勘のいいガキはデカパイハーレムの夢をあきらめない!   作:そとみち

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36 閑話 【Advanced Imaginary Online】 第一部クリアRTA 【闘技場制覇チャート】 8時間7分26秒 2/6

 

 ワンちゃんが不憫かわいいRTA、はぁじまぁるよー。

 

 

 はい。前回は魔王邂逅後の自由探索開始から速攻でワンちゃんを仲間にしたところで終わりました。

 ワンちゃんは可愛いですね。ずっと走り続ける『あ』くんの後ろを一生懸命走ってついてきてくれています。

 

「ちょ、ちょっと待ってくださーい!? もしかしてRTA!? RTAやってますかマスター!? 大外れなんじゃないですかこの人ー!?」

 

 この鯖のワンちゃんは随分余計な知識が入ってますね。まぁワンちゃんにもしっかりとAIが搭載されてますからメタ会話なんてお手の物です。

 すまんな……『あ』くんは第一部クリアしたら二度とログインしない男なんだ(鬼畜)

 いずれ乗っ取りAIになるだろう『あ』くんと仲良くやってほしい所です。

 こういう輩が出てくるからツーちゃん以降は数量限定になって本気で相棒を求める人しか入手できなくなったわけですね。ダレノセイダロウナー。

 

「もう……! せめてお返事くらいしてもいいじゃないですか! マスター!」

 

 ワンちゃんが涙目でこちらを見てきますが返事はしません。

 アンドロイドとの会話も一つのイベントになってるので話しかけるとそこから会話イベントで数分のロスになるからです。ごめんな。

 本垢のほうだと友人のキャラがエンゲージリンクを結んだワンちゃん連れてて、その子めちゃくちゃ魔改造入ってて性格も変わってるんですけど彼女とは仲良くさせてもらってるんで許してクレメンス。

 まぁ一番かわいいのは俺のセブンちゃんなんだけどね(隙あらば嫁語り)

 

 さてではこれからの予定を改めて説明します。

 以前投稿した捌き斬りチャートとは違い、今回は正攻法で第一部クリアである魔王(ドッペルゲンガー)討伐まで進めるものになります。

 そのために魔装具を二つ以上ゲットして、自分とワンちゃんで装備して魔族キリングしていく予定になっております。

 ワンちゃんを最初に手に入れたのは入手するのが早ければ早いほどプレイヤーのレベルアップに応じて一緒にレベルが上がるので純粋に戦力が倍になるからですね。

 会話は最後までしませんがきっちり魔王と戦えるくらいには鍛え上げる予定です。強くなれ……ワンちゃん!!

 

「……なんですかその顔。走りながらこっち見ないでくーだーさーいー。ほんっとに無個性な顔だなぁマスターは」

 

 むすーっとしてるワンちゃんは可愛いですね。

 はい。ではどのように鍛えるかなんですが、まさしく本RTAのタイトルにもある『闘技場』を使ってレベリングをします。

 

 一般的なプレイヤーがこのゲームを始めた時の通常の進め方としては、ギルドにある色々な依頼を受けてみて、職種や能力に合った依頼があればそれを続けて受けて、その中でクエスト達成報酬の経験値や魔獣討伐の経験値でレベルアップして……というのが基本です。

 開発側もその流れを想定していて色々イベント仕込んでますしね。純粋にこのゲームを楽しみたい人は攻略サイトとかもなるべく見ないで気ままに楽しむのがいいと思います。第二部まではきちんとしたレベルバランスですから普通にプレイしていれば問題なく進められるでしょう。

 まぁ大型ゲームですから通常プレイでの第一部クリア想定は50時間くらいですかね。ゲーム内時間で。プレイ中はリアル時間の4倍速の体感でプレイできますからその辺考慮しても気楽に楽しんでやれますね。

 まぁ第二部はゲーム内500時間やってもクリアできないのだが……(遠い目)

 

「あ、ちょっとー!? そっちは王城ですよマスター!? 何しに行って……わー!? 違います違います憲兵さん!! この人ちょっとおかしいんです!!」

 

 慌ててるワンちゃん可愛いですね。

 話がそれました。

 王都内の色んな個所を『あ』くんとワンちゃんが走って巡って闘技場挑戦フラグを進めている間にもう少しだけ解説します。

 

