勘のいいガキはデカパイハーレムの夢をあきらめない!   作:そとみち

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152 フフフ……セックス!!

 

 

「まぁ別にいいけど」

「即答!?」

 

 イレヴンから魂の(エンゲージ)リンク結んでくれませんかというお願いを受けて俺は即答した。

 そりゃ即答よこんなもん。別に断らなきゃならない理由ないし。

 

「そりゃデメリットはあるってさっき説明されたけどさ。でも、それを考慮してもプラスになるメリットもあるって事なんだろ? イレヴンの考えでは」

「あ、はい。それはそうなのですが……」

「じゃあええやん。俺より頭のいいイレヴンが結んだ方がいいと思って言ってくれてるんだから俺に断る理由ないよ。それに……」

 

 そもそもイレヴンの明晰な頭脳で結んだ方がええやろって話で切り出してるわけだし。だったら結んだ方がいいんだろう。勘もなーんもダメって言ってないし。

 そして、それにだ。

 

「イレヴンの事大好きだし、愛してるからな。だから俺は別にお前と死に遂げても全く構わん。勿論他の俺の嫁さんたちに対しても同じような想いはあるけど……万が一お前がなんかやらかして俺が死んだとしたって俺絶対に後悔しないと思うしさ。勿論俺の勘がそうはさせないし。お互いに死なねぇように頑張るんだからデメリットないようなもんでしょ」

「ッ─────♡♡♡」

 

 こんないい女から一緒に死んでくれますかって言われてNOと答えるはずがねぇんだよなぁ!!

 俺なんかと言う小汚いガキに目覚めさせられて色々大変苦労したことだろう。ホントに起動当初からこき使ってしまって申し訳ないの塊なのについてきてくれて俺と一緒に死んでもいいって言ってくれる女なんだぞイレヴンは!

 そんな俺の女と深い契約を果たすことに何のためらいがあろうか。いやない。

 

 ってことをそのままノリで口にして伝えたところ、イレヴンも何だか随分と驚いた表情から……蕩けた表情を返してきた。

 やだドスケベ。目にハートマークが文字通り浮かんでるわよこのアンドロイド。

 可愛いなぁもう!! こういう所だよ俺がお前を好きな理由!!

 

「……有難う、ございます。メリットを説明する前にまさか答えてもらえるとは思っていなくて……もしマスターが判断に悩まれるようでしたら、昨日交わした『何でも言う事聞く』という約束を使わせてもらおうとも思っていて……」

「オイオイオイこんな重要な話であの約束果たそうとするんじゃないわよー! アレは大したことないお願いの時に使うの! 重要な話でお互いの心からの合意なしでやっちゃうのはまずいでしょ! 禍根が残るわ! 今回の件は俺も全然オッケーだから気にせず魂の(エンゲージ)リンク結ぶぞ! 何でも言う事聞くのはまた今度な!」

「了解です。……マスター。やっぱり貴方に見つけてもらえて私は幸運だったと改めて感じてしまいます」

「俺もお前見つけられてハッピーだったので改めて言う話でもないですわよー!」

「そうですね。……私も。マスターの事が大好きですし、愛していますよ」

「テレちゃうぜ」

 

 俺が悩むと思っていたのかイレヴンがそんなことを言ってくるが、俺がデカパイ美女と関係を深めることを本当に悩むと思っていたのだろうか?(素の疑問)

 そこにどのようなデメリットがあっても前向きに検討するのだが俺は。常に性欲で生きていると言っても過言ではないし。さっきの話に嘘は欠片もねぇし。

 たとえリンがこの場にいても一切の嘘の匂いを感じさせなかっただろう。そもそも常に俺は自分に正直に生きてるから。裏表のなさで世界取れる逸材だから。

 

 さて、そんな流れでお互いの愛を確かめ合い、魂の(エンゲージ)リンクの契約も了承したところで、イレヴンが改めて契約のメリットについて説明をしてくれる。

 

魂の(エンゲージ)リンクを結ぶことによるメリットですが、簡単に説明すればアンドロイドのさらなる機能上昇が望めます。もう少し説明すれば、破格のスキルポイントを得ることができます。それによりさらにカスタムできる、と言う感じですね」

「ほーん。スキルポイントってレベルが上がったら増えるやつだよな。どれくらい増えるの?」

「これまでに得て使用して来たスキルポイントと同等の数が全部回収できます。純粋に倍の量になるわけですね」

「えっマジ? ……えっ!? すげぇ!! これまでに開いてきたスキルだけでこんなにイレヴン強いのにさらに倍使えるっての!?」

「そう言う事ですね。勿論ここから先のレベルアップで得られるポイントも倍になりますし。そう言ったわけで、魂の(エンゲージ)リンクを結ぶことでアンドロイドはさらに強化される。マスターの力に今度こそ間違いなくなれると思います」

 

 聞いたらとんでもないメリットだったわよ!?

