勘のいいガキはデカパイハーレムの夢をあきらめない!   作:そとみち

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194 エルフは耳が性感帯なんだ! 俺は詳しいんだ!!

 

「ウワーーーーッ!? 何やってんだお前ぇっ!?」

『みゃっ!?』

『何してんのーっ!?』

 

 叫ぶよね!! 妹が急に目の前で自分の耳を切り落としたらねェ!?

 マジで何やってんのお前!? 見ててねとか言ったからしっかり見てたところで急にそんなことされたら流石の脳天気メンタルな俺でもトラウマになりかねませんわよ!?

 びっくりしすぎた俺はすぐに今座ってるベッドから腰を上げて、床に跪いて耳を切り落としたティオに駆け寄ろうとして。

 だが、耳を切り落とした側頭部から血が零れるほどの間も持たせずに、ティオが次の行動に出た。

 

()ッ…………『テオヒール』っ!!」

 

 回復魔法を己の耳にかけたのだ。

 テオヒール……ってのは確か、回復系の魔法でも最上位に位置する魔法だ。

 これまでティオはエクスヒールを主に使っていたが、あれは体力回復と再生、及び状態異常の回復をすべて含んだバランスのいい魔法だった。

 しかしテオヒールはたしか再生力関係がすんごい……みたいな話をマルカートさんとの魔法の勉強で軽く聞いた記憶がある。覚えてて偉いぞ俺。

 

 そんな魔法を掛けられたティオの耳に、見る見るうちに変化が生まれる。

 当然ながら切り落とされた耳が再生するわけなのだが、その形が俺が見慣れたものと違う。

 ルドルフさんに形成手術をしてもらって人間と同じ形をしたそれではなく……ティオ生来の、彼女の種族に則った形のものが生えてきて。

 

 長耳族(エルフ)

 それを証明するかのような、尖った長い耳がティオに生えてきていた。

 

「……ふぅ! …………どう?」

「どうじゃねぇわビビったわマジで!! なるほどね耳を元の形にして自分はエルフだって世間にカミングアウトしてその上で魔王討伐とか冒険者稼業で立派に働いて種族への偏見の目を減らしていこうって考えね!! 察するのは容易だけどそれをするってのをキチンと説明してからやりましょうねぇ心底ビビり散らかしましたからねェ!!!」

『みゃみゃ!』

「えへへ、ごめん」

 

 照れの籠った微笑みを浮かべてどう? なんて聞いてくるティオに思いっきり捲し立ててやった。

 そりゃ察するわよそんなことした理由は! さっき贖罪の方法としてエルフへの偏見もっと減らすために頑張る宣言したわけだしさ! 自分がエルフであると開示して、その上で活躍して真面目に働いてエルフって怖い種族じゃないんだーって世間に知らせたかったわけね!!

 いいと思うよ全然! 孤児院のガキ共やカトルには驚かれるかもしれないけどまぁ遅かれ早かれな問題だったし俺もめっちゃフォローはしてやるしさ!! エルフ耳可愛いしそもそもティオが可愛いから人気出る事請け合いだろうしさ!! 立派な覚悟だと思うよ!!

 思うけど事前相談なしに目の前で妹が己の耳を切り落とすシーンを見せつけられた俺の気持ちも考えてほしいんですよねェ!!(渾身)

 

「はぁー……お前マジで昔っから、こうと決めたらやっちまう腰の軽さがあるよなぁ。……痛みとかはないか? 平気?」

「うん、ごめん。誰に似ちゃったんだろうねこういう所。痛みはないよ……ちょっと違和感はあるけどね。何だか色々聞こえすぎる感じ。やっぱり集音性すごいんだね、この耳って」

「ぴこぴこ動いてら。俺も見慣れねぇけど……やっぱり尖った耳っていいよな。エロス感じるわ。亜人種の独特の味わいがあってェ……」

「どんな目で耳を見てるのお兄ちゃん」

『みゃ……』

 

 まぁ怒るのはこれくらいにしといたろ。

 ついさっきティオの贖罪の決意に是を唱えたわけだし、ここでずーっとねちねち言ってもティオが悲しむだろうしな。

 オマケにちゃんと褒めておいた。エルフ耳もだけどいいよね……尖った耳って。人の形をしてない耳にロマン感じる所は割とあります。

 うちの嫁さんメンバーではリンがドラゴニュートなのでエルフ程ぴょーんって長いわけじゃないけど先端は尖ってる。アレを指先でくりくりするの楽しいんだ。

 こないだ抱いたヒルデガルドさんもリンと同じ形の耳で、敏感な部位で責めると面白いように声を上げてた。

 後はセントールであるメルセデスさんとかはウマ耳付いてるし。あれもいつか思う存分ふにょふにょしてやりたいなと常に思ってる。

 そんな思いでティオの耳を眺めてたらジト目で返された。なんや。

 

