パラドが出たという報告を受けた俺達は、すぐに現地に向かった。
現地に向かった先に見えたのは、パラドが既にゲンムこと、檀黎斗と戦っていた光景。
だが、それはあまりにも一方的な光景だった。
「黎斗!」
ドラクモンは、すぐに檀黎斗を助けに向かおうとした。
だが、そんな俺達の前に立ちはだかったのは。
「悪いが、あいつらのゲームを邪魔はさせないぜ」
「アルクトゥルスモン!」
そう、俺達の前に立ちはだかったのは、パラドのパートナーデジモンであるアルクトゥルスモンだった。
奴が、目の前に立ちはだかっている以上、すぐに進む事は出来ない。
だが、このままでは。
そんな考えをしていた時だった。
「えっ」「ほぅ」
だが、そんなアルクトゥルスモンよりも、驚きを隠せない光景が目の前で起きた。
それは、檀黎斗の横に永夢さんが並び立った事。
「なに?」
それは、これまでだったら決して実現しなかっただろう。
表と裏。
そう言うべき二人が並び立っていた。
「相川タクミ!ドルモン!!」
すると、檀黎斗が、俺達の方に叫ぶ。
「君達のおかげで、私の才能はさらに前に進んだ!最も、この場においては最適解と言えるのは、レベル0であるマイティアクションXオリジンだが」
それと共に檀黎斗は、そのガシャットを俺達の方に投げる。
その形は、永夢さんが使っているマキシマムマイティXに似ている。
「これは」
「ふふっ、さぁ使ってみるが良い」
「本当に、色々ととんでもないな」
そうしながらも、俺はその手に持つガシャットを起動させる。
『マキシマムゾンビィ!』
そのガシャット、マキシマムゾンビを起動させる。
檀黎斗が作成したガシャットという事で、一体どのような機能があるのか分からない。
だけど。
「今は使わせて貰うとしようか」「分かったよ、姉さん!」
それと共に、俺は、その手に起動させたマキシマムゾンビガシャットを起動させ、そのままゲーマドライバーに装填し、構える。
「「究極進化!」」『マキシマムガシャットォ!ガッチャーン! ゾンビマキシマーム!ボーン!ボーン!アンデッドボディー!ヴェハ·ハ·ハ!ヴェハ·ハ·ハ-!マキシマムパワー……ゾンビー!』
それと共に、俺達の姿は変わる。
それは、これまでのスルゥースの姿ではなかった。
身体は、青い炎で燃えさかり、四足歩行での姿へと変わる。
それこそが、俺達の新たな進化。
「「フェンリルガモン!!」」
俺と姉さんは雄叫びを上げる。
それに合わせてだった。
俺達から放たれた波動に合わせるように、ドラクモンの姿も変わる。
「究極進化!ベルゼブモン!」
そう、ドラクモンは、これまでとは異なる究極体へと変わる。
「へぇ、面白いじゃないか、ウイルス同士の対決かぁ!!」
その言葉と共に、その戦いの幕が上がる。