俺達は、目的地へと向かって行く。
道中で、喋る事はなかった。
それは、目的地に辿り着けば、すぐに戦いが始まる事を分かっていたからだ。
「哀れで見てられねえな、エグゼイド」
その言葉と共に花屋さんは、眼前の光景を見る。
そこには、ゲンムに変身している檀黎斗。
辿り着くと共に、俺達は構えていた。
「ほぅ、ガシャットもない君が来るとは。それとも、そこにいる彼にガシャットを借りるのかい?」
「こいつからガシャットを借りなくても、てめぇを倒す術は用意しているんだよ」
「ならば、見せて貰おうか」『バンバンシューティング!』
鳴り響く音声。それと共に、ドラグモンの姿が変わる。
そのドラグモンの姿は、まるでマフィアを思わせる服装。
そして、その仮面には獣を思わせ、手にはマシンガンを持っている。
「アスタモン」
そう、アスタモンは、その手に持っているマシンガンをこちらに向けている。
「バンバンシューティングを使った訳か、だが、どちらでも良い」
そう、花屋さんは呟く。
その手には、デュアルガシャットβが。
対して、檀黎斗は。
「君にレベル50が扱えるのか?また5年前のように失敗しても知らないぞ」
「あの時、俺はプロトガシャットの副作用を味わった。しかし、だからこそ今の俺がある。扱えるさ、今の俺なら、いや」
すると、花屋さんは、その隣にいるコマンドラモンに目を向ける。
「俺達ならばな」『バンバンシミュレーションズ!』
鳴り響いた音声。
それは周囲に警告するような音声であり、その上空には巨大な戦艦が。
それを構えながら、花屋さんは。
「変身」『スクランブルだ!出撃発進 バンバンシミュレーションズ!発進!』
その音声と共に、花屋さんは、姿を変わる。
花屋さんが変身したスナイプは、その身体自体が巨大な戦艦へと変わった。
それと同時だった。
「コマンドラモン!ワープ進化!ダークドラモン!」
それと同時だった。
コマンドラモンもまた、新たな姿へと変わった。
鋼鉄の龍。
そう、表現するのに相応しいダークドラモンが、そのまま、スナイプの横に立つ。
「エグゼイド。ビビってんならガシャットを置いて、ここから立ち去れ。一生、自分の身だけ守って、1人で笑ってろ」
そう、厳しい言葉をかける。
だが、同時にそれは、永夢さんには必要な言葉だ。
だからこそ。
「確かに、1人では恐怖はあるかもしれない。けど、永夢さん。忘れないでください」
「その身体にいるのは、バグスターだけではない。君には頼りになる存在がいるのを」
「頼りに」
そう、ガンマモンを見つめる。
永夢さんには、確かにバグスターは未だに残っている。
けど。
「永夢」「・・・そうだね、忘れていたよ、僕には、ガンマモンがいるのを」
その言葉を聞いた瞬間、俺と姉さんも頷く。
「永夢、俺達も!」
「あぁ、そうだな」
永夢さんは、そのままガンマモンと共に、構えた。
「変身!」
その宣言と共に、永夢さんは、再びエグゼイドに変身した。
それと共に、ガンマモンもまた、進化していた。
ゲンムを相手に戦うエグゼイドだが、バーニアが空中、しかも背後から銃撃
だがそんなバーニアをスナイプが狙撃する。
「お前の相手は…俺達だ」『バンバンクリティカルファイヤー!』
それと共に、スナイプは、既にゲーマドライバーを操作する。
スナイプはその身体にある全ての銃口を既にバーニアに向けている。
「行くぞ、ダークドラモン」「了解」
それと同時だった。
空を飛ぶバーニアに向かって、スナイプが全ての銃弾を放った。
放たれた全ての攻撃を、バーニアはすぐに避けようとした。
だが、そんなバーニアに向かって、ダークドラモンが攻撃を仕掛ける。
残像を残す程のスピードで、それを遮る事は出来なかった。
やがて、スナイプの攻撃が、全て当たる。
それによって、バーニアは撃墜された。
「そして、向こうも」「私達の出番はないようだな」
見れば、永夢さん達の戦いも既に終わっていた。
だけど。
「くくっ、揃ってきた」
「揃ってきた?」
その言葉に、俺は思わず疑問に首を傾げる?
そもそも、檀黎斗の目的とは、一体。