 さて普通にやってればクエストや魔獣狩りでレベル上げるという話でしたが、今回のRTAではこのレベル上げをすべて闘技場を勝ち上がる事でこなします。

 闘技場とは王都で色んなフラグを回収することで参加資格を得ることができる、冒険者同士が腕前を競い合う舞台です。

 月1でおっきな大会とかもやってて優勝すると魔装具が手に入ったりしますね。それで魔装具ゲットを狙うプレイヤーもいたんじゃないかな。

 

 まぁ私は月1の大会には参加しませんが。

 なにせこれをプレイしていたのは8月の中旬。お盆をRTAに使う走者の鑑だったせいで特に第一部攻略中のプレイヤーに何か有益なイベントとか起きてなかったんですね。

 なので普通に闘技場で格上のAINPCを狩りまくってレベルを上げていきます。

 

「どうして拘束されたのにいつの間にかギルドまで戻ってきてるんです……? しかもなんか闘技場の参加資格までとってるしぃ……この人怖ぁ……」

 

 ドン引きしてるワンちゃん可愛いですね。

 さてなぜ闘技場を使うかというと、このゲームは自分よりレベルの高い相手を倒した時の経験値獲得率が優遇されてるからです。ボーナスが付きます。

 もちろんそれは魔獣もそうですし対NPC戦、PvPでも同様です。PKは相手が戦闘受諾しないとできませんけどね。

 そしてその経験値効率は魔獣<PK<NPC戦という順番になってます。自分よりレベルの高いNPCと戦いまくるのが一番効率よくレベルを上げられるわけですね。

 

「はっや。躊躇い無く闘技場参加申請したし……ってええーっ!? その人金級冒険者じゃないですか!? まだ銅級のマスターが戦っても絶対勝てませんよ!? 私も戦いは得意じゃないんですから無理ですってぇ!! 腕がドリルになるくらいしか武装ないんですよぉ!?」

 

 ワンちゃん涙目不憫可愛いんじゃあ~(鬼畜)

 はい、闘技場参加申請しました。勿論選ぶ相手は金級冒険者です。

 どの鯖にも共通して存在するAINPC金級冒険者の皆さまですね。皆さまも顔と名前知ってると思います。第二部の中盤くらいまでは仲良くなれば冒険や日常生活で助けてもらえるので大変頼りになる方々ですが、いずれプレイヤーが『限界突破』するころになるとインフレに置いてかれる哀しみを背負っています。NPCは限界突破できないから仕方ないね。

 まぁそもそも第一部ではプレイヤーも『限界突破』できないので現時点だと王都で最強を誇るNPCたちです。この人たちで経験値を稼ぎます。

 

「うわぁー……ホントに戦うことになってるしぃー……ま、マスター! 出来る限り早く降参しましょうね!? っていうか降参していいですか!? 私は後ろで見てますから気が済んだら諦めましょ!? ね!?」

「あら、その子アンドロイドね? 珍しいもの見つけてるじゃない……まぁでもそれで強くなったと思っちゃってたら、その勘違いを先輩が正してあげないとね! 容赦しないわよ!」

「やだーっ!! まだ死にたくないですぅーっ!!」

 

 怯えるワンちゃん可愛いですね。

 はい。というわけで闘技場第一戦目です。

 相手は金級冒険者のレンちゃん。ファイター職の人で近接戦闘が得意ですね。バランスのいいレン選手です。

 控えめなお乳ですが顔が良くてファンアートも最初の頃結構描かれてましたね。

 まぁ今の『あ』くんのレベルは銅級冒険者に毛が生えた程度で、勿論ワンちゃんも全然育ってません。普通にやったら秒殺されます。

 

 なのでここで使うのは─────プレイヤースキルです(真顔)

 

 はい。普通に私の腕前でカバーします。

 今『捌き斬り』使わねぇの? ってコメントがめっちゃ流れて来てると思いますけどあんなの普通の戦いに使えるわけねぇだろうがバーカ!!

 前のRTAはマジでべリムくんの動きと魔王の動きだけ覚えてそれ専用に特化したうえで1000敗以上の試行を重ねて偶然やれた奇跡なんだよ!!

