勘のいいガキはデカパイハーレムの夢をあきらめない!   作:そとみち

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229 「おねショタは逆転してからが本番」そう言い残すと男は塵になって消えた

 

「実は~、事前に相談してたんですよね~」

 

 時は夜。

 場所は魔改造されたノインさんの部屋、そこの極大ベッドの中央。

 

「私たちロックくんのお嫁さんズはみんな、ロックくんにベッドでわからせられてるじゃないですか~♡」

 

 姿勢は大の字。

 着衣はなし。

 着て来たパジャマは既にひん剥かれて、ベッド脇に投げ捨てられている。

 

「毎回無様に幸せメス顔♡晒しちゃってるわけですけど~……一泡吹かせてやりたいな~ってね~♡」

 

 頭の裏にはノインさんの膝枕。

 視界の60%はノインさんの下乳。

 残る40%には、見慣れた天井。

 

「二人で挑んでも駄目だけど~……みんなで一斉に責めれば、ロックくんだってギバ~! ってなるんじゃないかな~♡?」

 

 下腹部付近には、リンとノワールさんとヒルデガルドさんが奏でる愛欲の水音。

 両腕には、イレヴンとサザンカさんの大いなる実りが形を歪ませて密着して。

 唇には、時折ティオの唇が捧げられていた。

 

「でも流石に決戦前夜にはできないから~……今日、みんなで集まってナカを深めよ~♡ってね♡」

「なるほどなぁ」

 

 完全に捕食体勢に入っていますねみんなね。(冷静)

 

 いやまぁ……俺の息子も負けじと捕食体勢に入っているのは間違いないけど、ドラゴニュート三人がそんな息子を捕食(比喩表現)してるしね。

 ものっっすごい快感に身を浸して脳味噌が蕩けそうなほどではあるんだけれど、まだ俺が攻めに回るのは早い。

 嫁さんたちがとにかく俺を搾り取ろうとしているわけだから、ある程度は受け止める余裕を見せつけてやらないとね。

 あっノワールさんちょっと積極的。そっちまでありがとうございます舌の上で転がさないですぐ出ちゃうから!

 

「それにね~、一応決戦に向けての戦術的な理由もあって~」

「んむ……ぷは。それはどういう?」

 

 ティオのキスに舌を絡めて蕩けさせつつ、唇を離してノインさんの話に耳を傾ける。

 まともに思考できるシチュエーションじゃないのは間違いないんだけど、でも逆にここまで贅沢な状況になると変な所で冷静になるってのは新しい発見ですな。

 おっイレヴンそれちょっと天才っあっ上手っ、サザンカさんも指カリうまっあっあっあっ。

 お返しにデカパイ揉みしだいてやろ……むほほ。二人の弱い所全部分かってるねんで。ほれほれ。うへへ。

 

「ロックくんって、いっつもエッチな事ばっかり考えてるじゃないですか~」

「全く以て否定はできな……んっ。むー……ンー……」

 

 その通りとしか言いようがない指摘を受けた。

 まぁいっつもデカパイハーレムじゃーい! って言いまくってるし実際デカパイに常に感謝を捧げて生きてるからな。信仰心は高めな方だと思っています。

 ティオがおねだりするようにキスしてきたのでちょっと俺会話難しいかもしれない。

 ほら舌絡めろ……うんそう。上手い上手い。そのうちキスだけでイけるようにしてやるからな。

 

「これまでは何とかなってましたけど~、ロックくんの明確な隙ってやっぱり女の子絡みだと思うんですよね~。魔族の残るメンバーはみんなデカパイ美女ばかりですし~」

「ンー……ぷは。なるほど?」

 

 ティオを腰砕けにしてやって、イレヴンとサザンカさんも一度甘く達させてやってから、ノインさんの言葉に頷く。

 確かに俺は美女に弱い。デカパイ美女ならなお弱い。

 そして現時点で魔族側の最終決戦でエンカウントしそうな女魔族は、俺の知る限りでは全員デカパイ美女。なおダブレスちゃんはデカパイ枠から除く。

 ニーズヘッグにその娘のジェミニとボルックス、ヴィネアとカリーナ。全員がドスケベデカパイ感謝な面子だ。

 

「例えばですけど~、そんなデカパイ敵幹部たちがロックくんに色仕掛けしたとして、ロックくんは断り切れますか~? デカパイ土下座で殺さないでって懇願されて、見逃してくれたら挟んであげる、体を好きにしていい……って言われたら、断れますか~?」

「マジなシーンではマジになる事にある程度信頼を頂けてると思ってたんですけどねェ!」

「あんっ♡ やん……♡ あはは~、ごめんなさい。そうだよね、ロックくんは本当に大切な所では、しっかりやってくれるよね~……ねぇ、もっと触って~♡?」

 

 抗議の意味を込めてデカパイを支えるお仕事に就いてやりましたわよ!

