勘のいいガキはデカパイハーレムの夢をあきらめない! 作:そとみち
「すぅ……すぅ……」
「ん……お兄ちゃん……ふみゅ……♡」
両手に青色のしなやかな花を抱えながらベッドに横になっているのが今の俺です。
青い花の正体は二人の髪の色。青空のような明るい空色がティオで、深めの紺色がノインさんですね。
当然ながら全員生まれたままの姿である。俺の両腕は二人の腕枕に使われています。
「うーん……ノインさんがかなり複数人プレイに積極的であった」
つい先ほどまでティオとノインさんを相手に夫婦の営みに励んでいた。
前回の情事から時間が経っててだいぶ溜まってたノインさんと、通い妻でケンタウリスの呑み会を終えてから二次会を逃れて俺のほうを優先してくれたティオを、それぞれ今夜のお相手とさせていただいて。
俺の付き合いの長い順番の二人を、同時にベッドの上で愛するのってこう……すっごい興奮したところはありました。
これまで日常的に見せてくれてた二人の色んな表情を大体見届けて来たと思っていても、ベッドの上だと知らない一面が見えるって言うか……知ってる顔が知らない一面を生み始めるって言うか……なんて言えばいいんだろうね。とにかくこう……興奮する。ヤバい。
しかし複数人でのこういう行為については二人は初めてだ。ノインさん王族だし、ティオは許可はする、とは言ったけど夜を迎える前に聞いた限りじゃあんまり乗り気ってわけでもなかったので、ちょっとだけその辺心配だったんだけどね。
結果だけ言うと全く心配が要らなかったというか。
「ノインさんが両刀使いであることが判明したというか」
はい。
ノインさんがレズプレイもイケる人でした。(無限の感謝)
いやぁね。
二人をまずキスで蕩けさせてから、偉大なる大いなるふくらみと感度のいい子ぶりなふくらみを両手に味わいつつ、早い段階で脳を快楽で埋めれば大丈夫かなぁなんて考えながら臨んだんだけどね俺もね。
しかしノインさんがティオにまで手を出し始めたというか……俺が女の子の一番よくなるところ責めるのを手伝ってくれたというか……。
『貧乳合法ロリエルフのインピオ兄妹セックスとか最高ですよね~♡ ……混ぜて♡』って俺にだけ聞こえるように耳元で囁きながら一緒にティオを篭絡してくれて。
一体感がありました。そして物凄く興奮した。
俺の妹みたいな嫁が俺のお姉さんみたいな嫁に責められてるのすっごいよかったです。(小並感)
ティオも最初は戸惑ってたけど割とコイツ快楽に素直なんで、気持ちよくしてくれるノインさんを決して嫌がりはしなかった。最後の方は積極的なレズキスを見せてくれたりして。
ドラゴニュート親子丼もデカ女子Wパイズリも味わった俺だけど、あのペアはそれぞれお互いを積極的に慰め合う事はなくて、あくまで俺を相手にする二人って感じだったんだけど。
ノインさんはそこをトライアングルにしてくれたっていうかァ……。
まぁ結論を言えば今夜はとても新鮮な味わいでございました。
デカパイとちっぱいを並べた時の楽しさも味わえたしな。ティオがここまで俺好みの女になるとは俺の目をもってしても読めなかったところはあるよね。
大満足の夜でした。早く平和にしてやって、ちゃんとした子作りにしてやりたいね。
「……ほんとになぁ」
思考がそちらに流れたので、改めてその事実を思い返す。
人類と魔族の最終決戦が3日後に迫っており、そこに俺達が挑むという事実を。
考えなければならない。人類の命運を賭けた戦いに挑む、その事について、しっかりと。
まぁ勝つからいいか。(思考終了)
「どう考えても勝つんだよな……魔族特攻兵器満載のイレヴンがレベル300に達してて将軍と同じレベルだし……リンだって普通の人と比較にならない基礎能力の高さだし……サザンカさんも今や魔族に攻撃が通じないってことはないし……他のメンバーだって歴戦の冒険者だし……ノインさんだって、ティオだって強いし……」
腕枕の肘から先を軽く折り曲げ、起こさないように両隣の愛する嫁の頭をふわふわと撫でる。
その感触が伝わったのか、僅かに頬を緩めて、よりぎゅっと俺の体を抱きしめてくる二人。
