「それにしても、マイティブラザーズXX」
これまでとは違うガシャット。
その詳細なデータは、プロトガシャット以上に謎のデータが多くあった。
俺と姉さんはそれを調べる事になった。
「だけど、どうする、姉さん」
「どうするとは?」
不安に覚えた俺は、思わず姉さんに問いかけた。
姉さんは既に俺が質問した内容が分かっているはずなのに、あえて、聞き返す。
「・・・2人のパートナーデジモンについて」
飛彩さんと花家さんの2人はパートナーデジモンを出そうとしている。
だけど
「このまま出したら危険だと思うんだ、なぜか」
人間とデジモンのパートナー関係はかなり繊細だ。
俺と姉さん、永夢さんとガンマモンのように互いを信用出来る関係じゃなければいけない。
そうしないと、何か嫌な予感がする。
「そもそも、私達自身、デジモンの事など、あまりにも知らなすぎる。だからこそ、慎重にならないといけない」
それと共に、俺は少し安堵する。
その時だった。
「よぉ、スルゥース」
「っ」
聞こえた声と共に、俺達は振り返る。
そこに立っていたのは、パラドクスが、そこに立っていた。
「・・・一体、何の用だ」
「そう警戒するなよ、俺はただ教えに来ただけなんだぜ」
「教えに来た?何をだ?」
「決まっているだろ、エグゼイドのピンチを」
「なに?」
その言葉に、俺は疑問に思わず声を出してしまった。
「なぜ、私達にそれを教える」
「一方的なゲームなんて、面白くないだろ、このままじゃ」
「一方的なゲームだと?」
「とにかく、行った方が良いぜぇ、まぁ、どちらでも俺は良いけどな」
パラドクスは、その一言だけ言い残して、すぐにその姿を消した。
「姉さん、これは」
「行って確かめないといけないようだな」
これまでの奴の行動は謎が多すぎる。
今回だって、罠である可能性は十分にある。
それでも、永夢さんのピンチが本当だったら、行かなければならない。
俺はすぐにゲーマドライバーを腰に巻き、そのままガシャットを構える。
「行くぜ、進化!」
俺達は、そのまま変身すると同時に背中に翼を生やして、飛ぶ。
目的地は、先程、パラドクスが言っていた場所。
その場所に辿り着くと、既に戦いが始まっていた。
倉庫の中で、未だにどういう状況か、分からない。
「姉さん!」「あぁ、パワーメタル!」
倉庫の天井をパワーメタルで破壊すると共に、そのまま倉庫の中に侵入する。
同時に、永夢さんに攻撃を仕掛けてきた人物を2人見て、驚きを隠せない。
「永夢さん、大丈夫ですか!」
「スルゥース」
「さて、この状況はどうなっている」
俺はすぐに永夢さんの前に出ると共に姉さんの言葉に、眼前の状況に困惑を隠せない。
「飛彩さん!それに、花家さん!!」
そこには、なんと2人がこちらに向けていた光景だった。
「なぜ、2人が」
「・・・君には関係ない事だ」「悪いが、今の獲物はそっちだ。邪魔をするというならば」