「レベル0の能力に関しては、このガシャットから十分にデータを取る事は出来た」
そうしながら、姉さんはマイティアクションXオリジンから入手する事が出来た事を俺に伝えながら、それらを見せている。
バグスター達との乱戦が今後予想される戦いの最中、このガシャットの中にあったレベル0の能力は、確かに役に立つ。
だが、同時に。
「そう、十分なデータは取る事は出来た。だが、まだ最深部にあるデータを手に入れる事が出来ない」
そう、このガシャットは全てを見つける事は出来ない。
おそらくは、檀黎斗が最も隠したかったデータである事は間違いない。
「だけど、その隠しているデータを見つける事は」
「私達では、難しいかもしれないな、これらを見る限りでも、バグスターの中でも特定の個体しか、侵入出来ないようにしている。そして、檀黎斗がある意味、信頼しているバグスターは」
「ポッピーという事か」
「現状の洗脳されている状態とはいえ、味方になる可能性が高いと考えたのだろう」
そうして、俺と姉さんが一通りのデータを調べ終えた時だった。
俺達の元に、連絡が来た。
「飛彩さんから?一体」
疑問に思いながら、俺はその連絡に耳を傾ける。
「どうかしましたか、飛彩さん?」
「最悪の事態になった」
その言葉はかなりヤバい事を俺達にも伝わる。
姉さんもまた、それに頷きながら、すぐに集めたデータ。
そして、マイティアクションXオリジンとゲーマドライバーを持って、この場から去る。
「飛彩さん、それで一体何が起きたんですか?」
「まず、朗報としてはポッピーピポパポが元に戻った」
それを聞くと、永夢さんが無事にポッピーを救い出した事になる。
だけど、なぜそれが最悪な事になっているのか。
「だが、その際に、パラドと接触した。
その時に、奴は、研修医の身体を奪い取った」
「なんですって、それじゃ」
「あぁ、パラドが、研修医のバグスターだ」
「やはり」
その言葉に、どこか納得していた。
「やはりというのは」
「確信があった訳じゃない。だけど、パラドが連れていたガンマモン。同じデジモンという共通点という事で怪しんでいた」
「似たようなデジモンだったら、あの時のポーンチェスモン達はどうなんだ?」
「あれは、クラモンという同じ媒体だからこそ出来た進化だと思う。だが、永夢さんとパラドの場合は、これまで接触はほとんどない。なのに、同じデジモンという事は」
「パラドが、研修医のバグスターという事か」
それ以外にも、未だに分からない事は確かにある。
けれど。
「さて、この事態、どうやって解決すべきか」