仮面ライダースルゥース   作:ボルメテウスさん

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不服なタッグマッチ

「これは、一体どういう事なんですか、二人共」

 

 倉庫の中に入った俺達が目にしたのは、エグゼイドに変身している永夢さんを襲っている2人の姿だった。

 

 本来ならば、決して相容れないはずのブレイブとスナイプが共闘している。

 

 目的が一致すれば、もしかしたら共闘するかもしれないけど、それでも、戦う相手がなぜ永夢さんなのか。

 

 疑問に思う俺を余所に。

 

「今はお前を相手にするつもりはない」

 

 それだけ呟くと共に、スナイプが、その腕と一体化している銃をこちらに向けて、放ってくる。

 

 そこから放たれる一撃が危険だと判断した俺達は、その手に既にドラゴナイトハンターZを取りだして、そのままゲーマドライバーに装填する。

 

「「超進化!」」

 

 それに合わせて、俺達の姿も、グレイドモンへと変わる。

 

 同時に、俺達はその両手に持った剣で、そのままスナイプに接近する。

 

「なんで、永夢さんを襲うんですか! 今は、永夢さんよりも檀黎斗を優先すべきでしょう!」

 

「いや、今は、エグゼイドの方を優先するべきだ!」

 

 スナイプのその言葉と共に、そのまま俺達の懐を蹴る。

 

 なんとか、手に持った剣で防御をすると、背後からブレイブもまた腕と一体化している巨大な剣で俺に斬りかかる。

 

 すぐにもう片方の手でそれを防ぎ、見つめる。

 

「飛彩さんもっ! 状況が分かっているはずです!」

 

「あぁ、だが今回は、無免許医と同じ意見だ! だから、君は下がっていろ!」

 

 ブレイブのその言葉と同時に、俺は後ろへと吹き飛ばされる。

 

 スナイプに気を取られていたとはいえ、まさか背後に回られるとは思わなかった。

 

 その時。

 

「止めろ!」「永夢さん!」

 

 それをエグゼイドこと永夢さんが、ブレイブの動きを止めてくれる。

 

「なんで、そんな事をっ」「無駄だ!」

 

 その言葉と共にエグゼイドをブレイブが斬り上げる。

 

 それに困惑している俺達に対して、そのまま懐にスナイプの銃が向けられる。

 

「しまっ」

 

 そのまま腹部に衝撃が走る。

 

 スナイプの銃から放たれた光線によって、俺達の姿は吹き飛ばされ、そのまま地面に叩きつけられた。

 

 すぐに起き上がろうとする。

 

「さて、あとはエグゼイドだ」

 

「ぐっ」

 

 このままでは、不味い。

 

 そう考えている時だった。

 

「おいおい、せっかく人数を合わせたのに、これじゃ面白くないだろ」

 

「っ」

 

 聞こえた声と共に見つめると、そこには、俺達をここに向かわせた奴だ。

 

「戦う気のない奴らへのワンサイドゲームも見飽きたからな」

 

「なっ」

 

 同時に奴の後ろから現れたのは、ガンマモン。

 

 だけど、その身体の色は黒い。

 

「俺?」「ふんっ」

 

 なぜ、もう一体のガンマモンがいるのか。

 

 疑問に思っていると。

 

「さて、体験番は見せたし、今度は製品版を見せるとするか」『PERFECT PUZZLE!』

 

 それと共に、奴が軌道させたのは、この前、俺に渡してきた大型のガシャットに似ている。

 

「変身」「DUAL UP! Get the glory in the chain! PERFECT PUZZLE!」

 

 音声が鳴り響くと共に、奴の姿は変わる。

 

 その姿は財前が利用していたバグスターによく似ている。

 

 まさか、あの時の戦いを利用されたのか。

 

 その姿は、青いパズルをモチーフにした戦士が現れた。

 

 それと同時に、ガンマモンの姿も変わった。

 

「スピリットエボリューション!」

 

 ガンマモンの、その叫びと同時だった。

 

 長い金髪を持つ青年を思わせる姿。

 

 纏う鎧は漆黒の髑髏を思わせ、胸・両肩・両肘・両足の計七か所に目玉をあしらった禍々しい姿をしたデジモンがいた。

 

「ダスクモン」

 

 そう、自らの新たな姿を名乗る。

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