「ま、いいや。ティオが自分の種族を明かすために一歩踏み出したのはお兄ちゃん理解したので。フォローは色々任せるがよい。これからもやりたいようにやってみな」

「うん。ありがとうお兄ちゃん。私も頑張るから、見ててね」

 

 切り落とした方の耳を片付けるティオに、カミングアウトの決意自体は肯定の意を返して、これでティオの告解と謝罪と贖罪の話は無事完結となったわけだ。

 じゃあ後は寝るだけ……ってな所ではあるが、しかし俺はそれはそれとしてちょっとこの重くなったお互いの雰囲気我慢できないところがあるので、話が全部終わったら絶対にやってやらねばと考えていることがあった。

 折角先程愛の告白をして妹からお嫁さんにランクアップしたティオが同じ部屋にいるのである。

 やることはやらねばなるまい。

 

「じゃあ寝んべ。ほらティオ、こっちこいよ」

「あ、うん……うん。そうだよね、今日は一緒に寝てくれるって話だったもんね……お、お願いします」

『みゃ……みゅむむむぁぁ……ふみゃ……』

 

 床に座っていた状態のティオをベッドに誘う。

 その言葉を聞いてお邪魔虫は退散するわねって雰囲気でミャウがいそいそと俺の部屋を出て行った。自力でドア開けて自力でドア閉めるアイツ、ホントに器用だよな。

 ティオは僅かに頬を赤くして、ネグリジェの裾を握ってベッドに手をつき、先に横になっていた俺の懐にすり寄るように身を丸めてくる。

 毎晩のようにこうして抱き着かれて眠っていたのだ。

 お互いに慣れたポジショニングというものがあり、それをティオが探り探りいそいそとするが……今夜はただ眠るようなことにはならない。

 

「……ティオ」

「ふえっ!?」

 

 腕枕になっていない方の腕を伸ばし、ティオの脇腹にそっと回して手を這わせる。

 その手の動きでびくっと身を震わせるティオ。

 これから先、己の身に何が起きるのか理解したのだろう。

 わかるよ。でも俺、手加減するつもりはないから。

 

「……わかってるよな?」

「…………うっ、ん……好きにして、いいよ。お兄ちゃん……」

 

 俺の方からぎしりとティオに身を寄せて、見下ろすように可愛い顔を眺めてこれから行う事の了解を取れば、ティオも随分としおらしい様子で了承の意を返してきた。

 なるほど、既に観念しているらしい。

 ならばこちらもホントに手加減せずにやるしかあるまい。

 これはおしおきだ。罰は俺から与えないとは言ったが、おしおきはしてやらないとな。お兄ちゃんとして、愛する妹に。

 

「お兄、ちゃん……」

 

 観念して瞳を閉じるティオ。

 OK。それじゃあ地獄を始めよう。

 

 ティオの脇腹を両腕でぐわしっと握りしめて。

 

「……へっ?」

「死ぬがよい」

 

 

 俺の全力のくすぐりを食らえオラーーーーッ!!!

 

 

「あはははははは!?!? あはっ、なんでぇへへへあはははははぁっ!?!? あっ、そこダメぇぇぇ!! あははははははは!!!! あーーっははははは、ふくっ、急になっ、違っ、お兄ちゃあははははははっ!! あ゛ーーーーっ!!! に゛ゃ゛ーーーっ!!! あはははははははは!!!」

「死ねオラッ!! 俺のくすぐり大好きだったよなぁお前なァ!? 心配ばっかりかけよってコノー!! オラッ!! 俺の地獄のくすぐりアームで生き残ったヤツはおらぬ!! ここ弱点だったよなぁ!!!」

「ぎゃああああーーー!!! だめぇぇーーーーっっ!! そこダメっ、弱っ、あははははははははっ!!! あはぁーーーーっ!? ひっ、やだっ!? 耳ぃ、敏感でっ、はっ……ッ!! ッッ……!! ぎゅぅぅ……っ、こはっ、あははははは!!!」

「やはり耳が弱点のようだなぁ……!! 尖った耳は敏感と古事記にも書かれている!! スケベな体になりよって!! シスター見習ってもっとデカパイになれオラッ!! まな板エルフがよ!! だがムチムチなケツ回りに僕は心から敬意を表する」

「何言って、だはっ、あははははははは!! もう駄目、お兄ちゃっ、しぬ! しんじゃい゛ま゛ずっ゛!! も゛う限界でっ、ひぎぃぃ゛ぃ゛……!!」

 

 くすぐり殺してティオのソプラノボイスを濁声にしてやるわオラッ! 反省しろオラッ!

 なんか今朝から調子悪かったし俺に対してシリアスを強要してくる奴にはこれくらい雑なお仕置きでいいんじゃい!! いったん雰囲気リセットじゃい!!

