先日の事件の1件以来、ゲンムこと、檀黎斗の動きはあまり見えない。
その事もあり、俺達は久し振りに休日を楽しんでいる。
「それにしても、なんというか」
「あぁ、彼らは上手くいっているようで、何よりだ」
それは、飛彩さんとナイトモンことハックモンは、その動きはまるで執事のように付き従っている。
それもあって、飛彩さんは、主従関係がしっかりとしている事もあり、かなりリラックスしていた。
花家さんとコマンドラモンに関しては、完全にビジネスパートナーの関係だけど、花家さんはそれなりに、コマンドラモンの事を気に入っている様子だ。
ある意味、デジモンのパートナー関係としては、良好な関係を築けている二人とも言えるだろう。
そんな二組のパートナー関係だ。
「仮面ライダーとデジモン。そのパートナー関係は良くなっているかもしれない」
「人間とバグスターとの関係とはある意味違うかもしれないけど」
デジモンとバグスターの間に、どれ程の違いがあるのか分からないがな。
そう考えている時だった。
「やばいやばいっ!」
「んっ?」
俺達の目の前に通り過ぎた影。
それは、一言で言えば、ハンバーガーが頭になっている何か。
見た事のないそいつに対して、疑問に思うのは一瞬。
「何をやっているんだ」「あっ」
呆然としている俺に対して、姉さんはすぐに頭を叩いて、すぐに正気に戻してくれた。
「さっさと追うぞ」「うんっ!」
姉さんに言われて、俺は追いかける。
そのバグスターの姿は、すぐに駐車場の中に消えていく。
しかし、その姿を見失う事は出来ない。
暗い駐車場の中。俺達が見失わずについていけたのは、すぐに光が見えたからだろう。
そこで俺達は、ようやくバグスターの姿をとらえる事が出来た。
しかし、その姿を見た瞬間、俺は驚いていた。
「えっと、これは」
そこには、既に永夢さん達もいて、既に戦っている様子はあった。
ただし、それは永夢さんと花屋さんがだ。
永夢さんの方は、どうやらバグスターを守っている様子だけど。
「これは一体」
「あっ、タクミ君に杏子さん!」
「さて、明日那君、状況は」
「えっと、あそこにいるバグスターは、そのこの人に感染しているんだけど、あのバグスターが攻撃されたら、その消滅しそうになっていて」
「んっ?」
それに対して、俺は一瞬、首を傾げた。
「お願いします! バガモンを! 私の大切な子供を助けて下さい!」
「これは、予想外だ」
そう、その患者はこちらに聞いてきた。
「ほぅ、これは」
すると姉さんは、笑みを浮かべる。
「ちっ、面倒だ、おい、さっさとやるぞ、シールズドラモン」
「了解、リーダー」
その言葉と共にコマンドドラモンが進化したと思われるシールズドラモンが、バガモンに襲い掛かる。
「姉さん!」「あぁ進化」
俺と姉さんは同時に、スルゥースに変身し、バガモンに攻撃を仕掛けようとしたシールズドラモンの攻撃を防いだ。
「何をするんだ」
「何をする? 決まっているだろ、彼らを守る為にね」
俺達はシールズドラモンを跳ね返しながら言う。
「バグスターを守るのか?」
「あぁ、守るさ、少なくとも」
姉さんは、バガモンの方に見つめる。
「新たな可能性をね」
その言葉の意味に、俺も思わず笑みを浮かべる。
ここ最近、嫌な可能性ばかり見てきた。
だけど、それを言われたら、確かに。
「やるしかないよなぁ!」『ボンバーマン!』
「あれって」
「爆弾を置いて、逃げて戦う事で有名な奴!」
「「超進化!」」
それと共に、俺達はすぐにボンバーマンガシャットをそのまま装填する。
同時に、俺達はドルガモンからボマーモンへと進化する。
「「コンボブラスト」」
俺達はそのまま爆弾を、周辺にばら撒く。
「えっちょ!?」
そうしている間にも爆弾は爆発する。
だけど、それはかなり威力は低い。
だが、音は大きく、爆煙の範囲はかなり広い。
故に。
「まさか!」
逃げるには、十分だ。