仮面ライダースルゥース   作:ボルメテウスさん

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そのレースの結末は

「黒いエグゼイドに関してはどう思う?」

「分からないが、どうも黒いエグゼイドが使ったマイティアクションXは、エグゼイドが使っていたマイティアクションXとはかなり違うようだ」

「というと?」

 

俺は永夢さん達と合流する前に、既に入手したデータを元にガシャットの生成に望んだ。

その結果、シャカリキスポーツの生成には成功したが、もう一つのマイティアクションXの生成には失敗してしまった。

 

「何よりも、これは奇妙としか言えない。収集する事が出来たデータは1%未満にも満たない。だけど、そのデータの量はガシャット一個分と同じだ」

「えっ、どういう事?」

 

それに対して、姉さんは腕を組む。

 

「戦闘に使用するデータ自体は、他のガシャットと変わらない。だけど、このガシャットを構成するデータ自体が膨大すぎる。

それが何かまでは分からない」

「黒いエグゼイドに関するデータは未だに分からないという事」

「そういう事だ。だが」

 

そう姉さんは言っていると、何かを感知した。

 

「どうやら、私達の出番のようだ」

 

すると、俺達の目の前にいるフィールドを見渡す。

そこは、既にレースゲームの会場であり、見れば、前回、取り逃がしたモータスの姿が見える。

そして、モータスと共に平行して走っているのは、間違いなく永夢さんと貴利矢さんの2人がモータスとレースを行っている。

それと共に、俺達が見て、驚いたのは、なんと囚われている人がいた事。

 

「なんで、人が」

「さぁな、だが、どうやら私達の役割は決まったようだ、タクミ!」

「あぁ」

 

姉さんの言葉。

それに合わせるように、俺達は走る。

本来ならば、バイクに乗っている永夢さんとモータスに追いつく事は難しい。

しかし、これがレースであり、レースのコースに合わせた走りをしなければならないのだったら、話は早い。

俺は先程、ガシャットにしたばかりのシャカリキスポーツを起動させると共に、そのままゲーマドライバーに装填する。

 

「「超進化!」」『『ガッチャーン!レベルアップ!僕らの物語は進化する!デジモンストーリサイバースルゥース!アガッチャ!シャカリキ!シャカリキ!バッドバッド!シャカッと リキッと シャカリキスポーツ!』

 

鳴り響く音声。

それと同時に、俺が装着している仮面はまるで狼を思わせる形へと変形すると同時に、脚には、まるで狼の脚を思わせるアンカージャッキーが装着されていた。

俺はそのまま真っ直ぐとレースのコースを無視するように走る。

 

「なっなんだぁ、おい、ルール違反だろ!」

「なに、私達がゴールしても、関係ない。あえて言えば、私達が用があるのは、あそこにいる彼女を助ける事だ」

「なぁ!」

 

それと共に、俺達は走り続ける。

すると、永夢さんは近くにあるブロックを叩く。

 

「スルゥース、これを使え!」

「おっと!」

 

それと共にブロックから出てきた何かのメダル。

そのメダルは、そのまま俺達の方へと向かって行く。

だけど。

 

「「痛っ」」

「えっ!?」『高速化!』

 

突然、来る痛み。

それに困惑している永夢さんの方へと跳ね返ったメダルが吸い込まれる。

何が起きたのか分からない。

それは、この場にいる全員が同じだ。

同時に永夢さんと貴利矢さんの2人のスピードが先程の比じゃない程に早くなっている。

 

「なっなぁ!俺のゴールが!」

「何が起きているか分からないが、既に彼らのゴールが決まっているようだ、ならば」

「あぁ」

 

同時に、俺達は、すぐにモータスの方へと目を向ける。

それに会わせて、ゲーマドライバーに装填されていたシャカリキスポーツを取り出して、そのままキメワザスロットに装填する。

 

『ガシャット!キメワザ!シャカリキ!クリティカルストライク!』

 

その音声と共に俺はすぐに走り出す。

同時に、脚のアンカージャッキが連動して、そのまま俺は跳び上がる。

それと共に、俺の腕は一瞬だけ緑色の光に包まれる。

 

「「カイザーネイル!」」

「なっなぁぁ!!」

 

そのまま、俺達はモータスを真っ直ぐと斬り裂く。

そのダメージは凄まじく、瞬く間にモータスを倒す事に成功した。

同時に、勝利を意味するGAMECLEARの文字が出てくる。

 

「永夢さん、そっちは」

「あぁ、こっちも無事だ、けど」

 

先程の出来事に関して、俺達は首を傾げる。

 

「なぁ、レーザー、何か分かるか?」

「・・・さぁな、俺にもさっぱりだ」

 

それと共に貴利矢さんもまた、どういう状況か分からなかった。

 

「とにかく、今は」

「あぁ、患者の無事を確認しよう」

 

それと共に永夢さん達はすぐにその場から離れていった。

だけど、その時には気づかなかった。




パラド・メモリー
「へぇ、面白い奴らがいるもんだなぁ」
Mの様子を見に来ただけのつもりだった。
だけど、そこで見たのは、俺にとっても予想外の光景だった。
「グラファイト、あいつら、どう見る?」
「どう見るだと、それはどっちの意味で」
手元にあるゲームを操作しながらも、隣で一緒に奴らの戦いを見ていたグラファイトに対して、問いかける。
グラファイトの奴は、ある意味、こういう頭の使った事に関しては苦手な奴だ。
それでも、俺としては他の視点から見た意見というのも気になるな。
「・・・はっきり言えば、違和感しかないな」
「違和感ねぇ」
「あぁ、奴の特徴は全てがバグスターだ。実際に間違いないだろう。だけど、何か違うと俺の直感が言う」
「なるほどねぇ」
それだけ聞くと、俺はそのままゲームを続ける。
「おい、お前の方はどうなんだ」
「どうも、まだピーズがまだ足りないんだよねぇ」
そうしながら、見つめる。
だけど、ここで一つのピースはあった。
「エナジーアイテムが取れないねぇ」
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