 こんくらい雑でアホな雰囲気でいいんだよ俺らは。

 許す許さないとか難しい話をお兄ちゃんにあまり持ってこないで貰いたいのよ。勿論相談されたら応じるけどもっと毎日気楽にアホらしくやろうぜ。

 少なくともお前にどんなことされても俺は迷惑だなんて思わねぇからよ。気にしないでよかったのに。

 

 そんな思いを十指に込めて5分ほどティオを笑いの渦に叩き込み、これ以上やるとマジで酸欠で死にそうだなって勘が察したのでおしおきタイム終了。

 全身汗だくで髪を乱し、浅くはぁはぁと何度も胸を上下させて呼吸するティオが完全に事後の雰囲気だ。

 エロい雰囲気なのかもしれんがお兄ちゃんロケットは特に反応を返しません。くすぐり終わった後の顔なんて見慣れてるし。ガキの頃何度も笑い殺してやってたし。

 

「はぁ……♡ はぁっ……♡」

「これを俺なりの御仕置といたします。 これで完全に気が済んだので逆レ関係の話はもう二度と蒸し返さないように。……聞いてる?」

「あっ……♡ うぅん……♡ うん……♡」

「よし。んじゃ寝るか」

 

 御仕置も終えたので、そんじゃしっかり寝るかと改めて俺もベッドに横になる。

 ティオに腕枕して……耳が長くなったからティオが横向くと耳がにぎゅってなるな。調整したろ。

 よしよし、と頭を撫でてやり、俺も眠りに向けて目を閉じる。

 

「……ねぇ、お兄ちゃん」

「ん」

 

 呼吸を整えたティオが、多少の沈黙ののちに俺の耳にささやいてくる。

 

「…………その、もっと、シないの……?♡」

「……いやァ……」

 

 流石にこの声色で言われたら、ティオの意図も理解はするよ。

 するけどさ。ロックバスターが臨戦態勢になってないのよ。

 やっぱり家族として過ごした期間が長かったのが原因かなぁ……昨日まで妹として見ていたまな板をいきなり性欲の対象にするのは難しいよなぁ……妹だしなぁ……。

 ボルテージで言うと10段階で0なのよ。

 MIN□□□□□□□□□□MAXなのよ。

 でもここで抱かないって言うと体に魅力ないのかとかって思われてまたティオが凹むかなぁ……。

 

「……お兄ちゃんになら、もっとめちゃくちゃにされても、いいんだけどなぁ……♡」

「めちゃくちゃてお前……」

 

 誘ってきやがるな。

 MIN■□□□□□□□□□MAXくらいにはなったぞ。

 

「……血の繋がってない妹って、きらい?」

「────!!」

 

 天啓が舞い降りる。

 

「お兄ちゃんのこと、大好きな妹だよ……? 何されても喜んじゃう、都合のいい女……♡ 血の繋がってない妹だから、犯罪でもなんでもないよ……♡」

 

 MIN■■■■□□□□□□MAX

 

「お胸はまだ小さいけど……お尻とか、太ももとか、好きだよね? お兄ちゃんがたまに見てるの、バレてるよ……♡ もっと見ていいし、もっと奥まで触ってもいいんだよ……♡」

 

 MIN■■■■■■□□□□MAX

 

「……エルフなんだよ。物凄く希少な、美人しかいない種族……エルフを抱けるの、お兄ちゃんだけだよ……? エルフの妹が、こんなに誘ってるのに……♡」

 

 MIN■■■■■■■■□□MAX

 

「……いくじなし♡」

 

 MIN■■■■■■■■■■■■■■■■■■MAX!!!!!!!!!

 

 

 

 

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「……どうでした? 二人は」

「いや~完全に獣でしたね~。静音魔法張り直してきましたよ~。チラッと見ちゃいましたけど、物凄かったですね~。体の相性バッチリって感じで~めちゃくちゃ抱きしめあってパンパンでしたよ~」

「笑い声が聞こえて来て静かになったと思えば、急にあれほど乱れた叫び声がし始めるとは思わなかったでござるな。うむ……まぁ主殿の事でござる。上手い落としどころに落ち着いたのでござろうよ」

「ティオはまだこどもができてたのかわからなかったよね? きょうでもうひとりできちゃったりするの?」

「今日は避妊魔法かけてますけど~、妊娠したかどうかは一ヶ月たたないと分かんないんですよね~この世界では。魔王倒した後にでもまだ確認してみましょうか~」

「ふぅ……まぁティオに関してはそれこそようやくって感じでしたからね、マスターがこれでティオだけないがしろにするのは可哀そうです。また一人マスターの嫁が増えましたね」

 

 

 






■信頼度青保留のおしらせ
今後ちょっと本作品の更新頻度が不定期になるかも。ならないかも。
詳細は活動報告で後でお知らせします。
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