったわけですよ。
このRTAの5時間くらいは本垢での別れの時間に使ってますからね。(特大ガバ)
いやマジでこれ録画してた時にサ終のアナウンス流れるとは思わないじゃんね。あれで30秒くらいフリーズしましたからね。(微ガバ)
でもまぁなんて言うかこのRTAやっててよかったなって思ったのが、本垢とは別にこうして割り切ったプレイングで遊んでたので、ゲームと心理的な距離感が開いてたからサ終に伴う別れが意外とすんなり飲み込めたって所ですかね。
ネット界隈じゃマジで人生も一緒に終わらせるみたいな匂わせツイートが散見されてこれもちょっと問題になってましたよね。ネットニュースに乗るような事は呟いちゃだめだよ(正論)
そんなわけで自分は本垢で相棒のセブンちゃんと別れを交わして残りのRTAを走り切るためにこっちの世界で頑張ってたわけです。
ちなこれプレイしてたのが12月なので本当に最終盤って所ですね。
「とうとうやっつけましたねマスター!! なーにが魔王だよウチのマスターが最強なんだよなぁ!! これで世界はマスターのものになりましたねぐへへのへ!!」
『どうして世界をその手に掴もうとするのですかワンは』
「じょーだんじょーだん。それにしても長い旅路でした……こーのひとっっっっつも喋らねぇマスターに見つけられてから……いきなり王都で闘技大会出場することになってレベルを上げてぇー……セントクレア様からザッコい魔装具貰ってぇ……魔王倒したと思ったらドッペルゲンガーでぇ……その後マスターがいきなりヒルデガルドさんの元に弟子入りして最速で限界突破してそれ以降二度と会わなかったなぁ……その後にイルゼを見つけてようやく話し相手が増えてぇ……私はマスターのおさがりの魔装具使わせてもらってぇ……レベル上げてたらエルフがいつの間にか魔族側に寝返っててぇ……キュリオス平原で第一次人魔大戦が起きてぇ……」
『急に語り始めましたね』
「そっから王様がトチ狂って魔族領に攻め込むとか言い出してぇ……総力戦始まってぇ……でもマスターがめちゃくちゃ戦況ひっかきまわしてぇ……こすっからい手段で魔族やら将軍やら頑張って倒してぇ……人類軍もだいぶ策潰されてヤバかったけどみんなで頑張って抵抗してぇ……イルゼが真の力を解放してぇ……」
『なおここまででおおよそ3週間くらいの出来事です』
「それなー!! そんで最後に魔王にイルゼの一撃を叩き込んで撃破っ!! 感動のEDですけどこれこのまま王都に戻っても逆に人類から疎まれる系のパターンじゃないですか!? 私のマスターだけなんか異様ですよねこれねぇ!? 自分で全部やっちゃいましたよねぇ!? ヤダーッ!! 追放系のED迎えるのはヤダーッ!!」
『まぁ……確かにこの人は少々頭がおかしい様子でしたが』
「ですよねぇ!?!?」
相変らずワンちゃんはうるさかわいいですね。
この可愛い声を聞くのもこれで最後になると思うとそれなりに感慨深いものがあります。
ええまぁ死ぬほどチャート崩壊してましたよ最後の方は。主に私のせいなんですが。
この鯖にも勿論他のプレイヤーもいて、ワンちゃんとかごく稀にその上のナンバーのアンドロイドを目覚めさせてた人もいたんですけど、とにかく私が速攻で攻略しすぎてイベントの進みが速くなりすぎたんですよね。
その結果、鯖が細分化されて私の攻略スピードについてこれる冒険者が減って、どんどんAINPCに置き換わっていったのは逆に恐怖でしたね。
まぁ一人もプレイヤーには話しかけたりしてなかったので友人とかゼロだったんですが……。(察し)
しかしまぁ本当に、私達のAIオンラインもこれで最後かと思うと本当にプレイ当時は色々こみあげてくるものがあったんですよ。
第三部の先に行けなくて、11番目のアンドロイドのお姿を見る事も出来なくて、これまでに他のプレイヤーやNPCと紡いだ絆も無くなって、全てがゼロに帰ってしまうと思うと……あっちょっと泣くっ(ガチ泣き)
「……あれ? あ、マスターが泣いてる!! やだーめっずらしー!! 映写魔法! 映写魔法の使い手はいらっしゃいませんかー!?」
『本当にそういう所ですよワン』
「なんでぇー! これまで一言もしゃべらなかったマスターの涙ですよ!? この人感情とかあったんだ……って新しい見解が生まれましたよ私の中に! マジで一生何考えてるか分からんマンだったからなぁこの人なぁ!! へっこれで私とのビジネスな肉体関係も終わりってやつでしょ!! 知ってるんだから!!」
『貴方がいつまでもそうだから喋らないんだと思いますよこの人』
ワンちゃんうるさいですね(涙)
いやまぁ……これは私が悪いです。結局最後の最後まで一言も話しかけなかったので第三部クリアまで初回会話イベントが発生してないんですよ? すごくないですか?
