アルファモンによる力。
それは、確かにゲムデウスに対抗する力として大きかった。
実際に、ゲムデウスは、あと少しで倒せる。
その一歩手前だろう。
「「さぁ、ここで決めようか」」『キメワザ!デジタルクリティカールスパーキーング!!』
その音声と共に、俺達は、構えた。
それと共に、周囲には幾つもの魔方陣を造り出す。
その魔方陣から、現れたのは、デジモン達。
「はぁ!!」
先に仕掛けたのは、カヅチモン。
電撃を纏った刃で、まずはゲムデウスを痺れさせる。
その様子を見せると、ベルゼブモンとブリガードラモン。
二体のデジモンによる銃による一撃が、銃弾の嵐が、ゲムデウスの身体の装甲を剥がしていく。
「「ふぅ」」
そして、シリウスモンとジエスモンの2体の白い騎士であるデジモンが現れる。
2体のデジモンは、その手の剣を構え、斬り刻んでいく。
そうして、俺達の後ろにある魔方陣が、眼前に並んでいる。
俺達は、そのまま真っ直ぐと跳ぶ。
魔方陣を通り抜ける度に、俺達の手には、魔方陣の光が、手に収まっていく。
その光が剣へと変わっていく。
そして
「「聖剣グレイダルファー」」
そう、一閃。
その斬撃によって、ゲムデウスは、斬り裂かれる。
「これで」「終わりだぁ!」
そう、俺達が叫ぼうとした時だ。
「まだだぁ!!」「っ」
聞こえて来た叫び。
見つめた先、そこにいたのはクロノスである檀正宗。
奴は、その手をこちらに構えていた。
だが、僅かにズレている。
そこには、白い骨のような長い木の右手を持つデジモンが見えた。
クロノスと一体化しているそのデジモンが、真っ直ぐと向けていたのは、バラバラになっているゲムデウスだった。
「まさか、ゲムデウスを吸収しているのか!」
そうしている間にも、檀正宗は高笑いをしている。
「あれは、まさか檀正宗のパートナーデジモンっ!」
「まさか、これまで姿が見せなかったから、いないと思っていたが」
「スルゥースと同じく、一体化していたのかっ」
そう考えている間にも、ゲムデウスのデータを吸収していく。
そうしていく事で、クロノスの緑色の部分が赤と金色に彩られ、目の部分は血走ったような赤い線が見える他、下半身のローブも形状が変化しており、色も金色になっている。
さらには、身体の各部には、先程見えたデジモンの特徴も合わさっていた。
「仮面ライダー、デジモン、バグスター」
「まさか、3つの力を、一つにしたのか」
驚きを隠せない俺達を余所に、奴は宣言する。
「最強のライダーであるクロノス、最強のバグスターであるゲムデウス、そして最強のデジモンであるバグラモン!これらが一つになっていた私こそが、最強のラスボスだぁl!!」