仮面ライダースルゥース   作:ボルメテウスさん

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ガシャット同士の相性

目的地に辿り着いた。

そこで待ち受けていたのは、前回のバグスターと同じく、ガシャットが差し込まれている状態のバグスターだった。

それだけではなかった。

 

「黒いエグゼイド」

 

そこには、なんと黒いエグゼイドも同時に姿もあった。

 

「・・・どうやら、今回のゲーム、やらなきゃいけない事がもう一つあるようだな」

「あぁ、そうだな、どうやら答え合わせの時間のようだ」

「答え合わせって」

 

永夢さんは、俺達の言葉に対して、疑問に首を傾げる。

 

「自分達の情報を合わせて、全ての可能性を潰した」

「そして、たった一つの、可能性のある人物が、そこにいる」

「もしかして」

 

同時に黒いエグゼイドの方を見つめる。

 

「そいつが、バグスターの感染の黒幕だ、けど、まずは」『爆走バイク!』

「あぁ、あのガシャットが先決ですね」『ビルド・オブ・シティ!』

「それって」

「街に様々な建物を造っていく建設ゲームですよ、つまりは」

「そういう事か、分かった!」

「それじゃ、頼むぜM!」

 

俺達の意図を汲み取った永夢さんも頷く。

 

「二速変身!」『爆走 独走 激走 暴走 爆走バイク!!』

「「超進化!」」『ガッチャーン! レベルアップ! 僕らの物語は進化する! デジモンストーリサイバースルゥース!アガチャ! 造って造って広げよう可能性! ビルド・オブ・シティ!』

 

鳴り響く音声と共に、俺はこれまでのライダーとはどこか違う姿へと変わる。

四足歩行のライオンを思わせる姿であり、タテガミが削岩機という珍しい姿。

そして、貴利矢さんも、既にレーザのレベル2となっており、その上に永夢さんが乗っていた。

 

「さてっと、それじゃ、行くとしますか!」

「あぁ!」

 

それに合わせて、永夢さんは貴利矢さんのハンドルを握り、走り出した。

バグスターも、それに気づき、その手に持つ刀を構えた。

 

「ギリギリチャンバラは、一撃が命取りになる真剣チャンバラゲームだ」

「だ・け・どぉ、お二人さん!」

「「あぁ分かっているよ!」」『ガシャット!キメワザ!ビルドクリティカルストライク!』

 

貴利矢さんの言葉。

それと共に、俺達は同時に地面を思いっきり叩きつける。

それによって、貴利矢さんの眼前には入り組んだ道が現れた。

 

「っ!?」

 

それによって、バグスターが振り下ろそうとした一撃は遮られた。

先程まで、周囲の視界は開いていたはずなのに、俺達が行った建設によって、それは不可能になった。

 

「なかなかにとんでもないコースを造るんじゃないの、けど!」

「これぐらい、楽勝だぜ!」

 

そのコースを、永夢さん達は楽々と走っていた。

すぐに黒いエグゼイドは、永夢さん達に攻撃を仕掛けようとした。

だが、地面から突然生えるビル。

それらが、黒いエグゼイドの攻撃を邪魔する。

 

「同じゲーム同士は確かに相性は良い。互いの力を高める事は出来る」

「だが、永夢達のように、異なるゲームタイトル同士が合わさる事で、また別の力になる事も可能!」

 

自由自在にコースを造る事が出来るビルド・オブ・シティの姿であるローダーレオモンの力は、爆走バイクの力を十全に発揮出来る。

 

「行くぜ、M!」「あぁ!」『爆走クリティカルフィニッシュ!』

 

それと同時だった。

バグスターの周辺にある道が変化する。

そのコースは入り組んでおり、どこから永夢達が現れるのか分からない。

バグスターは警戒して、周囲を見る。

だが。

 

「おらぁ!!」

 

加速した永夢達の攻撃。

それは、凄まじいドリフトと共に、次々と斬撃を放っていく。

すぐに反撃しようとするが、その頃には別の道へ。

困惑している間にも、バグスターに最後の一撃が入る。

それによって、装填されていたガシャット、ギリギリチャンバラは俺達の元に。

同時に、ギリギリチャンバラを装填し、もう一個のギリギリチャンバラを作り出す。

 

「永夢さん!」

「おぅ、それじゃ、頼んだぜ、レーザー」

「おっ、自分か」

 

それと同時に、俺達はそのままギリギリチャンバラを起動させる。

 

「超進化!」「三速変身!」『アガッチャ!ギリ・ギリ・ギリ・ギリ!チャンバラ~!』

 

それと同時だった。

俺達の姿は変わる。

これまで、バイクの姿だった貴利矢さんの姿は、人型へと。

そして、俺もまた変わる。

先程と同じ四足歩行である事は変わらない。

だが。

 

「おぉ、さっきはライオンだけど、今度はなんだ?」

『ふむ、麒麟だろうな』

「その名は、仮面ライダースルゥース!チィリンモンレベル3!!

「侍要素があるのかな?」

「まぁ、良いんじゃないの、それに」

 

すると、貴利矢さんは、なんと俺達の上に乗る。

 

「えぇ、なんで、乗るんですか」

「たまには、自分もこっちの方にしたいからなっと」

 

それと共に、黒いエグゼイドの方へと睨む。

 

「さっさと、その正体、見せて貰おうぜ、黒いエグゼイド、いや幻夢コーポレーションの社長、檀黎斗」




ゲンム・メモリー
「っ」
ここまでは計画通りだった。
コラボ・バグスターと共に、ライダー達のデータを収集する。
それによって、あのゲームへと一歩進む。
だが、私の前に出した『ビルド・オブ・シティ』というガシャット。
あれは明らかに私が造ったガシャットではない。
それだけでも許せないが、何よりも、それを見ると思い出す。
「・・・」
忌々しい存在が目の前に二人いる。
あの時に、送られた二人の登場キャラクターを思わせるように。
「ならば、纏めて、消し去るのみ」
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