マイティアクションXオリジンから離れた。
それと同時に、衛生省では、その復活した檀黎斗に対して、全員が驚きを隠せずにいた。
「おい、確かにマイティアクションXオリジンの事を調べろと言ったが、なんでこいつが蘇っているんだ!」
その状況に、驚きを隠せない花屋さんが叫ぶ。
「それに関しては、私達も少し離れていたので、分からないが、ポッピー君、説明をお願い出来るかい?」
「うっうん、私もよく分からないけど、バグスターウイルスの中で、一体だけ、様子が可笑しいのがいて、そのバグスターウイルスにゲーマドライバーとマイティアクションXオリジンを装填したら、黎斗になったの」
「はぁ、それが一体「記憶のバックアップ」えっ?」
「ほぅ」
状況が理解出来ていない最中、姉さんは一つの答えが出た。
「マイティアクションXオリジンにあった隠されたデータ。それは、檀黎斗。君の生前のデータという事になるな」
「そこを思いつくとは、さすがは私以外にもガシャットを生み出すデジモンは違うな」
笑みを浮かべながら、そう檀黎斗は頷いた。
「あぁ、それと同時に聞きたい事が一つある」
「何かな?今の私は非常に気分が良いからな」
「ならば、質問だ。プロトガシャットにあったあの大量のデータ。それは、お前と同じような人間のデータという事で良いんだな」
「人間のデータ、どういう事なんだっ!」
姉さんの一言が気になったのか、飛彩さんは思わず叫ぶ。
その場にいた全員もまた、同じであった。
「ほぅ、それに気づくとは」
「以前から、プロトガシャットのデータには、変身で使用される以外にも大量のデータがあった。それが一体、何なのか。そもそもそこまで空白を作っているのか。疑問ではあった。
だが、今回の、お前の復活でようやく合点がいった」
「その通り!君の言う通り!私は仮面ライダークロニクルに備えて、消滅した人々のデータをその中に保存している」
「はぁ」
その言葉は、既に狂気である。
「データを消さなければ、バグスターとして蘇るからな」
「まるでスワンプマンのようだな」
「スワンプマン、ふむ、確かに理論としては似ているかもしれないな」
そう、姉さんの言葉にも、肯定をしていた。
「スワンプマンって、何?」
その中で、ニコちゃんは、その言葉をあまり知らないのか、疑問に出す。
「1987年にアメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンが考案した思考実験だ」
「簡単に言えば、記憶も体格も本人と変わらない存在という事だ」
「それのバグスターに置き換えた訳か」
それと共に、全員が、檀黎斗を睨み付ける。
「あぁ、だが、何が問題でもあるのか?消滅した瞬間にデータが記録される。つまりはそのスワンプマンのような混乱は起きない。むしろ、生き返る事に喜ぶ人間はいるはずだが」
その言葉を聞いた瞬間、よく理解した。
こいつが人間だろうと、バグスターだろうと関係ない。
同時に、信用出来るかどうか、判断に迷う存在を蘇らせてしまった。