ワンちゃんと一言も会話せずにクリアした! みたいなトロフィーがあったら達成私だけだと思いますね。誰か試してみてもいいですよ。
あっこの動画が上がってる頃にはもうサ終してるんでしたね。ごめんなさいね。
ごめんなさいね(泣)
「とにかく! もう魔族領にいる必要もないでしょう! 帰りますよマスター! 王都で美味しいご飯食べたいです!!」
『今日のここに至るまでゆっくり食事をとることもありませんでしたからね。とにかく時間に追われるように動き続けていましたから』
「それなー!! 前に店に入って一番高い料理頼んでもらって『おっマスターとうとうデレたか!? 私にホレたかー!?』なんて思ってたら料理が出てきた瞬間に退店しやがったの未だに根に持ってますからね!? あそこで料理注文するのがギルドのクエスト条件だったからわかるけど!! ふざけんなよオラッこのむっつりスケベマスター!? ブン殴りますよ!? たまに目線が道行く女性のケツに行ってるの見逃してねぇですよー!?」
『ガチギレしてる……』
色々感動が台無しになってますが全部私のせいなので甘受します。キレるワンちゃん可愛いですね。
さてまぁしかし涙もこの辺で引っ込んできて、まぁ無事に魔王討伐で完走もしたところだったので、実際この時まではワンちゃんとイルゼにもお礼を言うかと思ってたんです。
ホントに最後まで無茶振りに付き合ってくれましたからね。お世話になったお礼は言わないとと思って。
しかし八木に電流走る────────!!!(例のシーン)
この子達を……後世に託さなければいけないのではないか??(彼は狂っていた)
「あっ動き出した。唐突に動き出すこれもマスターの愛嬌だなーって言えるくらいには長い付き合いになりましたねぇホント」
『王都に戻るのでしょうね。帰りましょうか』
いやね、すみません。説明させてください。
まずこのRTAを実際に走っていた時の私は心身ともに大変疲れていました。
途中で休憩なども挟んだとはいえ、最後の魔王軍との連戦はマジで睡眠不足の塊で勘で走り抜けていたようなもので、さらに走り切ったという達成感とこれでこのゲームでやれること全部終わりかという虚無感で脳味噌トロっ♡トロっ♡になってたんです。
セブンちゃんと別れも済ませた後の走りだったので色々投げやりになる中で、逆に濃密に付き合ってたワンちゃんたちにもそれなりに愛着がわいてきていたと言いますか。
家族になってたと言いますか(豹変)
いやもう……何と表現すればいいかわかりませんがこの時の私は狂っていました。
で、そんなイカれた脳味噌で急に閃いたのが、彼女たちを失ってはいけない! という謎の使命感だったんですね。
いや自分でも編集で動画見返しながら(何やってたんだ俺……?)ってなってるんで細かい事は気にしないでください。
とにかく魔族領から王都に戻るために転移陣使いまして……と思っているのかぁ?(豹変)
「よーっし、王都に戻……ってきてねぇー!? ナニココ!? うわココ私がいたダンジョンですよね!? 王都の近くの!? ナンデ!? ダンジョンナンデ!?」
『ああ、ワンシリーズが保管されているというダンジョンですか。しかし何故……? 王都のギルドに魔王討伐の報告をするのが先なのでは?』
はい。ワンちゃんが収穫できるダンジョンに戻ってきました。
多分視聴者の皆さんも一度は足を運んでるんじゃないかな。初心者のレベル上げにも使うダンジョンですしね。勿論ワンちゃんを貰っていった人も多いと思います。