この二人が世界最強の王族であり、世界最強のエルフなのだ。将軍格とタイマンしたっていい勝負になるだろう。
そこに世界最強のアンドロイドと世界最強のドラゴンと世界最強のヒノクニ出身の武士が混ざって、さらに言えば世界最強のアンドロイドと人間のハーフであるカトルも参加するし、メルセデスさんたちケンタウリスだって世界最強のクランとも言えるし。
王都の後の備えだって世界最強(比喩抜き)のトゥレスおじさんと世界最強の執事のルドルフさんがいるし。ビッグ王城キャノンも準備出来たし。
この面子で負ける未来が見えないんすよね。
そもそもなんだけど怒らないで下さいね。
魔王軍ってバカみたいじゃないですか。(定型文)
トゥレスおじさんがこれまでの魔王軍の動きについてまとめてたけど、アイツらやってることがだいぶヘッタクソだよなって話をしてたんだよね。
リンの件から始まるわけだけど、まずここからブラックドラゴンの逆鱗踏みに行ってるし。
バアルの分身が新ダンジョンの地下にいたのだってあれ偵察目的だから俺らに襲い掛かってきて情報渡す必要なかったよなって話だし。
ヴィネアは最初から最後までバカだったし。
闘技場の襲撃の件とグランガッチの件は俺が間に合ったんでギリセーフってなっただけでだいぶえげつない事されてたってトゥレスおじさんは言うけどさ。なんとかなったし。
ホエール山脈山頂のノワールさん襲撃&王都襲撃の第三次人魔大戦の件は一番ワケわからないし。あれ魔王が直接王都に出向いてれば人類終わってたんじゃないか説があるし。
アイムはまぁ狙う相手間違えてたし。フォルクルスはギャンブルヘタクソすぎたし。
……こうしてこれまでの俺の知ってる魔王軍の動きを振り返っても、アイツらマジで自分たちの首を絞める事しかしてなくない?(素の疑問)
もっと上手くやれば全然余裕で人類滅ぼせたのでは? 魔装具のない人類って基本的に魔族に対処できないんだからさ。
まるでそういうシナリオでも組んでんのかってくらい魔王軍の侵攻がヘッタクソだよね。どう考えてもね。
「……ま、その辺はトゥレスおじさんも疑問に思ってたみたいだけど」
もっとも、ここまで俺が足りない頭で考えたことは、当然ながらトゥレスおじさんや王族のお義兄ちゃんお義姉ちゃんたちで既に検討している話だ。
俺なんかよりもっとしっかりとした分析がされていると思うし、俺が悩む話じゃないわけですよ。
やっぱバカの考え休むに似たりだな。
俺はバカなので考えるなら休んだ方がいいし、じっくり休んでからやるべきことをやればええ!
つまりこうして嫁さんたちとじっくり休んで英気を養って、三日後の最終決戦でやるべきことをやる!
魔王軍ハーレムを形成して!! ライオン頭と筋肉ホモは念入りに殺す!!
これくらい明快単純でええ!! ハイ寝る前の脳トレ終了!!!
「…………寝よ」
賢者タイムでなんだか変な事まで考えてしまったようだ。
嫁さんたちの腰の形とかお尻のサイズに個性があってそれぞれに一番気持ちよくなれる体位について考えてた方がまだ生産性あるわ。
寝ましょ寝ましょ。ちょっと日が跨いだくらいの時間だけどこれ以上起きてると明日の朝に響くかもだしね。
体の両側から感じる愛する女の体温をじっくりと味わいつつ、そっと瞼を閉じて闇に世界を塗りつぶした。
スヤァ( ˘ω˘ )……。
※ ※ ※
そんなわけで最終決戦3日前の朝ですわよ。グッドモーニングミスター。
今晩嫁さんとエッチして、明日の夜も嫁さんとエッチして、その次の夜は流石に嫁さん達のお体に負担をかけるわけにもいかないからミャウと寝るようにして、その次の日が決戦の日って感じだね。
「事実上あと2回か……決戦前の夜の戦いは……」
そう考えると誰とベッドを共にするのかはよく考えなければならないな。
ヒルデガルドさんにお願いしたらワンチャン抱かれに来てくれないだろうか。でもあの人忙しそうにしてるもんな……それに約束では一度だけって話だったから誘っても駄目かなぁ。しかしあのレッドドラゴンなデカパイは惜しい。だが逆にここで我慢して三姉妹の絆を取り戻してから姉妹丼を味わっていただくというのも捨てがたい。
