あれから、永夢は、ガシャットを選んだ。
それらは、一体、どのような戦い方が出来るのか、それは永夢にも分からなかった。
それでも、彼の中には、その単純でありながら、確かな信頼がどこかにあった。
「行こうか、ガンマモン」
「おぅ!」
爆走バイクを起動させ、現れたのは、バイクゲーマー。
貴利矢が変身した仮面ライダーレーザーのレベル2と、姿は同じで、バイクである事は変わりない。
ただ、一つ。
仮面ライダーの瞳である部分は、既に黒く、塗りつぶされていた。
それが、何よりも貴利矢がその場にいない事を証明していた。
悲しさもある。
だが、それ以上に、今の永夢は、患者の命を救う。
バイクゲーマーのハンドルを握ると共にバグスターが現れたという通報があった港へと向かう。
「九条貴利矢の形見か」
「ゲンム」
そこに向かった先で待ち受けていたのは、檀黎斗だった。
彼の近くには、今回の手術で実体化したバグスターだった。
「おい、なぜこのような場所で待つ必要があるんだ!」
アランブラバグスターとしては、すぐにでも彼が感染元である天才外科医・白河一樹のストレスを溜める為の行動をしたかった。
だが。
「お前は少し、黙っていろ」
そう、アランブラバグスターの動きを抑制するように、ヴァンデモンがそのまま睨む。
「さて、君は不正なゲームを生み出した。ならば、ここで、そのゲームを削除させて貰う。
そして」
そのまま、永夢の背中にあるガンマモンへと、目を向ける。
「そこにいるデジモンもね」
そう、呟いた。
「やらせないよ」
そう、永夢は、その手にあるマイティブラザーズXXを起動させる。
「お前に、ガンマモンも、患者の命も奪わせない。だぁーい変身!」『ダブルアップ!俺がお前で!お前が俺で!マイティ!マイティ!ブラザーズXX!』
同時に、マイティブラザーズXXをそのままゲーマドライバーに装填し、開く。
それに合わせるように、永夢は再びエグゼイドへと変わる。
それは、マイティブラザーズXXの特徴でもある2人のエグゼイドへと変わった。
「また、その姿か」
「そうだ、そして」『ドラゴンフォーム!』
「俺達はまだまだ、進化をする」『ムシトリバトラー!』
「またしても、不正なガシャットをっ」
「だけど、今、ここでなぜ二つを?」
それと同時に、2人が起動させたガシャット。
「ドラゴンフォームは最強のドラゴンを育成して、大会の優勝を目指すシミュレーションゲーム!」
「そして、ムシトリバトラーは森を探索して虫を捕まえてバトルするアクションゲーム!」
そう、2人のエグゼイドが説明すると共に、そのまま二つのガシャットをキメワザホルダーにセットする。
「「行くぜ、ガンマモン!」」「おぅ!」
それと同時だった。
2人のエグゼイドのキメワザホルダーから飛び出た二つの光は、そのまま宙を舞い、同時にガンマモンに向かって行く。
「ガンマモン!ジョグレス進化!!」
「なっ」
それと共に、降り注ぐと共にガンマモンの姿が変わる。
赤い角が特徴的な兜を被っており、その装甲もテクニカルジャケットを思わせる形状をしている。
腰には二丁の重機関砲が備え付けられており、まるで2人のエグゼイドのように、二つの要素が合わさったようなデジモンへと変わる。
「パイルドラモン!」
そう、ガンマモンは新たな姿、パイルドラモンへと姿を変わる。
「二つのガシャットのデータを同時に吸収し、進化しただとっ」