勘のいいガキはデカパイハーレムの夢をあきらめない!   作:そとみち

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218 イヤーッ! 犯されるーッ!! エロ同人みたいに!!

 

 少々雲行きが怪しくなってまいりました。

 

『人前で愛し合う事は……人間の社会では、禁忌なのですか……? んっ♡ こんなにも心地よい、気持ちの繋がりあう……ことだと、あっ♡ 言うのに……?』

「いや、ノワール殿……禁忌とまでは言わないが、なんというか……風紀という考え方があって……」

「だめだよおとうさん、ロックとあいしあうのはちゃんとベッドにいってからじゃないと」

「リンちゃんの口からそういう言葉零れるのすごいモヤるのよね……」

「わたしもまざるから」

「モヤるのよね……!」

 

 相変らず俺に引っ付いてくるノワールさんが、人前でキスしたりデカパイをぎゅむぎゅむと擦り付けてきて。恥という文化はドラゴンにはなかったようで。

 俺はそれを受け入れつつ、片手でこっそりデカパイを支えるお仕事についていると、メルセデスさんが呆れと恥じらい半々くらいの御顔で困った風にこちらを見てきて。

 そしたらノワールさんが引っ付いてきてる俺の右側の逆サイドからリンも引っ付いてきて。合法ロリ巨乳を押し付けてきて。

 そんな様子を、お酒が廻ったという理由以上の赤面を見せるアルトさんがガン見してきている。チラチラと俺とリンとノワールさんの顔を見比べては何か考えているようで。

 

「あ~、ずるいぞ~。今日は私の番ですよ~、お風呂でシてから二日お預けされて溜まってるんですよ~! 帰ったらたっぷり抱いてもらうからな~!!」

「ノイン様まで……」

「…………ロック。お前は、本当に閨が上手いのか? ……どうにも、未だに信じられん」

「シミレの疑問も分からなくはありません。確かにマスターはどちらかと言えば可愛さの残る少年といった風貌ですから、ヘタレる側のようなイメージがありますよね」

「イレヴンさんの表現に納得しちゃうのがなんか逆に頭来るって言うかぁ……顔がいいからギリギリのラインで許されてる感ありますよねロックくん! 黙ってれば可愛いのに! 殺すぞ!」

「ソプラノさんの悪酔い具合がすごい。ってか俺なんスか? そういう目で見られてたの? カトルと比較しても顔のレベルが違いすぎません?」

「まぁ確かに……ロック様は子どもらしい可愛らしさと言いますか、やんちゃな幼心が溢れるお顔でございますが……」

 

 そんなところで酒に酔ってるノインさんも王族が人前で発してはいけない性欲を零して、マルカートさんが呆れた様子でそれを眺めて。

 シミレさんが話の流れでダイレクトにセックス上手なのかと問うてきたところで、イレヴンから助け舟が出たと思ったらソプラノさんが謎の評価を俺に持っていることが判明して。マルカートさんもそれに同意して。

 

「……ですが、マスターの本気のアレを一度目にしたら理解らされますよ。自分が雌であることを」

「なによそれ……嘘よ、絶対嘘!」

「嘘ではありませんよ。本当にすごいんです。見た瞬間に勝てないとわかるレベルで。実際に肌を重ねればさらに理解が深まります」

「うむ。この場にいる方々は各々が己の取り柄を持つ優秀な冒険者なれど、閨にかけては主殿の一強でござる。何度気を飛ばされたか」

「わかる~。初めての時は3回……いや4回くらいかな? 気持ち良すぎて気絶させられました~」

「すごいよね、あたまのなかぱちぱちしてしあわせになりすぎて、いしきがぽーってするの」

『人の生の営みの素晴らしさをこの身に刻み込まれてしまって……あなた様は、いけずです』

「……ごくり……」

「…………ティオ。お前も、ロックと契れたと言っていたな。……その、なんだ…………すごかったのか?」

「あ、えっとぉ……そのぉ……うん。何回も頭真っ白にされちゃったの……♡」

 

 そこでイレヴンが爆弾発言を投下した。お前シラフやろ!

 そしたらもうケンタウリスのみんなが全員赤面して……酒が廻ったサザンカさんもノインさんも口が緩くなって赤裸々に語り始めて……リンもノワールさんもエッチな行為に恥じらいないからどんどんノリだして……ティオまで性生活自慢し始めて。

 なんかこの流れダメな気がします! いやもしかすればケンタウリスの皆さまもここでハーレムワンチャン……とか思わない所もないけれど!

 でもこれただの酔っ払い女の下ネタ話なんだよねぇ!?