 ついでにさきっちょトントンしたるわオラッ! ノインさんこれ大好きだもんなオラッ!!

 そりゃまぁ全員の安全が確保されてて、その上で敵が体を捧げて投降して来たら味わっちゃうかもだけど!

 でも少しでも危うさが残るなら俺はみんなを守るために全力するからねぇ!

 

 新しいハーレムを広げるよりも愛する女たちを守りたい人ですよ私は。

 ニーズヘッグの件だけは何とかするけどヴィネアもカリーナもデカパイ双子ドラゴニュートも今の所敵ですよ敵! あーあー敵! 敵! みんな敵!!

 

 でも一度真剣に考えてみるか。(冷静)

 

「あっ♡ それぇ~……んっ♡声漏れちゃう、あっ♡ トントンだめっ♡♡ 上手すぎぃ~…………お゛っ゛♡♡♡!」

 

 ノインさんのデカパイに反撃しながら想像を膨らませる。

 例えばヴィネアがあの蠱惑的なデカパイを露出させて、俺の余りの素晴らしさに心酔して、『お前に全てを捧げるわ……♡』って言いながら姿勢を下げて長乳の谷間を見せつけつつ体を差し出してきたとしたら?

 カリーナがあのデッケぇケツをこちらに向けて『フォルクルス様よりロックの方が逞しいにゃ……欲しいにゃあ……♡』って言いながら動物みたいな交尾を求めてきたら?

 ニーズヘッグとジェミニボルックスによるデカパイドラゴニュート親子丼の味変を味わうとしたら? さらにそこにデカパイ姉妹丼とレッドブラック異文化交流で12のデカパイが俺に捧げられるとしたら?

 ダブレスちゃんが乙女な表情で俺に恋してしまったら? 人類と魔族の和平交渉ックスをあの無口無表情な顔を頬に染めながら迫られてしまったら?

 

 あっ耐えられません。(決壊)

 

「お゛っ……っほぉ~……♡ ……あれ? ロックくんも一緒だったね~♡? ……なっが~♡ もしかしてぇ~、魔族に誘惑されるの想像して興奮してました~♡? 贅沢すぎるぞ~♡」

「これは違くてェ……ドラゴニュートの皆様方による匠の技に感涙しただけでェ……」

 

 黒と赤と黒を、己の白で穢しに穢しつつも、だいぶ申し訳ない気持ちになり両手で顔を覆う。

 ごめんなさい想像したら割とよかったんです! 何度でもオカズに使えてしまえるくらいに魔族の幹部共がドスケベだからチクショウ!

 ゴメンて。そんな白い目で見ないでください皆様方。かみかみしないでください。甘噛みされるの割とクリティカルなんです。

 ドラゴニュート三人組は遺憾の意を籠めて舐め回さないでください。あっあっ包み始めないで。

 6つのおもちに挟まれて連続で達してしまいます。既に臨戦態勢を取り戻している我が愚息が元気すぎる。

 

「やっぱりこれは危険だな~♡ 明後日に影響が出ないように、今日でいっかい絞り切らないとですね~♡ うふふ……魔族の件は冗談だったのに、本気にしちゃったロックくん可愛いな~♡」

「この王女様だいぶロイヤルビッチになってる! ドスケベになっちまって!」

「そうしたのはお前だ~♡」

「俺が始めた物語だろ」

 

 膝枕が解除されて、ノインさんも攻めに参加して来た。

 脱出しようにも我が愚息が乳固めされて、両腕もイレヴンとサザンカさんががっちり乳固めしてきて動くことができない。

 そして全員が全員、上気した頬で淫蕩に塗れた微笑みを浮かべている。

 

「それじゃあ……本気で、イキますか~♡」

 

 

 死ぬかも。(天地明察)

 

 

 

※    ※    ※

 

 

【side ベルベッド】

 

 

 猫の変化を解除して、人間体になった状態で、ご主人様のベッドに横たわった。

 普段ならば、正体がバレるリスクがあるから絶対にやらない行為なのだけれども。

 でも、今日はその心配はない。

 今日は、ご主人様は愛する女たち全員と決戦前の最後のまぐわいを果たしているから。

 