 ホントのマジでクソスキルですからね『捌き斬り』。これから何人も金級冒険者を打倒しなければならない中で全員の攻撃タイミングの3フレを覚えろってのは無理な話です。

 

 なので普通に倒します。

 ようは敵の攻撃全部回避してこちらの攻撃全部当てればいいわけですからね。

 一応前準備としてこちらの装備に毒エンチャントと出血エンチャントしてますので時間をかければ倒せます。

 ダンジョンボスで体躯が小柄なタイプには有効な武器なので通常プレイでも毒・出血装備は1セット作っておくのがおすすめです。

 

「ふぅん……短剣使い? アサシンかシーフかしらね。でも私の素早さには追いつけないわっ!! ハァァッ!!」

「きちゃーっ!! マスター死なないでーぇえぇぇええええ!?!? うわー!? マスターが気持ち悪い動きで全部避けてるー!? すごーい!! いけーやれーっ! やっちまえーっ!! さっすが私のマスター!! やったーカッコイイー!!」

「なっ……んでっ!? 見切られてるのッ、この私の、拳がっ!?」

 

 あのバランスのいいレン選手が私の動きに対応できていません。

 まぁね。レベルは低くてこちらの動きはスットロいの一言ですが、それだってこちとら第三部の最新まで進めてる最先端冒険者なわけです。中身が。

 特に第一部段階のAINPCはまだ学習がそこまで進んでなくて攻撃も回避も単調なので、拳と蹴りに合わせて避ければ避けられますね。こちらの動きが人間から離れれば離れるほど向こうが混乱してくれます。

 まるでゴキブリみたいな動きだって? そうだよ(確信)

 ひとまず二足歩行を辞めるところからがNPC狩りの始まりなんだよなぁ……いやこれマジに。疑ってる人は今度自分で試してみてください。効果出るので。

 防具も今整えられるもので一番いいものを装備してるので3発までは喰らっても無問題ですしね。捌き斬りチャートの50倍は余裕あります(2敗)

 

「くっ……そ、毒か……! 時間が経てば経つほど……というわけね! 見くびっていたわ!!」

「がんばれー! がんばれー!! 負けるなマスター!!」

 

 一生懸命応援してくれるワンちゃんが可愛いですね。頼むから前に出てこないでね邪魔だから。

 まぁレンちゃんはまだ御しやすいので負けることはないです。金級だと魔法使いのシグリッド爺さんが一番めんどくさい相手ですが魔法撃たせる前にナイフで切り刻めば勝てますね。

 というわけでしばらく相手の攻撃を凌ぐ時間です。倍速。

 

「……っ、はぁっ、はぁっ…………負けた、わ。あなた、銅級に似合わぬ実力……なるほど、アンドロイドを引き当てるだけの実力は、あるということ、ね……」

「わぁー!? 勝っちゃったー!! すごいすごーいマスターすごーい!! ……あっ、レベル上がったー!! きゃっはー!! やったぁー!!」

 

 喜ぶワンちゃん可愛いですね。こんな子が成長次第でヤンデレになるんだからすごいよなぁAIって(友人のワンちゃん思い出しつつ)

 はい。つつがなく勝利しました。これだけでレベルが7も上がってスキルポイントも獲得できます。

 ダンジョンに潜って同レベル帯の魔獣を一時間狩り続けて3レベル上がるかどうかなのでこの時間効率で7レベル上昇はやってますね。

 まぁここから先はレベル差が少しずつ縮まるのでレベルアップも穏やかになっていきますが、それでもかなりの効率であることは間違いないです。

 

「えへへっ、さっすが私のマスター!! 信じてましたよ!! それで、私のレベルアップの成長はどうしますか? アタック、ディフェンス、スピード、タフネスのどれかに割り振ってください!!」

 

 ワンちゃんのレベルアップ割り振りは全部タフネスにします。HPですね。魔王戦で壁タンクになってもらう予定なので。最後までこき使ってやります(鬼)。なお防御に振ると防御無視属性攻撃でやられるので注意が必要です。

 ワンちゃんは新しいスキルとか覚えなくてステータス上昇にだけしか割り振れないんですけどツーちゃん以降のアンドロイドはそれぞれ独特のスキルツリーがあってそれを伸ばすことができるんですよね。私のセブンちゃんは可愛さと変形とスピード特化にしてあります(隙あらば嫁語り)

 そして間髪入れずに休憩なしで次の闘技場の相手を選びます。君に休む余裕はないんだよワンちゃん。ごめんね(愉悦)

 