 こういうのはなんかさぁ……違うじゃん! 正しく堕ちたとは言わないじゃん!

 個人的な嗜好としてお酒の勢いってやっぱりマズいと思ってて!

 酒のせいで痛い目を二度ほど見たことがある俺としてはシラフの時にちゃんと口説いて堕としたいっていうかぁ……!!(信念)

 

 なので俺は抵抗する。

 下ネタ話に花を咲かせ始めた王都最上の女性陣のブレーキを踏むべく、話題の切り替えを試みる。

 

「……ところで! 今日の昼の会食の事なんすけど! みんなに挨拶してた王族のハルトくんが」

「ロックくん、ちょーっと黙ってみて?」

 

 雑に話題を変えようと切り出したらいつの間にかソファに座り両手にデカパイドラゴンな俺の目の前にソプラノさんが現れた。

 目が完全に坐っている。酔っ払いの目だこれ!!

 

「な、なんでしょうかソプラノさん……」

「んー…………信じられません!!」

「何が!?」

「ロックくんのちんちんがホントにえげつねーのかって話ですよー!! こんなかわいい顔して! ちんちんがでかいわけねーだろーがよー!! 確かめさせろおらー! 殺すぞ!!」

「ソプラノさん普段色々抑圧しすぎてたりしません!?」

 

 暴走モードに突入したソプラノさんが支離滅裂な言動を連発して、流れを再び俺のちんちんに戻してきた。

 そしてすらりとソプラノさんの手が伸びて、俺のズボンをずり下げようとしてくる。

 慌ててソプラノさんの手を掴んで抵抗する俺。何してんの21歳女性はさぁ!?

 この人かなり合法ロリ体形だから手がちっさいな! でもだいぶ力強いな! 駄目だ勝てないな!!

 やむを得んここで俺の縄抜け技術を駆使して脱出ッ!! 楽しくなってきたなぁ!!

 

「…………逃がさんぞ」

「シミレさん!?」

「いいじゃない、減るもんでもないでしょ? イレヴンたちが自慢するアンタのソレ、見せてみなさいよ……」

「アルトさんまで!? みんな酔い過ぎですって! ねぇ!? 助けてー! 助けてイレヴンー!!」

「そろそろケンタウリスの皆さんもマスターのハーレムメンバーに加える頃だと考えていました」

「ここまで作戦通り!? グワーッヤメロー! 犯されるー! イヤーッ!」

「ロックくんが情けない声上げてるの可愛いですよね~」

「好い……」

 

 しかしまわりこまれてしまった!

 ソファの後ろから俺の両肩をがしっとシミレさんとアルトさんに捕まれてしまい、咄嗟の脱出が困難に。

 ソプラノさんの魔の手がロックキャノンに迫り、助けを求めたイレヴンは待ってましたと言わんばかりに酒を片手に愉悦部の構え。

 助けを求めてもノインさんもサザンカさんも同じく愉悦してやがる。酒はここまで人を狂わせるのかーッ!

 何だこの状況はーっ! 美女に迫られてちんちん露出を求められてるってなんか役得で内心テンション上がってるけどここは抵抗させてもらうぜーっ!

 なぜなら微妙に解釈違いだからです!!

 違くてェ……! ケンタウリスのみんなのことを俺は身近なお姉さんみたいに感じててェ……!! 逆レはティオだけでよくってェ……!!

 みんなでハーレムはぜひしたいけど酒の勢いでこんなアレでじゃなくてェ……!

 シラフの時にしっかりと純愛を育みたくてェ……!!(歪んだ欲望)

 

 と、そんな感じで涙を流す俺にソプラノさんが楽しそうに微笑みながら、とうとう俺のベルトに手をかけ始めたところで、とうとう救いの手は差し伸べられた。

 

「……そこまでだ。ソプラノも、シミレもアルトも、これ以上少年に悪戯はやめるんだ。親しき仲にも礼儀あり……少年とそういう関係を結びたければ、シラフの時に正面から向き合え。ティオ、『ケアヒール』を部屋全体に」

「はーい。『ケアヒール』、っと!」

 

 流石にまずいと見咎めたメルセデスさんが言葉で止めて、俺とリン以外に唯一酒を飲んでいなかったティオが冷静に魔法を紡いだ。

 前にカトルの二日酔いとかも治したエルフ謹製の『ケアヒール』。状態異常が完治するやつだ。

 これが部屋全体に放たれて、酒精に犯されていたみんなの脳はすっかり綺麗に洗われて。

 

