仮面ライダースルゥース   作:ボルメテウスさん

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暗黒対決

「まさか、この私達に逆らうつもりか、レグルスモン」

 

ヴァンデモンは、眼前にいるレグルスモンに対して、見下すように呟く。

 

それに対して、レグルスモンは舌打ちをすると共に。

 

「あぁ、そうだよ。というよりも、お前達は前から気に入らなかったんだよ。丁度良いぜ!パラドがお前の糞主を叩きのめしている間に、俺はてめぇを叩き潰してやるよ」

 

レグルスモンのそんな荒々しい口調が気に入らなかったのか、ヴァンデモンは眉間に皺を寄せながら。

 

「そうか、ならば、死ね!ブラッディストリーム!」

 

ヴァンデモンは、そう叫ぶと共に、手から伸ばす赤いムチ状の電撃をレグルスモンに向けて放つ。

 

それに対して、レグルスモンは余裕の笑みを浮かべながら、尻尾でその一撃を跳ね返した。跳ね返されたブラッディストリームは、ヴァンデモンの足元にある建物や車、そして、レグルスモンが先程までいた道路へと叩きつけられていく。

 

すると、ヴァンデモンは、今度は両腕から2本の赤いムチを伸ばすと、それを用いてレグルスモンを攻撃してきた。

 

レグルスモンは、それを回避するとヴァンデモンへと接近し、右腕の爪を巨大化させて振り下ろす。しかし、ヴァンデモンは背中にあるマントをはためかせて、空中へと飛び上がることで回避してしまった。そして、今度は両手の指先からコウモリの群れを放出して、レグルスモンを襲わせる。だが、レグルスモンはコウモリの群れに向かって、左前足を振るった。それだけで、コウモリの群れは全て粉砕されてしまう。

 

続いて、レグルスモンは、ヴァンデモンの方へと向き直ると、左手に装備していた盾を構えて、ヴァンデモンを殴りつけた。その一撃だけで、ヴァンデモンは大きく後方へと吹き飛ばされてしまう。

 

ヴァンデモンは、再び両腕のムチを伸ばして攻撃してきたが、今度はレグルスモンは左腕の盾を大きく開くことで攻撃を防いでしまった。その後、レグルスモンは右拳を振り上げ、ヴァンデモンに向けて突き出す。すると、その拳圧によって衝撃波が発生し、ヴァンデモンに命中した。

 

そして、ヴァンデモンは大きく仰け反るが、その直後に両肩の砲口から光を放つ。すると、その光に触れた地面や建物が一瞬にして凍り付いた。それを見たレグルスモンは、すぐにその場から離れようとしたが、突然ヴァンデモンの周囲に無数のコウモリが出現して取り囲んでしまう。

 

コウモリ達はヴァンデモンの命令を受けてレグルスモンに襲いかかろうとしたが、レグルスモンは、コウモリ達を弾き飛ばし、氷漬けになった建物に向かって拳を突き出した。すると、拳圧で生み出された衝撃波が建物にぶつかり、そこからヴァンデモンに跳ね返ってダメージを与える。

 

だが、ヴァンデモンは、両手を広げて巨大なコウモリの群れを作り出し、レグルスモンに襲いかかった。それを見たレグルスモンは、マントを翻すと翼のように展開し、コウモリの群れを迎撃しようとする。

 

しかし、コウモリ達はマントに遮られる事なく、レグルスモンの体に次々と噛み付いてきた。

 

「この野郎!」

 

レグルスモンは、コウモリ達を振り払おうと必死に暴れるが、コウモリ達は離れようとしない。

 

「無駄だ!貴様にはこれらを越える事は出来ない。!」

 

ヴァンデモンの言葉を聞いたレグルスモンは、舌打ちをしながら、何とかしてコウモリ達を振り払おうとする。

 

だが、コウモリ達は、まるでレグルスモンの体に取り憑いているかのように離れない。

 

だが。

 

「鬱陶しいんだよ」「っ」

 

それと共にレグルスモンは口を開く。

 

口から暗黒の獄炎球を作り始める。

 

そのまま、レグルスモンの周囲にいたコウモリ達が燃え始める。

 

「グラントレース!!」「っ!」

 

レグルスモンから放たれた炎によって、そのままヴァンデモンを飲み込み、コウモリの群れごと焼き尽くした。

 

「ぐっ」

 

そのまま、ヴァンデモンは、ゲンムの元に来る。

 

「ドラクモンっ!」「わりぃ」

 

ゲンムは、檀黎斗は、そのままドラクモンの元へと駆け寄る。

その姿を見た瞬間、そのままパラドの方を見る。

 

「宝生永夢は俺が倒す…。君はそう言った。私に歯向かった罰だ。その望みを…断つ」

 

そこには笑みを。

同時に怒りも見られた。

 

「宝生永夢!何故、君が適合手術を受けずにエグゼイドに変身できたのか?何故、ガシャットを生み出せたのか?何故、変身後に頭が痛むのか!」

 

その言葉を聞いた瞬間、飛彩さんと花屋さんもまた慌てていた。

 

「それ以上言うな!」「やめろ!」

 

「宝生永夢!君が、世界で初めて…バグスターウイルスに感染した男だからだ!!ハハハ、ハハハ…!」

 

「僕が…ゲーム病?嘘だ。僕を騙そうとしてる…」

 

その言葉を聞いた瞬間、永夢さんの方を見る。

 

それと共に、その身体はゲーム病の特徴である光に包まれている。

 

「うわぁぁぁ!!」

 

その叫び。

 

だけど、そのまま永夢さんは、倒れるだけだった。

 

「一体、何が」

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