「ってちょっとぉー!? 何やってんですかマスター!? 宿屋で休憩もせずにまた金級相手に連戦!? 死にたいんですかこのおバカー!? まぐれ勝ちなのになーに調子乗ってんですかぁー!?」

 

 やかましいワンちゃんが可愛いですね。

 まぁこんな感じでしばらく金級冒険者を狩り続けます。装備の耐久が無くなって壊れるまでこれを繰り返してると大体いい感じのレベルまで上がります。

 魔王討伐できるレベルには届きませんが、ネレイスタウンに行って精霊セントクレア様の試験を受けられるくらいにはなります。

 セントクレア様の試験をクリアして魔装具ゲット、その魔装具をもって隠しダンジョンに潜ってもう一つ魔装具ゲット&魔族撃破、そして魔王撃破というのが大まかな流れになりますね。

 

「レンを倒したのね……でもレンはまだ金級になりたての子よ。ベテランの私が本当の実力ってものを教えてあげる」

「今度こそ駄目ですよぉー!! あの人さっきの人より強そうじゃないですかー!! ひーん!! 誰か助けてぇー!!」

 

 泣いてるワンちゃんが可愛いですね。

 というわけで次に挑むのは金級冒険者でアーチャー職のソフィアちゃんですね。その胸でアーチャーは無理でしょ(真理)

 この人もファンアート多かったですね。リリース当時はめちゃくちゃプレイヤーがナンパを仕掛けては全滅していくという面白い光景が各鯖で見られました。彼女の心を掴んだプレイヤーに石を投げても許されるような風潮は実際にあった。投石スキルは覚えておきましょう。

 まぁ残念ながらこの鯖では私にボコられる運命なのですが。恨むならRTAという文化を恨んでください(冷血)

 

「───シッ!!」

「ほげぇー!? あっぶないなぁ!? 避けるなら避けるって言ってくださいよマスター!? 当たる所でしたよ私に!?」

「ッ……へぇ、私の弓を避けるなんて。でも避けてばかりじゃ勝てないわよ!?」

「そうです! そうです!」

「どうやって私に勝とうとしているか……魅せて頂戴!」

「そうです! そうです!」

 

 そうですbotになったワンちゃんは可愛いですね。

 まぁ弓の軌道がまだ真っすぐ放つレベルなんで余裕で構え見てから避けられます。

 これが第三部になるとサイコガンかってくらいうねって飛んでくる矢とかレーザーみたいな光の帯を放って来るプレイヤーがいっぱいいますからね。まだ青い。

 攻撃も弓をひき絞ってる瞬間が隙なのでそのタイミングを狙ってダガー投げれば当たります。当たりました。後は出血と毒の累積ダメージでナオキです。

 特に盛り上がる所はないので倍速。

 ソフィアちゃんの胸が盛り上がってるって? そうだね×100。気になる方は自分で眺めに行ってください。

 なおNPCの胸をガン見してるとめちゃくちゃ怒られます(100敗以上)

 

「……ぜぇっ……最後まで私の弓から逃れるなんて……あなた、やるわね……降参よ」

「うっひゃー!! すっげぇやこのマスター!! またレベルが上がりましたよわーいわーい!!」

 

 はい、倒しました。調子乗ってるワンちゃんが可愛いですね。この雌犬がよ(豹変)

 名前がワンちゃんだから子犬系の性格をイメージして作られてるんでしょうかねワンちゃんは。まぁ感受性豊かすぎてマスターになったプレイヤーの好みに染め上げられることが多いんですが。何も喋りかけないでそのままにするとホントに駄犬みたいになります。このRTA走って初めて知った知識。

 

 さてこの後もまだ闘技場バリバリ攻略していくんですが一先ず動画時間も長くなったので一旦区切ります。

 セントクレア様に会いに行けるまではしばらくかかる見込みです。早くたんぽぽコーヒーとパンケーキ食べてぇなあ俺もなー。あの店普通に美味しいですよね。

 

 次回は闘技場バトルだけなので動画の見どころどこってそれ一番言われてるから。

 まぁ見栄えに困ったらワンちゃん不憫可愛いで推し続けますしアンドロイドの歴史とかこのゲームの歴史とか解説してお茶を濁せばなんとかなるやろ。

 なので高評価、いいねしてどうぞ。

 

 

 次回に続く。

 

 





これにて第二章終了。

よかったらお気に入りとか感想とか評価とかもらえると嬉しいです。
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