 それにより、今この場にあるのは酒の勢いで俺にしなだれかかっていたノワールさんが恥じらいを覚えて赤面する姿と。

 リンは変わらずぎゅっとしているが、それ以上に俺のズボンに手をかけたままで固まるソプラノさんと、酒の勢いで悪乗りしすぎた事を自覚して赤面しつつ申し訳なさそうに表情を歪めるアルトさんとシミレさんの姿であった。

 

 そんな俺の周りにいる女性たちを一度ぐるりと見渡してから、冷静に意趣返しをしてやる。

 

「……見ますかソプラノさん? 俺のちんちん」

「────ごめんなさーーーーいっ!!!」

 

 俺の股の間から慌ててソプラノさんが離れていった。可愛いなこの人。

 

 

 

※    ※    ※

 

 

 

「ほんっとごめんロック……酒もあったとはいえ悪乗りしすぎたわ。反省してる……」

「…………すまん」

「土下座で許してくれますかぁ……?」

「いや別に怒ってるわけでもないんすけどね? マジで気にせんでええですからね??」

 

 酒も抜けて、ちょっと落ち着いたクランハウス内。

 俺の前に正座するアルトさん、シミレさん、ソプラノさんが並んで頭を下げてくれたけど、全然俺怒ってるとかはないので……頭上げてもろて……。

 ノワールさんの酔っ払いキスから始まった騒動だったけど別に加害者も被害者もいないんで……ちんちん露出も未遂に終わったし。俺もなんか楽しかったし。

 元はと言えばケンタウリスの女子会パーティに俺らがお邪魔したことから始まったわけで。俺がいなけりゃ嫁さんたちが俺のちんちん談義することも無かっただろうし、ケンタウリスの皆さまがちんちん狂い(意図的な表現)になることもなかっただろうし。

 みんな内心でえっちに興味津々なことが分かったことで十分な収穫は得られたからね。許すも許さないもないんですわ。

 

「──と俺は思っているので。なんで別に折檻とか関係が悪くなったりとかそういうのは無しで行きましょうねメルセデスさん、マルカートさん。俺ケンタウリスの皆さんの事大好きですし。全然遠慮とか要らなくて……まぁ今回はなんか暴走しちゃいましたけど、気安い関係になったことの裏返しとも言えますし。今後も、四日後の最終決戦でも、お互い頑張っていきましょうって感じで……なんかいい感じにそんな雰囲気でお願いします!」

「すまないな、そう言ってもらえると頭が下がる思いだ。少年の言う通り、君に甘えてしまったんだろうな……酒の飲み方は改めて指導しておく。今後も仲良くしてくれると助かるよ」

「何を言っても言い訳になってしまいますが、今日は私も含めて、皆さま、酒の進みが普段よりも早かったように思います。決戦に臨むことへの不安があって、それを少しでも払拭したくて、日常の象徴であるロック様に甘えてしまったのでしょう……大変申し訳ありませんでした」

「だから謝らなくていいですってー! 楽しかったっすよ!」

 

 メルセデスさんとマルカートさんにも全く気にしなくていい事を伝えて、二人も頷いてくれた。

 こういうのはお酒の場だから無礼講でええ!

 女の子に囲まれて楽しかったし全然OK。今後も仲良くしましょうね!

 

 さて、そんなわけでまぁ時間もいい感じだし、呑み会もお開きな雰囲気だ。

 片づけはアルトさんたち三人でやるってことなので、我らロック一家はここらでお暇させてもらう事にした。

 

「んで……ティオ、どうする? 今日はウチくる?」

「あっ、そうだね……その……うん。お邪魔して、いいかな?」

「嫁さん兼義妹がウチに来て邪魔などという事は一切ないので。普通に行くって言えばええよ」

「あ、そうだね……えへへ。で、その、夜も……」

「……誰かと一緒でもいい?」

「うん、そこはもうお兄ちゃんだもん、分かってる。大丈夫だよ」

「理解があり過ぎて助かる。んじゃみんな帰るぞい! お邪魔しましたー!!」

 

 小声でティオも誘ったら今夜はシたいという事で、改めてお楽しみですね。

 家帰って風呂入ってベッドインしますかね。俺も少々焦らされてムラムラして来た。

 ノインさんもだいぶ溜まってたようだったので今日は王族と義妹のダブルセットと行きますかね! グヘヘ!!

 

 そんな楽しい呑み会も終えて、俺は嫁さんたちと一緒にケンタウリスクランハウス前に設置された転移陣を使い、自宅に戻っていくのであった。

 

「……いいなぁ」

 

 転移する瞬間に誰かの呟きが耳に残った気がするけど誰だったかちょっとよくわからなかったですね!!

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