「これ、とってもさいきょうだぁ!!」
「・・・これが、本当に研修医から生まれたデジモンなのか」
「うわぁ、可愛い!」
財前の戦いを終えた俺達は、CRにて、集まっていた。
そして、全員の注目を集めていたのは、永夢さんから生まれたという新たなデジモンであるガンマモンだった。
その事に対して、その場にいた全員が見つめていた。
「ふむ、なるほどな、もしかしたら、ドラゴナイトハンターZに関係しているかもしれないな」
「ドラゴナイトハンターZが?」
同時に姉さんがそれを観察し、その状況を察したように頷く。
「どういう事なの?」
「ドラゴナイトハンターZは、元々は協力プレイ用のゲームだ。それ故にデータ共有される機能がある」
「実際にあの時は皆が一緒に戦っていたからね」
「その際に、私のデータがおそらくは共有されてしまったのだろう。そして、それが培養され生まれたのが」
「このガンマモンという訳か」
それに納得するように飛彩さんは頷く。
「けど、ガンマモンは、あの時、僕と一緒に戦ってくれました!何よりも、この子はなんというか?」
「なんというか?」
「言ったら可笑しいんですけど、どこか弟のように感じて」
「おぉ!おれ、えむのおとうと!」
それに対して、永夢さんはそのままガンマモンの頭を撫でる。
すると、ガンマモンもまた嬉しそうに頭を撫でられる。
「・・・そうか、だとすれば、他のデジモンもそうであれば良いがな」
「他のデジモンって、そうか!あの時、飛彩さん達にも共有されたから、きっと生まれるんですね!」
「まぁ、どのような状況で生まれるかは分からないがな。だが、それらが全て、味方だと考えない方が良い」
「えっ?」
その一言に、僅かだけど動揺した。
「そこにいる暮海杏子とガンマモンのように味方であれば良い。だが、俺から生まれるデジモンがどのような存在か分からない」
「まぁ、それは」
デジモンだって、個性がある。
それは、姉さんとガンマモンを見比べれば、分かる。
「その推測は間違いではないだろう」
「そして、お前達も忘れた訳ではないだろう。俺達が最も警戒するべき相手が誰かを」
「・・・黒いエグゼイド」
「あっ」
それに対して、永夢さんも理解した。
「あいつは既にデジモンのガシャットを手に入れている。つまりは奴にもデジモンが味方になっている可能性がある。
そう考えたら」
「・・・これまで以上に激しい戦いが待っている」
「あぁ」
これまでは俺と姉さんだけだったらパートナー関係。
だけど、それが今後は仮面ライダー全員が当たり前に持っているかもしれない。
その最中で、どう行動するべきか。
「油断は出来ないな」
「はい、姉さん」