さて私が操作している『あ』くんが何をしようとしているかというと……ワンちゃんの契約解除です(ジュピロスマイル)
これまでお世話になって来たワンちゃんとの縁をここで解消させてもらうんですよ。五月蠅かったですからね。グヘヘ。
あっブラバ待ってください。この後ちょっとした感動シーンがありますので(匂わせ)
「えっえっ……? なぜ一目散に私がいた部屋に? もしかして二体目の私を狙ってます? 同じ型のアンドロイドは一体しか契約できませんよマスター?
『貴方は何を……?』
はい。加速してアンドロイドの保管庫に到達しました。
速度に偏重させた『あ』くんの移動速度なら一瞬でしたね。いくつかのカプセルが開かれてて、まだ未稼働のワンちゃんもいっぱいいますが、このうちの空カプセルの一つに用があります。
「え、何ですマスター? ここで何、をっ────────」
『ッ!? ワンをスリープモードに……どうして!? 理由を説明してください!!』
はい。
皆さんの中でアンドロイドとの契約を解除したことがあるマスターはいらっしゃるでしょうか。
いねぇよなぁ!?(例のコマ)
中々自分で試した人はいないと思うんですよね。
まぁどんなアンドロイドでも基本的には心奪われて共に歩む相棒になってるとは思うんですよ。そういう設計してますし運営。契約解除なんてかわいそうと思う心がある人、まだ人間です。
ですが実際にアンドロイドとは反りが合わないとか、ソロプレイ専念するとかそういう事情でアンドロイドの契約を解除する手段ってのはきちんと実装されてるんですね。
攻略wikiにきちんとその項目があります。まぁそのページの中にでかでかと赤文字の注意書き『一度目覚めさせたアンドロイドは最後までその子の人生に責任を持ちましょう』って書いてありますけどね。
私もまったく同意見です。
でもワンちゃんの人生の前に『あ』くんの人生がもう間もなくサ終という形で終わっちまうからなぁ!!(錯乱)
その前に無垢な状態に戻して次のきちんとしたマスターに見つけてもらった方が幸せだと思うからなぁ!!(発狂)
多分そんな考えでこの時行動してます。
サ終したらこの世界ごと終わるんやで……って考えは多分無かったんだと思います。そんなこと考えてたらこんな変な行動してないですし。
「────────」
『カプセルに培養液を浸して……ワン、どうして……!! 貴方はなぜこのようなことを!?』
イルゼがめっちゃ激おこしてますが特に理由は語りません。
この時めっちゃなんかハイでありローなテンションになってたんでなんか雰囲気出しちゃってます。
ごめんな……ごめんな……(愉悦)
はい。準備出来ました。
あとはマスター登録を解除して、次のマスター登録をするための媒体を機械に接続すれば準備完了です。
媒体はイルゼでええやろ……(雑なプレイング)
イルゼをカプセルの前に突き刺してっと。
コンパネ弄って登録解除。
次にイルゼを見つけて触れた人がマスターに登録されるように設定して。
なんでこんなことやってん??(素の疑問)
『……なぜ……これまで、3人でやってきたというのに、貴方はなぜ……っ!!』
はい。後は最後の仕上げです。
ここまで一言もしゃべらずに走り抜けた『あ』くんが、人生で、この世界で最初で最後の会話を交わします。
「───もしも。もしも、次に君たちを目覚めさせる者がいたならば。その者の力になり、そして……どうか、幸せになってくれ」(イケボ)
あ、生声入るから気を付けてくださいね。(激遅注意)
どんだけ己に酔ってんだよこいつはよォ!! これは批判コメント殺到待ったなしですね間違いない。
