2人のエグゼイドが現れたという知らせを聞いて、俺達はすぐにその現場へと向かった。
同時に、それが最悪なバグスターが誕生する瞬間に近い事を察した。
「あれは、研修医と、パラドなのか」
「2人が戦っているようだな」
すると、途中で花家さんとニコちゃんも来ていた。
どうやら、俺達と同じように、その知らせを聞いて、ここに来た様子。
「早く止めないと、マズイっ」
「それって、永夢が負けるという事?」
「いいや、違うっ、反対だっ!パラドは、自分から負けようとしているっ」
「なんだって?」
もしも、事前の情報がなければ、パラドの企みに気づく事なんて、出来なかった
皮肉にも、檀黎斗の情報がなければ、そのまま永夢さんを止める事はなかった。
すぐに俺が向かおうとしたが。
「おっと、勝負の邪魔はさせないぜぇ」
「っ」
そんな俺達の前に現れたのは、一体のデジモン。
そのデジモンの姿は、ガンマモンが完全体となった際の姿であるカノーヴァイスモンに良く似ている。
だけど、その身体は漆黒に染まっており、パラド側のガンマモンである事は分かる。
奴は、左腕の盾から放つ3門の貫通レーザーが俺達に襲い掛かる。
「くっ」
そのレーザーによって、俺達の地面から土煙が舞い上がる。
「皆っ」「他の奴らの事なんて、気にしている場合か?」
その様子を見て永夢さんは思わず叫んだ。
それと共に、パラドは、そのまま永夢さんを挑発する。
永夢さんは、その手にはマキシマムマイティXを、ガシャコンキースラッシャーを装填した。
「やってやるっ」『マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ!』
「駄目だっ、永夢さんっ、それを放ってはっ」
だが、俺の言葉は、既に遅かった。
ガシャコンキースラッシャーから放たれた光。
それが、パラドの身体に当たった。
同時に、パラドの変身は、解除されてしまう。
「くそっ」
それが同時に俺は頭を抱えた。
「タクミ君、これが最悪な事態なのか?」「永夢は、パラドを倒したんじゃないの?」
そう、俺の方を聞いてくる。
だけど、俺は、首を横に振る。
「確かに、本来のバグスターだったら倒せたかもしれません。けど、パラドは人間に近いバグスターです」
「へぇ、スルゥースはもぅとっくに答えが分かっているようだな。さすがは探偵だなぁ」
すると、パラドはそのまま立ち上がる。
「なっ」
その手に持っているのは、ゲーマドライバー。
おそらくは、檀黎斗を殺した後に回収したのだろう。
「だからこそ、答え合わせと行こうぜ、さぁ、ガンマモン」『デュアルガッシャット!』
同時に、パラドもまた、デュアルガッシャットを装填する。
「マックス大変身!」「ガンマモン、ワープ進化!」
それと共に、2人は同時に叫ぶ。
『赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックアーウト!』
鳴り響いた音声。
それと共に、パラドが変身した姿。
それは、青いパズルの模様と赤い炎の模様が混ざり合ったボディ、下半身の前垂れ、エグゼイドやゲンムを彷彿とさせる仮面が特徴的な姿。
そして。
「アルクトゥルスモン」
それと共に、その隣にいたガンマモン。
その姿は、ガンマモンの究極体であるシリウスモンと対となるように漆黒の龍騎士がいた。
「パーフェクトパズルと、ノックアウトファイター。レベル50の二つのゲームが混ざって、一つになった…パーフェクトノックアウト!仮面ライダーパラドクスLV99」