俺達の目の前に現れた貴利矢さんとの再会した。
それに驚きを隠せない最中で、そのまま近くのレストランへと案内された。
「貴利矢さんは、なんでここに」
「まぁ、自分もここにいきなり来た時は確かにびっくりしたな、まぁ、とりあえずは好きなのを食べ。ここは、自分がここ十年ぐらいの馴染みの店だからな」
「・・・十年!?」
その年月を聞いて、俺は驚きの声を出してしまう。
「その反応からして、自分がそっちで死んで、まだ一年も経っていないようだな」
「あぁ、それは一体」
俺達は驚きを隠せなかったが、それと共に姉さんはすぐに予測を立てたようだ。
「先程言っていたデジタルワールドというのは、この世界は、まさかデータの世界なのか?」
「その通り、しかも面白い事に、現実の世界では得られない情報の数々を得られたぜ」
「そうなのか、まさか」
こんな世界があるとは、予想外だった。
「それにしても、なんでプロトガシャットの中に、デジタルワールドが?」
以前のプロトマイティアクションXオリジンには、このような世界はなかったはずだが。
「正確に言うと、ここはプロトガシャットの中の世界じゃなくて、プロトガシャットを通して訪れる事が出来る世界だ」
「プロトガシャットを通して?」
「あぁ、この世界の構造に関しては、自分も自分のパートナーと一緒に調べたが、未知な事ばかりだ。ただ分かる事は、他のデジタル機器よりも情報の多いガシャットの影響を受けて、よりデジタルワールドが広がっているぐらいだな」
「ガシャットを通じて、それって、もしかして、このデジタルワールドには、これまでの犠牲者が」
「いるかもしれない。自分も実際には会ったからな」
それと共に、俺は少しだけ安心している所はある。
「だとしたら、ここからどうやって脱出すれば」
「それは、プロトガシャットでしかないだろうな」
どちらにしても、ここからの脱出を行うには、プロトガシャットが鍵となる。
「だが、ある意味、これはチャンスかもしれないな」
「姉さん?」
すると、姉さんは笑みを浮かべた。
「正直に言えば、あの時のクロノスとゲムデウス。この二つの脅威に対抗出来るガシャットの開発を短期間で出来るか不安ではあった。だが」
その言葉と共に、デジタルワールドを見渡す。
「だからこそ、このプロトガシャットの中というデータ。それはつまり」
「対抗策のガシャットを開発出来る」
それと共に、俺達はある意味、希望があった。
「ある意味、これはピンチはチャンスと言うべきだろうな」
デジタルワールドでの、開発に必要な多くの時間。
そして、プロトガシャットの膨大なデータ。
「だからこそ、作り出そう、俺達の最強のガシャットを」