ワンチャンカワイイヤッターって言って(コメ稼ぎ)
はい。あとは次のマスター(いない)である誰かに後を託し、なにやら満足して逝くだけです。(ケリィ感)
全てのアイテムと装備をドロップではなくロスト。カプセルと接続したからイルゼは消えないですが他のアイテムは全部この世から消し去ります。
こうさぁ……サ終が決定したからこれまでに積み上げて来た物を全部台無しにして捨てるのって気持ちよくないですか?(急な自分語り)
貯めてた石をガチャに全部回したり、エリクサーアイテム使い放題するの気持ちいいですよね。多分そんな気持ちでこの時プレイしてました。
はい。全てのアイテムも装備も服も捨てました。
これで『あ』くんはこの世界に来た時と同じ、何も持たない命在る者になったわけですね。
これでこの世界でやることはすべて終わりです。
AIオンラインのプレイはこれで最後になります。
でも私は満足です。
本当は捌き斬りRTAを何とか達成して動画上げるだけで終わるはずだったこの動画制作も、予想外にバズって第一部RTAなんてやってしまって。
そしたらワンちゃんや『あ』くんを応援するコメントなんかもいただいてしまって第二部も第三部も勢いでRTA風プレイしちゃって(ガバチャー全開)
それでも何とか第三部の魔王まで倒して、サ終という終わりに備えることができたわけですからね。
長くこのゲームとも付き合ってきましたが、とにかく楽しませてもらいました。
ホントに売り上げは未だに世界一だったしサービスも順調だったこの時期にサ終とかどんな判断だって思う所はぶっちゃけありましたが、それでもここまで運営さんも頑張ってくれてましたからね。
スリーちゃん実装の時の騒動は忘れてねぇからな(憎悪)
次回の大規模更新の予定とかも告知してた所での急なサ終なのでまぁ大人の事情とか色々絡んでるんだろうなとは思いますが、それはそれとして人生の潤いとして楽しませていただいたので……これ以上は何も言わん! 無粋!!
ではログアウトしましょうかね。
最後に引きの光景にして……イルゼの剣の腹に背を預けて俯いてる『あ』くんを写して……。
ちょっとカッコよくない?(自画自賛)
ねぇこれカッコよくない??
私さぁ……子どもの頃の愛読者がRAVEだったなぁ……(ジークハルト感)
ジークハルト大好きなんですよね。骨になっても墓を守り抜いたシーン最の高なんすよ。
年代がバレる? 知るかボケいいから読むんだよあくしろよ。俺もやったんだからさ(同調圧力)
はい。ではログアウトです。
さよならAIオンライン。さよならワンちゃん。さよならイルゼ。
君たちの事は忘れないよ……(感動のED感)
というわけでこれで第三部クリアRTAも終了になります。
完走した感想は前回動画で語ったのでこれ以上語ることは……ない!!
多分この動画が上がってる頃にはサ終してまともに語れない状態になってると思いますしね。
追走待ってます(は?)(サ終済)(着火)(大炎上)
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これにて第六章終了。
次回の第七章でこの物語は完結の予定でした。が(手のひら返し)
残るフラグとか書きたい話を書いてくと絶対もう一章必要になりそうなのでいつ終わるかはまだ未定とさせてください。
とりあえず完結までに何人ロックくんが抱けることやら。200話までに終わるといいなぁ(儚い希望)
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