『──♡♡っ────♡♡っ!! ──♡っ!』

 

 隣の部屋から聞こえる嬌声が僅かに部屋に響く。

 随分と激しいようだ。ご主人様の自宅は王女様が改築した結果、防音も相当よくなって、普通の睦言ならば部屋を貫通するようなことはないのだけれども。

 どうやら、激しく愛してもらえているようね。

 

 私はきっと、永遠に味わえないもの。

 

「…………それで、いいの」

 

 私はベルベッド。魔王軍の将軍格。

 かつて同族を見殺しにして、エルフという種族を滅ぼして、人類に牙を向いた咎人。

 私の罪が清算されることはない。

 償い続ける事が私の救い。

 これから迎える決戦を経て、生き延びられたら、私はミルの元で子どもたちを育てて、それを償いとして生き続ける。

 その覚悟も出来ている。

 

『──♡♡♡♡ッ!! ──♡♡♡♡────♡♡!!!!! ──♡♡♡!!!』

 

 だから、私はこれでいいの。

 ご主人様の愛は、もう十分なほどに受け取っている。

 猫の姿で、ペットに対するそれではあれども、私にはそれで十分だった。

 優しく頭を撫でてくれて、お風呂に入れてくれて、時々その胸の中で眠り、共に朝を迎える。

 それだけでも、私には過ぎたる温情なの。

 封印が解かれてから、今日に至るまでに、私は受け取り過ぎたと言ってもいいくらい。

 だから、それで、いいの。

 

『♡♡♡ッ!? ──♡♡♡♡ッ♡♡♡♡♡!!!! ────♡♡♡♡♡♡♡!!!!!!』

 

 決戦前夜。

 今日ではなく、明日の夜に、ご主人様は私と一緒に眠ってくれると約束してくれた。

 大切な夜を、私を抱いて眠ると決めていた。

 そこに私を選んでくれたことが、どうしようもなく嬉しくて。

 その幸せを抱えていれば、誰もいないこのベッドでも、なんとか眠りを果たすことはできそうだから。

 

 だから、それでいい。

 私は、明日ご主人様に抱えられて眠り、明後日の決戦で必ずご主人様を守る。

 そして、償い続ける。

 それでいいの。それで十分に救われているの。

 

 

『────♡♡♡♡♡♡♡!!!! ──♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!! ──♡♡ッ!!! ♡♡♡♡!!!! ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!!』

 

 

 いやうるっせぇのだけれど?(怒)

 さっきからずっと喘ぎ声が止まらないのだけれども? ご主人様はどれだけ激しく愛し合っているのかしら??

 最初の内はむしろご主人様の呻き声が僅かに聞こえるくらいだったのだけれども、途中から女の嬌声が増えて行って、絶叫に近いほどにまでなっているのだけれど??

 ご主人様の反撃にあっているのかしら。でも7人よね? 今あの部屋にいるご主人様の嫁たちは。

 戦えているの? ご主人様は、あの人数に。

 

 私がご主人様にかけた魔力貯蓄の術式──経験値を魔力に変換して、無限に蓄え続けるそれ──は、精力には何の関係もないのだけれど?

 ご主人様はエッチな妄想で魔力を果たしてると勘違いしているけれど、そんな相関性は一切なくて、精力や回数は純粋にご主人様の資質によるものなのだけれど??

 確かに12歳で私を見つけてくれてから、ほんの数年でご主人様は過酷な修行でその、お、おちんちんを大きくしていたし……毎日のように、じ、自慰をして……信じられない性欲の強さに、私も、呆れてはいたのだけれど。

 でもまさか、7人を相手にしても優勢なほどのそれだというの?

 なんなの……あの人……。

 

『♡♡♡♡♡♡♡♡!!! ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!! ────♡♡♡♡♡♡♡♡!!♡♡♡♡♡♡!!!!!!!♡♡♡♡♡!!!♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!!!』

 

 ……少しだけ。

 少しだけ、壁の向こうの情事を想像して、赤面してしまう。

 何度もご主人様のそれは見て来たけれども、今日が決戦前の最後の夜だからか、一番激しくされているだろうそれを、ほんの少しだけ想像して。

 先程までの諦観を塗り替えてしまいかねない、僅かな火種が下腹部で生まれて。

 

「…………っ……」

 

 猫の姿に戻る前に、少しだけ。

 少しだけ、人生で初めてのそれを試してみることにした。

 

 ──はしたないこと。

 

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