世界が平和になったらローティリッチに行ってエイシスさんにも夜這いをかけたいし……ヤる事がいっぱいである。ハーレム王の責務というやつだね。わかるよ。
『……うふふ。パパったら、朝からおばかな事ばっかり考えてるね♡』
(ん。ネェちゃん)
ベッドの上で嫁さん両手に抱えつつさらなるエッチの予定を立てていると、指輪から小さな声が響いてきた。
ネェちゃんだ。最近たまにこうして、俺しか声を聴いてない時に唐突に語り掛けてくることがある。
どうにもこのネェちゃんは俺が考えていることを読み取っているらしく、隠し事みたいなものは一切通用しないのだ。
まぁ隠すものなんにもない人生を送ってるので何の問題も起きないんだけどね。お天道様に顔向けしかできない人生を歩んでいます。(誇り)
『私の事は愛してくれないの♡? 私、いつでも待ってるんだよ♡ パパが私を呼び出して、ベッドでもお外でもどこでも、いっぱい愛してくれるの♡』
(いやネェちゃんは我が子みたいなもんだし……まだ情緒が子ども過ぎてちょっと対象外って言うか……)
『ひどーい♡ リンちゃんだってあんなに抱いてるのに♡ 私の体、気に入らなかった? パパの好みになるように顕現化したんだけどなぁ……♡』
(見た目だけで言うとクリティカルしか発生はしてないが。でもなんか……まだダメです。もっとこう、大人になったらっていうかァ……子どもは対象外っていうかァ……)
『ちぇっ♡ でもいつか絶対、私にメロメロになっちゃうんだから♡ 私以外の女の子に目もくれないくらい、パパを私に夢中にさせてあげるね♡』
(やはりコイツが実質裏のラスボスなのではないか??)
俺の考えを読み取ってくれてるので、こうして口に言葉を出さなくても会話もできるというわけである。
念話みたいな感じで話せるね。イレヴンとも念話スキルで同じようなことが出来るけど、あっちはこう……脳内でマイクに語り掛ける感じなんだけど。ネェちゃん相手には考えるだけでいいからちょっと楽だったりする。
しかし本人に伝えている通りネェちゃんはちょっとまだ俺の中の獣が反応しないのだ。
体つきや顔はホントにクリティカルなんだけどね。自分でもなんでかわかりません。
もしかすると抱いたらヤバいのかもしれない。本能がまだ抱くなと叫んでいる。
勿体ないとは思ってるんで許したってくれんか……。
『仕方ないなー♡ 私は気が長いから許してあげる♡ いつまでだって待つからね♡』
(物分かりがよくなってきたな。えらいぞー)
『もし寿命で死んじゃっても魂を永遠に捕まえてあげるから♡ 魔装具の中で一緒に永遠を過ごそうね♡』
(どう足掻いても無理心中推してくる)
やっぱコイツヤバいな……。
まぁでも実害は出てないしええか。最終決戦では頑張ってもらう事になるだろうしね。
可愛いガキンチョですよ。ガキンチョはこんくらい跳ねっ返りがあったほうがええ。
「…………ん……あ、ロックくん……おはよ♡」
「おはよーさんです、ノインさん」
そんな話をネェちゃんとしてたらノインさんが重たげに瞼を開けて目覚めた。
その瞬間に会話が終わるネェちゃん。シャイな子である。
首を横に向けてノインさんに朝のご挨拶を交わす。ついでにちょっとだけ腕を動かして頭を撫でる。撫で心地の良い髪ですわこの王女様。
「ふわ……んん……もっと撫でて~……♡ ロックくんに頭撫でられるの、好きです~……♡」
「望まれればいくらでも。俺もノインさん撫でるの好きだし撫でられるのも好きですよ」
「うふふ~……それじゃあ、私もなでなで~♡」
「撫でる所が違うけどそっち撫でられるのも好きでえす!」
「んふ♡ あんなに出したのに、本当に元気ですよね~……ね、おっぱいとお口、どっちで撫でられたい?」
「……こっちで」
「あんっ♡ あは~♡ 隣に女の子侍らせながらやるやつだ~♡ 鬼畜~♡ 大好き~♡」
その後はロイヤルデカパイによる朝の御奉仕を受けつつ、朝に弱いティオが目覚めるかどうかスリルを楽しんで、早い段階でお口で全部受け止めてもらってから、サザンカさんが朝ごはんを作り始める音が聞こえてきたので二人をベッドに残してキッチンに降りていくのであった。
爛れた生活してんな俺。
最終決戦数日前の英雄の姿か? これが……。