俺達が変身するのと同時だった。
檀黎斗もまた、既に動いていた。
「ナイトにはナイトがお相手だ、やれ、ダークナイトモン」
「了解しました」
その言葉と共に、ドラクモンもまた、ダークナイトモンへと進化して、攻撃を仕掛けていく。
その体格は、究極体であるデュークモンと比べてもかなり大きく、その槍もデュークモンを簡単に潰せる程の大きさだ。
しかし。
「このデュークモンは、我が主の槍、故に」
その言葉と共にデュークモンの右手は、槍へと変形する。
その槍は、そのままダークナイトモンの槍と激突する。
「このデュークモンに貫けない槍はない!」
それと共にダークナイトモンは、デュークモンの突きを受け、吹き飛ばされる。
ダークナイトモンは何とか体勢を立て直し、槍を構え直す。
だがその時だった。
ダークナイトモンの視界に映ったのは、こちらに向かってくる黒い影。
ダークナイトモンは慌ててそれを避けるが、次の瞬間、ダークナイトモンの身体から血しぶきが吹き出した。
そのまま、その影はダークナイトモンへと向かって行き、その身体を切り裂いて行く。
ダークナイトモンも負けじと反撃するが、それもあっさりと避けられてしまう。
そして、その影の正体はデュークモンだった。
「馬鹿な、まさかっ、あまりの速さの残像とでも言うのかっ!」
その事に、ダークナイトモンは驚きを隠せなかった。
だが、そんなダークナイトモンを余所に、デュークモンはそのまま攻撃して行く。
「ふっどうしたダークナイトモン、先程までの勢いは何処に行った?」
デュークモンの言葉にダークナイトモンは、槍を振り回しながら叫ぶ。
「くっお前は一体何なんだっ!?」
その叫びにデュークモンは、槍を構えたまま答える。
「答えは先程言ったはずだ。このデュークモンは、今はただの槍、人々を守る一つの槍だ!」
そうデュークモンは答えると同時にダークナイトモンへ突撃していく。
「うおぉぉぉぉぉ!」
ダークナイトモンの槍がデュークモンへと迫って来るが、デュークモンはその槍を受け流し、ダークナイトモンへと槍を振るう。「ぬぅっ!」その攻撃を何とか防ぐダークナイトモンだったが、今度はデュークモンの蹴りを受けて吹き飛ばされてしまう。
デュークモンは吹き飛ばしたダークナイトモンへと向かい突撃して行く。
「なるほど、これは、俺達とは少し違うなぁ」「ぐぅ」
その戦闘を横目に、俺達は眼前にいるガットンに向けていた。
「グギィ、この戦闘能力は、想定外っ」
そうしながら、俺達は、そのまま四肢で動く。
この獣のような動作は、俺よりも姉さんが得意であり、身体の操作を任せている。
「さて、サポートは任せたぞ、タクミ!」「了解!」
そのまま、姉さんは、真っ直ぐとガットンへと向かって行く。
ガットンはすぐに右腕で攻撃を仕掛けようとする。
だが、それよりも早く。
「ギガデストラクション!」
それよりも早く、ミサイルを放った。
そのミサイルの爆風によって、ガットンは体制を崩される。
「ぐっ、これは厄介だな」
その状況を見て、檀黎斗は呟く。
「レベル50、そして、究極体。一騎打ちでの戦いは不利と見るべきか」
そう、檀黎斗は呟く。だが。
「そのメスを返して貰うぞ」「っ」
飛彩さんの、その言葉と共に、既に檀黎斗を圧倒していた。
「ならば」『キメワザ! クリティカルデッド』
「無駄な事を」『キメワザ! タドルクリティカルスラッシュ!』
鳴り響く音声。
それと共にゲンムの身体から無数の分身が現れる。
そのゲンムの分身達が、真っ直ぐと飛彩さんに襲い掛かる。
だが、飛彩さんは、それに対して、マントを使い、竜巻を起こす。
それによって、ゲンムの分身を、竜巻の中に包み込む。
そして。
「ふっ」
飛彩さんが、その手を握り締める。
それと同時に、竜巻の中にいたゲンム達は爆発した。
「姉さん、俺達も」「あぁ!」『キメワザ! メタルクリティカルフィニッシュ!』
「「コキュートスブレス!!」」
その言葉と共に、口に溜め込んだ冷気を、一気に吐き出す。
吐き出された冷気は、そのままガットンを凍らせる。
同時に、俺達は突っ込み、そのまま破壊させる。
「倒せたか?」
そう、俺達は確認する。
すると、確かにガットンは倒せていた。
だが、ガットンが倒された際に出てきた粒子を、檀黎斗が回収していた。
「ふふっ、まぁ、今は、ここから撤退するとしようか、ダークナイトモン」
「了解した、デュークモン! 次こそは」
その言葉と共に檀黎斗達は、その姿を消した。
「……なんとかなったのか」
そう呟きながらも、未だにその行動を、俺達は読む事が出来ない。