「情報によると、この先に可能性がある」
「可能性」
俺達は、そうしながら、檀黎斗のアジトをゆっくりと探索していく。
その中で、ふと、ドアが見えた。
「あそこのドアって」
「あぁ、位置的に、あまり人の視線が集まらないようにされている」
「それって、つまり?」
「ここに迎え入れたい人物以外には見えないようにしているらしい」
「そんな事が、出来るのか?」
「あの檀黎斗だぞ」
そんな姉さんの言葉に対して、俺も納得する。
「ならば、ここに何か」
「あぁ、とにかく」
その言葉と共に、俺と姉さんは、そのドアを開ける。
ドアを開けた先には、どうやら管理室のようだ。
このアジトの管理を行う為の部屋だと思われる。
周辺には、電子機器がびっしりと置かれていた。
「とりあえず、この辺を探っていかないと」
それを探っている最中、俺達が見つけたのは、宝箱だった。
「これって、よくゲームとかで見かける」
「アイテムが入っている宝箱だろうな」
俺達は、そのままゆっくりと宝箱に近づく。
宝箱には、埃はない。
見ている限りでも、それ程古くないのは見るだけでも分かる。
手で触れても、古くはない。
だけど、それよりも気になるのは、その宝箱の近くにある資料。
「レベル0」
そう、大きく書かれている資料。
それと共に、姉さんは既に宝箱の中を開けていた。
「これは、ゲーマドライバーに」
「マイティアクションXなのか?」
そうしながらも、姉さんはすぐに、そのマイティアクションXを調べる為に、この施設に残されていたPCを使って、調べ始める。
同時に、俺は宝箱にあるレベル0の計画書を調べる。
「これは」
それと共に、見てみると分かった事として、このレベル0は、対バグスターに特化した能力である事。
最大の特徴はバグスターウイルスの活動を抑制する特殊なゲームエリア「アンチバグスターエリア」を形成する能力を持つことである。
「檀黎斗は、最終的には仮面ライダークロニクルを行うつもりだったから、このレベル0の能力はむしろ邪魔になると考えて、封印していた訳か」
まさか、ポッピーの事について調べていたら、こんな情報が出てくるとは。
「ふむ、そして、こちらも」
「姉さん」
すると、姉さんは、マイティアクションXから、データを読み取ったのか、こちらに声をかけてくる。
「何か分かったのか」
「あぁ、だが」
そうしていると、姉さんはかなり困った表情をしていた。
それは、おそらくはポッピーに関する情報だろう。
俺はそのまま姉さんが見ているPCの画面を見てみると。
「マジかよ」
その内容は、本当に人間が行ったのか。
疑問に思える内容であった。