 えっヤバ……ここまでだってレベリングの結果で魔力炉心の機能向上とか色んな武装とか覚えるたびにスキルポイント使って、つってもそんな無駄遣いしないで頑張って来たつもりだけど炉心増設に伴ってそれなりに消費してたはずだ。

 それだってこんなに強い女だったのにさらに強くなるんかお前!? 炉心さらに強化できるんか!?

 こりゃ勝ったわ。対戦有難うございました。

 

「んじゃホントに躊躇う理由ないな! もっとイレヴンが強くなってくれりゃ言う事ないし! 結ぼ結ぼ! 魂の(エンゲージ)リンク結ぼ!」

「そうですね。その後、ゆっくりとまた解放する機能について相談しましょう。……さて、マスター。ここまで説明して来て梯子を外すようで申し訳ないのですが」

「え、何?」

「恐らく通常の工程(プロセス)では私とマスターは魂の(エンゲージ)リンクを結ぶことができません」

「何でェ!?」

 

 さっそく魂の(エンゲージ)リンク結ぼうぜ! ってテンション上げてたら唐突にイレヴンから梯子外されて俺はズッコけた。

 出来ねぇのかよここまでその気にさせて!? なんだそりゃめちゃくちゃ結ぶ気になってたよ俺も!? いたいけな少年の心を誑かさないでほしいもんですわなァ!?

 ふんがーっと怒りの声を上げようとした、ところで。

 唐突に。

 

「んっ────♡」

「んむ……!? ……んっ、ちゅ」

「ちゅ……♡ ……くちゅ……、れろっ……♡」

 

 イレヴンに唇を奪われた。

 唐突!! 唐突過ぎるけどそう言えば俺今夜はコイツを抱きに来てたんだったわ真面目な話しすぎてて頭から抜けてたわ!!

 

 愛し合うのはいつでもウェルカムなので、唇を受け入れて瞳を閉じ、肩を抱いてお互いの体を寄せる。

 それに応じるようにイレヴンも俺の体に腕を廻し、前にホエール山脈の火口の底でしたように舌を絡めて来たので、ここ数日で経験を積んだ俺もそれに応じて。

 しばらくの無言の間。

 お互いの舌を、咥内を味わうように愛撫しあって水音が小さく響く時間が流れて。

 

「……ぷぁ、っ……♡」

「ふ……ぅ。……ええっと……?」

「急にすみませんでした、マスター。……魂の(エンゲージ)リンクを結ぶ工程(プロセス)を試してみたのですが……やはり、駄目でしたね」

「えっ。ディープキスが結ぶために必要だったんか?」

「いえ、キスだけで本当はいいのですが。少々愛が先走りました」

「何それ可愛い」

 

 キスを終えれば、官能に表情を濡らすイレヴンが、しかし少々の残念さを感じさせる顔で間近で俺の目を見つめてきて。

 その顔だけでむくりとロックキャノン装填が進むのだが、しかし魂の(エンゲージ)リンクは結べなかったということで。

 そりゃアカンわ……え、目の前にローリスクハイリターンな強化手段があるのにそれがダメってなったらマジでお辛いんだけど。

 

「通常、『命在る者』であるマスターとアンドロイドが契約を結ぶときは、仮登録後の本登録の際に何も必要としないのです」

「ん。……命在る者。俺はそれじゃないって話だったよな? 確か」

「ええ。なのであの部屋で私を目覚めさせた時、マスターは私と仮登録しか果たしておらず、その後のネレイスタウンで本登録を果たしたわけですが、その時の事を覚えていますか? ……ああいえ、マスターは気絶していた時の話ですが」

「あー懐かしいな。勿論覚えてるわ、俺が気絶してた時にイレヴンに唇を奪われたって言う……あ? もしかしてそれか!?」

「そうなのです。命在る者ではないマスターとの結びつきを強めるために、私は魂の(エンゲージ)リンクを結ぶ工程を流用してマスターと本登録を交わしました。それは無事に成功し、今こうしてマスターのアンドロイドとして稼働できているわけですが……」

「そこでこのやり方を使っちまったから、魂の(エンゲージ)リンクを結ぶ行為として使えなくなっちまったって事か」

「そう言う事です」

 

 説明を聞けばなるほどなーってなった。

 俺とイレヴンは確かにこうして契約を交わしてるが、本当は『命在る者』としかアンドロイドは契約ができない……みたいな話を前に聞いたな、確か。

 だからそれより深い工程を踏んで本登録を果たしたわけだが、そうなるとさらに深い契約である魂の(エンゲージ)リンクを結ぶにはキスだけじゃ足りなくなって。

 

 つまりもっと深い魂のつながりがあればいいって事だよなァ!?(天地明察)

 

「セックスすれば魂の(エンゲージ)リンク結べるんじゃね?」

「もうちょっとオブラートに包めよ。……いえ、まぁ私もそう提案しようとしていたので、その通りなのですが。さらに深いつながり……お互いの大切な部位を絡め合い、愛を確かめ合う行為。その時にリンクの開通を重ねれば、魂の(エンゲージ)リンクが結べると考えています。トゥレスがワンと既に魂の(エンゲージ)リンクをすでに結べている以上、結べないという事だけはありませんので」

「だよなァ!! 勘も行けるって叫び出したわそれなら何の問題も無し!! 俺はイレヴンの初めてを頂いてさらに魂の(エンゲージ)リンクも結んで魂を共にする!! ロックキャノン装填完了!!」

「話を切り出したのが私からなので強く言えないんですがもう少しこう……風情とか……」

 

 やっぱりセックスだ……セックスは全てを解決する! もっとセックスし続けろ!!(例のシーン)

 俺が自ら導いた解決策にイレヴンも頷いてくれたのでなおの事ヨシ!! 方程式は既にクリア!!

 二人は幸せなセックスをして魂の(エンゲージ)リンクを結んで完結!! 第三部完!!

 

 とまぁ。

 色々話してテンションも上がっていつもの雰囲気になってしまってイレヴンもえぇ……っていつもの顔し始めちゃったけど大丈夫大丈夫。

 そういう雰囲気作るのも大切なことを俺は知ってるから。

 ノインさんとリンと褥を共にしたことで俺の使命はいかに嫁達を喜ばせられるかだってわかってるし。

 そういう雰囲気にする方法もトゥレスおじさんから学んだから。

 

「イレヴン」

「はい? ───んっ♡」

 

 有無を言わさずキスで口を封じる。

 これまでイレヴンには何度も唇奪われたからな。たまにはお返しってことで。

 

「ン……、……マスター……」

 

 唇を重ねたまま、そっとイレヴンを抱きしめて身体を密着させてお互いの熱を伝えあって。

 そのまま俺の手がイレヴンが悦ぶ箇所を探るように撫でると、その部分のインナーが触れられるのを自ら求めるように装いを解いて行って。

 

 さて、魂の契約を始めますか。

 

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

「───っ、んっ……!!」

 

「……大丈夫か? 痛くない?」

 

「は、い……大丈夫、んっ♡ ですっ……マスターが、いっぱい、解してくれましたのでっ……では、魂の(エンゲージ)リンク、開始っ…………く、ぅぁっ……♡ アんっ……はぁっ───んっ。無事に、契約、結べましたぁ……♡」

 

「そっか、よかった」

 

「はい……これでスキルポイントの倍増、使用済みポイントの補填も……魔力炉心も新たにぞうせ───ンっ……♡」

 

「────っぷは。野暮なことは明日に廻して。今はとにかくイレヴンと気持ちよくなりたい」

 

「あっ……はい、わかりましたマスター。いっぱい愛してくださいね……♡」

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

「あ゛っ♡ ア゛ッ♡ マスっ、たあ゛っ!! 激し、はげしすぎますぅっ♡ ソレだめ♡ ダメダメダメッ♡♡ イ゛ッ!! ッグぅ゛ぅ゛~~~……!!」

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

※    ※    ※

 

 

 

「─────マスターは……上手すぎます……」

「いっぱい学んだからなぁ。勘でイイところわかるし」

 

「……この女殺し」

「あらやだ嫉妬されてる?」

 

「……では、おやすみなさいマスター」

「ん。おやすみ……」

 

 

 

(───愛してますよ)

(───俺もだよ)

 

 

 

 

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