新たな姿であるシャウトモンX4へと進化した俺達。
その手には、新たな武器であるスターソードDXを構える。
「さぁ来い!」
それを合図に、眼前にいるブレイクドラモン。
奴は、重機と一体化している奴は、キャタピラとなった脚でこちらに迫る。
そして、身体の各部から、一体化した重機の特徴的なショベル。
それを無数に出し、俺達に襲い掛かる。
俺達は、それに対して、その手にあるスターソードDXを構え、受け止める。
「ふんっ!」
4体のデジモンが合体した事で誕生したシャウトモンX4。
そのパワーは、俺達の想像を遙かに超える程に高い。
「はぁ!」
軽い一閃。
それだけでブレイクドラモンを吹き飛ばす事が出来る。
それと共に、俺達は、真っ直ぐとブレイクドラモンに駆け寄る。
「行くぞ!」
俺は、そのまま跳躍し、ブレイクドラモンに飛びかかる。
しかし、ブレイクドラモンもただではやられない。
その腕部の装甲を展開し、そこからドリルがこちらに向かって、襲い掛かる。
すぐにスターソードDXで防ぐも、凄まじい衝撃により吹き飛ばされてしまう。
「うわあ!?」
「大丈夫か?」
「ああ、なんとかな……」
他の皆も同じだ。
やはり、単純な力だけなら、シャウトモンX4の方が上だろう。
だが、ブレイクドラモンはその動きを止めない。
まるで機械のように正確な動きで、こちらの隙を狙ってくる。
「ふぅ」
だけど、俺達は、そのまま立ち上がる。
今、手元にはスターソードDXはない。
すぐにでも取りに行きたいが、その隙をブレイクドラモンは与えてくれない。
「なんで」
そう、ここにいるライドプレイヤーの疑問の声が聞こえる。
「信じているからだ」
その声に、俺は叫ぶ。
「人の可能性を、そして、人と繋がるデジモンの可能性を」
それと共に、構える。
「デジモンの」
そう、ライドプレイヤー達は、自分のパートナーであろうクラモンに目を向ける。
彼らにとっては、それはただの不気味な存在だっただろう。
ゲームの中にある強化アイテムだっただろう。
だけど、俺達の言葉を聞いた時、その認識は、変わった気がする。
それと同時だった。
「えっ」「なんだっ」
クラモン達の身体が光った。
それには、俺達は、目を向けた。
そこにいたのはクラモンではなかった。
立っていたのは、ナイトモン、そしてポーンチェスモン達だった。
そして、彼らの元にドラゴナイトハンターZが。
「全てが悪という訳じゃない」
その言葉と同時に、俺達は。
「これを押せば良いのか?」
それと同時だった。
そこにいたナイトモンが、ポーンチェスモン達が、こちらに迫る。
「デジクロス!」
それは、新たな姿。
「シャウトモンX4K!」
俺の背中にはマントが、その腕には盾が新たに現れる。
新たな姿になるのと同時に、ブレイクドラモンが再びドリルをこちらに向かって、襲い掛かる。
しかし、俺はその手にある盾を構えて、その攻撃を受け止める。
同時に、そのまま後ろに下がると共に、スターソードDXを手に取る。「シャウトチャージ!!」
その一撃によって、ブレイクドラモンの腕部は破壊される。
だが、それだけでは終わらない。
すぐさま俺は、スターソードDXを構えると、そのままブレイクドラモンへと振り下ろす。
それと同時に、スターソードDXより放たれた光が、ブレイクドラモンを貫く。
「うわぁああああああああっ!!!」
「よし!」
ブレイクドラモンはそのまま地面に落下して倒れる。
「このぉおおおっ!!」
すると、ブレイクドラモンは起き上がりながら、再び攻撃を放つ。
「ぐぅっ!?」
しかし、それでも、まだ完全に倒せた訳ではない。
ブレイクドラモンは再び立ち上がり、こちらを見てくる。
「ガアァァァア!」
まるで理性のない叫びで、ブレイクドラモンは、その場を跳ぶ。
そのまま、俺達に向かって、押し潰そうとした。
それに対して、俺達は、その手に持つスターソードDXを構える。
それと共にベルセルクの形状に変形し、そのまま構える。
そして。
「バーニングスタークラッシャー!!!」『ガシャット! キメワザ! ドラゴナイトクリティカルストライク』
それと共に、スターソードDXを真っ直ぐとブレイクドラモンに向かって、振り上げる。
スターソードDXが、ブレイクドラモンの胴体に突き刺す。
脚に力を込めると共に、スターソードDXの刀身が、ブレイクドラモンの鋼鉄の装甲に食い込む。
そのまま一気に切り裂く。
それにより、ブレイクドラモンの動きが止まる。
その瞬間、俺は、大きく飛び上がる。
空中で、身体を捻り、回転させると共に、蹴りの姿勢を取る。
そして、それを思いっきり叩き込んだ。
『会心の一撃!』「はぁあああああっっ!!!」
強烈な威力を持ったキックを受けた事で、遂に限界を迎えたのか、爆発が起きる。
その爆風に巻き込まれないようにしながらも、着地する。
「ふぅ」
それによって、俺は、そのまま分離する。
戦いが終わりを迎える。
そして、それまで、戦いを見ていた彼らは。
「無事で良かった」
その永夢さんの言葉で彼らを見て、安堵する。
「……俺、少しだけ自惚れていたかもしれない。ヒーローになれるって。けど、さっきのを見て、ヒーローの意味を履き違えていたのが、分かった気がします」
それは、おそらくは患者の一人だろう。
そして、彼は、仮面ライダークロニクルを見つめる。
「……渡すのは合っているって、分かっているけど、でも、これを渡すって事は」
それと共に、彼は、その近くにいるポーンチェスモンを見つめる。
先程までのライドプレイヤーとは違う。
自分にどこか寄り添ってくれるパートナーとせっかく出会えたのに、別れる。
それが、嫌だったんだろう。
「だったら、これ」「えっ?」
それと共に、俺はデジヴァイスのアプリを紹介する。
すると、ポーンチェスモンは、その中に入っていった。
「もしも、自分だけじゃ駄目な時や、困った時には、パートナーや周りの人にね」
それに合わせるように、周りの人は戸惑っていた様子はあった。
だけど、ポーンチェスモン達が、渡すように促していく。
「……はいっ」
その言葉と共に、彼らもまた次々と仮面ライダークロニクルを渡していく。
「……奴らは、仮面ライダークロニクルを盛り上げる為に、デジモンを配布した。確かに敵が増えるという脅威はある。だけど、デジモン達を変える事が出来れば」
「パートナーである彼らを変える事は出来る」
互いに、その可能性を広げる事が出来る。
仮面ライダークロニクルを止める為の突破口は、皮肉にも奴らが配布したデジモン達だろう。