俺と姉さんは、ポッピーの情報を探る為に、活動を行っている。
彼女の正気に戻す方法。
「それに関しては、私達じゃなくても、それこそ永夢に任せれば大丈夫だと考えている」
「それは、確かに」
永夢さんには、バグスターの能力を書き換える事が出来るリプログラミングがある。
そのリプログラミングの能力を使えば、簡単に行う事が出来るだろう。
だからこそ、俺達が調べる事は、それではない。
「そもそも、ポッピーがどのような経緯で誕生したのかだな」
「あぁ、間違いない事としては、彼女が生まれたのはスナイプの情報から考えても、5年前には既に完全体となっていると考えても良いだろう」
「あぁ、そう考える限りでも、彼女は間違いなく、最初のバグスターの完全体だと考えても良いだろう」
これまでの、バグスター達を見る限りでも、ポッピー以外に完全体となっていると思われるバグスターは3体。
グラファイト、ラヴリカ、パラド。
これらも、確実の情報ではなく、推測になってしまう。
だけど、彼らが、感染者にストレスを貯めさせるような行動は見られない。
そう考えれば、彼らが完全体と考えたら良いだろう。
「それらは推測でしかない。だが、完全体となっているグラファイトの行動を考えれば、間違いはないだろう」
「だが、彼女は、そのような事を行っているようには見えない。そして」
「あぁ、裏切るまでの間、彼女は敵対するような行動はない。それを考えれば、彼女はバガモンと同じタイプのバグスターだと考えて良いだろう」
バガモンは、ゲーム内では敵キャラではなく、どちらかというとマスコットキャラのような立ち位置だ。
そんなバガモンは、ゲームをクリアする事で完全体となった。
その際には、感染者である小星さんは問題なかった。
それを考えれば、ポッピーが元となったゲーム。
つまりは『ドレミファ・ビート』のゲーム内容を考えれば、その感染者を苦しませるような考えはしない。
それは、バガモンを庇った時の行動を考えれば、当然だろう。
「だからこそ、彼女の謎を解く事が出来るのは、おそらくはここだろう」
そうして、俺と姉さんが訪れた場所。
そこは、衛生省からの情報で既に割れていた檀黎斗が隠れ家としていた場所。
既にある程度の資料は衛生省が押収している。
なので、本来ならば、情報は見つからないだろう。
「普通ならばだけど」
そうして、俺達は、設置されていたPCを操作を行う。
檀黎斗は、間違いなく天才だろう。
そんな檀黎斗が、簡単に見つけるような事はしないだろう。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか」